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夏休みに子供と韓国岳(からくにだけ)にやってきました。標高は1,700mです。

初日はえびの高原キャンプ村でのんびり過ごし、2日目の早朝に登山をする一泊二日の夏旅。

宮崎県と鹿児島県の県境に位置する日本百名山のこの山は、麓のえびの高原が日本で最初の国立公園に選定された場所としても知られてます。えびの高原は標高が1,200mもあり、夏の時期は避暑地として賑わいます。

韓国岳のすぐ隣にある硫黄山は、火山性微動を繰り返してるため入山規制中(2016年7月現在)。2011年に噴火したばかりの新燃岳も隣接しており、20近くある活火山がひしめくエリアです。

そのため韓国岳山頂からは、地球が生きている事を間近に感じることのできる、迫力ある眺望を楽しめます。

この日は、新燃岳の火口から流れ出る滝雲と、雲の中から徐々に露わになる高千穂峰(たかちほのみね)の景色が感動的で、これまでの登山経験の中で5本の指に入る印象的な風景に出会えました。

いざっ

 

 

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アクセス方法

・えびの高原キャンプ村へのカーナビの設定は住所で「宮崎県えびの市大字末永1470番地」。

・0984-33-0800

・えびの高原キャンプ場紹介は、こちら

■ルート

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YAMAP起動しようとしたらスマホの充電残り4%。。。無念。

■全行程スケジュール 2016年7月30日

5:40 えびの高原キャンプ村出発 ⇒ 6:05 韓国岳登山口 ⇒6:45 5合目 ⇒ 7:10 山頂(休憩) ⇒ 7:40 下山開始 ⇒ 8:10 大浪池避難小屋 ⇒ 8:50 大浪池ルート登山口

 

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福岡の自宅をのんびり朝9時に出て、熊本県の宮原サービスエリアで休憩。

益城町あたりの高速道路はまだまだ復旧工事中で、対面通行の50キロ速度規制でした。

天候が不安定な日が続いたからでしょうか、以前、支援活動をしに行った新潟地震の時と比べると復旧が遅い気がします(何もできませんでしたが・・)。少しでも早い復旧を祈るばかりです。

くまモン、まだ流行ってるのか。。

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ここえびの高原道の駅で子供は380円のカレー、自分は200円のお惣菜で昼食を済ませました。
今回もボンビー旅行と見せかけといて、最後にお土産でガツンと大金を使う予定。お楽しみに。

福岡の自宅からえびの高原までは約250キロ。東京で言うと磐梯山ぐらいまでの距離です。

 

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えびの高原キャンプ村に着きました。

どこにテント張ろうかな〜、と場所を探しつつ簡単にキャンプ村の紹介をしたいと思います。

ウチの次男坊が飛び跳ねるここは管理棟すぐ隣のフリーテントエリアです。

 

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管理棟には水場、それと洗濯機と乾燥機があります。ハイシーズンになると売店もオープンするみたいですが、この時はまだしてませんでした。

温泉棟もこのすぐ近くにあったので、管理棟隣のテントエリアにしたら便利でしょう。

 

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管理棟の隣以外に、この案内図のピンクの「Cエリア」もフリーテントエリアです。

Cエリアは板張りの上にテントを張れるのがメリットですが、結構な坂道を上がらないといけません。

 

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そのCエリアのトイレ。

 

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中はびっくりするほど綺麗でした。もちろん水洗トイレで紙も完備、和式x2、洋式x1です。

冬の凍結防止対策もされてました。

 

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あちらは炊事場。

ふむふむ、さすがオートキャンプ場。至れり尽くせりだ。

 

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自分たちはCエリアの隅っこにテントを張ることにしました。

テントエリアまで車の乗り入れができないため、管理棟でリアカーを借りて荷物を運びます。

 

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タープの張り方が雑過ぎますが、とりあえずOK。子供は早速テントの中でゴロゴロしてます。

山岳用テントと違って、久しぶりのキャンプ用テントは大きく重いので組み立てるのが大変でした。

 

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えびの高原を散策。気温は25度下回るぐらいです。

夜は15度近くまで下がるから蚊はいないし、とても快適です。

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シオカラトンボ、ゲット。

 

