福智山 登山 虎尾桜と源平桜 花の九州を満喫する花三昧の峰

福智山 登山 虎尾桜と源平桜 花の九州を満喫する花三昧の峰

 

炭水化物だーい好き!(ハズキルーペ風に)。どもっ、やっほっほ亭です。

 

今回は福岡県の福智山(ふくちやま)に登ってきました。

この山に登るなら絶対に春がお薦め!

福智山の名所となっているのが虎尾桜(とらおざくら)源平桜(げんぺいざくら)です。毎年、虎尾桜が満開になるタイミングを狙ってきましたが、用事が入ったり天気が悪かったり。ずっと逃してきました。

もういっそ春じゃなくてもいいから登っちゃおっかなと何度も妥協しそうになったけど、じっと我慢して待った甲斐ありました。

虎尾桜、源平桜、鷹取山の水仙、どれも満開だし快晴だったし最高のタイミングで福智山を楽しむことができました~

やっぱり九州は花見登山でっせ!

四角い仁鶴がまぁ〜るくおさめまっせ!!

最近こればっかり言ってる気がするな。。

 

こちらが虎尾桜です。

福智山登山のポイント

①中腹にある樹齢600年の虎尾桜と源平桜。

②福智山の山頂は熊笹とススキ野原が広がり360度の大パノラマ。

③鷹取山は水仙の群生地。

 

では、まぁ〜るくおさめまっせー。

樹齢600年の虎尾桜が一番の見所です。登山口から初心者でも安心して登れる上野越ルートでわずか20分ほど登ったところにあるので、それだけを見にやって来る観光客も多いです。

源平桜は白糸の滝ルートから一旦横道に逸れて30分ほど歩いたところにあります。往復60分。さすがに源平桜までは観光客はいないし、登山客もめっきり減ります。白い平家桜とピンクの源氏桜、静かに花見を楽しみたいという方は折角なので足を伸ばして欲しいところです。

名所は他にもあって白糸の滝と鷹取山の水仙の群生

最初の画像はそんな鷹取山の山頂から福智山を撮った1枚です。

 

福智山は標高900.6mの九州百名山。

この写真で真ん中やや左の奥で、頭だけひょっこり出してるのが福智山です。分かりますかね?

花の九州を満喫する春山登山の幕開けです。

いざっ

 

アクセス

あがの温泉白糸の滝を目的地に設定すれば上野峡に着きます。

・住所 福岡県田川郡福智町上野1698番地
・TEL 0947-28-3452

ルートとコースタイム

■2019年4月6日

上野峡登山口⇒(15分)⇒白糸の滝⇒(110分 ※虎尾桜に寄る場合+30分。源平桜に寄る場合は+60分。合計+90分で山頂まで200分)⇒福智山⇒(40分)⇒上野越⇒(10分)⇒鷹取山⇒(10分)⇒上野越⇒(55分)⇒上野峡登山口

標準コースタイム:5時間。虎尾桜と源平桜に寄った場合は6時間30分。

■活動距離8.5キロ
■累積標高上り1,120m

 

福智山登山 本編

上野峡から白糸の滝ルートで虎尾桜へ

上野峡(あがのきょう)側の登山口です。

初めての福智山なので今回は王道ルートを選択しました。鱒淵ダムや福智山ダムからのルートもありますが、虎尾桜が目当てなら上野峡登山口が出発地点となります。

登山口にはトイレも完備されてます。

わざわざトイレと桜を一緒に撮ろうとせわしく移動してちょうど良い画角を探しました。何やってんだか。

虎尾桜の満開を期待して浮ついてます。

 

この看板に書かれてますが、ここから200mほど離れたところに広めの無料駐車場が完備されてます。

最初この看板を見つけられず少し彷徨ったけど、トイレ前の無料駐車場が運良く空いてくれて止めることができました。

幸先良すぎです。

 

上野八景なる看板があったのでちょいと読んでみると、どこが八景なのかの説明が無いのが斬新すぎー!と後ろにひっくり返りました。

通り過ぎる登山客の多くが、ふむふむって読んで行くけどひっくり返る人なんていません。なぜだ!

 

全体図です。

先に言っておきます(ここ大事です!)

順番としては、

①赤線の上野越ルートで🌸虎尾桜へ
②白糸の滝ルートに移動して🌸源平桜へ立ち寄り、
③白糸の滝ルートで山頂を目指す

というのが無駄が無いルート選択です。

最初から白糸の滝ルートで登ると虎尾桜を見に行くために折角稼いだ標高を削って一旦下らないといけません。

 

という訳で失敗しましたが(?)、最初から白糸の滝ルートで登ります。

こちらが白糸の滝ルートの入り口です。

 

少し森の中に入るだけで渓谷らしい雰囲気に包まれます。

今日は天気が良いから渓谷に差す光が綺麗です。曇りだと暗そうな場所でもあります。

 

こちらが白糸の滝です。

駐車場にあった「上野八景」でここだけ紹介されてました。

自分みたいに雑な人間は迫力のある滝の方が好みなので、こういう繊細な滝にはあまり惹かれないかも。。(スミマセンスミマセン!)

