宝満山 日帰り登山 福岡で一番登山客が多い山 雨の修験道(2015.5.4)

宝満山  日帰り登山 福岡で一番登山客が多い山 雨の修験道(2015.5.4)

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福岡で一番登山客が多いと言われている山、宝満山(ほうまんざん)に来ました。

標高は829.6m。大宰府市にあるこの山は、太宰府天満宮の歴史ある街道を裏に抜け、竃門神社(かまどじんじゃ)に登山口があります。

太宰府という歴史的にも文化的にも知名度の高いこの地に、登山客が絶えない山があるなんて、そりゃ気になるじゃないか!と、思い続けて約1年。今回、やっと重い腰を上げて行ってきました。

今回は車で来ましたが、公共機関でも太宰府駅からバスで来れます。

標準タイムは山頂まで登り1時間半~2時間。午後から予定があったので、1時間で登って1時間で降りてくるのが目標です。しかし雨が強い!安全をみながら急ぎつつ、且つ慎重に行ってきます!

 

<スケジュール>

2015年5月4日
8:50登山口 ⇒ 9;55山頂 ⇒ 10:10下山開始 ⇒ 11:00下山

 

 

 

いきなり脱線しますが、東京から福岡に転勤になった時、真っ先に遊びに来たのが、ここ太宰府。

子供の七五三も太宰府天満宮にしました。

福岡にはもう一つ、ケンミン熱愛の寺社、筥崎宮(はこざきぐう)という有名な神社があります。
カミングアウトバラエティ風に言ってみました。

筥崎宮は関東ではまったく知られてないけど、知られてないことを福岡ケンミンは知りません。

そういえば、福岡ケンミンは日本三大都市を東京、大阪、福岡だと思っている。今では自分もそう思っている。なぜ福岡ではなく名古屋なんだ!どこに目を付けてんだ、許せん!

うどんの発祥は福岡だって知ってますか?

すっかり福岡にかぶれた今だからこそ当たり前のことなんだけど、関東にいた頃は知らなかったってことが沢山ある。その中でも驚いたのは、福岡がうどんの発祥地だってこと。

なのでラーメン屋よりうどん屋の方が全然多い。福岡ではそんなん当たり前やんってことが、最初は超意外だったりするわけです。

太宰府が歴史的にどういった役割を担ってたかはよく分かりませんが・・・太宰府天満宮は立派です。梅ヶ枝餅という、あんこを餅で包んで平たく焼いたケンミン熱愛のお菓子が名物です。美味しいです。

福岡に遊びに来ることがあれば、うどんと梅が枝餅をぜひ食べに来てください。

福岡が大好きです。

 

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朝から断続的に雨が降り続く中、出発です。ボーイスカウトの面々が境内の掃除をしてました。

 

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ここが竃門神社の本殿。登山口はずっと左にあります。

 

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肝心な矢印が消えかかった看板。左の林道に行くんだけど、この看板の奥に登山口があるんじゃないかと探したわ。

 

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登山口はこの先です。

 

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ここからスタート。ツツジが綺麗ですね。登山道が暗い。魔界の入り口です。

 

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いや~ほんと言うと、福岡の山は樹林帯が濃く登り始めからずっと暗いってイメージが先行しちゃって、宝満山もあまり期待してなかったわけです。

すみません。ほんとすみません。

 

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山頂まで2.8キロ。登山口からだと3キロぐらいの短い行程です。

 

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こんな石段がずっと続きます。ずっと。

 

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途中2〜3箇所、林道に出る箇所があります。

 

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綺麗じゃないが池でござる。

 

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全国に霊山って沢山あるけど、この山もご多聞に漏れず、霊山です。修験道。修行しに来ました。会社の後輩の不満ばかり言ってすみません、日々はんせいです。

 

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一旦林道に出て再びトレイルへ。

 

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登山道はよく整備されてます。さすが人気の山。

 

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中宮だろうね。

 

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石段みつなり(石田)

 

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山ミミズ発見!雨の登山道は珍しい生物が見れるね。

 

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神秘的な雰囲気。

 

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一本道なので道迷いの心配はありません。 

 

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どこまでも、石段じゅんいち(石田)

 

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雨が強くなってきたけど、さすが福岡一登山客が多い山です。たくさんの登山客とすれ違った。

 

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こんな箇所もでてきた。滑らないように。えっさほっさ、えっさほっさ

 

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殺生禁断!

