川苔山(かわのりやま)に登ってきました。ノリノリです。

この山はなんと言っても百尋の滝や奥多摩らしからぬ山頂からの眺めの良さが見所です。知り合いから「良い山だった。人気の理由がよく分かった」と薦めてくれたこともあったし、今日のメンバーが前々から行きたがっててその企画に便乗させてもらいました!

まだ数少ない登山経験ですが、個人的には奥秩父と奥多摩はすぐ隣の山塊だけど眺望の良さは奥秩父の方がはるかに優ってると思ってました。ですが、、改めねばいけません。

標高は1,363m。

低い山ですが標高と眺望の良さは必ずしもイコールではありません。良かったどす!!

ちなみに花の百名山、日本百低山です。

 

さて、川苔山?川乗山?どっちがほんとかスッキリしませんが、正しいのは川苔山の方です。川乗山は国土地理院の誤記の名残です。バス停は川乗橋のままですが、きっとこうやって地名って徐々に変化していくのかなぁと思う。

定番ルートは今回自分達が歩いた川乗橋~山頂~鳩ノ巣駅だと思うけど、山頂~鳩ノ巣駅の間は長い長い杉林の単調なトレイルで面白くありません。次回はピストンか奥多摩駅に下山するルートにしようと思いました。

川乗橋~山頂は見所も多いし足毛岩を経由するルートは開放的なトレイルで本当におすすめです。

久しぶりの奥多摩だったけどやっぱりこの山域は面白味があります。

いざっ

 

 

アクセス方法

・鳩ノ巣駅前町営駐車場へのアクセスは、こちら

■ルート

■全行程スケジュール 

2017年5月20日

7:45 川乗橋バス停 ⇒ 8:20 川苔山登山口 ⇒ 9:15 百尋の滝 ⇒ 10:30 足毛岩の肩 ⇒ 11:00 山頂 ~昼食~ ⇒ 11:45 下山開始 ⇒ 13:55 熊野神社 ⇒ 14:05 鳩ノ巣駅前駐車場

ほぼコースタイム通りです。

 

 

朝の6:50の時点の鳩ノ巣駅前の町営無料駐車場です。

この時間だとさすがに余裕で停められます。下山して戻ってくると車を出すのも一苦労ってぐらい駐車場は車であふれてました。

少し遅くなると噂通り競争率はかなり高そうです。

 

駐車場から徒歩2~3分、なかなか雰囲気の良い鳩ノ巣駅に着きました。アクセスの良さ、眺望、見どころと鳩トリックな登山にふさわしい出発駅です。

今日もかなり暑くなることを予感させる青い空と無風の駅前広場。

 

よく見ると鳩ノ巣駅の看板には鳩の絵が描かれてますね。

 

駅前の売店に氷ののぼりが目につきます。

食べたい!

何度も来てる奥多摩ですが鳩ノ巣駅に来るのは今回がはじめて。観光気分でキョロキョロと目新しいものがないか物色しながら改札をくぐります。

下山した時のアイスが楽しみやん

すっかり観光気分です。

 

鳩ノ巣から2駅で奥多摩駅に着きました。

登山口のある川乗橋へはここのバス停から移動します。

鷹ノ巣山登山口のある東日原方面と同じバスのためかなりの人が並んでました。少なく見積もっても70人ぐらいかな。並んでる人数を数えて即座に川乗橋までの臨時便が手配がされるバス会社の手際の良さに感心します。

3番目に並んでたからあまり関係なかったけどね。

 

川苔山登山口に通じるゲート前に着きました。

以前、鷹ノ巣山に登った時にバスの車内から見た川乗橋です。初めて来たのになんか懐かしい。

ゲートの近くで準備をしていたら、この山で林業か土木かの作業をしてる人たちの車が猛スピードでやってきて急停車。ゲートを開けて中に入って行きました。離れてたから良かったけど、ゲート前にいたら怖かっただろうな。

たまに車の運転で先の赤信号が見えてるのにぎりぎりまでアクセルを踏んでギュッと止まる人がいますが、自分は死ぬまでそういう運転の仕方は理解できないだろうな。青信号を渡ってる親子とかをビビらせたいんだろうか?と思ってしまう。

 

とまあ残念な人を見かけました、というお話。

あ、登山始まってます。

ゲートをくぐるとしばらくは林道歩きです。長いといっても雲竜渓谷の林道の長さに比べれば屁みたいなもんです。

 

