桜の領空侵犯やぁ〜。

今回は高尾山の花見スポットをご紹介します。

気軽に春山登山を満喫できる、それが高尾山の良さですね。暖かくなってきたし、そろそろどこか花見にでも行ってみようと思ってる方に、おすすめのお花見ハイキングです。

 

高尾山の定番の桜スポット

1.一丁平と高尾山山頂。

2.薬王院と点在する諸堂周辺。

3.ケーブルカー駅周辺、さる園、野草園周辺。

 

上記以外にも至る所に桜は咲いてはいますが、高尾山の全てを歩き回るのはとても大変なので、ある程度どこに行くか的を絞るのがポイントです。

この3ヶ所は、山頂と1号路に集中してるため、全てケーブルカーを使って巡ることができます。

無理のないプランで春山を楽しみ、山頂で軽くお酒を飲んでケーブルカーを使って下山するといった、花見登山の醍醐味を堪能されてはいかがでしょうか。

(まあ書いてる自分は下戸なんだけどね!)

 

さて、最初に挙げた「一丁平(いっちょうだいら)」ですが、ここは高尾山山頂から城山方面に歩いて2〜3分の所にある、高尾山の中では最も有名な花見スポットです。

残念ながら、今回自分が見に行ったタイミングでは桜の開花には少し早く、まだ2分咲きでしたが、背の高い山桜が立ち並ぶ是非押さえておきたいポイントです。

低山とは言え、下界とは開花のタイミングが1週間以上ズレるので、ヤマレコやヤマップにアップされている最新の情報をウオッチしながらタイミングを計りましょう。

そして、1号路沿いの薬王院やケーブルカーの山頂駅周辺の桜については、狙い通りの満開!多くの観光客で賑わってました。

1号路とは言ってみれば高尾山のメインストリート。薬王院の表参道で舗装されてるため、最も人が多く歩いてます。

 

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つんつんすな!

高尾山にある薬王院のご本尊は飯縄大権現という不動明王を祀ってて、それに従う随身が天狗です。

なので、至る所に天狗にちなんだ物が見つかると思います。ちなみに飯縄大権現の信仰は長野県の飯縄山が発祥です。

 

 

それでは本日、3月31日のルートを紹介します。

登りは簡単に登山気分を味わえる、定番の「稲荷山コース」で山頂を目指します。
危険箇所が少なく、なだらかで、幅が広いトレイルが特徴です。所々山桜も咲いてるし、東屋も点在してるので、休憩を取りながらゆっくり、低山ならではの自由気ままに山歩きを楽しみましょう。

下山ルートは、桜やツツジが多く見られる1号路。見所が多く、薬王院、さる園、展望台、ケーブルカー山頂駅前では桜が満開。百花繚乱の中、景色を楽しみながらブラブラ帰ります。

高尾山の標高は599m。高尾山口駅からなら1~6号路の自然探求路と、稲荷山コースの全7コースあります。それ以外には、陣馬山からの縦走路などがあり、全部数えたら10コース以上あります。

 

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手軽に花見登山が楽しめる、都心から一番近い山。

前置きが長くなりましたが、それでは参りましょう!

春山登山の幕開けです。

 

 

■周辺地図

 

 

 ■ルートとコースタイム

■2018年3月31日 ※カッコ内は標準コースタイム

稲荷山登山口⇒(110分)⇒山頂⇒(35分)⇒ケーブルカー高尾山駅(山頂)⇒ (45分) ⇒ケーブルカー山麓駅

標準コースタイム:3時間10分(休憩含まず)

 

 

プロローグ

 

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いきなり時間を少し戻して、登山前夜のお話。

たまたま通りかかった錦糸町の錦糸公園で桜まつりが開催されてました。しかも、都合よく富士フイルムのX-A1というミラーレスカメラを持ち歩いてたので、そのまま夜桜撮影会を1人で楽しんだ時の一枚です。

最近の登山では、もっぱらこの富士のミラーレスカメラを持って行きます。古い機種ですが、発色が気に入ってる1台です。

 

いいおっさんが夜の公園で1人、撮影に興じてると職質されかねないため、さっさと切り上げましたが。。どうですか?なかなか良く撮れてるでしょ?

 

この一枚で調子を良くして、

「そうだ、明日は高尾に桜を撮りに行こう!」

と決めたのでありました〜。

即席登山、と言えば高尾です。

 

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のんびり起きてやって来ました。

朝寝坊が許される、それが高尾の最大の魅力。

 

桜が咲いてなかったら帰ろうと思ってたので、この日高尾山にいる大勢の登山客の中で、実は1番登山する気概が低い男だったかもしれません。

 

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おお!駅前からいきなり咲いてる!

こりゃ高尾山にして大正解だったぞと、ニンマ〜しながら人の流れに乗って登山口へ移動します。

 

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登山口までの移動中、登山客が最も気をつけないといけないのが、

グルメの誘惑です!

