田代山と帝釈山に登ってきました。

山頂に着くなり視界いっぱいに広がる田代山湿原には感動しました!!

ワタスゲとチングルマの群生は圧巻。威風堂々とした会津駒ヶ岳の眺めも素晴らしく、100点満点の登山となりました。

ヤマレコで6月のおすすめの山として紹介されてたのが今回この山を選ぶきっかけとなったのですが、いやぁ~ほんと良かった。この時期に多くの人に来てもらいたい、そんな旬な山です。

帝釈山は標高2,060m、日本二百名山。

田代山は1,926m、花の百名山。どちらも東北百名山です。

歩けば分かるけど、田代山の山頂の標柱は少し下ったところにあるから標高1,926mになってるけど、この山の最高地点は1,971mです。

登山口は2つあって、今回自分達が利用した帝釈山側の馬坂峠登山口か、田代山側の猿倉登山口。

林道が整備される前まではアプローチが長いため帝釈山は幻の名山と言われてたそうです。秘境だった山に今の時代、どちらの登山口からも簡単に登ることができるなんて、感謝しなきゃいけませんね。

オサバ草祭りの期間中は(2017年は6/3~6/18の2週間)、1,200名限定でオサバ草がデザインされたバッチを無料で大盤振る舞いしてくれてるから、なんとしてもゲットすべし!

この日は最終日だったけど無事もらうことができてラッキーでした〜。

朝一に会津駒ヶ岳を下山してそのままやって来てちょっと疲れが残ってますが、標高差も少ないし2座目の山にはもってこいです。(会津駒ヶ岳の記事は、こちら

いざっ

 

オサバ草まつりじゃー

 

 

■アクセス方法

・馬坂峠から帝釈山への登山ルートは、こちら

 

 

 ■ルート

 

 

■全行程スケジュール

2017年6月18日
8:00 馬坂峠登山口 ⇒ 8:35 帝釈山山頂 ⇒ 9:45 田代山湿原 ~昼食~散策~ ⇒  11:15 下山開始 ⇒ 12:05 帝釈山山頂 ⇒ 12:45 馬坂登山口

 

 

登山開始

 

馬坂峠登山口です。

車で約30分、未舗装の砂利道を車で走るのがしんどくて、途中で田代山側の猿倉登山口にすれば良かったと後悔もしたけど、そっちも未舗装だと後で知りました。どっちも同じです。

馬坂峠登山口にはきれいなトイレもあります。

あとで書きますが駐車場は満車だったので、係員の誘導にしたがって臨時駐車場に停めました。すごく賑わってます。

 

登りはじめからオサバ草。

こんな小さな花が下を向いて可憐に咲いてます。白が濃く鮮やかです。

 

登山道の脇を彩るオサバ草。たくさん咲いてるから写真ばかり撮ってなかなか先に進まない。

鯖が大好物な自分は簡単に覚えることができたオサバ草。

花の名前って日常生活に出てこないからなかなか覚えられない。同行者もオサバ草ってすぐ忘れちゃうなーと言ってたし覚えにくい名前なのはよく分かる。

 

こんなニョキニョキしたのも群生してます。山頂までずっと樹林帯ですが植物観賞しに来た感じで楽しみながら登りましょう。

 

よく整備されたトレイルを登っていきます。登山口から山頂までは標高差わずか280m。

子供でも楽勝です。帝釈山だけなら約1時間ほどの登山です。

 

雪が溶けて目覚めるのは花だけじゃありません。苔も見てて面白い。梅雨を迎えて苔シーズン到来って感じです。

 

ほわちゃあ!

久しぶりの空手チョップで倒木を一刀両断してみました。腕は落ちてませんが背中が出てるのがちょっと気になるところです。

 

少し標高を上げるとミツバオウレンがたくさん咲いてました。小さいけどとてもツンとしてて目立つ花です。この時期はある程度標高の高い山なら至る所で見つかるはず。

 

イワナシ。これも定番の花ですね。

 

そして最後は桜で迎える帝釈山山頂。タカネザクラかな?

ドラマ仕立てですね。

 

右手側の景色も開けました。日光方面は雲海が広がってて幻想的な美しさ。

 

到着!

山頂の標柱の向こうに見える大きな雪山は会津駒ヶ岳。さすがの貫禄です。

ここで7〜8人のパーティから会津駒ヶ岳も写るように記念撮影を頼まれました。思いっきり腕を伸ばして上からのアングルで撮影したところすごく喜んでもらえました。

背が高くて喜ばれたのなんて何年ぶりだろう。。

 

帝釈山の山頂は狭いのでゆっくりするのには向かないけど、ご覧の通り眺望の良さは期待してください。幻の名山、なるほどーって感じです。

日光を代表する峰々、左から順に大好きな女峰山、大真名子、そして男体山。一番右の小さいのは太郎山かな?2,500m級の峰々はさすがに目立ちます。雪はすっかり溶けてしまった様ですね。

 

さて、早々に田代山へ移動開始です。今日一番の目的は田代まさしの失言です。

失礼。

田代山の湿原が待ちきれねぇっす!