登山口が見えてきました。

歩いた時間は約40分。

まだ朝の早い時間だし日陰が多かったから暑くはありません。

 

登り始めてすぐ眼下に割と落差の大きい滝が見えました。

このまま百尋の滝まで沢沿いのトレイルを遡上して行くので涼しくて気持ちが良い。

ちなみにこの沢が川苔山の名前の由来にもなった川苔谷です。

 

ツツジも最盛期だね~

 

さすが登山客の多い山だけあって標識が多く道迷いの心配はありません。

知り合いから沢登りのルートに迷い混む分かれ道があるから気を付けてと言われてたけど、迷うところはどこもなかったな。。

 

百尋の滝に向かう途中にある多くの人が写真を撮る定番のポイント。

緑の濃さといい構図といい、良い1枚が撮れたなと自画自賛。

本日はX-A3という初心者向けのミラーレスカメラを借りてきました。ファインダーがないタイプですが派手な発色はかなり面白いです。

 

百尋の滝へは急な階段を下って行きます。ロープも張られてます。

雨が降った日の階段は滑りやすいと思うのでこういう配慮が有難いですね。

 

どどどーん、百尋の滝に到着!涼しい!

落差40mで生じたミストが谷全体を冷やしてます。

見上げてたたずんでいると次第に雑音が消えて滝の音だけが耳に入ってくる感覚が気持ちいい。

 

この上からうどん流して商売できないかな?

百尋の滝名物流しうどん。と、うどん好きにとって夢のある話をしました。

 

ここは紅葉の名所でもあるそうです。新緑の元気な景色もいいけど、紅葉の一層静寂さが増す雰囲気にも是非触れてみたい。

うーん、なるほどね。こりゃ人気もでるわ。

 

ここでちょっとシャッタースピードを遅らせて撮影してみたり、しばらく借りてきたカメラで遊んでました。

 

塩ようかんをいただいたり。ここはゆっくり時間を使うところ。

滝を前にせかせかする様じゃ何のために川苔山に来たのか分かりゃしません。

ここまでの行程で川苔山の魅力にすっかりノリノリです。

 

とは言えそろそろ行動開始。

なかなか雑に設置された鳥居を後にして山頂に向けて移動!

 

百尋の滝から山頂まではがっつり急坂です。

この山頂に向けて高度を稼いでいく感じ、やっと登山してるって感じがしてきました。

汗も噴き出してきます。

 

登山道にヤマカガシがいました。体長は70〜100センチぐらい。追いかけるとスルスルと木の根の隙間へ逃げてしまいました。最初マムシだと思ったのですが違います。大人しいヘビですが、奥歯に毒を持つのでイタズラは禁物です。

 

なんとかキンバイとかなんとかキンポウゲとか。

角田山で花に詳しかったあのご夫婦がいたら簡単にわかるんだろうなと。

相変わらず自分は一向に花を覚えられません。きっと脳が拒否してるんだと思う。

 

左へ行けば山頂まで1.3キロ。右は足毛岩の肩を経由して山頂まで1.8キロという分岐に差し掛かる。

ふむ、足毛って気になるし、5百メートルしか変わらないなら右に行ってみようよ!と言うことになりました。

 

大きな岩をきれいな苔が覆ってたので何気なしに撮った一枚。

まさかこれが足毛岩じゃないよねぇ。

この先も足毛岩の正体を知らない我々は足毛岩出てこねぇーなぁー、いくら歩いても出てこねぇーなぁ〜とさまよう

 

足毛ならここにあるぜ!

結局、足毛岩が何か分からないまま足毛岩の肩に到着。

岩は見つからなかったのでこれで勘弁して下さい。

 

ここからは尾根歩きです。

百尋の滝までの幅の狭いトレイルからうって変わって幅広でよく整備されたトレイルです。

樹林が両側を遮ってるため風が吹き抜けませんが標高を上げてきて徐々に空気が変わってきました。

 

偽ピークが1ヵ所ありました。ただ偽ピークを越えるとご覧の通り山頂はすぐ目の前。

下から見ただけで山頂からの眺めの良さが分かります。

 

着きましたー!