満腹になり過ぎると登りが苦しくなってしまうので、食い倒れるのは下山してからにしますかね。

 

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天狗のなっぱ寿司か。。よだれじゅるじゅるです。

 

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あっちにはジェラート。

食べ歩きを目的に来ても楽しいところです。

 

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ところどころ濃いピンクの桜を咲かせてます。これも綺麗ですが、今日の目当てはこんなんじゃなくて、山頂の白い桜。少し葉が混じった山桜です。

第2に薬王院の寺社とピンクの桜のセットといった具合です。

 

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「登る前に食べたらアカン!」

「1個ぐらい大丈夫やろ!」

「アカン!」

一人遊びです。

だめだと言う自分に打ち勝って食ってやりました(そっちな!)。旅行ですから、自分に甘くいきます。

 

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高尾まんじゅう。

なかなか誘惑が途切れない危険なルートです。既に遭難しかかりです。

 

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ケーブルカーの高尾山登山口駅前の桜も満開。

ここの桜は色が薄めの定番のソメイヨシノ。最近は朱色だったり濃いピンクだったり、色んな種類の桜が咲いててその違いを楽しめるところが増えてますね。

 

登山開始

 

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少しでも登山気分を味わいたいなら、こちら稲荷山ルートを選択してください。

自分はいい加減、稲荷山ルートばかりで飽きてきましたが、とりあえず今回はご紹介を兼ねて鉄板ルートで登ります。

 

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キツネなだけに稲荷山。

 

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稲荷山ルートは全長3.1キロのトレイル。小学生でも頑張ったら登れる適度な距離感です。

 

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こんな蝶がいたり、すっかり春です。

 

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ご覧の通り、ごく普通の登山道ですが、特徴的なのはそのトレイルの幅が広く、他の山に比べると格段に登りやすい。

人が多い高尾山ならではです。

 

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左を見ればわずかですが山桜も見える。こりゃ山頂も期待できるぞ!

ワクワクしてきました。

下山してきた方に、

「山頂の桜は咲いてますか?(もちろん咲いちゃってるよねー!的なノリで)」

 

「いや、山頂ですよね?山頂は咲いてないですよ。まだ早いです

 

だとぉ〜

だっふんだだよ!!

 

 

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モチベーションを落としたので、それまで丁寧に歩いてきましたが打って変わり、休み休み走ってたトレランしてる人を追い抜く超ハイペースで歩き、あっという間に山頂へ。

ちなみに自分は山では走りません。

そしてこの最後の階段が関門です。ここを登り切れば山頂です、頑張れ!

 

 

高尾山山頂

 

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階段を上りきると、上野公園かと見まごう人だかり。その人の数に圧倒されること間違いないでしょう。

ハイヒールの女性が蕎麦をすすってたり、中国語とハングルが飛び交ってたり、魑魅魍魎な高尾ワールド全開です。

 

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山頂の写真を撮りたいけど、いちいち顔を消すのが億劫になるほどの人の多さです。

 

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見晴デッキから富士山と丹沢の山々の眺めを楽しめます。

つい1ヶ月前までは空気がクリアだったんだけどね、霞が出てしまうのも春ならではと言ったところ。

わずかに富士山を見ることができただけラッキーでしょう。

 

ここから一丁平へは目と鼻の先、では行ってみましょう。

 

一丁平の桜

 

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おぉ!なんだ咲いてるやん!ラッキー!

一丁平の開花はまだ早いとか、ガセネタ振りまかないでもらいたいなぁー、もぉ!

 

 

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あっはっはーーやったやった、来た甲斐あったぜー!

 

もう少し城山方面に行けばもっと咲いてるかもしれないね。

 

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ヒュー(城山方面です)。

しびれるぜ。。

 

 

こっちは1万パーセント咲いてないよ!

 

仕方ねぇ。。

山頂に戻って名物の蕎麦を食べて薬王院の桜スポットに移動だ!

 

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長蛇の列だぜ、どぼぼーんだよ!

 

まったくどこもかしこも人だらけだ!

さすがミシュラン3つ星の観光地。ふぅ、人が多いのは仕方ありません。これも高尾だと思って楽しむしかありません。

せっかく山に来るなら、お弁当ぐらい持参した方が楽しめますね。

 

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座れるところは多いので、混雑しててもくつろげるスペースを探すのに困らないと思います。

そして本日のスイーツタイムです。

さくらあずきチョコ。

KALDIで販売されてるんだけど、あずきをホワイトチョコでコーティングして塩っけを利かした一品です。

ジップロック方式なのも有り難いです。

 

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食べたら薬王院へ1号路を使って移動開始。

ほんと、外国人が多いです。

 

薬王院の桜

 

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下山を開始してすぐにでてくるのが、小ぢんまりとしたこの浅間神社。

ここから薬王院の境内に突入します。

逆に、1号路で登って来る人にとってはここを過ぎたら山頂というわけです。

 

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こちらは奥の院。浅間神社のすぐ隣にあります。

こっちも小ぢんまりとした造りになってて、控えめに咲く桜とよく似合います。

 

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そして更に歩みを進めると薬王院御本社です。

桜の咲き方も派手です。完璧な満開。しばらく足を止めて観賞タイムといきましょう。

メジロとか飛んで来たら絵になりますが、残念ながら人ばかりです。

 

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豪華絢爛という言葉がピッタリの御本社は、飯縄権現堂(いいづなごんげんどう)と呼ばれてます。

冒頭にも書きましたが、飯縄権現信仰は飯縄山が発祥です。

飯縄山の登山の記録もお楽しみください~)

御本社の正面に回ると天狗の銅像が2体ありました。

 

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こうしてやるぅ!

