雲取山(鴨沢) 熊さんに出会った旅 日帰り登山(2014.10.25)

雲取山(鴨沢) 熊さんに出会った旅  日帰り登山(2014.10.25)

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2014年10月25日今回は奥多摩の番長、雲取山へ行ってきました。

 

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雲取山は標高2,017m。歩行距離が長く、1泊2日の行程で紹介されてることが多く、気になる存在ではあったけど、後回しにしてた。

一泊二日で行くなら、噂に名高い雲取山荘での宿泊と組み合わせもいいな~と考えてたんだけど、やはり日曜は登山以外のことをしたいから、土曜に日帰りできるところを条件に探しました。

金峰山、ちょっと無理して八ヶ岳?、日光白根山も良いな~と、直前まで決まらなかったけど、金峰山は帰りのバスが木曜の時点で既に満席。あーもっと早く決めておけばよかった!

仕方なく奥多摩までのアクセスを調べてみると、臨時特急山梨富士号なるものを見つけました。これに乗れば簡単に奥多摩に行けそうだ!フルマラソン直前のトレーニングを兼ねて、往復22キロの行程も所々走っちゃえば日帰りでも大丈夫だ!

という安易な考えで、決めちゃいました。雲取山に!

 

<全体スケジュール>

錦糸町 臨時特急山梨富士号乗車(7:25) → 三鷹でホリデー中央快速奥多摩行きに乗り換え → 奥多摩駅着、鴨沢西行きバス乗車(9:15) → 鴨沢着(10:05) → 登山開始(10:10) → 七つ沢小屋(12:00) → 山頂(13:27) → 昼食(30分) → 雲取山荘(14:05) → 巻道を使って石尾根縦走路へ(14:34) → 下山(17:06)

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臨時特急 山梨富士号。おぉ~旧国鉄カラーの特急にちょっとテンション上がります。こんな電車に普通乗車券だけで乗れるなんてラッキー。電車を楽しむってのもの旅の醍醐味ですね!

錦糸町出発が朝7時25分だから登山にしてはのんびりした朝です。

三鷹でホリデー中央特快に乗り換えて奥多摩駅に到着。
電車賃は押上からたったの1500円ぐらいで着けました。時間はかかったけど、こんなに安く移動できるんだなー。セコいけど奥多摩が近くに感じられた。

 

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それにしても駅を降りたら凄い人だかり。さすが紅葉シーズン。バスも臨時便をだしてたみたいです。
中央線ではずっと立ってたからバスでは座りたいなー、と思ってので、無事最後の1席を確保できて一安心。ちなみにその時、隣の方と喋りながらのバスの旅になったからあっという間に鴨沢に着くことができました。バスの乗車時間は30分ぐらいだったけど、その方は鹿児島出身ということもあって九州ネタから、最近の医療事情なんかを話しながら、楽しく移動できました。

鴨沢に到着。帰りのバスの時間をチェック。16時30分を逃すと18時まで待たないといかんのかー。厳しいな。。

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10時10分、クライムオン。といっても登山口はまだ先。民家の間を抜ける。

 

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そして林道を抜け、杉林の中に突入。杉林の中を相当歩きます。3~4キロぐらい歩いただろうか。この時間は我慢です。

 

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やっと杉林を抜け、ところどころ見晴らしの良い箇所が増えてきた。遠くに富士山!疲れ吹っ飛ぶ。

 

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右に行ったら七つ石小屋。左はブナ坂を通って雲取山への近道。今回は折角なので右に行ってみます。

 

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小屋につきました。水場があって水分補給もできます。トイレもありました。

 

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77キロと書かれた丸太。七ツ石小屋なだけにね。ふむふむ。

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それにしても天気に恵まれました。てか暑いぜー。半袖姿の人も結構いました。

 

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石尾根縦走路 雲取山方面へ。

 

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尾根に出た。石尾根縦走路。ここから最高の景色が続きます。標高は1800mぐらいだと思います。

 

