【山梨】竜ヶ岳登山② 本栖湖サーキットと旧千円札の眺望 ダイヤモンドは永遠の輝きの旅後編

【山梨】竜ヶ岳登山② 本栖湖サーキットと旧千円札の眺望 ダイヤモンドは永遠の輝きの旅後編

 

もしも〜座薬を〜入れたなら〜♫

想いの〜すべてを〜歌にして〜♫

君に伝えることだろう〜

 

はいどーも。大腸に潰瘍を抱えるおじさんが山に登るブログです。

毎晩、泣きながら座薬をキメてます😎

 

いい大人ならほとんどの人が座薬って一度は経験してると思うんだけど、冷蔵品の座薬ならね、スーっと溶けていくから楽なんだけど、常温の座薬って固くて痛いんだわ。

そんなわけで最近はワセリンを付けて入れることを思いついてだいぶ楽にはなったんだけど、それでも座薬を入れてからの私は微動だにせず布団の中で死んでます。

でもね、1日に10回ぐらいトイレに駆け込んで血と膿を出してるとね、なんとしても早く治さねばと思うわけです。

センセも治療すれば必ず治りますから!と言ってくれてるし、頑張るよ、とほほ😭

 

ああ、こんなんで熊本城マラソンなんてまともに走れるんだろうか。ランニングとか激しい運動は駄目みたいだけど、それ以前にレース中のトイレが心配だなぁ。

とにかくタイムより今回は熊本を満喫しよう。

決戦は2月16日。

待ってろくまモン!

 

 

さて、竜ヶ岳の後半です。

前半でダイヤモンド富士に感動し、周囲のハイカーが下山していく中、自分は本栖湖一周というアホな行動に出たのでした。

ええ、この日は大腸の調子が良くて浮かれた次第です。

では後半は端足峠から中ノ倉山〜パノラマ台を経て本栖湖駐車場までの軌跡です。

 

だけど僕には座薬がない〜

君に聞かせる座薬もない〜♫

 

 

前編はこちらからどうぞ

【山梨】竜ヶ岳登山① ダイヤモンド富士は永遠の輝き 辰年の最後に竜に登る旅

 

端足峠から本栖湖へ

端足峠から本栖湖へだらだらと下っている。

ガツンと下りたいところだけど九十九折でちょこちょこ下るのがモドリッチ。

 

 

本栖湖がみるみる近づいてくる。

お腹も空いてきたから本栖湖に着いたら軽くおにぎりを1個食べよう。

 

 

標高を下げると山の陰に入るから一気に気温が下がる。

風は防げて良いんだけど。

 

クラシックネガだと湖がくすんで何を撮っているのかいまいち分からなかったからここはASTIAで。

やはりこの明るさには目が覚める。

クラシックネガの良さは分かったけど、おかげでASTIAの素晴らしさを再認識できたな。

ASTIAよ、ありがとう。

 

下りきったらキャンプ場の森に突入。

職場で野鳥の会に入ってる同僚が富士周辺(静岡側)で野鳥をウォッチしてるんだけど、手付かずの自然が残ってて野鳥も豊富なんだそうだ。

その観点でウルトラトレイルマウントフジは物議を醸してるんだよねって言ってたけど、いつも仕事で折衷案ばかり提案する自分でさえ、こればっかりはだったら他でやればいいじゃないかと自然擁護派の考えを尊重したい。

話は違うけど、南アルプスを25kmも貫くリニアの工事を前静岡県知事の川勝さんが認めなかったのが一時期問題扱いされてたけど、いやいや、むしろ川勝さんの英断でしょ?と応援してしまうわけです。

自然を壊してまですでに新幹線が走ってる区間にリニアを通す必要なんてないと思うんだけどね。

 

 

もう営業を終えて静まり返ったキャンプ場。

 

ゼブラの影をまたいで本栖湖へ。

 

 

御飯峠(ごはんとうげ)、すばらしい名だ!

 

本栖湖まで下りてきたよ。

 

 

さすがの透明度。

ザリガニとか魚はいないのかなと探してしまうけど、こんな寒い冬に活発に泳ぐ魚なんておりませんわな。

 

この美しい景色を眺めながら優雅なランチタイムといきたかったけど風が意外と吹いてて寒い。

急いで頬張ってすぐ行動開始。

 

道路を300mほど歩いて中ノ倉山の登山口へ。

 

 

CLOSEという看板をものともせず突き進む。

こちらのキャンプ場の奥に登山口がある。

 

 

自分の小学校にもこんなのあったなと懐かしい記憶が蘇る。

 

「千円札展望台入口」方面へ。

中ノ倉峠が野口英世の千円札の裏面デザインの元になったポイントなのだ。

 

 

カエンタケなる毒キノコがあっても絶対に触れてはいけないと注意書きがあった。

 

どうやら最強の毒キノコと言われているらしく、その強烈な毒で触る者みな傷つけてララバイおやすみ的に死ぬらしい。

触るだけで皮膚の炎症を起こすらしいからそれだけ毒が強いということ。

しかも山だけではなく庭にも普通に生えたりする困った奴らしい。

 

