堂平山と笠山 登山 虎山の弐千本桜と花盛りの秩父は春爛漫の峰

堂平山と笠山 登山 虎山の弐千本桜と花盛りの秩父は春爛漫の峰

 

最近、激太りで体重計に乗れないでいるやっほっほ亭です。

こ、こわい!体重計が怖い!!

憎い!甘くてもちもちで手頃な価格のお団子ちゃんが憎い!

 

冒頭から取り乱してしまい失礼しました。

さて、今回は桜や花桃が見頃と聞いて秩父の笠山(かさやま)堂平山(どうだいらやま)にやって来ました

下山後は笠山からすぐ近くにある虎山弐千本桜にも立ち寄ってきましたが、桜吹雪が圧巻でまるで土砂降り状態!秩父をますます好きになる春山登山を満喫することができました。

 

外秩父七峰縦走ハイキング大会ってご存知でしょうか?小川町駅からスタートして官ノ倉山~笠山〜堂平山〜大霧山〜皇鈴山などを登って寄居駅にゴールする42キロのクレイジーな縦走大会。

自分が参加したのはもう4年前になるのか。この時は大勢の参加者達でトレイルは埋め尽くされ大渋滞。舗装路に出たら少しでも前に行こうと超ハイペースで飛ばしたから、この山の景色を楽しむ余裕なんてなかったんだよね。しかも途中から雨降ってきたし。

そんな訳で、今回はのんびり笠山と堂平山を楽しむにはちょうど良い機会だな〜とえっちらおっちらやって来た次第です。

 

白石車庫へ下山すると春色の大洪水でっせ!

笠山と堂平山登山のポイント

①ヤマメの里公園駐車場を起点にした周回コース。

②外秩父七峰縦走のコースになってるため案内標識が多く、全般的によく整備されている。

③花の見どころは笠山周辺と白石車庫周辺。

 

堂平山周辺に花はあまり咲いてません。花見をするなら笠山です。

ヤマメの里公園駐車場から笠山へのアプローチでは桜、花桃、水仙がたくさん咲いてるし、下山した白石車庫周辺は桃源郷の様な世界が超ヤバかった!

あまり花を見て心が躍るタイプではないのですが、ここは次元が違いました。たくさんの人に秩父に来て欲しくなる景色に感動しちまったぜぃ。

下山後はヤマメの里公園から車で5分ほどの距離にある虎山の弐千本桜にも行ってきたけど、こっちにも是非、是非、立ち寄ってください。ぜひ!

植林された桜ですが、1,700本の桜からなる桜吹雪は喋ると口の中に何枚も入るほどでした!

ぺっぺっ!

 

に、憎い!!

ダイエットを始めて3日目。挫折!!

 

笠山は標高837m、堂平山は標高876m。大霧山を入れて比企三山と呼ばれてます。

秩父の実力や恐るべし。

いざっ

 

 

アクセス

ヤマメの里公園駐車場

・住所 埼玉県秩父郡東秩父村皆谷741

 

ルートとコースタイム

■2019年4月14日

ヤマメの里公園⇒(100分)⇒笠山山頂⇒(25分)⇒笠山峠⇒(20分)⇒堂平山⇒(15分)⇒笠山峠⇒(55分)⇒白石車庫

標準コースタイム:3時間35分

■活動距離10.8キロ
■累積標高上り1,120m

 

笠山と堂平山登山 本編

ヤマメの里公園から笠山へ

 

ヤマメの里公園駐車場に着きました。

皆谷バス停のすぐ近くで、公共交通機関でもアクセスしやすいのが秩父の良い所です。

今日は春らしくのんびりと時間を使って花見登山です。

前回の福智山でやっちまった捻挫が完全に癒えてないので軽めにしときます。

 

笠山の登山口とは逆方向にトイレがあるため一度川を渡ります。

渓流釣りをやってる人もいました。ヤマメの里ってのはほんとなんですね。

 