 

シャクナゲです。

今年はあまりシャクナゲの群生を目にしてないな。甲武信ヶ岳、女峰山のシャクナゲのトンネルはすごいです。ぜひ、一度ご覧ください。

 

田代山に向けて帰りの登り返しにうんざりしながら下る。その途中にもオサバ草とミツバオウレンの共演は続きます。花に目をやって誤魔化すべし!

 

倒木の上に生える若い草木や苔がきれいです。森の命の循環を感じます。

山頂に湿原が広がる山だからでしょうか、ここら辺のトレイルは水分多め。濡れてドロドロ。避けて歩くのが一苦労です。

田代山からやって来た方からこの先もこんなにびちゃびちゃですか?と聞かれました。

残念ですがずっとどろどろですっ(汗)。

 

まさか山頂の湿原って、こんな感じでドロドロしてて、ちょっとした平野が広がってる感じなのかな、とちょっと不安になりながら登る。

しかし、登り返しがしんどい。。なんつっても今朝、会津駒ヶ岳から。。

 

ふぅ~着いた着いた。意外と長く感じたな。

でも湿原なんてないやん。ちょっと心配しながら、ここで腹ごしらえすることにしました。

 

満腹になって、行動開始するなり突然でした。ほんと突然現れました。

 

どーーん!

こんなの見たことない!

湿原の向こうに広がる雲海。雲海からちょこっと山頂だけ突き出た景色が、ここが紛れもなく標高2,000mの世界と言う事を証明してくれてます。すごい違和感。

いや、参った。興奮を抑えられない。

 

すんません、おみそれしました。

田代山湿原とか実は大したことないんじゃないか?と少しでも疑った自分が恥ずかしい。

 

さて、早速湿原を見て回りましょう!

反時計回りの一方通行です。一周約2キロです。

すごく楽しみ!

 

チングルマです。アルプスではよく見かけますが、田代山湿原の群生はこれまで見てきた中で一番かも。

 

そしてワタスゲ。今回の主役は完全にワタスゲとチングルマ。自分がそうである様に大して花に興味を持って無い人でも絶対に楽しめると思う。

 

ピンクがヒメシャクナゲ、青がタテヤマリンドウ、白がチングルマ。

美しい湿原に色とりどりの高山植物。

 

おみそれしました。

あちき、ここに来れて幸せです。田代まさし失言とか言ってお恥ずかしい。

 

絵にかいたルンルンぶりを表現してみました。

 

トレイルの脇に咲くワタスゲ。爽快な山頂散歩。このあとワタスゲのすごい群生が待ってるんだけど、そんなこと知らないからここぞとばかりに写真撮りまくりー。

 

チングルマの群生。

だんだんと本領発揮してくる田代山湿原。まだまだ序ノ口です。

 

会津駒ヶ岳の勇姿が見えてきました。

あんな大きな山だったんだなぁ。。

 

真っ白なワタスゲが増えてきました。

ゆっくりみてるから後続の方々にすぐ追い付かれてしまう。ところどころ逃げ場があるのでそこで前を譲ります。折角来て急ぐ必要なんてないんです。

 

田代山湿原は25haの高層湿原で、尾瀬国立公園の特別保護区に指定されてます。

と、広さを表すときに当たり前の様に見かける「ヘクタール」ですが、こんなの学校で習いましたかね?市民権を得た単位なのか以前から疑問でした。自分は詳しくは知りません。そんな人がほとんどだと思います。

そこで調べてみました。

1ヘクタール=10,000平方メートルなんだそうです。つまり100m×100mが1ヘクタール(ほぉ~)。

ということは田代山湿原の25ヘクタールは25万平方メートルだから、500m×500m=250,000平方メートルってことですね!覚えておきまひょ

 

ワタスゲの森。ワタスゲは山を歩いてるとちょいちょい見かけるけど、ここはまったく別次元です。

 

そして相変わらず存在感たっぷりのアイコマ。やばいよ、この景色は。

遠く檜枝岐村まで来た甲斐がありました。

 

ヤマレコでおすすめの山として紹介されてたとは言え、磐梯山にせず田代山にしてほんと正解だった。

企画プランニングしたおいらのこと誉めちくり。

 

湿原をなだらかに下っていくと山頂があるなんて、やっぱり変な感覚。ここが標高1,926m。冒頭にも書いたけど最も標高の高いところで1,971mあります。田代山のあるある言いたい~🎵

 

スタート地点に向かってなだらかに登っていく感じです。

 

ワタスゲとチングルマのコラボ。本当に楽しませてくれました。ここにまた登る機会があったら田代山だけでいいや。帝釈山はもういっかなーって感じです。

 

ゴールが見えてきました。ちょうど大人数のパーティが歩き始めるところが見えますが、馬坂峠までは観光バスも来るっていうからなるべく巻き込まれないように距離を置くのが良いですね。

本当に楽しかったです。田代山湿原の環境を守って下さる方々に感謝感謝です。

 

帝釈山への登り返しで鼻血が噴出しました。

べつにほじってたわけではありません。鼻が弱いんです。

そんなわけで、しばし止血タイム。同行者を待たせて申し訳ない。

 

オオカメノキ。

止血しきらないうちに行動してます。

足元を見ながら歩けないから同行者に先導してもらいました(^^)

 

あたぁ!