まあ、登山口からすぐなので、下山後に余裕があれば立ち寄るぐらいで良かったです。

 

なにやら怒ってる像がありました。眉間にめちゃくちゃ皺よせてます。

まったく怒りんボーなんだから💢

 

白糸の滝からガツガツ登っていきます。

病み上がりでまだ体力が戻ってないので、ゆっくりゆっくりと強く意識して歩くけど、やっぱりちょっとペースは早かったみたいでこの後早々にバテる。

毎度のパターン。

 

ゴシック体。

 

カナヘビがいました。どこにいるか分かりますか?

茶色いから見事に落ち葉と同化してます。

山を歩いてると至るところでカナヘビがカサカサ音を立てて逃げていきます。すっかり春らしくなりました。

 

福智山地は平野から一気に隆起してるからちょっと登るだけで高度感ある景色が見られます。

ゆっくりって意識してたのに、やっぱもう疲れてゼーゼーです。

 

途中から平坦になってきたと思ったら虎尾桜の分岐までもうすぐです。

白糸の滝から割とすぐ近くだと思ってたから、通り過ぎてないか?と不安になって何度か地図で確認しながら歩きました。

満開の虎尾桜へ

あったあった。この案内標識を見落とさない様に気をつけましょう!

 

ここまで結構頑張って登ったのに下んのか!!

失敗したなー。どおりでこっちのルート人が少ないと思ったんだよ。。

 

でた!!!

虎尾桜です。日が当たってすごく綺麗です。とりあえず定番の角度から1枚。

 

すぐさま近づいて撮影会。

全体像を綺麗に映すことより、どうすれば桜のどーんとした咲きっぷりを撮れるかという考えになってついズームばかりで撮ってしまいがちな自分。

雑な性格でしぇびばしぇん。

 

虎尾桜はエドヒガンという種類の桜で、樹齢600年、福岡県下最大のエドヒガンと言われてるそうです。

エドヒガンという種類の桜なんだなぁとここで初めて知りもしたでごわす。

 

ここポイントです。

10:30頃と16:00頃が陽の光が当たって綺麗。

何度も来てる方に聞いてみました。

周りは杉で囲まれてるから時間帯によって日当たりが全然違うそうです。ちなみに今は丁度10:30。たまたまだけど完璧なタイミング。

 

平家桜と源氏桜

一通り撮影をして、ぼけ~っと花見をしてたら混んできたので、次なる目的地、源平桜に行ってみます。

 

先ほどの白糸の滝ルートに戻るべく登り返す。

無駄に登ってると思うと倍しんどい!!登山あるあるです。これを読んだ方々、くどいけど上野越ルートを選択することを薦めます!

 

白糸の滝ルートに戻って、ちょっと山頂方向に登ると源平桜への案内標識が出てきます。

ここから横道に逸れて30分か。往復1時間って考えるとなかなか弱気にさせられるな。。

 

ちょっと行くか迷ったけど折角なんだし行ってみっか、と進んでみると割と平坦な道が続くから意外とラクに歩けます。早い人なら10分ぐらいで着けるんじゃないかな。

 

というわけで到着。

こちらが平家桜です。すごく背が高いです。そして桜が白い。

 

で、こちらが源氏桜

こちらも背が高くて色はピンクです。すぐ隣に咲いてるのに不思議ですね。

 

背が高いから50mmズームで寄って撮りました。

源氏の旗は白、平家の旗は赤。紅白歌合戦や運動会の紅白は源平の赤と白が由来みたいですが、なんで源平桜は逆でピンクが源氏なんでしょ?

うん?興味ないって?

 

ちなみにここまでですれ違ったのは2人だけ。やっぱり源平桜まで見に来る人は少ないんだなぁと、とぼとぼと、そしてぶつぶつ喋りながら歩いてると源氏桜の下で常連さんっぽい方々が花見してました。独り言聞かれたな。

 

源氏桜の周りには保護のためご覧の通りちゃんとロープが張られてます。

源平桜まで満開のタイミングでやって来れたからホクホクです。

 

草原とすすき野原が広がる山頂へ

と言うわけで白糸の滝ルートに戻ってきました。

というかこの標識に気づかずに通り過ぎてしまい、虎尾桜の分岐まで下りタイムロス。再び登り返してやっとこの分岐まで戻ってくるという意図しないマゾヒスティック登山に既に疲労困憊。

お陰様で、ここからはほんと鈍足です。

 

きゅきゅきゅきゅ急登!!