これからお昼を食べるっていうのに逆立ちをして手を汚す俺。考えが足りないっす。

 

今気づきましたが、山頂標識も川乗山になってますね。

 

フリーの「AR山1000」というアプリで何て山か調べてみると正面の大きな山が両神山とでた。

ちゃうやろ。。

 

どういうわけか精度が落ちてるみたいで、結局分からずじまいだったんだけどたぶん雲取山でしょう。

 

登るとこ間違えてるどー。

長さを測ってる様な歩き方だから尺取り虫。なんともかわいらしい奴です。

成虫になった蛾の姿に興味がある方は調べてみてください。

 

山頂は広々してます。木陰は早い者順です。

日陰のベンチをゲットした人は王様。木陰は貴族。日向は奴隷という奥多摩カースト制度。

自分は貴族(* ̄∇ ̄*)。

 

食後のバウムクーヘン食って下山しますかね。

夏が近づいてきたから冷たいうどんが食べたいね。サーモスに入れてくればぶっかけうどん作れるじゃん!と、ここでもうどんの話ばかり。

うどんが大好きな人達です。

 

山頂付近でだけ見かけた花。何の花でしょうか?

ご存知の方は教えてください。

 

さて、下山開始です。

 

下山は鳩ノ巣駅方面へ。

標識だらけなので顔を上げて歩いてれば迷うことはありません。

 

原生林の繊細で落ち着きのある緑がいいわ。

と思ったのも下り始めの数分だけですけどね・・。

 

上空をしばらくヘリコプターが旋回してました。何か事故でもあったのでしょうか。こんな行楽日和に事故だけは起こしたくありませんね。。

 

すぐ杉林の中に突入。ここから約6キロ、ずっと杉が続く単調な下山。しんどかった。。

下山中に白人のトレランカップル?が走り抜けていきました。男が走り抜けてから約10分後。いやもっとしてから彼女が追いかけていきました。

追いかける女性が怪我したら先行する男性はどうするつもりなんだろうか?不思議だな。。

 

一見、つくしの様な変わった植物がニョキニョキっと生えてました。

 

林道が見えました。やっとです。

長かったなぁ。。いろんな山に登ってきてそこそこ経験積んできたと思うんだけど、改めて奥多摩の山深さを噛みしめながら下りました。歩きごたえはあります!!

 

終わったと思ったら思ってなかったわ(T_T)

ここで分岐。

ヤマップで地図を確認するとルートは左になってるけど、右に行っても熊野神社経由で鳩ノ巣駅方面に下れるのでここは右に行くことにしました。

 

熊野神社に到着。

小柄だけど昔ながらのデザインの狛犬がいい!古いものが新鮮に映る。

もうここまで下りてくればさすがに下山したんだな、と思える。

 

清水アキラ、モノマネ四天王のお出迎えです。

下山は長かったけど、全体的には大満足の登山となりました。

にしても暑かった。汗ダラダラで今なら百尋の滝に打たれたいと思った。

 

 

振り返って

噂通り、良い山でした。

新緑に包まれた沢沿いの細いトレイル。うっかり足を踏み外せば崖下に真っ逆さまなので、程よく緊張感を持ちながら遡上していく。圧倒的な新緑と滝のコントラストを堪能しながら、たくさん写真を撮りました。

表紙に使った写真が今回のベストショット。

いつも山頂付近の写真を表紙に使うことが多いんだけど、今回は新緑と百尋の滝。

期待は裏切らないと思います。

夏に向けてぐんぐん気温が上がり、日差しもきつくなってきました。苦しい暑さも「くそ!夏がきたぜ!!」と思ったら楽しい。

山頂は1,363mと低いけど下界に比べれば少しだけ涼しい。下山していくと徐々にぬるい空気に変わっていくのが分かり面白い。

川苔山に来れて良かった。

 

奥多摩はたまに一人でぶらっと出掛けるにはちょうど良いところです。丹沢のように過剰に整備されてないし、登山客が多い割には静かな山歩きができるし、アクセスも良い。何より案内標識が充実してるのが安心。

機会があればどこかの山に一人で登ってみたいと思ってる方、ぜひおすすめです。

でもなにかあったら大変だよ!どうやって行くの?こっちが心配だ!

などと気遣ってくれる人からたくさん心配されると思う。

最初はね(笑)

でも、そこは頑固に首を横に振り続けて決心したことを実行しちゃおう。不安なのは前日まで。駅の改札をくぐってバスに乗っただけで、ワクワクしてくる。一人旅。もうどこにでも登れる気になってくる。

と、雲取山に登った時のことを思い出しました。

下山中に熊と鉢合わせたけどね(T_T)

ではでは