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唐松岳 日帰り雪山登山(八方尾根) 雪質バブリー!天気もバブリー!突然ですが行き先を変更しま~っすの峰

唐松岳 日帰り雪山登山(八方尾根) 雪質バブリー!天気もバブリー!突然ですが行き先を変更しま~っすの峰

3月24日。北アルプスの唐松岳(からまつだけ)に雪山登山にやってきました。

 

「白馬乗鞍岳(はくばのりくらだけ)に行こーぜ!」と誘っといて、当日の朝になって「やっぱ唐松岳に登ろーぜ!」と変更を提案する暴挙にでたところ、割とすんなり受け入れてもらえてラッキーでした。

ほんとわがまま聞いてもらってスンマソンです!

白馬乗鞍岳も魅力的だったんだけどね、コースタイムが短くて簡単に終わってしまうからどちらかと言えば厳冬期にとっておきたい山です。今シーズンは既にタイミングを逸してしまった感があったから、「こんな絶好の晴天に白馬乗鞍じゃもったいない!」と思ってしまった。

まあ、それを当日に言うな!っていう問題なんだけどね。いやほんと、今後気をつけますっ(汗)!

 

で、そんなドタバタで始まった唐松岳登山ですが、お陰様で最高の登山となりましたよ!

散々振り回してしまったけど、ほんと唐松岳にして良かった。

 

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「マジ卍すっげぇー!」

自分の語彙力の粋を尽くした、最高の表現です。

ご覧の通り、山頂からの立山と剣岳の眺めは圧巻でした。

天気さえ良ければ割と簡単に登れるため、この日は多くの登山客で賑わってたし、本当お薦めの山です。

 

さて、そんな唐松岳は、北アルプスの中でも長野県の北部、後立山(うしろたてやま)と呼ばれるエリアにある山で、標高は2,696m、日本三百名山です。

立山連峰の後ろにあるから後立山と言われ、白馬岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳といった百名山が連ねる大山脈です。その中でも断トツの人気を誇るのはなんと言っても白馬岳でしょう。

その白馬岳から不帰ノ嶮(かえらずのけん)という難所を越えて、最初に出てくるピークが今回登る唐松岳です。以前はそのルートで唐松岳に登ってますが、雪山シーズンにこのルートはとても歩けないので、今日は八方尾根スキー場のゲレンデトップから登ります。

ここまででほとんど書いてしまいましたが、唐松岳登山の特徴は以下の通りです。

 

 

1.広大でなだらかな八方尾根は景色も良く、爽快な雪山登山が楽しめるぜ(^^)/

2.標高差は約1,000m。ゲレンデトップから登り始められるとは言えしっかり登るんだわ( ̄д ̄)

3.北アルプスで雪山登山ができるということで人気の山。多くの登山客で賑わってる( ̄▽ ̄)

 

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圧倒的な積雪量。やっぱ北アルプスは違います。

昨夜は麓でも雪がちらついてたし、まだまだここら辺は冬なんだなと改めて思いました。

さって、と言うわけで雪質最高、天気最高、

「突然ですが行き先を唐松岳に変更しま~っす」の幕開けです。

 

いざっ

 

 

■アクセス方法

・八方尾根スキー場へのアクセスは、こちらをご参照ください。

 

 ■ルートとコースタイム

■2018年3月24日 ※カッコ内は標準コースタイム

八方尾根ゲレンデトップ⇒(60分)⇒八方池⇒(150分)⇒唐松山荘⇒ (20分) ⇒山頂⇒ (20分) ⇒唐松山荘⇒ (120分) ⇒八方池⇒ (50分) ⇒八方尾根ゲレンデトップ

標準コースタイム:7時間00分(休憩含まず)

 

3/24 八方尾根スキー場ゲレンデトップ~山頂(ピストン)

活動距離:9.21km

高低差:857m
累積標高上り:1,037m
消費カロリー:2,598kcal(目安 身長180cm/73kg 男性)

 

 

 

はじまり

 

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八方尾根スキー場の第2駐車場に停めました。八方の湯があるところで無料です。

でもゲレンデから少し離れてるだって?

