2015年11月21日。福岡県の飯盛山に登ってきました。
山容はその名の通り、日本むかし話にありがちな、こんもりとご飯を盛った様な形が印象的な山で、福岡市西区のシンボル的な存在です。
個人的には、子供の体力作りを目的に何度も登りに来た思い出深い山です。
標高は382mと低いのですが、急登あり、簡単な鎖場あり、叶岳や高祖山へのプチ縦走だってでき、登山の基礎を覚えるにはもってこいの山です。
塗装路のエスケープルートも用意されてるので、子連れでの登山にも最適です。
ちなみにこの上の写真は2019年3月24日に登った時の写真です。ちらほら桜も咲いてるので飯盛山は春が良いかもしれませんね。
で、話を戻しますがこの日は元々、金山に行く予定でしたが、花乱の滝登山口が見つけられず、撤退。
消化不良だったので、帰り道の途中にあった飯盛山に衝動的にアタックしてきました。
<スケジュール>2015年11月21日
9:30 飯盛神社駐車場 ⇒ 9:42 飯盛神社 ⇒ 9:52 中宮 ⇒ 10:15 山頂 ⇒ 10:30 下山開始 ⇒ 10:55 中宮 ⇒ 11:05 駐車場
当日は七五三で混み合ってたため、登山者は第3、第4駐車場へ停めるべし、と飯盛神社の神様から告知がでてました。
第3駐車場に停めました。
この駐車場から飯盛神社へは徒歩4〜5分の距離です。この時点で標高50m。
ここ飯盛神社の創建は859年。由緒ある神社です。
そのため元旦の時期は駐車場渋滞がひどく、引き返したことが何度もあります。
境内は狭く、鳥居をくぐって本殿までは20mほどの距離です。
このこじんまりとした感じが個人的には好きです。
神社に掲げてあった地図に今日のルートをペイントしてみました。
赤が登り、青が下りです。雑ですみません。
さて、最初は林道歩きからスタートです。
車で来てるので、今回は叶岳への縦走はせずに、ピストンで帰ります。
11月下旬。九州の低山ではまだこれからが紅葉シーズンです。
林道を登りきるとシルバーの鳥居が派手な中宮が姿を現す。
山頂までは3ルート用意されてます。
今登ってきた林道の延長に塗装された道が続いてます。それがエスケープルート。
それとは別に、写真の社奥の左奥に割と整備された道があるのと、中宮の右側から延びる修験道。
本日は修験道で登り、下山は割と整備されたルートを使おうと思います。
修験道のルートが一番登山らしいトレイルとなってます。
杉林の中、割と急な登りが続く。
この杉が続く感じ、懐かしいなぁ。
約1年ぶりの飯盛山です。
徐々に原生林が混じり始めたら、
鎖ではなく、ロープの登場。
子供がアスレチック気分で楽しめるぐらいの高さです。
ここでは少しロープが長めですが、登るのはそれほど難しくないです。
下りは少し怖いので慎重に進みましょう。
ふぅ~そろそろ山頂です。
景色が開ける場所にきました。
「もーもーらんど」の油山が間近に見えます。標高597m。
福岡市民で知らない人はいない、憩いの山ですね。
山頂です。382m。
駐車場が標高50mだったので、山頂までの標高差は330m。
「東京タワー1本分の登山。福岡タワーよりはるか高いところまで登ったぞ❗️」
もし子供と登るのなら、ぜひそう言ってあげてください。達成感もひとしおで、自信につながると思います。
糸島方面。
手前に叶岳、その奥が毘沙門山で、さらにその奥が玄海島。
上宮跡です。
ちなみに福岡タワーの高さは234m。
残念ですが、ゴジラによって一度取り壊されてます。
落書きだらけの標識。
まあ、山好きじゃない人もたくさん登って来れる山にありがちですね。
下山は途中まで登りルートと同じトレイルを引き返します。
この標識がでたら中宮方面へ。
一見、トレイルがなさそうに見えますが、標識に従って5mほど進むと、
階段が見えます。
階段を上がると一旦林道に出ます。林道を左に進みます。
右に進んだ場合、最後まで塗装路を使って下山することができます。
林道で上がってきた車がここで引き返せる様、広場があります。
ここから先はまたトレイルにもどります。
この岩の上からの眺めがこの山で一番の眺望だと個人的には思う。
その岩の上からの眺め。
早良区の町並みが広がります。福岡タワーにヤフオクドームと、海。
しばらく進むと、休憩するのに丁度よさそうな広場にでます。
旧中宮跡地です。
以前、子供と真冬のこの場所で、こびとを探しに来たなぁ。
ここからはひたすら階段です。
えっちらおっちら。
階段でできたトレイルは下山に使用するに限る。
磐座という巨岩が祀られてます。どこに?
見上げたらありました。
さあ、中宮に戻ってきました。
背中がかゆそうにクネクネした狛犬ちゃん。
飯盛神社前を通って、駐車場への帰り道。
猫のお出迎え。
車を止めて振り返って一枚。
きれいな形をした山です。
で、また3月24日の春の写真を。
くどいですが、やっぱ飯盛山は花見登山がいいですね。
振り返って
冒頭で書きましたが、金山の花乱の滝登山口が見つからなかったため、飯盛山に来ました。
花乱の滝登山口じゃなく、仙石の郷近くの坊主ヶ滝登山口を目指せば良かった。。無念。
金山にはまた近い日にリベンジしたいと思います。
あーほんと悔しい。
一方、飯盛山の存在に感謝です。
飯盛山は低山ですがなかなかの急登で、なめたら痛い目に合います。
その小さな図体に山登りの醍醐味が凝縮されてます。
急ぎませんでしたが、大人の足で駐車場から40分ほどで山頂に立てます。
子連れだとその倍、約1時間半で山頂です。
ぜひ、登りに来て下さい。
では