バテたところから始まる急登はしんどい!

源平桜の分岐辺りから長い長い急坂が続き満腹状態を通り越して吐き気さえ感じる。

まあとは言え、ロープもちゃんと整備されてるし危険箇所はないから歩きやすいんだけどね。

 

林道にでました。

 

あれは福智山?

いや、山頂は草原状だって聞いてるからきっと違いますね。牛斬山(うしきりやま)かな?

 

リンドウが咲いてました。

 

まだまだ急坂は続く(><)

いつもはなんだかんだで足は止めずにゆっくりでも歩き続けられるんだけど、何度か足を止めて休みました。病み上がりだし、ほんとしんどい。

 

つばきです。常緑樹らしく強い緑です。

 

やっと急坂が終わり、ロープも無くなりました。

 

紫のスミレ。

 

白いスミレ。

 

いよいよ楽しみな時間の到来でっせ!

樹林帯を抜けパーっと青空が開けました。

植生が変わりススキ野原が広がるため、標高1,000mにも満たないのに森林限界を越えたかの様な爽快感。

やべぇ、すごく良い山だって雰囲気でてるよ。

 

福智山の山頂が見えました。

ここら辺は秋に来ても楽しめそうですね。

 

振り返ればずいぶん登ってきたことが実感できるよ。直方、飯塚の景色です。

春霞なのがちょっと残念ではありますが仕方ないですね。

 

近づいてくる福智山の山頂。

全国津々浦々、そこそこ登ってきましたが、見どころ豊富だし山頂の景色も良い。

さすが、九州百名山の中でも有名な部類に入るだけあります。もう色んな人に薦めちゃう!

 

さあ、最後の登り。ここらで立て続けに2人から「白糸の滝ルートってこっちでいいの?」と聞かれました。

「白糸の滝方面はちょっと危ないって聞いてるんだけどどんなだった?」とかいろいろ聞かれ、

「急でした!でも良く整備されてて歩きやすいルートでしたよっ。ロープもあったし」と答えましたが、なんでちょっと危ないって話になるんだろう?と本気で理解できませんでした。

確かに急登だから、子供や体力がない人にはしんどいと思いますが、それでもこれぐらいの急登は珍しいものではありません。

 

さあ感動の山頂!と思いきや、何やら奥社がでてきました。

 

豊前の小笠原藩が祀ったとされる福智神社でした。

手書きの「福地神社」が素敵過ぎです。

 

ちょっと寄り道しましたが、やっと山頂に着きましたー!

記載されてる標高が900.8m?正しくは900.6mのはず・・です。

まあ細かいことはいいとして、すっごく賑わってます!

 

歩いて来た道。

この後も続々と登ってきます。

岩の上は記念撮影をする若い人たちで順番待ちの状態。

こりゃ人気でるのも分かるよ。

 

もう1つ奥社があったので覗いてみると、こちらは筑前の黒田藩が祀った福智社でした。「山ノ神」ってのがいいですね。

箱根マラソンの5区、初代山の神と言われた「今井正人」さんはトヨタ自動車九州の所属でっせ(2019年4月時点)。

 

う~ん、春霞がでてますが、あの掘削が進んでる様子は良く見える。まさに山が1つ消えようとしてます。恐ろしいことをするもんだ。

 

あれが名物の岩でしょうか。

あそこでくつろいでご飯食べられちゃ記念撮影できないぜー、今日は1人だからぜんぜんいいけど。

子連れだったらなんとしてもあそこで記念撮影したかっただろうな。

 

鷹取山へプチ縦走

1人ですからね、ちょっと休憩したら次なる目的地「鷹取山」に向けてさっさと移動開始します。

味気ないですがご飯は福智山で食べずに、鷹取山まで取っておくことにして、とりあえず上野越を目指します。

 

こんな洒落た案内標識があったので撮っておきました。ほえ~、福智山に山小屋まであったのか・・。

 

上野越ルートは初級者コースと聞いてた通り、ほんと良く整備されててこの上なく歩きやすかったです。子供と登る時はこっちのルートからにしよっと。

 

これでもか!ってぐらい整備されてます。歩きやす過ぎー!

さっきなんで「白糸の滝方面はちょっと危ないって聞いてるけどどんなだった?」なんて聞いてくるんだ?と思ったけど、そりゃこっちのルートで登ってきたらそうなりますわ。納得です。

白糸の滝ルートも普通の登山道ですよ!

 

上野越に着きました。

鷹取山へはここから500m。わずか10分の距離です。

 

さあ〜鷹取山の山頂が見えてきましたぜっ!

