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2015年2月に雲竜渓谷に行った際、圧倒的な存在感でたたずむ赤薙山と女峰山を見上げ、いつかあれに登ってみたいと強く思いました。

それが、こちら↓ ↓ ↓

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でかい。。山容もカッコエェ〜。今見てもこの時の感動がよみがえってきます!

あれからもう半年経ったのか・・・早いなぁ。今回、やっと女峰山に登ってきました。

ヤセ尾根あり、ガレ場も多く、滑落事故が少なくないため、油断はできません。しかも陽が長い時期にしか日帰りできないロングコース。

そんな難コースを今回は梅雨真っ只中に雨天決行してきました。雨のち曇りの天気でしたが、雷と風は無し。無理そうなら引き返して来ようという条件で行ってきました。

女峰山 2,483m
赤薙山 2,010m

■公共交通機関でのアクセス

・東武線 東部日光駅 → 霧降高原行バスに乗車し約30分、霧降高原で下車。
・バス乗り場は⇒コチラ。駅を降りて右斜め前、赤いテント屋根のycotというお店が目印。
・時刻詳細は⇒コチラ

 

<スケジュール>6月27日(土)
6:20浅草発快速で東武日光駅へ  →  8:25 東武日光駅 → 8:50霧降高原行きバス乗車 →  9:20 霧降高原バス停 → 9:25 登山開始 → 10:50赤薙山山頂 → 11:36奥社跡 → 13:30女峰山山頂 → 14:05唐沢小屋 (お昼)→ 16:10荒沢出合 → 18:00若子神社

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雨が降りしきる中、出発です。スカイツリーも上の方が隠れちゃってます。

とうきょうスカイツリー駅6:23発の電車で東武日光駅に移動します。

東武日光駅前

東武日光駅に着いたら、出て右側にある霧降高原行きのバス停で8:50発のバスを待ちます。本当は長い山行になるため7:40のバスに乗りたかったんだけどね、同行者が間に合わないため、仕方ないです。日光は遠いね。

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霧降高原に着きました。雨なのにちらほら観光客がいる理由は、6月がニッコウキスゲの満開の時期だからです。

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さて、これがヤマレコとかで噂に聞いてた1445段の階段ですね。

ウオーミングアップすっ飛ばしていきなり急登から始まる感じ。

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ニッコウキスゲです。なるほど、これが群生してるなんて一見の価値ありますね。

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こんなです。

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1000段まできた。思いのほかここまでは楽勝です。途中ですれ違った人から、上はもっと咲いてるよ~と教えてもらいました。

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ほんとだ。

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ウオーミングアップ終了。

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登り切ったら トレイルが現れ、一気に本気モードに。

うしっ、行くぜ!

降りしきる雨の中、左の赤薙山方面へ。

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いきなり登場するガレ場。山と高原地図の紹介文書には「草原をゆるやかに登ると、石が累々する焼石金剛につく」とあります。

赤薙山へ

自分は未熟者なんで、「累々する」なんて言葉、自然にでてこないっす。

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赤薙山方面へ。ここら辺までは雨がこれ以上強くなるなら赤薙山までのピストンでもいいかな、と考えてました。

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ガレ場を過ぎると、30~40分ほど木の根が邪魔して歩きにくいトレイルが続きます。雨で木の根が滑り、非常に厄介です。

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赤薙山山頂に到着。

ここまであっけないほど簡単に書きましたが、登り始めは1100m、山頂は2010mだから既に900mほど登ってきたことになります。赤薙山は女峰山への通過点でしかないけど、ここまで来るのも結構大変です。

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これから向かう女峰山方面。奥に暗くうっすら見える山容がちょっと怖い。

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トレイルは狭く、一人通れるぐらいの幅しかありません。

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奥社跡。通過中は 安全を優先して写真は撮らなかったけど、ここに来る途中、ヤセ尾根を通過します。滑落事故が頻繁に起きる場所です。気を付けてください。

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こういうのは風が強い日に飛んでってしまわないのだろうか。。

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ここから女峰山へ向け、アップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます。

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おっ、これもヤマレコで事前に情報を仕入れてたやつです。

木が傷を守るために樹液を分泌し、それが過剰となりポリープ化したらしいです。

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ヤハズ。なんでしょう。地図にはこんなのなかったです。

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登っては下る。岩場は滑りやすいので慎重に慎重に進みます。

同行者はトレランとボルダリングをしてるので、自分の後をスイスイついてきます。たのもしい。

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イワカガミが群生してました。

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一里ヶ曽根です。地図上では赤薙山と女峰山のちょうど中間地点です。晴れていればここから雲竜渓谷の眺めが良いはず。

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女峰山方面。雨の日のぼんやりした山のシルエットが畏怖感を煽り、ちょっと怖いんです。

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なんて花だろう。知ってる方は教えてください。

女峰山へ1

レインウエアの中が汗でべたついて、足が上げにくい。下はゴアテックスのレインウエア。上は大失敗でソフトシェルを着てきました。ソフトシェルの防水性なんて期待してはいけませんね。水を吸ってしまい、重くてたまりません。ハードシェルにすればよかった。

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水場の標識がでてきましたが、ここでは寄りませんでした。

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左前方にうっすら見えるピーク、あれこそ女峰山だ!と盛り上がりましたがニセピークでした。 

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そうとは知らず、最後の登りえげつないぜ!!あっはっはー。

と喜び勇んで登る。

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ここは 要注意です。左は切り立った崖です。ここが先ほどのニセピーク最後の登りです。

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ニセピークだったことに激しくショックを受け😭、肩を落として先を行きます。

ここら辺から雨はやんだり降ったりを繰り返すようになりました。天気は徐々に回復傾向にあります。一瞬、ガスが晴れるとこんな雄大な景色を見せてくれました。

素晴らしい。

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あれか?あれが女峰山山頂か?