川を渡った公園にトイレがあります。

トイレから出て、今日は暑くなりそうだなと思い、渓流釣りに来てるおっさんしかいないことを確認してパンツ姿になってタイツを脱ぎました。

この時期の登山って着る服のチョイスが難しいんですよねー。

 

トイレを済ませたらこのアスレチックな橋で再び駐車場側に渡ります。

 

道路を渡ったら、ここからアプローチ開始。しばらくは舗装路を歩きます。

 

外秩父七峰縦走のコースなだけに標識が多くて間違えようがありません。

CPとはチェックポイントのことです。CPはしんどい登りの先にしかないからズルはできませんぜよ。

 

水仙が至るところで群生してます。

 

ハナダイコン

特に珍しい花ではないみたいだけど、こんなに群生してると目を引きます。

 

ここからはちょっとトレイルを歩いたり林道を歩いたりといった感じの混合コースとなります。

 

えーっとね、先日三毳山で見た花。

なんだっけ。

モミジイチゴの花です(思い出せず調べました)

 

カンヒザクラ。かな?自信ありません。

ピンクが色鮮やかですが個人的には桜といえばやっぱ白です。

 

振り返って見えるのは大霧山

笠山、堂平山。大霧山の比企三山は馬蹄形に縦走できるため車でアクセスするのに便利です。

 

再び林道に出れば花桃の花道。

 

花びらが幾重にもなってて、このぐちゃってした感じが犬のチャウチャウとイメージかぶるんですよね。

共感得られなそうなので、これ以上言うのはやめときます。

 

ヤマブキ

 

笠山、堂平山方面へ。これだけ標識が多ければ間違えようがありません。

 

ピンクの枝垂れ桜。

 

いつの間にかツツジが咲く季節となりました。今日はピンクハンターでっせ。

 

ここから本格的にトレイルが始まります。

七峰縦走もここの渋滞がひどくて、5歩進んでは立ち止まるを繰り返したところなのでよく覚えてます。

 

そして林道を横切ります。

 

この「林道萩平笠山線」はトレイルと並行して走ってるからこの先も何度か林道を横切ります。

 

体重が増えて標高を上げるのがめちゃしんどい。どっこいしょーいち。

そんな自分が言うのもなんですが、これからはUL(ウルトラライト)の時代だぜ!

と荷物の軽量化を画策してましたが、自分の体重を落とすのが一番効果的だと気付かされました。笠山よ、ありがとう。

 

山頂が近づいてくるとアセビが咲いてました。

写真の右上の黒くなったのが枯れたアセビです。

以前、「うん?こりゃ山椒だな。どれどれ」

とちょっとかじってみたらめちゃ苦くてすぐ吐き出したことがあります。

アセビには軽い毒があるみたいですし!

こんなことしちゃ駄目ですよー。

 

右も左もアセビ。

花の付け根が赤いアセビと真っ白なアセビとがありますが、何が違うのか。

枯れる直前に赤くなるんですかね?

 

笠山に到着しました。しんどかった。。

七峰縦走の時は山頂まであっという間だったんだけどな。。途中からアルプスよりしんどいぜー!って思ったし、この体力低下は如何ともしがたい。

ちなみに笠山は乳房山とも呼ばれ、2つピークがあります(名付け方が安易過ぎ!!)

 

と言うわけで、もう一方のピークがこちら。

奥社があったので安全祈願してたら、デスメタル風なソロハイカーが登ってきてたビビりました。

ロン毛のソバージュの男って、デスですよね。

 

この火と心の字が火だるまです。これもか。

デスです。

 

山頂からはスカイツリーが見えるみたいですが、春霞でどぼぼーん。

疲れたので、どかっと腰を下ろしてキャラメル食べてたら少し復活してきました。

 

樹林の隙間からはこれから登る堂平山が見えました。山頂の天文台が目印なのが分かりやすい山です。

そして予想を上回る見た目の遠さに鼻血。

俺、ほんとにここ歩いたのか?

