天狗岳 冬の八ヶ岳と鼻血

天狗岳 冬の八ヶ岳と鼻血

八ヶ岳の天狗岳に行ってきました。

天狗岳はアルペンムード漂う南八ヶ岳エリアと、おだやかな山並みの北八ヶ岳エリアのちょうど真ん中に位置しており、程よい険しさと登りやすさを併せ持ってます。

そのため、雪山初級者から中級者へのステップアップに取り上げられることの多い山です。

一応山域は北八ヶ岳エリアに属し、北八ヶ岳の中では最高峰の山で、東天狗岳が2.640m、西天狗岳は2,646mと、八ヶ岳なだけに標高は高いです。

山頂からは南八ヶ岳の赤岳や硫黄岳の峰々、アルプスの眺望がすごいから!と散々聞かされてたので、澄みわたる青空を期待して行ってきました。

超ガスガスでしたけどね。

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冬の天狗岳は渋ノ湯が起点となります。冬期も渋ノ湯までバスが運行してます。

もう一つの登山口、唐沢鉱泉は冬期中は休業しており、道路も凍結してるみたいなので、多くの人が渋ノ湯を利用します。

渋ノ湯から登り始めて、通年営業の黒百合ヒュッテに泊まる人が多いみたいですが、今回の自分たちの様に日帰りも十分可能です。

スケジュールですが、下山は単調なので若干ペース早めでしたが、登りはほぼコースタイム通りに歩いたので、参考にしてください。

アクセス方法

・冬期の茅野駅から渋の湯行きバス時刻表は、こちら

”天狗岳”

■ルート

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■スケジュール 2016年3月4日

8:50 渋の湯駐車場 ⇒ 9:00 登山口 ⇒ 10:10 唐沢鉱泉分岐 ⇒ 10:40 黒百合ヒュッテ(トイレ休憩) ⇒ 11:06 中山峠 ⇒ 12:25 東天狗岳山頂 ⇒ 12:45 西天狗岳山頂 ~昼食~ ⇒ 13:10 下山開始 ⇒ 14:05 黒百合ヒュッテ(トイレ休憩) ⇒ 15:25 登山口 ⇒ 16:20 縄文の湯

 

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都内に朝6時に集合して車で渋ノ湯へ。中央道が空いてて8:30には着き、駐車場の利用料払ったり身支度を整えます。

ヤマレコなんかにもよく出演する名物女将が駐車場の前に立ってて、どこに停めるかビシバシ指示してます。

 

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登山口に着いたのは9時。

ここでアイゼン装着。

熟練者ほどアイゼンつけない人が多いですが、安全性を求めるなら早めに付けるべし。

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登り始めからシラビソの森のお出迎え。

杉じゃないって最高に気分良いね。

 

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自分は花粉症で目と鼻が末期症状です。

鼻のかみすぎでとうとう鼻血を吹き出す始末。

今日は登ってる時に鼻血が出やしないか、ケアしながらの登山になりそうです。

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八ヶ岳の魅力はなんといっても豊かな原生林でしょう。

ダケカンバ、シラビソ、オオシラビソ。

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急坂をコースタイム通りのペースで進む。

気温が高めなので、汗をかかない様、ゆっくり登ります。

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夏のトレイルは岩や倒木が邪魔になりますが、この時期はとても歩きやすいです。

 

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オオシラビソ。

シラビソはクリスマスツリーに使われるという説明書きがありました。

モミの木じゃないのですね。

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黒百合ヒュッテが近づいてくると、少し空が開けてきます。

 

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見えてきました。

ここを天狗岳の拠点にする人が多いので、さすがに賑わってます。

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気温、なんと7度!

どうりで、暑いわけだす。

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トイレ利用料200円なーり〜

毎度恒例の手ぬぐいを物色しましたがコレというものは見当たらなかったです。帰りにもう一度見てみよっと。

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それと、あの斜面で尻セードしたら楽しそうですな。メモメモっと。

 

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本日のメンバーお手製の夫婦雪だるまに別れを告げ、そろそろ出発です。

 

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登り始めたらすぐに中山峠に到着。

この先、森林限界を超えます。

 

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たぶん甲武信ヶ岳方面だと思うんだけど、全然雪ないです。

穏やかなか風景が広がり、爽やかな陽気に一見思えますが、、

 

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正面を向くとこんな感じ。森林限界を超えてガスガスの殺風景。

とても気温高いなんて感じさせない光景です。

 

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冬山と言うのには少し大げさに感じるぐらい雪が少ない。

やはり今年の暖冬は凄まじかったんだなぁ。

 

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風ビュービュー、景色ガスガスで寒そ〜って感じに見えますが、今日はおだやかな南風。

風景とのギャップに戸惑う。

 

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先行者も耐風姿勢で必死に登ってるように見えますが、

実はめちゃくちゃはしゃいじゃってますから。

 

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まっすぐ行けば東天狗。

右に行くと下山ルートのすりばち池方面です。

 

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天狗なのに団子っ鼻。

 

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この先に東天狗の山頂があります。

ヤマレコで晴天時のレポを読みましたが、この尾根が天に向かって伸びる感じがすごくカッコよかった。

晴れた日に是非また来たい。

 

