どもども。今回は雑記でこざりんす。
コロナで大っぴらにあちこち出かけにくいから、夕方に佐賀県の樫原湿原(かしばるしつげん)をぶらついてきたよ。
いつもここは人が少なくていいんだよね。夕方にやって来るとユウスゲが満開になるというのに、この時間だと逆に貸し切り状態になるっていうのがちょっともったいない。コロナとか関係なく、いつも人が少ない。佐賀の山奥の湿原なんだから当たり前だよな~って感じではあるけど、どこか散歩したいなーと行き場に困った時のお気に入りの場所として定着してきた感じ。
そんな樫原湿原のことは、以前にもちょっと詳しく書いたことがあるので、詳しくはそっちを見てね。
http://hibihansei.jp/kashibaru-2020-7/
今回は国内最小のトンボ「ハッチョウトンボ」をようやく見ることがてきて、一人で大コーフン!
こんな小さいの!?って感動したという雑記。
湿原に着くなり桔梗が自生してた。
紫の大きな花はとても華やかで、サギソウやユウスゲを押さえ一気に主役に躍り出た感じ。
もともと日本全国、至る所で自生していた花だけど、今やレッドデータブックに名を連ねる絶滅危惧種。自然界の桔梗は近々見られなくなるかもしれないと心配されている。
どうしてこんなことになってしまったんだろうか。
サギソウ。
今年もサギの飛び立つ姿を見られた。
飛び回りすぎってぐらい、
わんさか飛んでる。
ちなみに、先日「めんたいワイド」でも取り上げられてた。
それがこれね↓
めんたいワイドってネーミングのセンス高過ぎ。
くるまるルルルル~、クルマユリ。
まあ、ここまではいつもの樫原湿原と同じ。
今日は「ハッチョウトンボ」を探しにやってきたのだよ、ふっ。
いつも見つからないけど今日は気合いが違う。血眼になって探す。
その気になれば視力だって2倍まで高めることが可能だ。
探すことに夢中になり過ぎて足元にいた蛇に気付かなかったこともあるから注意すべし。
あ!!
あ、あ、あ!
いた!!!!
わかる?この写真の真ん中。
サギソウじゃなくて、真ん中の赤いやつ。
ま、間違いない。奴だ。奴が来たんだ。
赤い彗星!
界王拳2倍!(ズーム!)
視力を2倍にアップだ!
どう?分かった?
300mmズームでも小さすぎていまいち分からない。だけどトンボの形してる!ハッチョウトンボだ!
俺よく見つけた!
日本一小さいトンボ!そのサイズ、驚きの1センチ!!
湿地帯にいるトンボで、実はそんなに珍しい種類ではないのかもしれないけど、とにかく近くにいても見つけられない。
300mmでも小さ過ぎたからトリミングしてみた。
そして判明した痛恨のピントずれ。うぐっ。
まあ、こんだけ被写体が小さければそれも致し方なしだ。
マニュアルフォーカスでピントを合わせたけどこれが限界。もう少し近くにいてくれたら違ったんだけどな。
でもこんな小さなトンボがこの世に本当にいるなんて。しかも日本に。自然界は知らないことで溢れてる。奥深く神秘的だ。
他にもトンボいないかな~と散歩を続けたけど見つけられなかった。
いつものコバキボウシ。
そしてユウスゲとコバキボウシ。
もうハッチョウトンボも見られたし樫原湿原の花々を適当に鑑賞しながらぶらつく。
樫原湿原の入り口に季節別に見られる植物や生き物の説明書きがあるんだけど、これがハッチョウトンボの存在を知るきっかけをくれた。
こんな小さなトンボを目の当たりにして感動した。
遠くで雷のドーン!ドーン!と爆発音が聞こえる。やばそうだから車に戻ってさっさと帰ることにする。
駐車場に戻る途中、橋でたたずカワセミを発見。今日持ってきたズームレンズだと小さすぎるから近づいたら逃げた。ふっ。
8月の樫原湿原は5月〜6月ほどではないけど、生き物たちの宝庫でもう少し楽しめる。
ゆっくり近づく秋に向け、セミの鳴き声がだんだん小さくなってきた。産卵を終えたトンボが燃え尽きて水に浮かんでいる姿を見かける。
もう夏も終わりか。次の命へバトンが渡る。季節のめぐりは単純だ。
ではでは