第1駐車場に停められなくて慌てて引き返す愚か者を何人も見かけたぜ!

空いてるし温泉あるし、登山客にとってはおススメです。黙って冬靴で歩くべし!

 

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これみんな登山客(笑)

顔を消すのも一苦労っす。

ゴンドラリフトのチケット売り場は割と回転率速いからそんなに待ちません。登山届けを先に書かないとチケット買えないので、何人かで来てたら並ぶ人と登山届けを書きに行く人で役割を分担した方が効率的です。

ちなみに料金は2,900円。晴れじゃなきゃもったいなくて来れないわ。

 

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ゴンドラに乗って一気に標高を稼ぎ、ゲレンデトップへは更にリフト二本を乗り継いでいきます。

ここ八方尾根スキー場には何度か滑りに来たことがあるけど、ここのスキー検定は他のゲレンデより厳しいと評判です。

その昔、八方尾根で一級に合格する事と、アメックスのゴールドを持つ事が最高のステータスと言われたバブルという浮かれた時代がありました。

この頃に入社した人から、万札を掲げないとタクシーが止まらなかったとか、超氷河期に育った自分には信じられない話をたくさん聞きます。

 

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完璧な晴天がバブリーだ!

超氷河期育ちなんでね、バブリーの使い方間違えてるかもです。

 

まあともかく、眩しすぎてゴーグル外せない!こりゃ期待できます。

 

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いきなりこの景色はやばかった。さあ、叫べ。

バーブリー!!

リフトに乗りながらおかしなテンションでシャッターを切り続けます。左が双耳峰の鹿島槍ヶ岳、右が五龍岳です。

この2つの山を隔てるのが日本三大キレットの1つ、八峰キレットです。

早く行ってみたい。考えただけでワクワクします。

 

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8:40

ゲレンデトップに着きました。景色が良すぎてあっという間でした。

大抵、リフト乗ってる時は寒くて早く着いてくれーって祈りながらの移動になるけど、今日は風も弱いし最高の一日になる予感。

 

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登山開始。

登り始めからアイゼン装着して出発します。重たいけど12本爪です。

ちなみに自分はペツルのアイゼンにグリベルのアイゼンベルトという変な組み合わせです。ペツルのベルトだけを買い直そうとしたら、5千円という法外な価格設定に挫けて致し方なくグリベルにしました。

 

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右手側の景色は白馬三山!

もうこの景色は何て言えばいいのか。子供がもう少し大きくなったら見せに連れてきてあげたいと思います。日本にはこんな絶景がたくさんあるんだよ、と。

左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。惚れ惚れしてしまいます。

 

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登り始めて15分で最初のケルンが出てきました。

最初のレイヤリングポイントです。

リフトに乗ってる間はフリース着込んでたけど、ゲレンデトップでそれも脱いだので、今日は最初からベースレイヤー+ハードジェルです。天気が良いとこれで全然オッケーです。

たまにメッシュ素材のベースレイヤーを二枚重ねてそれだけで登りますが、山頂に着いても汗冷えしないしお薦めです。

ちなみに、ダウンとフリースはザックにきちんと準備してます。

 

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五龍岳のでかさがハンパない。

この角度からは見えないけど、五龍岳は武田菱の元になった黒菱が有名。下山後に写真が撮れたから後で見てください。

 

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トイレ?でしょうか。

もちろんこの時期は使用禁止。

 

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ほんと、凄い人。こんなに登山客が多いのは谷川岳以来。

このゆったりした八方尾根。残雪期だからこその登りやすさ。夏道でも登りやすい尾根だけど、冬道は段違いに登りやすい。

 

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白馬鑓ヶ岳と唐松岳を隔てるのは、こちらも日本三大キレットの1つ不帰ノ嶮。

ちなみに残すもう1つは言わずと知れた「大キレット」。槍ヶ岳と北穂高岳の間にある長く切れ落ちた区間です。

そんな登山客を引き寄せる魅力が詰まったエリアがここ北アルプスですが、その分事故も多い。

 

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スキーの浮力を生かしてノートレースの雪原を1人行くバックカントリースキーヤー。

1人でも楽しいんでしょうね。

なんにしても絵になります。

 

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人の顔ケルンと呼ばれてる(らしい)、八方ケルンに到着。

言われると、もはや人の顔にしか見えない。明らかに配置狙ってるわ。

 

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何度も似たような写真になるのは許しておくれ!