 

期待通り!!水仙満開です。

狙ったわけじゃないけど、虎尾桜と開花のタイミングが合えばラッキーだなぁなんて期待してました。

 

鷹取山の山頂から眺める福智山。

昔はここに城があったそうです。たまに登りに来るぐらいならいいけど、「明日からここで籠城する」なんて殿から命令されたら脱糞するわ。

こうやって歴史に想いを馳せるってロマンチックですね。脱糞したはずだ(もぉええわ)

ちなみに事前情報では当時石垣が残ってると聞いてたんだけど見つけられませんでした。

 

いやぁ~すごい!

水仙なんて別に珍しい花じゃないけど、山頂でこれだけ咲いてるってのが特別感ありまくりー!

春の福智山、これでまぁ~るくおさまったわ。

四角いはいりが(片桐ね)まぁ~るくおさめまっせ!

九州の春山シーズンの始まりを実感できたわー。これからミツバツツジ、ミヤマキリシマのシーズンに突入しますね。楽しみです。

 

泣きながらゲッザーン

上野越まで戻ってきました。

ふぅ〜ん、ここから皿倉山まで歩けるんですね。ざっと20キロだって。無理!

 

ムラサキケマン?ヤマエンゴサク?

 

上野越ルートは全般的にとても歩きやすいです。途中から沢沿いを歩くからこんな岩がゴロゴロしたところもあるけど岩にペイントがされててルートは鮮明。

 

やべぇ~足やっちまった。ジ・エンドだぜ!

ご年配のハイカーが道を譲ってくれたんだけどほぼ登山道塞いでたし(泣)、でも待たせちゃいかんと急いで脇から抜いたら足場が悪く捻挫。

はい、あっしの不注意でっせ。

どんどん腫れてくるのが患部を見なくても分かるぐらいやべぇ。

歩いてみる。うん、痛ぇぞ。

それでもなんとか歩けそうだから歩けるうちに急いで下りようと、必死の下山が幕を開ける。

 

虎尾桜との分岐まで下りてきました。

ここで再び立ち寄る人もいるみたいだけど、こういうのはちょっと名残惜しいぐらいがちょうど良いわけよ。

つか捻挫してるからそんな余裕ないし、さっさと下山するよ!

 

ひー!いでー。いつも捻挫しても下山できる様にトレッキングポールは必ず用意しとくのに。今日に限って忘れるとは!

ほんと俺、持ってるわー。

 

舗装路まで下りてくると、白糸の滝ルートがどんな感じか聞いてきた方がいたので、無事に下山できたんだなーと分かって少し安心しました。

俺はボロボロでっせ!

 

あ!

山頂で一緒に撮ろうと持ってきた北九州と言えば!のスターフライヤーのぬいぐるみ出し忘れてた!

期間限定の第二弾!第一弾は好評ですぐ売り切れてしまったと聞いてたから今回の第二弾で衝動買いしました。1,000円もしたのに!!くそっ!!

ちなみにスターフライヤー機内でしか購入できませんよ。

 

帰り道、上野峡には上野焼きの窯元がたくさんありました。

どこの窯元も桜や花桃を植えて集落全体を綺麗に見せてくれます。

 

そんな上野峡から振り返れば、朝は春霞でぼんやりとしか見えなかった福智山が午後になって空気が澄み綺麗に見える。

最高の1日となりました。

 

振り返って

やっぱり九州は花見登山です。あと1か月もすればミヤマキリシマ。平治岳は良かったけど・・次は趣向を変えて大崩を狙ってみようかな。う~ん迷う。まったくまいっちんぐだぜ。。
とにかく福智山、素晴らしかったです。福岡の自慢の山です。

 

「さようなら」の意味は「左様なら」で、「そうならねばならぬのなら」。仕方がないという気持ちが込められてるそうです。

へー。

広報誌「あかいけ」の閉町記念最終号にその事が書かれてました。

 

赤池町は炭鉱の町として栄えた町ですが、2006年に金田町、北城町と合併し福智町が誕生。赤池町という自治体の名は消滅しました。

そんな町が全国にはたくさんあります。

福智山は平安時代には最澄と空海が遣唐使の前に登り、山頂から渡航の安全を祈願したとする歴史ある霊峰です。

虎尾桜が推定樹齢600年だからそれより遥か昔の出来事です。

地名はころころ変わりますが、これらの景観だけはなんとか変えずに次代に、またその次へと残していきたいものです。

源平桜を見た後に、まだ火がついたタバコがポイ捨てされてました。すれ違った人は限られてます。

ははーん、あの小型犬を連れたくそじじぃやりやがったな!

もし山火事になったら「左様なら」ではおさまらんよ。

ほんと、なんとしても景観は残しておきたいものです。

ではでは


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