いいど〜。
井戸湿原はいいど〜。
栃木県の井戸湿原(いどしつげん)にハイキングしてきたよ。
標高1,372mの横根山をピークに持つ横根高原と呼ばれる一帯に井戸湿原はあります。
その井戸湿原はなんと言っても開花時期が微妙にずれるシロヤシオ、ヤマツツジ、ミツバツツジが同時に見ることができちゃうんだよね。それもわんさか。
一番上の画像見てみてほしい。
赤、紫、白が混ざって、まるで桜でんぶの様なピンクじゃないか。
かと言って、じゃあ桜でんぶ見てろよってことにはならんのよ。
人の手でここまで広大で淡くて、人生の暗闇から抜け出せたかの様な景観は作り出せないよ。
あ、最近パワハラ上司の異動が決定的になったので、リアルに暗闇から脱しました(笑)
やはり自然の力ってすごいなぁと感動しつつ、なんてこれまで井戸湿原の存在を知らなかったんだろうと不思議に思った。
この日は梅雨の走りで登山には向かない天気だったのよね。
しかし、山の花シーズンは待った無し。
うーん、天気悪くても軽く歩きたいし、お気に入りのカメラでフォトウォークしたい。
さてさて、どうしたものか。
そんな風に悩んで探してたらね、ここに巡り会えました。
コース次第ではちょっと長めのハイキングもできるし、次来ることがあれば晴れた日に再訪したい。
今日のカメラは今超絶お気に入りの富士フイルムX100V。
ようやくこのカメラのコツをつかめてきた気がする。
井戸湿原と横根山 ツツジ登山
前日光ハイランドロッジからスタート
この時期の井戸湿原はかなり混み合うらしく、前日光ハイランドロッジ前の駐車場は満車。
とは言え100mも離れていないところの駐車場に楽々止めることができたよ。
これで晴れてたら止められたか怪しい。
ガスもくもくです。
登山向きではない天気なのです。
だからこその井戸湿原。
期待してます。
ズミの花を紹介するつもりが、いかりや長介の「次行ってみよー」ポーズになってしまうところが3枚目たる所以。
少し歩けば前日光ハイランドロッジが見えてきた。
本日のハイキングマップがこちら。
井戸湿原の周辺を軽く周回するように歩いても4kmほど。
案の定歩き足りなくて行ったり来たりしたけど、それでも5.5km程度だったな。
クマタカを生態系の頂点に、様々な生き物が生息しているそうです。
クマタカ、一度見てみたい。
イヌワシは谷川馬蹄形を縦走中に見かけたことがあるけど、長くてしんどかったからたぶんもう歩かない、かな。
さてさて、
それでは今日の道先案内をご紹介します。
挂甲(けいこう)の武人くんです!
前回の袈裟丸山と同じだけどね。
今後、この子をレギュラー化していく予定です。
まずは砂利の林道を横根山方面へ。
両脇は牧場なんだけど、牛やヤギとか1頭も見なかったな。
林道からトレイルに突入するとすかさずヤマツツジの洗礼を受ける。
ヤマツツジは毒がないため食用としてもOKらしいです。
いや、食べないけどね。非常食にはなるみたいだよ。
横根山への登りではヤマツツジが圧倒してくるもんだからテンション上がっちゃって、撮影で立ち止まってばかりだから全然進まない。
この先の井戸湿原はもっとすごいんだけど、そうとも知らず、写真撮りまくり。
横根山の山頂
コースタイムの倍かかってようやく横根山に到着。
たぶん標高差50mも登ってないと思うんだけどね、えらい時間がかかった。
横根山の山頂から井戸湿原までは25分ほどの距離。
ここからツツジワールドが本格的に始まるわけだけど、マジで半端なかった。
えらっしゃ〜い。
梨汁ブシャー!
遊歩道もバッチリ整備されてて、こういう天気が悪い日は滑りそうでおっかなびっくり進むことになるけど、アシックスのゲルトラブーコちゃんのグリップがバリ効きよるけん、安心して歩けるっちゃねー。
鹿による食害が深刻らしく、何度も防護柵を開けて閉めてっていうのを繰り返すのがかなり面倒。
まあ仕方ない。
鹿のヤロウ。
東屋の周辺を40人以上の団体が占拠してて、とても立ち寄れない感じだったのでパスします。
大勢のハイカーが押し寄せるのは、ここまで歩いただけで十分理解できたよ。
それでもまだ井戸湿原にはたどり着いてないというね。
つまりこの先、さらに凄くなるわけです。
ヤマツツジは曇ってても鮮やか。
これがミツバツツジやシロヤシオだと色が淡いから映えないわけです。
五段の滝へ
なんとなくなりゆき上、湿原より先に5段の滝というポイントへ向かうことになってしまった。
まあいいけど。
楽しみを後に取っといたから感動も倍増だったから良かったけど。
シロヤシオよ、お前もか。
ヤマツツジ、シロヤシオ、ミツバツツジの三つ巴。
ダイナミックレンジはアゲアゲ、これでもかってぐらい白飛びしない限界まで露出もアゲアゲ、それでいてVelviaで彩度もアゲアゲで撮影すると、こんな風にふわっふわっになるのか。
春山での撮影のコツをつかんだ。
見たままを撮影するとこんな感じ。
曇り空でもこれだけ鮮やかなのはVelviaのおかげではあるんだけど、ヤマツツジの強烈な個性は強烈。
こちらはミツバツツジ。
ミスドで歩みの遅い列にならんで、目当てのドーナツが近付いてくるあのわくわくには勝てないけど、この淡い紫は毎年あたしの山歩きを楽しませてくれる。
整備された木道はどこまでもツツジのアーチ。
もうほんと、構図から溢れる咲きっぷり。
こんなすごいところが日光のちょい手前にあったなんてね。
体調はどう?
うーん、日光の手前(いまいち市)。
とか言うおっさんいたよなぁ(自分のことです)。
先日乗った羽田空港発の京急で、車掌が間違えてフルボリュームでアナウンスを流して乗客全員が飛び上がったもんね。
自分はヘッドホンで音楽聴いてたけど、それでも耳塞ぐぐらいだった。
車掌も車内のざわつきに気付いて小窓を開けてすぐ音量を修正してたけど。
たまにボリューム大きい電車ってあるけど、そんなのとはレベチ。
もはやライブ。
心臓に悪いのでやめてください。
頭も悪いので後編へ続きます( ´∀` )