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さあ、見えてきた。

ガスってるのが本当に残念ですが、もうすぐ、もうすぐ。

 

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着きました!はい、お約束〜。

かりかりじゃこサラダが美味いよね。

 

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失礼、失礼。

ただの分岐案内みたいなとこですが、ここが東天狗岳の山頂です。

山頂は狭く、岩の露出も多いため大人数でゆっくりするには適さない。

 

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こっちは根石岳方面のトレイル。

細い尾根で危険な香りがプンプンします。

 

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で、こちらが今から登る西天狗岳方面。

広い緩斜面をのんびり登っていくのでこちらは不安要素なしですな。

お腹も空いたのでさっさと西天狗のピークを踏みに行きましょう。

 

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左を見やれば本来なら硫黄岳がどーんと見えるはずなんだけど。

無念。

 

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こっちは蓼科山方面、またの名を諏訪富士。だいぶガスは晴れてきたけど、今日は待ってても見えてきそうにないです。

ダメですね。

 

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西天狗の山頂が見えてきました。

と、ここで恐れてた天狗の呪いが、、

 

 

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鼻血どばーっ。

「おいおい、山頂目前にリタイアか!?」と、メンバーが散々イジってくれたので恥ずかしさも吹っ飛びました。

気遣いほんとありがたい。

真っ白な山肌を赤く染めちまいましたが、山頂目前で5分ほど横たわり、無事止血に成功。

 

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天狗の呪縛を解き放ち、ティッシュ鼻に突っ込んだまま登頂。

標高2,648mです。

一面真っ白ですが、無風状態で山頂も広めなので、ここでお昼休憩にしました。

暖かいので、グローブ外してラーメンが食べれました。

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これ以上鼻血が垂れてこないことを願って、逆立ちのタンデム。

誰もいないのでやりたい放題。

こんな景色じゃ山を楽しむどころじゃないんで。。

 

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馬跳びしたり、撮影会したり、いい大人が適当に遊ぶ異様な光景。

楽しんだんでぼちぼち下山します。

何箇所か尻セードポイントがあるんで、下山中も遊びながら。

 

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すりばち池方面へ。

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岩に気をつけつつ、わずかな距離でもまめに尻セードで遊ぶ。

 

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尻セードに夢中になりすぎて、カメラを落としたことに全く気づきませんでした。

先頭だったので後続のメンバーが気付いてくれて助かりましたが。。

尻セードをする時はなるべく先頭でやるべし。

 

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少し登り返すと意外と下半身が疲れてることに気付かされますよね。

 

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振り返ると、登りの時よりかは少しガスが晴れ、天狗岳の裾野が姿を現しました。

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遠くにはわずかに青空が見えます。

雲の隙間にできた小さな点でしかないけど、それだけで充分な癒し効果があるので、今日みたいな日には貴重ですね。

この稜線を八ヶ岳ブルーの下で歩けたならさぞ気持ちよかっただろうに。

 

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そして、登る前にチェックしてたココ!

眼下の黒百合ヒュッテに向かって滑り降りる絶好の尻セードポイント。

滑落した時の練習と称し、ただ尻セードで遊んでるだけの先にいた方々と軽く談笑を交わし、自分も一気にすべり降りる。

 

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一面ふかふかの雪でしたが、予想以上にスピードがでて楽しかったな。

一人、スピードですぎてピッケルで本気モードで止まってたのがワロタわ。

 

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来た時よりテントが増えてます。明日、天気崩れるってのによくやりますよ。

ヒュッテでもう一度手ぬぐいを物色しましたが、やはりコレというものはなかったので、何も買わずに下山します。

 

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標高を下げればガスは晴れ、青空も見せてくれました。

見上げればダケカンバの木。

 

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八ヶ岳の豊富な緑に陽が射す中、少々時間を気にしながら小気味好く歩く。

雪も良く踏まれてるので歩きやすい。

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天気はどんどん良くなる。山頂でこんなだったらどれだけ良かったか。

 

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沢の流れる音が聞こえてくると、登山口が見えてきました。

今日も安全登山、お疲れ様っした!

 

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帰りに立ち寄った縄文の湯。なんと入浴料400円なりー。

安いだけに混んでます。男湯の露天は子供達に占拠されておりましたな。。

 

  振り返って  

タイトル「冬の八ヶ岳」にしてますが、3月4日ってもう春でしたね。うっかりうっかり。

てんきとくらすの予報では朝からずっと晴れ予報になってましたが、残念ながらすっきりしない天気となりました。

南から湿った空気が入ってきた影響で、気温が急上昇。山頂はたぶん0度ぐらい。雪は多いのですが、だんだん春めいてきたことを実感する登山となりました。

 

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日本の中心に位置する八ヶ岳の、そのまた真ん中に位置する天狗岳。

今、自分は日本の真ん中にいるんだぞ!!という気概は登って行くにつれ薄れていき、山頂ではすっかり忘れておりました。鼻血のせいですね。

30代後半、40がすぐそこに迫ってきた今日この頃、物忘れが年々加速してることを実感します。。楽しいことは忘れないうちに書き残しておこう。

さいなら