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明日登る予定の韓国岳が見えます。

一見、2つの山が並んでる様に見えますが、実際には爆裂火口で斜面が割れてるためこの角度からだと2つの山に見えるだけ。これで1つの山です。

 

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登山口近くのお土産屋さんの前で足湯に浸りましたが、思いの外冷たくてびっくりしました。

 

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テン場に戻ってみるとテントが2張増えてました。

緑のテントのタープの張り方が上手で少し恥ずかしくなりました。

 

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まあ、いいさ。今更張り直すなんて面倒くさいし。

夜になるのをまったり待つとします。

 

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だいぶ日も陰ってきたので、野生の鹿を探しに散歩に出かけます。

夕方になると山から下りてきてるはず。

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狙い通り、キャンプ村の広場に行くと暗がりの中で光る目、動物の気配がします。

 

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うっすらと、広場でくつろいで草を食む鹿が見えます。ゆっくり間合いを詰めても20mぐらい近づくと逃げてしまいます。

はじめて見る野生の鹿に「お父さん!お父さん!!」と子供は大興奮。

フフフっ、狙い通り。。うまくいったわい。

 

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おはよーございます。翌朝です。

韓国岳登山、開始します。標高差は500mぐらいなので、老若男女楽しめる山です。

 

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なので、子供を起こそうと何度も努力しましたが

「お父さんだけ行ってきて・・・zzz」と起きる様子ゼロ。

おいおい、本番で狙い通りにいかなくなるパターンかよ。。

仕方ないので1人でちゃちゃっと登ってきますが、結局子供のことが心配になって急ぎ足で戻ってくることになるから、このパターン嫌いっす。

 

 

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硫黄山方面は火山活動が活発になってきており、現在は入山規制中。

怖いですね。

 

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日が昇ってきました。

今日ご来光を目的に来てる人達は素晴らしい朝になったことでしょう。

 

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硫黄山からはモクモクと噴煙が立ち上り、硫黄の臭いが鼻につきます。

 

 

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1合目。

こういう案内は登ってて見通しが立つからありがたい。

 

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火山でゴツゴツした山登りを想像してましたが、ずいぶん整備されたトレイルが意外でした。

 

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見晴場から眺める硫黄山と甑山(こしきやま)。

硫黄山が静かだったので軽く拍子抜けしたのはここだけの話。

 

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3合目を過ぎたあたりで振り返ってみると、やっとこさ少しずつ標高を上げてきたことを感じられる。

 

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開けた場所に出たら5合目です。ここではえびの高原を一望できます。

韓国岳、硫黄山、白鳥山、甑岳(こしきだけ)といった火山に囲まれてることを実感できることでしょう。

 

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さらに標高を上げていくと火口が見えました。

普段、水は干上がってますが、梅雨による連日の雨で火口湖のようでした。

 

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テリハアカショウマ。

 

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えびの高原から見える韓国岳があたかも2つの山に見えたのは、ここの火口壁が崩れてるためです。

もうここら辺で既に、この山の見どころの多さとその迫力に脱帽状態。標高が低いから少しなめてたけど、この山すごく良いぞ!と思い始めた。

 

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ミヤマキリシマの時期はもう過ぎてますが、山頂付近にほんのわずかだけ残ってました。

 

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野鳥の毛づくろい。

 

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さあ9合目です。

火山だけあって森林限界に出た時と同じように解放感のあるトレイル。

ほんとバリエーション豊かで飽きがこない山です。面白い。

 

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韓国岳は一等三角点の百名山です。

なので、眺望は期待してください!

 

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ウキウキしながら火口を眺める。火山特有のゴツゴツする乾燥した山肌に雲が覆いかぶさり、火口へ流れ込んでいく姿に息を飲む。

絶景。

九州の夏とはいえ、山頂は風が強く震えるほどに寒いため、この景色を前に幸せな気分になりながら慌ててウインドブレーカーを着込む。

 

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おお、あんなところに人が!