そんなことよりギザギザハートの子守唄を知らない人はまたも置いてくよ。

 

 

日向のトレイルのおかげで冷えた体が一気に暖まっていく。

 

 

うーん、勢いで本栖湖を一周することにしたけど意外と距離が長い。

今さらながら後悔している。

 

 

くねくねした木々が生い茂るジャングルの中へ。

竜ヶ岳から一周するのがお作法だと思ってたけど、すれ違ったグループが後ろで

「今のゴリラ、逆から歩いて来たよ」

と言ってるのが聞こえた。

ふーん、そうなのか。

でもダイヤモンド富士も見れるし、自分が辿ったコースのほうが絶対良いに決まっているんだ。

 

 

中ノ倉山に到着。

結構がんばって登ったというのに、眺望なし。

ここで全行程の半分を少し過ぎたぐらい。

 

 

これ食い散らしたのだれ

 

旧千円札のデザイン

中ノ倉山の山頂の次は中ノ倉峠を目指す。

中ノ倉峠が旧千円札のデザインになったポイントなので楽しみなのだ。

 

マックで小学生ぐらいの子が「アワビってワサビの仲間?」と親に聞いている。

今そんな微笑ましいやり取りの隣の席でブログを書いている。

まあどうでもいい話ですが。

 

脂肪肝対策として手軽に始めたランニングも、フルマラソンを走るようになって、今年の熊本城マラソンで実に6回目のフルマラソン。

目標がないと走っててもつまらないからなーと思いながら、何が楽しくてこんなに自分を追い込んでいるのかもはや分からないというのが正直なところで、そんなおかしな精神状態でついエントリーしてしまったのだ。

 

京都人同士の会話が謙虚を装いつつもマウントを取りあっているうちにお互い何が言いたいのか分からなくなっていると聞いたことがある。

もうわけ分からんわーとポチッとしてしまったと思っていただきたい。

 

結局、自分は何がしたいんだろう。

チョコザップぐらいのトレーニングがちょうど良いのに。

 

防寒テムレスを使っていると中が蒸れて、指って意外と汗をかくんだなと、そんな当たり前なことを知った15の夜。

 

あ、なんとなくそれらしい景色になってきた。

 

中ノ倉峠に到着。

中ノ倉山からコースタイム40分たらずなのに疲れてきたから意外と長く感じた。

 

さて、旧千円札のモデルになったという逆さ富士を眺めようではないか。

 

 

どれどれ。

はい、どぼばーん。

曇っとるがな。

 

 

こういう時はASTIAで。

ASTIAにしたからといって本栖湖は風で波立ってたから逆さ富士は全く見れなかったじょ。

 

 

ちなみに、旧千円札ってどの世代か分かる?

 

これが意外と分からないんだよ。

 

今が北里柴三郎でしょ。

 

その一つ前は夏目漱石でしょ。

 

はい、嘘です。

今この嘘に気付けなかった方は私と同類です。おめでとうございます。

 

一つ前は野口英世です。

 

で、中ノ倉峠からの富士山がデザインされたのは野口英世バージョンの千円札です。

 

ちなみに、津田梅子の前の5千円札って新渡戸稲造だっけ?樋口一葉だったっけ?

もうやめて!分からないから!

 

中ノ倉峠からパノラマ台へ

ではパノラマ台へ向けて移動しましょう。

ここからは軽いアップダウンはあるんだけどね、、

パノラマ台までは割りとフラットなトレイルが続くことを祈るよという想いだったな。

 

本栖湖の景色はずっと変わらない。

本栖湖ってあまり特徴のない形をしてるから全体のどれぐらい進んだかはYAMAPを見ながらじゃないと分からない。

 

しかしここまで来たら引き返すわけにもいかないから前進あるのみ。

 

 

前進前進前進〜♫いい気分〜♫(奥田民生)

奥田民生の股旅(ジョンと)という曲が最近のお気に入りです。

 

 

自然にできたとは思えない穴が出てきたり。

変わり映えしない風景に違いを探すのに必死だ。

 

 

雪が積もってないとはいえ、さすがに冬山は寒い。

まあ暑いのも寒いのもどっちも苦手なんだけど。

単なるわがままですが。

 

夢にまで見たフラットなトレイルはまんまと裏切られ、地味に堪える登りが続く。

 

 

もういい加減にしてくれぇ〜と泣き事を10回ほどほざいた頃、やっとパノラマ台に着いた。

いや、安堵するのは早い。

なぜか?

ここはパノラマ感ゼロだからです。

 

どういうことか?