見てて飽きることのない景色。登ってて急ぐのがもったいなかった。

 

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ケルンがちょいちょい出てくるから、休憩するタイミングには困らないと思います。

ここは、八方池ケルンです。

夏なら八方池に映る逆さ白馬三山を楽しめるポイントで観光客でごった返してるところです。

 

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それが今はこんな感じ。

八方池は4mほど積もった雪の下に埋もれてます。これだけの雪が本当に7月までに解けるんだから凄いですわ。

 

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ここまで木々はなかったのに、ここだけブナや白樺が出てて、すごく気持ち良い。

夏道歩いてた時も同じことを思ったのでここはよく覚えてます。

 

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ここら辺からちょいちょい急斜面が出てきます。

この急斜面でちょっと疲れました。思いのほかペースが上がらないし、踏み抜きを避けるために人の後ろを歩こうとするから前の人と同じペースで歩くことになる。

自分が休憩中に先に行ってしまった同行者に追いつけないけど、それは早々に諦めてとにかくバテないペースで登ります。

 

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振り返れば広大な長野県北部の山々。北信五岳と呼ばれる山々です。その中でも妙高はやっぱり目立つし、格が違う感じがします。

妙高は新雪に阻まれて撤退。未だ山頂に立ててないから思い入れもひとしおです。早くやっつけねぇと!

 

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唐松岳も近づいてきたぜ!!

 

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晴れてるとは言え、気温が低いから雪質は良く全然シャリシャリにならない。

それぐらい気温は低いから、カメラのバッテリーが放電しない様にカメラは裸でぶら下げたりせずに、懐やバッグにマメにしまう必要があります。

ちなみに予備バッテリーもこの時期は必須です。

以上、ブロガーの呟きでした。

 

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目標のテッペンが見えてきたぜっ!

雪山入門って言う割には標高差1,000mも登るから疲れた。

さっきも書いたけど、なんか体が重いから本調子じゃないんだな、きっと。無理は禁物です。

 

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なので意識してゆっくり登る。

ここら辺は風の通り道なのか、ゆっくり登ってる時に限って風が強く吹きつける。ぐぞ。

 

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標高を上げてくると、滑落したら這い上がってくるのが困難だろうなっていう斜面も出てきました。

 

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最後にちょっとした岩場を越えると、

 

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小屋はどコヤ?

あそコヤ。

すぐそコヤん。

こういうことは思いついても口に出してはいけないと学びました。

 

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さあ、ここまできたら山頂は捕らえたも同然。

ここまで意外と疲れたけど、あと一踏ん張り。

 

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急坂を登って行くし、標高も上げてきたから呼吸が苦しい。

雪斜面をトラバースするところが一箇所だけあって、そこだけピッケルがあった方が良いなとは思いましたが、最後までストックだけで問題なく行けました。

 

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山頂に着きました~。

ここまで絶景だったから疲れは感じなかったかって?

 

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バテバテだよ!

一般登山客でも登れる簡単な雪山という評判は八方尾根スキー場が流布した陰謀か?ってぐらい疲れた。

まあ、どんな低山に登ってもなぜかバテるので毎度のことなんですけどね。

 

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この小さなエビの尻尾に4人の大男が一斉にカメラを構えてんのがなんかウケた。

 

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そして見渡す山頂からの眺め。

こちらは登ってる時からずーっと左手側に見てきた五龍岳。

山頂から見ると唐松岳と五龍岳の間もなかなかえげつない登り返しがあることがよく分かる。

 

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そして、山頂まで来ないと眺められないのがこの反対の景色。

分かりますか?右奥。

日本海ですよ!富山湾!