 

堂平山に行ったる!!

じゃなくて、「堂平山に至る」ね。

 

どうでもいいですが、ずっと「どうひらやま」だと思ってました。もう何年も。今回やっと「どうだいらやま」だと知った時はしこたま驚きました。今更「どうだいらやま」だなんて言えない!!

あたい言えない!!

 

笠山からの下りはちょっとザレてて滑ります。

前を行くトレランが勢いよく抜いていきましたが、1人で走ってる人って派手に怪我したらどうするのかな。

なんて心配してた自分に災難が降りかかるのはもう少し先の話。他人の心配してる場合じゃなかったのねん。

 

いろんなところに熊出没注意が貼られてました。本当に出るんだと思います。

 

桜と堂平山。

笠山は間違いなく4月に登るべき山です。どこもかしこも花だらけで見どころ豊富です。

七峰縦走はこのベストシーズンを外して企画されてるから空いた笠山を楽しめるのが良いです。

 

笠山峠に着きました。この笠山峠の標識、歩いててぜんっぜん気づきませんから!

 

レンギョウが満開!

 

この標識、よーく見ると何を伝えたいか分かったけど、パっと見は混乱しますね。

新道は右で旧道は左なんだけど、旧の上の矢印が右になってて、新も旧も右やん!ってなりませんか?

七峰縦走のコース案内と通常のコース案内を1枚にまとめてるからややこしい。

 

かたくり

 

モヒカン〜

 

草原と立ち入り禁止のロープがでてきたら堂平山シンボルの天文台「堂平観測所ドーム」が見えてきます。

この草原のど真ん中を突っ切れたらどれほど気持ちいいことか。

 

ロープの内側にテーブルが置かれてました。

椅子は無いのけ?

 

ひー!!

なに!この惨状!!

 

2日前の寒波で降った雪が残ってました。4月なのにこんな低山にも雪が降るんだから今年は変な年になりそうです。

 

山頂だー!!

一通り記念撮影や景色を楽しんだら寒いからさっさと行くよ!!

 

天文台の中にね!

中の食堂は営業中です。豚汁200円。即決です。

寒い日に豚汁なんて超幸せ。

 

ゼンマイが多めってのがここの特徴ですね。

いいことあったわー

 

そして今日はコイツを持ってきました!

ここ数日、仕事で横浜に行ってたから絶対にこの日に合わせて買おうと決めてた崎陽軒のシューマイです。

以前は特別感を出すために横浜でしか販売してなかったらしいのですが、今ではいろんなところで販売してるみたいですね。

 

堂平スカイパーク。この草原はパラグライダー場だったのか。

三毳山で見せたエアパラグライダーをご披露できないのが残念です。

 

芝生は私有地だから入るなってことみたいです。

 

堂平山から笠峠まで戻って、白石車庫方面に下山します。

 

ヒトリシズカ。

 

こっちはニリンソウかな。

 

丸太の除き窓から何が見えますか?

 

オエェー!!やっちまった!!

先週捻挫して、やっともうすぐ治るぐらい良くなってきたのに同じとこまた捻っちまった。。

いかん。舗装路まで下りてきたから油断したわーもおー。

痛くてもうまともに歩けません。すごい勢いで腫れてきたし。

同行者が先に駐車場まで行って車を取りに行ってくれることになりました。

か、かたじけない。。

 

それでもゆっくりゆっくり駐車場方面に向けて移動します。

秩父の集落は桃源郷の様です。

足の痛みは半端ないし腫れがブーツを圧迫して更に痛い。

 

それでもロキソニン成分の湿布によって痛みが少しずつ和らいできました。

 

ちょっと捻挫しただけなのに、重症化したのは体重が増えたからでしょう。

きっとそうに違いない。

 