 

またもYAMAPを見てみるとパノラマ台はまだ先だという事実を知り、もうあたしのモチベーションは急降下。

よく見りゃ案内板も矢印になってるし。。

 

 

そりゃ湖を一周してるだけなんだから景色も植生もなーんにも変わらないのは当たり前か。

それを分かってて一周する計画を立てたんだもんね。もんもん。

 

今度こそ本当にパノラマ台に着いた。

 

 

どーんと富士山。

さっきより少しだけ晴れてきた気がする。

 

お次はASTIAで。

クラシックネガが使いたくてX-T30Ⅱを購入したけど、おかげてASTIAの良さを改めて知ったという皮肉な結果になってしまったな。

まあ今日はかなり多めにクラシックネガで楽しめたから満足だけど。

次の山では思う存分ASTIAを楽しんでやるんだ。

 

東屋の朽ち方に味があるな。

 

青木ヶ原樹海は864年に噴火した溶岩の上にできた樹海なんだそうだ。

平安時代だね。

 

富士山の雲が晴れる

パノラマ台から次なるピーク烏帽子岳の途中で雲が取れた。

同じ景色だけど富士山は何度見ても感動をくれる。

本栖湖の景色はもうお腹いっぱいだというのに。

 

烏帽子岳に向けて登り返す。

もうかれこれ14kmほど歩いてるからおっさんの体力の限界を越え、そろそろ大腸がうなりを上げそう。

 

 

やっとこさ今日最後のピーク、物々しい烏帽子岳の山頂に到着。

 

 

今日一番の富士山に出会えました。

なんだろう、これが見たくて一周したんだなと思えたよ。こいつを達成感というんだな。

富士山、ありがとう。

 

 

投げ捨てられた様に山頂標識が転がってたよ。

 

 

本栖湖の外輪山はコンプリート。

あとは下るのみ。

 

本栖湖に向けて一気に標高を下げたいところだけど、ここでも九十九折のまどろっこしさに憤死。

 

体力があるうちはだらだら歩くのも良いんだけね、初老ジャパンというかただの初老なあたしにはしんどいだけ。

 

 

ツゲの森に突入。

 

冬の日差しは優しい。

 

 

見飽きてきた本栖湖がやっと近づいてきた。

ザリガニおらんかな。

 

ああ…、やった。

フィニッシュが見えた。

竜ヶ岳ってゆるふわ登山のはずなのに、なんなのこの疲労感。

 

下山後もどでかい富士山

いや、そう簡単に終わりではない。

ここから本栖湖沿いを駐車場まで約2㎞ほど歩くのだ。

 

湖畔にはいくつも駐車場があって、何度かゴールとぬか喜びして肩透かしに合う。残念!

 

本栖湖アート館ののぼりがホラーすぎてアート感ゼロ。

 

 

富士山がデカすぎて怖い。

近所に可也山というご当地富士があるけどそれとはぜんぜん違う😂

ダイヤモンド富士も見れたし、なんだかんだで大成功の山旅になったな。

 

せっかくだからほうとうぐらい食べて帰りたいところだけど、大腸を守らねばならぬ身としては心のブレーキを踏ませてもらう。

健康なうちに好きなもの食べた方がいいよ、と声を大にして言いたい。

 

 

やっと駐車場に戻ってきた。

総距離17㎞、よく歩いたな。

 

長く歩いた割にはこの日はサーモスに入れた白湯(さゆ)だけで足りた。冬だからね。

 

 

ええ、ほうとうは我慢したけど吉田うどんはしっかり食べたよ。

 

筑後の甘いうどんに目がない自分だけど、やはりご当地うどんは外せないのだよ。

 

 

振り返って

朝日のダイヤモンド富士が見られるのだから、夕日のダイヤモンド富士だって見られる。

そのエリアは千葉と神奈川がメインになるわけだけど、夕日に染まる赤い富士というのも良さそうだね。

 

さて、重大な報告です。

筑後のうどんではないけど、福岡3大うどんチェーン店の一角「資(すけ)さんうどん」がすかいらーく傘下に子会社化され、なんと関東進出が始まっているのだ!!

 

1号店は千葉の八千代、2号店は東京の両国。うふふ。

 

資さんうどんの肉うどんとおでんを福岡でも東京でもどっちにいても食べられちゃうなんて贅沢だなと、一人ほくそ笑んでいる。

 

ただ・・大腸がぁ。。うどんは大腸に優しそうだけど肉とゴボ天はお預けだなぁ。

あと価格が東京の相場になっていないことを祈る!

 

以前、神保町に豊前裏打ち会の店があると聞いて行ってみたけど、一杯1,000円近いお品書きを見て帰ったもんね。。

 

まあ、なんにしても楽しみだな。

 

今回のダイヤモンド富士が2024年登山の締めくくりとなったよ。

 

年内の雪山は大腸の調子がいまいちだからお預け。

少し良くなってきたら短めの雪山には登りたいなぁとは思っでいるけど、それなりに難病だからなんとか夏までにじっくり治したいところ。

 

ちなみに雪山ではカメラはX-T1の一択で、マイナス20℃、しかも超暴風雪の環境でも耐えてくれた実績があるから安心できる。

 

今日はX-T30ⅡとXCレンズの電動ズームレンズで、たぶん朝方は氷点下だったと思うんだけど、山の環境にしてはそれほど寒くはない。

それでも動きがおかしくなったからね。

やはり電動ズームは夏山じゃないと厳しそうだなということが分かってよかった。

 

ではでは

 


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