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左手に広がる景色は富士山。雲取山、最高です。

 

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くどくてすみません、この縦走路、ほんと素晴らしいです。

 

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ほんとブラボーな道です。

 

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テント場がありました。テント場を過ぎたあたりから急坂があらわれます。

 

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ふいーこれはきつい。やっと登り切ったと思ったら、

 

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また急坂。あーきつい。下山中の人に思わず「ここを登り切ったら山頂ですか?」と聞いてしまう。笑いながら「まだまだ。しばらく登ったら山頂がやっと遠くに見えますよ」、だって。うぐぐ・・・。

 

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登り切ったぜー。ぜーぜー。てか山頂見えないし。また急坂あらわれるし。この山、キツイわ。前半から飛ばしたし。唯一助かったのは土が滑りにくいことかな。土は火山灰じゃないし、浮石も少ない。

自分の前を歩く50歳ぐらいのおじさん、手を後ろに組んで涼しそうな顔で一見のんびり歩いてる様に見えるんだけどめちゃくちゃ早かった。どんどん引き離される。あのおじさんとの実力の差をまざまざと見せつけられたわ。

 

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おおー小屋が見えた。あれが山頂に違いない。最後の急坂。キツイキツイ。

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やっと着きました。山頂です。やった、東京最高地点。

 

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山頂でランチタイム。今回もいかめし。裏切らない味です、ウマイ。
山頂からの眺めはこんな感じ。

 

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富士山といかめしに今日も感謝。

さて、バスの時間もないし30分だけ休んですぐ帰りの準備。
ふいーあわただしい。
帰りは三峯神社方面で帰ろうと思い、近くにいた人に行き方を聞いたら、「ごめんなさい、ちょっと分かりませんが、山頂に案内図でてましたよー」だって。一瞬、意味が分からなかったです。

はぁ??山頂に??
ここ山頂じゃなかったの?
なんてこったっす。若干テンション下がりつつ、わずか50mぐらい離れたところの山頂に行く。

 

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正真正銘の2017m。山頂です!よっしゃ。帰るぞ!

 

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三峯神社方面に帰る途中、せっかくなので有名な雲取山荘を見学。

 

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沢やか水。しっかり水分補給しときます。

山荘の人にこれから三峯神社に向かうことを言うと、最近バスのダイヤ変更があったらしく最終のバスが早まったそうな。

「厳しいと思うよ~、鴨沢が安全だよ」のアドバイスに当初の予定どおり鴨沢へ引き返すことにしました。そのままピストンもつまらないから山頂は経由せず巻き道を使って帰ります。

 

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巻き道はこんな感じ。アップダウンはないけどいたる所で倒木が邪魔をしてました。

 

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巻き道からまた縦走路にでます。ここからはブナ坂経由で鴨沢までの近道で帰ります。と言っても10キロはあります。

帰り途中、熊とバッタリ会ってしまいました。目の前に感じられたんだけど、20mぐらいは離れてたかも。向こうもすごい驚いてたけど。
熊の方が慌ててガケを駆け降りて逃げてくれたのでよかったけど、いやーびびった!

人だったら転げ落ちてしまう様な急坂を、勢いよく駆け降りる熊を見て、あんな生き物と戦って勝てるわけがないと肌で感じた。あーびびった。。とてもとても、写真なんて撮る余裕なかったわ。

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下山しました。暗いよ。
ヘッデン持ってきたから別に夜になってもいいやと思ってたけど、17時でもうこんな感じ。

やっぱり16時台のバスには間に合わなかった。18時30分のバスまで1時間半。。そういえばバス停前にラーメン屋があったからそこで時間つぶそう・・・などと考えながら向かったんだけど、「誠に勝手ながら本日はお休みします」の貼紙。
よりによって。

この時期の夕暮れは冷える。1時間半、山のふもとの奥多摩湖前のバス停は冷えるわ。たくさん服持ってきてよかったけど。。とりあえず次回からは熊除けの鈴は忘れちゃならんね。

ではでは


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