秩父の集落の花々をパシャパシャ撮りながら、ちゃんと痩せなきゃまずいなと反省しました。

このあと先に車を取りに行ってくれた同行者にピックアップしてもらい下山完了。

 

ロキソニンの湿布すごいわ。少し歩ける様になったのですぐ近くの虎山の弐千本桜にやってきました。すぐ調子に乗って無茶してしまう性でありんす。

虎山はコスプレ好きが集まることで有名なところだと聞いてたので、それを見るのもちょっと楽しみです。

 

協力金は1人100円。

営業時間は朝9時〜から夕方4時まで。

時間外は駐車場が閉まってて中に停めることができません。

私有地ですから制約あって然るべき。

 

ずーっと桜並木です。

これぐらい整備されてたら歩ける!

 

コスプレ見っけた!

客層はコスプレを楽しむ10~20代の若者と、60~70代のおじいちゃん世代と両極端です。

この日、桜はちょうど見頃を迎えてて、風が吹けば1700本の桜吹雪が舞って土砂降りみたいだった!例えが下手でスミマセン。

コスプレを撮影に来た人たちも気持ちが高ぶったことでしょう。

桜みたいに髪が散ってしまわれたおじいちゃん達も「おおぉ~」と満足気でした。

 

桜吹雪って写真に収めるのがすごく難しくて、シャッタースピード上げたりホワイトバランスいじったり設定で悩んでる内に桜吹雪やんじゃうんですよ。

この写真が一番桜吹雪を写せた1枚なんですけど・・分かりますかね?

しかしこれで入場料100円は安いよ!!捻挫しても来て良かった!

でもね、、

来年から200円にらしいけどな!!(2019年4月現在)

 

コスプレの撮影会はめちゃくちゃ高そうな一眼レフカメラに大量の機材を持ち込んでてかなり本格的。

カメラマンはプロを雇ってるのかもしれません。コスプレ衣装の代金だってすっげぇかかってるだろうし、、彼女らきっと一文無しだ!(俺と同じ臭いがする!)

 

に、憎い!!

今日はお団子ちゃんとファミマで買ったモッチリングドーナツ宇治抹茶味。モチモチ食感で一口ずつ減っていくドーナツが散りゆく桜の100倍尊い。。

高級なカメラは持ってないけどお菓子があればあたしゃ満足じゃい!

ダイエットは明日から必ず始めます。必ず。

 

虎山なだけに虎のオブジェがありました。

足が痛くて虎山の山頂までは行けなかったけど、中腹までで十分楽しめます。

来年は値上げするみたいだけど200円なら絶対に来る価値ありますよっ!

 

振り返って

この4月の外秩父エリアを歩いたのは初めてでしたが、のんびり歩きたい時にはうってつけのコースだと思います。

大霧山まで足を伸ばせばそれなりに距離と累積標高差もあって大変だけど、今回歩いたコースなら小学生でも歩けるだろうし、なによりエスケープルートが多いから体力に合わせて堂平山に登らずとも笠峠から白石車庫に下山するといったコース選択もできるのが良いところだと思います。

標準コースタイムは3時間30分。すごく短く感じますが、4月は日も長くなってきて時間的には余裕なのでコースタイムの1.5倍ぐらいかけて撮影しながら歩いたし、堂平山の山頂の食堂の豚汁もぜひ味わってもらいたいです。

 

私は桜を見て「マジすげぇー!」とか「ワァー!」とか「へぇー!」ぐらいしか言えない感受性の乏しい人間ですが、桜の魅力は儚さとか美しさとか夜桜とビールとか、人それぞれあるんだろうなと思います。

そういった小難しいことは置いといて、春なんだから花見登山をしたいというフワッとした目的しか持ち合わせてませんが、「桜前線!」「桜の開花予想!」そんなことが毎年ニュースになる国で登山ができるのだから今年はぜひとも桜で有名な山に出かけてみようと思ってます。

 

ではでは

 

ウォーレンクロマティ。

 


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