やっと止まったぜ!!

 

駐車場まで下りてきました。バッチを配ってたお兄さんはもういませんでした。1200名分、配り終えたのでしょうか。

30台ほど停められる駐車場は満車だったのでここから少し下った臨時駐車場まで移動です。と言っても歩いて1~2分です。

 

臨時駐車場が見えてきました。ここを下ったところの道路脇にまだ何台も駐車されてたからここに停められただけラッキーです。

ちなみにこんな感じの砂利道を30分ほど運転してきました。車は砂埃で真っ白になるのでご覚悟を

_| ̄|○

 

下山後は燧の湯。ここの湯は源泉かけ流しで、とろっとした湯がすごく良かったです。しかも馬坂登山口から国道に出る手前にあるから意外と人が少なくて穴場な感じ。会津駒ヶ岳や燧ヶ岳の登山客は国道沿いの温泉に行っちゃうんだと思う。お薦めです。

 

小腹が空いたから裁ちそばで有名な「裁ちそば本家六代目 まる家」の、目の前で営業してる「かどや」にやってきました(^^)/

食べログだと「まる家」が1位だったけど、別のサイトだと「かどや」も評価高かったんだよね。それに店構えがいかにも家族経営で頑張ってます!的な感じが好感持てるじゃないの。

 

めちゃ美味かったです。檜枝岐村の郷土料理「はっとう」が3点と、山菜2点、裁ちそばのセット。値段は少々高かったけど折角来たんだからここはケチんない。

裁ちそばは平べったくコシもしっかりあって、そばの香りも良い。そばつゆも美味しかったなぁ。ちょっと辛い薬味があったんだけど自分は口内炎が痛くてそれは食べられなかった。。残念!

はっとうも初めて食べましたがそば餅をゴマで味付けしてて、まずいはずがありません。大満足です~

 

檜枝岐川。昨日渓流釣り大会があったそうです。

冬は国道が通行止めになるこの村に、遅い春がやってきました~

 

 

振り返って

 

田代山と帝釈山、すごく良かったです。

帝釈山から一旦標高を下げ、田代山に登り返していくと、この日の朝に会津駒ヶ岳を下山してきたこともあって、だんだん疲れが溜まってきました。標高差は200mぐらいなのに、いつもと違って体が重い。

やっとの思いで田代山の山頂に着くと、突如現れる雲上の楽園に必死に我慢していたものが一気に放たれる感じが気持ちいい。

湿原の彼方に雲海。目の前には高山植物。こんな世界があったなんて、さすがヤマレコが推す山だけあります。

 

桧枝岐村は遠いし、登山口の駐車場は狭いし、この時期は人も多い。東京からだと必然的に早出になるけど期待は裏切りません。

行くべし!田代山だけでも登って下され!

 

 

6月、雪が解けてやっと冬から目覚めた感じがする福島の山々。

このタイミングがベストシーズンです。燧ヶ岳や会津駒ヶ岳なんかと組み合わせて企画しても良いし、はなっから田代山を最優先に企画しても絶対に満足できると思う。

帝釈山から田代山へのトレイルは水浸しのどろどろトレイルで一苦労しますがね。。

樹林帯が続くし、「本当にこの先に湿原がなんてあんの?」と、嫌気がさす登り返しに半信半疑にもなります。撮影したり花を眺めたり、のんびり登ってるはずなのにぐだぐだ。こんな日もあるわぃ。同行者にもバテてきてしまったと漏らし、ゆっくり登る。ぜーぜー。

しんどい。調子が悪い。くぞっ、いつもみたいにすいすい足が前に出ないぞ。

山頂の避難小屋が見え、多くの登山客でにぎわう樹林に囲まれたベンチで昼食のカップラーメンの湯を沸かす。食べたらバテも少しは治るかなと、あたりをキョロキョロしてそれらしい湿原を探す。

う~ん、こりゃ期待はずれかもしれない。

食べ終わったら行動開始。モチベーションが落ちてきたところだったから、広大な田代山湿原が視界に広がった瞬間そのギャップにやられてしまいました。

「おいおいマジか!くそっ!」

言葉とは裏腹の、期待を超える景色にとても気分が良かったです。

 

ではでは