そして正面に見える山が毛ガニ 毛勝三山(ケガニ ケカチサンザン)。

 

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そして剱岳と立山の峰々。

稜線の反対側に広がるこの広大な立山連峰が見たいから、今回唐松岳を選んだ様なもんです。

 

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山頂で謎のポーズを決める。

唐松岳に変更してニンマリだぜ!

 

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山頂でダウンを着込んで長居して満喫しました。

空腹の限界を迎え、こりゃかなわんと下山開始。

 

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小屋の正面にちょうど風を避けられそうな所があったので、ここでお昼にします。

完璧な場所取りに思えたんだけど、、

 

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ちょっと風が吹くと屋根の雪が舞って、ここだけ吹雪状態だよ!

んなアホな。最悪な場所だ!

しかも気温が低すぎてガスがすぐ消えるからお湯が沸かない。氷点下用のガス缶を買っとけば良かった。。ケチるんじゃなかったと今更だけど後悔。

なんとかぬるいと感じられる温度まで温めることができたけど、カップラーメンはぺビースター状態。

大失敗だよ!

 

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冷えたラーメン食べて体が完全に冷えきった。指が凍傷になるんじゃないかってぐらい冷たくてしんどかった絵。

 

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下山を開始すると尾根は無風状態だったので、気を取り直してお茶タイム。

なんのこっちゃでした。

 

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雪質が良いから尻セードしてもびちゃびちゃにならないよっ!

 

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雪質が良いから飛び込んだら気持ち良さそー!

 

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バンッ!

(イメージはモフッだった)

なんでだ。。

 

 

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痛い。顔が痛い。

よく締まった雪だこと。

 

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標高を下げてくると、観光客と登山客がわんさか撮影してる謎のスポットがありました。

 

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ゲレンデトップが見えてきました。

登りも下りも、終止絶景続き。

毎回こんな素晴らしい登山だったら最高だなぁと思える旅になりました。

 

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下山後、白馬のノースフェースのお店に立ち寄って、その駐車場から眺めた五龍岳に、武田菱を見ることができました。

絵心ありすぎなのはご容赦ください。

自分の目で見ると、本当にあるんだなと思えますね。

 

 

振り返って

 

白馬乗鞍岳へは、来シーズンの厳冬期にチャンスがあれば来たいと思います。

唐松岳に登りたいと突然変異を起こしたのは当日の朝。

同行者は何度も唐松岳に登ってるから、嫌がるだろうなぁと思ったけど、「仕方ないな!」と快くオッケーしてくれて決まりました。突然変異ですからね、仕方ないんす(笑)。

自分は唐松岳の雪山登山は初めてだったからもう感激でした。3月の後立山の雪景色はやっぱ凄かった。

改めて北アルプスのスケールの大きさを思い知らされる旅となりました。

 

完璧な晴天。稜線は所々風が強かったけど、それでも厳冬期からすればかなり弱い方だと思う。登りやすかったです。

人もすごく多かった!

でも、距離9.2キロで標高差も1,000m以上あるし、山頂直下ではトラバースポイントがあったり、決して誰でも簡単に登れるという感じではないと思いました。

でもこういう景色はなるべく多くの人に見てもらいたいですね。

早いとこ経験積んでギアを揃えて来るべし!自分ももっと早く来とけば良かったと心底思いました。

 

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後立山。立山の後ろにあるから後立山。

前じゃないの?と思う人もいると思いますが、こういうのは京都を中心に決まるので後ろです。

例えば、越前、越中、越後もそうで、京都に近い方から越前(福井県)、越中(富山)、越後(新潟)。

知った風なことを書いてますが、実は最近知りました。

 

いつもハイペースで歩きがちですが、景色を楽しまずに下ばっか見て歩くともったいないからゆっくり歩きました。バテたってのもあったけど。。

意識してゆっくりゆっくり。

いつもみたくハイペースでは登らない。

時間に余裕があって、景色が良い登山の時はなるべくこうやって歩きたい。

2回目の唐松岳は、何もかもが夏とは違って新鮮でした。

 

突然ですが行き先を変更しま~っす。

やっぱり変更して良かったぜ!と、

分かった様な顔して大満足の旅となりました。

ではでは

 

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