顔立ちは西洋人ですね。昔、漂流して来た西洋人を怖いものとして扱ったのが天狗の始まりの様な気がしてならない。はい、勝手な憶測です。

 

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そしてこちらが御本堂。

ド派手な飯縄権現堂に比べると落ち着いてますが、山頂に近い寺院とは思えない大変立派な造りとなってます。ちなみに宗派は真言宗で、川崎大師、成田山新勝寺と並ぶ関東三大本山の一つです。

 

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少し歩みを進めると、仁王門前の桜もご覧の通り見事です。

 

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この仁王門と桜の景色は今日1番の美しさ。この景色が登山客の目を引きつけて渋滞を引き起こしてましたが、それも仕方のないことだと思います。

 

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つんつん。

ここではお土産屋さんでお菓子の試食を楽しみましょう。

 

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ちっ。

 

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天狗にちなんだお茶の販売もされてます。

 

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立派な四天王門をくぐると薬王院はおしまい。

このまま表参道の1号路で下山します。

 

 

ケーブルカー山頂駅前を通って下山

 

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そのまま道なりで下っていくと、またもグルメな高尾山ならではの誘惑が待ち構えてるぞ!気を付けろ!

写真のお団子は1つ350円。ふむ、仮に四人家族なら1400円ですね。高いと思うかは人それぞれですが、自分はパスしまーっす。

 

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あ、そうそう。高尾山はとろろ蕎麦と並んで八王子ラーメンが有名なんです。もうなんでもかんでも有名にしてしまってる感じもしますが、テレビでやってるのを見たことがあります。

1杯1000円!

ふむ、山の値段と思えば普通ですが、ここでも自分はパスですな(笑)

 

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Takaodes!

こういうの買いそうになっちゃうんですよね。ついつい。

 

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八王子の町並み。こうやって見ると八王子もなかなか都会ですね。

田舎に住みたいけど、東京の近くに田舎を求めるのには無理がありますね。

 

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サル園、植物園、ケーブルカー山頂駅前の桜です。

 

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ツツジもボリュームあって綺麗です。

桜が終わる頃、山ではアカヤシオやシャクナゲの季節が到来します。楽しみな季節になりました。

 

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ケーブルカーは使わず、そのまま1号路で下山。

その途中、けたたましいサイレンが下から聞こえてきたと思ったら、2台の救急バイクがすごいスピードで上がって行きました。初めて見ました。舗装された高尾山ならではの光景です。

 

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あれ、救急車も。

急性アルコール中毒かな?救急車だって上がれるんだからすごい山ですね~。

以前、妙義山で滑落事故があった時は、登山口で救急の方がレスキューに応援を依頼しつつブーツに履き替えてる様子を見ました。それとはえらい違いです。

 

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登山口にあるケーブルカーの山麓駅まで戻ってきました。

 

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おー、今度は消防?レスキュー?

何があったんでしょうね。。低山とは言え、無事に下山できてよかったです。

 

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そうそう、ここは以前立ち寄ったことがあります。

蕎麦屋の「高橋家」です。高尾山では一番有名だと思います。もう言わずもがな、混んでます。

ここまでご紹介した通り、高尾山では食事をとれる所がたくさんありますから、有名店にこだわるのではなく、山頂のとろろ蕎麦、きのこ汁、お団子を楽しんだ方が高尾らしくて良いと個人的には思います。

 

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高尾山口駅前を流れる川は「案内川(あんないがわ)」という川です。

桜も綺麗ですが、ここは秋の紅葉も見事です。

 

 

振り返って

 

何回も登ったことのある高尾山ですが、一番多く登った季節は冬です。雪化粧をした高尾山はとても綺麗で、薬王院に雪が降り積もった光景は神秘的でした。

逆に真夏には登ったことがありません。低山なので夏はとても登る気にはなれないため、四季折々の高尾山を知ってるわけではありませんが、まず間違いなく高尾は春が最も旬な山だと思います。

 

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稲荷山ルートは登りで2時間、子供でも3時間〜4時間見ておけば大丈夫でしょう。

一点注意ですが、1号路以外は水場やトイレもありません。稲荷山ルートは登りやすいとは言え、水場はないので暑い日は準備に気をつけて下さい。

高尾山には、今回ご紹介した桜スポット以外にもたくさん見所があります。

朝起きて、その日の思いつきでやって来れる高尾は、この春おすすめですよ!

ではでは

 

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