【カメラレビュー】富士フイルムX-T30Ⅱを紹介するぜ!!ちょいとXC15-40mmレンズもね

【カメラレビュー】富士フイルムX-T30Ⅱを紹介するぜ!!ちょいとXC15-40mmレンズもね

2024年12月に富士フイルムのX-T30Ⅱの新品を買ったので、早速その喜びを世界の中心から書き殴るでゴザル。

 

いやぁこのたたずまい、良い!

 

ピークデザインのハンドストラップも良し!使い勝手良し!

 

まあレビューといった大それたものではなく、ただ感想をブツブツつぶやくおっさんの独り言みたいな内容になっちゃうけど、どうぞお付き合いください。

 

で、さっそくだけど、コレ、優秀です。

 

富士フイルムと言えばやはりX-Proシリーズみたいなクセキャラだけど持ってるだけでニンマリしてしまう、そんなカメラを想像しがちだけどこれはちょっと違うんだよね。

優等生なんです、はい。

 

 

富士で優秀なカメラって文句無しでX-Tの一桁シリーズなわけだけど、このコンパクトボディにX-T4相当の機能を詰め込んじゃってるわけだから、もうそれだけで超優秀なわけです、ええ。

 

でもX-T50が好調な売れ行きを見せている今、なぜ型落ちのX-T30Ⅱを買ったのか?

 

安かったからだよ!(言わせないでー😭)

 

だってね、中古価格よりも安い新品を見つけたんだよ!それに最近の富士のカメラって値上がりひどいでしょ。中古市場も爆上がりだし。間髪入れずに飛びつくよそりゃ。

それにどう?意外とデザインも良い。

 

これまで自分が所有しているカメラはブラックばかりだったからね、

とんこつ王国でたまに醤油ラーメンを食べるとバリ美味く感じるのと同じで、とにかく新鮮😂

それにシルバーにするとゴリラな自分が持っててもスタイリッシュに見えるんだよ。

マジで−10kgの着痩せ効果あんじゃね?

 

 

はい、そんなわけで、この子の良いところを簡単にご紹介します。

 

①めちゃコンパクト

X-T1を長く使っていたからね、その軽さと小ささにはびっくらこいたよ。X-T1だってかなりコンパクト設計なんだけどなぁ〜、もうゴエモン。いやルパン?もとい、次元が違う。

X-E1とほぼ同等って感じ。

 

②アナログ操作が楽しめる。

富士のカメラを選ぶ理由はまずコレだよね。S10やS20、Hシリーズといったモードダイヤル系の機種には興味なしなのだ。

露出、シャッタースピードダイヤルは必須。テント内の明るい中であらかじめ設定をセットしといて外に出てすぐに星空撮影を始めるなんてことも簡単にできちゃうわけです。

XFシリーズのレンズにすればF値だってぐりぐりいじれるし、撮影欲を満たしてくれる。

 

③おまけにフラッシュまで内蔵されている。

これね、意外と大事なんだよ。

屋内はもちろん、朝日が出た直後の逆光の中での撮影とかでね、フラッシュ使ったほうがうまく撮れることもあってあると助かるんだわ。

 

まだまだありまっせ。

 

④フィルムシミュレーションでクラシックネガとETERNAブリーチバイパスが使える。

クラシックネガの絵をみたら鼻血止まりません、マジで。

クラシックネガを使いまくって、結局ASTIAが一番好きだなということに気付かされたんだけど😎

まあフォトウォークしながらいろいろ試せるのは、ほんと良い歳のおっさんを浮かれさせちゃうほど使ってて楽しい。

 

⑤エフェクターの追加

カラークロームエフェクト、グレインエフェクトが備わってるから、これも撮りながらいろいろ楽しめる。特にカラークロームエフェクトはASTIAと組み合わせると青空が映えまくりなわけです。グレインエフェクトで春の花の撮影を渋めに撮影しても面白そう。

 

⑥簡単なスペックの紹介

センサーはX-trans CMOS4、プロセッサーも第4世代でX-T4と丸っきり一緒。それでいてバッテリー、メモリー込みでなんと重さ378g。

 

X-T40の名前で発売すればもっと売れただろうに、デザインをX-T30から変えてないからX-T30Ⅱにしたんだろうね。

 

 

キットレンズのXC15-40mmレンズを付けたところ。

このレンズはめちゃ軽い。重量はエアー。

 

だけど、電動ズームってのがね…

個人的には好みではない。

つか駄目。ぞんぞん。

 

気温が低いと動作が悪くなるから冬山では使えないことが分かったし。

バッテリーの減りも早くなるからね。

 

でもね、このレンズの軽さはウルトラ魅力的。

映りも良くてびっくりした。

冬以外の低山ハイクでは威力を発揮しそうだなという印象。

 

はい、期待通りの軍艦部。

ちなみに装着してるレンズはXF35mm(神レンズ)に変更してます。

右から露出ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、一番左は連写やエフェクター類のモードダイヤル。

ISOダイヤルはなくモードダイヤルにされてるけど個人的にはOK。

露出とシャッタースピードは頻繁に使うからダイヤルは残して欲しかったし、使い慣れたEシリーズに近い操作感だったのでこの配置はウェルカム。

 

Fnボタンにはフィルムシミュレーションを割り当てました。

手袋をしてるとボタンが小さいから押しにくそうだけど、フィルムシミュレーションはFnボタンにしか割り当てできない仕様らしく、ひとまずこれで妥協。

 

ちなみにモードダイヤル横のレバーを引くとね、ミュージシャンがステージの下からバーン!って高く飛んで現れる演出と同じく、フラッシュが飛び出す。

小学生の時にテレビで見たボン・ジョヴィを思い出して泣きそうになったわ。

 