よく見るとその背景に宮崎の海が広がります。

海岸線沿いに見える建物はシーガイアかな。

 

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南に目を転じれば、眼下には実に分かりやすい火口湖の大浪池。

そして、遠くには桜島が見えます。

 

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風が強く吹き抜け、雲の流れが早い。その目まぐるしく変化する景色から目が離せません。

 

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雲で隠れていた新燃岳と高千穂の峰がゆっくりと姿を現す。

山頂にいた登山客全員の昂揚を大いに煽る瞬間。

 

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天孫降臨の地、高千穂の峰が神々しく姿を現しました。

坂本龍馬とお龍が日本で初めてとなる新婚旅行で訪れた山で、龍馬が山頂にある天の逆鉾を抜いてしまったというのはあまりに有名なお話。

 

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どこかのブログで山という漢字は高千穂の峰からできたんじゃないか?と書いてるのを見ましたが、ほんとその通りだわと笑ってしまう。

手前の新燃岳の火口から噴煙がでてるのもよく見えます。

噴火前は韓国岳〜高千穂峰を縦走することができたので、ほんと残念です。

 

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寒いし、子供が心配なので下山します。

下山は大浪池ルートを選択。

 

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木段が続きよく整備されてるなと思いきや、至る所で豪快に崩壊してたので気を抜かないでくださいな。

 

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避難小屋まで降りてきました。一周2キロの周回コース、どうしようか悩みましたが今回はパス。テントに急いで戻ることにします。

 

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大浪池から登山口までは約2.5キロのほぼ平坦なトレイルが続きます。

自分は駆け抜けてしまいましたが、自然探索するにはちょうど良いところです。

 

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小川のせせらぎが聞こえてきたら、登山の終わりが近づいてきたことを知らせてます。

 

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大浪池ルート登山口に着くと、鹿児島県との県境にある案内板がすぐ近くにありました。

越境しない手はありません。

 

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というわけで越境。自撮りです。

人がいないタイミングを見計らって2回撮り直しました。

なにやってんだか。

 

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昨夜、鹿の親子を観察した広場に戻ってきました。

山頂とは違い、爽やかな風が吹き抜け、穏やかな青空が広がってます。

いい山にめぐり合えた幸福感と、寝坊して登らなかった我が子へのもったいないという思いが交錯します。

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テントの撤収で汗だく。早く出してとせがむ我が子。容赦ねえな。。

 

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帰りに硫黄山に軽く立ち寄ってみたら、温泉が湧き出してました。

 

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7月下旬、梅雨が明けこれから本格的に暑くなる季節ではありますが、えびの高原は南国とは思えない涼しさ。

ぜひ夏休みに訪れてみて下さい。

 

 

振り返って

 

宮崎県と言えば、何と言っても日本一の牛肉です。

意外と知られてませんが、松阪牛や近江牛といった全国の有名ブランド牛のほとんどが宮崎県産の子牛を飼育して生産されてます。

要はすべて宮崎牛なんです。

宮崎で口蹄疫が流行した時は、多くの種牛が殺処分されましたが、宮崎の種牛が絶滅すれば国内の畜産業界だけでなく世界中に影響がでるため、すぐさま横綱級の数頭が県外へ輸送保護されたニュースはとても大きく取り上げられました。

自分はこの時のニュースではじめて宮崎牛の凄さを知りました。

 

初日にえびの高原道の駅で宮崎牛を目にしてから、お土産は宮崎牛!そのためにこの旅行はケチる!と決めてました。

 

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どどどーーーん。やっぱ高ぇ〜。

いや、たぶん安いんだな。

どこの肉使ってるか分からないステーキ屋でも1枚2千円すると考えれば、宮崎牛が3千円なんて超破格値です!!

でも4人家族で1人1枚はちとやり過ぎなので、2枚だけ購入。これで税込約6,500円なり〜。

 

帰宅して、カミさんに見つからない様、そ~っと冷蔵庫にしまい、何食わぬ顔でしばらく過ごす。

あとで子供から実は・・・と、サプライズをカミングアウトする作戦。

夕方頃には我慢できなくなった次男坊が嬉しそうにバラしちゃったけど、それはそれで楽しい一幕。

上手な肉の焼き方をネットで調べ、我が家で収穫したたまねぎ、ニンニクを使ってステーキソースを作って美味しくいただきました。

ステーキソースが美味くてそれだけでご飯お代わりしてしまいました。

あ、韓国岳の話じゃなくてすみません。

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高千穂峰、市房山に登れなかったので、またここには来なきゃなぁ (^^)/

宮崎牛と鹿児島の黒豚が楽しみです。

ではでは