 

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一人、傘をさして山頂を目指す登山家を何人も見かけました。なかなか味がある写真が撮れました。

 

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こちらは別の人。雨の山って雰囲気があって好きになってきました。

 

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松尾芭蕉の句の石碑があった。

「世の人の  見付けぬ花や  軒の栗」

帰ってから調べてみたら、この句は福島県の須賀川に寄った時に詠んだ句で、宝満山とは縁もゆかりも無いそうです。なぜここに石碑があるのか、調べてみましたが分かりませんでした。

 

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ここら辺で疲れてきた。もう階段ばかりで飽きちゃったなー、うんざりだなー、雨強いしなーもぉ引き返そっかな~って考えてた。

 

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山頂まで0.5キロ。ふむ、ここまで来たなら行くか。

 

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唯一の危険箇所はここぐらいかな。左から慎重に登れば、濡れてても問題なく登れます。

 

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ロープも垂れてるしね。こんな道が続くなら、なんくるないさー

 

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山ガール3人組をここで追い抜きました。写真じゃ分かりにくいけど、結構雨が降ってんだけどね。こんな日にも登りに来るなんて驚きです。

 

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山頂へのウイニングロードはやっぱり石段。

 

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山頂どす。宝満宮の奥宮。

普通、どの山にも山頂の標識があるもんだけど、この山にはありませんでした。驚きです!!

 

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眺望ゼロです。ザーザー降ってます。

奥宮で雨宿りしながら、ジョージアの糖分たっぷりのミルクコーヒーを飲んでると、先ほど追い抜いた山ガール達がきゃっきゃっ言いながら楽しそうに登頂成功。

更にもう一人、ご年輩の方がやって来て、狭い奥宮の軒下はあっという間に定員に達しました。

こりゃ天気良かったら相当賑やかな山頂でしょうね。

更にぞくぞくと上がってきます。追い出される形で下山開始です。

 

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登りと同じ時間をかけてゆっくり、滑らないように下ります。

 

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午後から快晴の予報だったので徐々に天気は回復して来ました。

まだ5、6歳の女の子を連れた親子とすれ違いました。

その後ろ姿がなんとも微笑ましかったので一枚撮らせていただきました。

 

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宝満山名物の救急箱。登りの時は見落としてました。

 

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写真左に水場があります。水道水と湧き水の味の違いぐらいはすぐ分かるけど、アルカリが強いとか弱いとか、水の味の違いが分かる人を尊敬します。

そんな自分が言うとしんようできないかもしれませんが、臭みはないし美味しかったですよー。

 

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完全に雨は上がりました。登ってくる登山客、何人ともすれ違う。この山の人気がうかがえる。

 

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無事、下山。

そう言えば写真撮り忘れたけど、途中に藤の花が咲いてました。そろそろ見頃の時期です。

 

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竃門神社の新緑が眩しい。

 

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朝の雨上がりの竃門神社はとても良かったです。

 

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それは、 ボーイスカウトが掃除してくれたからでしょう。

 

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振り返って

 

宝満山は三郡山、若杉山まで足を延ばして縦走が楽しめます。

今回は時間がなかったし、悪天候ということもあって、ピストンで下りて来ましたが。。

山の楽しみ方はレベルに合わせて人それぞれ。同じ山を登るにしてもどんな景色が見れるのかは、時期や天候で全然違ってきます。

雨の宝満山は難易度は低かったけど、こんな悪天候で登山をした経験は確実に次回、近い状況に直面した時に余裕を持った対応に繋がって行く。そういう意味では今回もステップアップになったと思う。

しかし・・・・

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まったく、この石段にはうんざりだぜ~。

もう自分からこの山を選ぶことはないかな~


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