フラッシュ一つでボン・ジョヴィに行き着くなんて、このカメラ改めてすげぇ。

 

 

X-T一桁シリーズはフラッシュがないのがね、以前から残念だったんだよね。

 

液晶はバリアングルではなく2軸チルトモニター。

動画や自撮りをしない自分はチルトモニターがベストな選択なのです。

ファインダーはEVFのみ。

ProシリーズとX100シリーズが搭載しているOVFとEVFの切り替え機能があれば、きっとバカ売れしてきっと自分の手元には来なかっただろうなぁ(売れ残らないから)。

なのでEVFだけでひとまずOKです😂

 

まあここまで書いて何が言いたいかと言うと、富士フイルム特有の不便さ、マニアックさにキュンキュンしちゃう様なカメラではないです。

 

優等生という意味が少し分かっていただけたでしょうか。

 

 

では、早速お散歩に持ち出してみるよ。

富士フイルム奥義クラシックネガです。

 

 

近所の松原を散策。

宅配便のおじさんがワキガだった時の辛さも冬の松林が浄化してくれる。

こちらもクラシックネガ。

 

 

クラシックネガ。

 

からの〜

ASTIA。

 

 

Velvia。うん、好き。

 

クラシックネガ。

クラシッククロームって気取った感じがするんだけど、クラシックネガは落ち着いた中にも少し彩度が高くてポップ寄りなのがいいね。

 

冬の玄界灘。

いつになったら面白くなるんだろうと待ちくたびれた朝ドラ「おむすび」の舞台になった糸島が見える。

ほんといつになったら面白くなるんだろ。。

 

 

糸島に近い浜辺では冬になるとソデイカがどういうわけか元気な状態で打ち上がる。

これ風物詩です。

このソデイカはもう死んじゃってるけど、生きてるソデイカは地元の方々の奪い合いになるらしい。

 

 

クラシックネガで撮る青空。

深みがあって素敵です。

 

 

先日、自分の知り合いがキヤノンのどでかいカメラを購入したんだけど理由を聞いてみると

「やっぱりフルサイズを使ってみたかったんだよねー」と。

 

正直な理由だし、ほんとよく聞く話。

 

でもその重いカメラ、持ち出すのは最初の1年だけだよ。とか間違っても言わなかったけど😂

 

フルサイズのカメラはたしかに映りが違う。ほんとその通り。

でもその違いって自分の場合は100枚撮って2~3枚あればいい程度なんだよね。

羨ましいのは星空撮影の時ぐらいかなぁ。

風景写真がメインだと絞り優先で使うからね、あまりセンサーサイズの差って感じないんだよ。

 

40万円ぐらいするフルサイズの高級機を買ったのはいいけど、重くてぜんぜん持ち出さなくなったという人が一体どれだけいるんだろう。

フルサイズ信者が、これからカメラを始めようと思ってる人を迷わせ、ゴツいカメラを買わせ、結局iPhoneでばかりで撮ってるなんていうのはよく聞く話。

 

自分の場合は山に持っていくから、まず第一に軽さ、そして機能、それと楽しさ、これらのバランスでカメラを選びたい。

 

そうなると必要な機能って何ですか?って話。

 

F1みたいな超高速の被写体を撮る訳でもないから高速連写機能なんていらない。

感度もISO3200まであればまあ十分。画素数は2000万画素もあれば十分。4k、60fpsとか全くいらない(笑)

 

風景写真では防塵防滴が必須!って思いがちだけど、雨の日に山へ行かないでしょ?

断言します。私は行きません。

行く時もありますが、それは事故です。

 

ボディ内手ブレ補正?

そんなものいりまへん。日の出前から山に登り始めるとどうしても手ブレしちゃうけど、そんなシーンって年に10回もある?それでカメラが大きくなるぐらいならいらないなぁ。

とかね、条件は消去法でどんどん絞っていけばいい。そうすればどんなカメラが自分に向いてるかが見えてくるはず。

 

そんなわけでこのX-T30Ⅱを1ヶ月使ってみた感想に戻るけど、

特筆すべきなのはフォーサーズ並みの軽さとコンパクトさで、やはり可搬性の高さというのは宝だよなぁと改めて気付かされた。

それでいてファインダー付きでクラシックネガも使えてマニュアル操作も楽しめるという至れり尽くせりぶりは、もはや二郎系ラーメン全部乗せカメラと言って良いよ、うん。

 

細かい不満もあるけどね。

Qボタンが撮影してると指に当たる位置にあることと、あと1月の雪山で動画撮ろうとしたら何度も保存エラーになったり。

やはり厳しい環境ではX-T1の出番といったところだけど、うまく使い分ければ解決できる話だから概ね満足してます。

雪山登山なんてしない人には無縁の話だけど、今後きっと多くのシーンで大活躍してくれるカメラです(確信)。

 

 

カメラという趣味は素晴らしいよ。

 

外に出ようという気分にしてくれる。今を残そうという気持ちにしてくれる。

大げさかもしれないけどこの沼にハマれば人生が変わる、そんな素敵な趣味です。

 

だからこそ長く続けてほしいし、せっかく買ったカメラを相棒にしてほしい。

 

ライカを選ぶ人って金にものを言わせてる感じがして猛烈にダサくね?と思ってしまう自分ですが、ライカを買うことで長く続けられるならいっそ100万円出しても良いと思うわけです。

 

ちなみに富士フイルムのコンデジX100Ⅵこそ登山に最適な1台だと確信して、何度も抽選販売で落ち続ける内に出会えたのが今回のX-T30Ⅱ。

どんな縁があるか分からないもんだなぁ。

 

大事にしていくのは当たり前だけど、どうせならボロボロになるまでがっぷり四つで使い込んでやるぜぃ!

次はどこの山に行くかがますます楽しみになってきた(^^)/

 

ではでは


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