時計で標高を確認したところ、あと150mほど登るからやっぱりあれがピークで間違いないんじゃない?と確認し合う。

自分はベクターで同行者はプロトレックです。標高機能の正確さはほぼ同じです。

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最後の登りだと思って必死に登ります。

もう本当にきつくて、頑張ろうって励まし合いながらなんとか登ってる感じ。

で、なんとここもニセピークだった。。

もう心はぼきぼきです。

それと息が上がるのがいつもよりちょっと早く感じる。空気の薄さの影響だろうか?こんな事じゃ甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根から登頂できるのか不安だ。

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ハイマツの森を抜ければ今度こそ山頂だ!と気合を入れ直す。

しかしここもニセピークだった。。

女峰山、簡単じゃない!!

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ああ、間違いない。次こそ山頂です。

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やったよ。。

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やったよーーー!!標高2483m。ここから以北に女峰山より高い山はありません。半年間想い続けてきた山頂にやっと立てました。

ちくしょー、今度は晴れの日に来てやる!

山頂は寒く、風もあったので、早々に下山。

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30分ほど下れば唐沢小屋があるので、そこでお昼にします。

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唐沢小屋方面の下りは最初から難易度高めです。雨のガレ場は滑るから恐ろしいです。

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累々と続く。

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男体山の裾野だけ見える。

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 ガレがルイルイ🎵

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唐沢小屋に到着。ここまで来れば風もないし、少し暖かく感じられた。

やっとお昼です。小屋には先行者のカップルがいました。この条件でも登る山ガールがいることに驚きました。強いな。。

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小屋の近くには仁王像が睨みをきかせてました。

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お昼前になんとなく撮った標識。

出発の際、この標識をきちんと見ておけば良かった。。痛恨のミス。

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お昼を終えて、東照宮方面に下山開始。

複数の塩ビ管から湧き水が注いでました。川の始まりは塩ビ管からです。

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こんなガレ場を横切ります。

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上を見上げた絵。落石要注意です。

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黄色のまるが登山道の目印です。

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長い長い下りが続く。

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ええーい!長いんじゃボケー!!

怒りが爆発し、巨木をなぎ倒す。幾分スッキリした。

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ここら辺は道が開けてて良かったな。気持ち良いトレイルでした。

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良いね🎵

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で、ここで過ちに気づく。

ん?なんだと?

志津林道だと?

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裏見?真っ直ぐは志津林道?

いやー、慌てた。慌てて地図確認した。

どうりで中継地点がやたら遠いと思ったわ!

道、間違えてたっす。

本来、東照宮に出る登山道で下山する予定だったんだけど、このままだと志津林道にでてしまい、タクシー呼ばないと帰れなくなってしまいます。

元の登山道にでるには唐沢小屋まで戻るしかない。なので、諦めます。

裏見方面に歩き、寂光の滝方面に行き日光に出るルートで下山します。

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ガレ場を渡ると、

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裏見の滝、日光方面の標識があります。

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道を間違えたことの動揺を抑えます。おちつけ〜おちつけ〜。。

道を間違えたため、40分ほど多めに歩きます。

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やっと陽がでました。これまでずっと曇りだったから太陽眩しい!男体山の全容は見えないけど、それでも道を間違えて意気消沈した雰囲気をガラッと変えるほどのインパクトがありました。

笹が生い茂る道をひたすら歩きます。

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陽が新緑を照らす。思わず足を止めて自然にひたる。

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寂光滝方面へ。

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あまり使われてない感じのトレイル。もう少し笹の背が高くなったら隠れちゃいます。

しかし、延々と2時間以上笹の野原を歩くって、これまでこんな山なかったなー。これはこれで珍しいと思うので、興味あれば来てみてください。

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杉が姿を現す。もうゴールは近いのか?

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違います。ここでやっと次の分岐点。寂光方面へ。長いよ。

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 ええーい!長いんじゃボケー❗️❗️

再び怒りが爆発。今度は手刀で巨木をへし折ってしてやったわ。

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日没を心配しつつも、ついつい朽ちた木を見つけると遊んでしまう悪い癖が出てしまう様です。

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そろそろバテてきた。同行者もヘトヘト。

眼下には滝が見えました。寂光の滝です。ゴールは近い。

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若子神社です。

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マイナスイオン出まくりです。顔を洗い、しばし休憩。

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あの塩ビ菅から始まる川が、多くの水を集めこれだけの水量になり町に向かって流れて行きます。

細かった沢が、下山した時には大きな川になってるのを見れる喜びは、登山ならではですね。

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若子神社の鳥居。昔に作られた石段が歩幅と合わず、タイミングを狂わされるのは自分だけでしょうか。

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ここからは林道です。大通りに出れば駅までのバス停があります。

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東武日光駅からはスペーシアを使って帰りました。東武線は安いから助かります。同行者は行きはJRでしたが、東武線で帰った方が1000円も安いと言ってました。

 

               振り返って          

最近は山頂ばかり目指すピークハンターになってしまいがちです。

今回は雨でしたが、途中で陽が差した時の森の美しさには、山頂にはないその山の良さがありました。

この天候での女峰山登山は超難関でしたが、その反面、自然を楽しめ、味わい深い登山になったと思います。

標準コースタイムは10時間40分。
電車、バスを乗り継いで行った場合、陽がでてる間に戻ってくるためには、どうしても急ぎ足で登らなくてはいけません。

慌ただしい日常から、せっかく山にやって来たんだから、ゆったり自然の時の流れを楽しみたいものです。

次は晴れた日を狙ってまた来ます。