【茨城】宝篋山 ぽかぽか春気分の里山登山 春かすみに霞む霞ヶ浦とホームランデブ

【茨城】宝篋山 ぽかぽか春気分の里山登山 春かすみに霞む霞ヶ浦とホームランデブ

ついこないだまでサッカーワールドカップで盛り上がっていたというのに、今やすっかりWBCで野球一色。

自分はホークスファン歴10年以上の野球好きではあるけれど、サッカーしかやってこなかったから、野球のことはさっぱり分かってないんだよね。

ただ応援を楽しんでるだけの、典型的な道楽ファンの一人ってやつ。

なので、そもそも野球のポジションがどういう理由で決まってるのかなんて分かっちゃいない。

 

丸川珠代ばりの「愚か者めぇー!」という批判を恐れずに言えば、

 

ファーストは肩の弱いホームランデブ。

 

サードは肩が強いホームランデブ。

 

ショートはセンスの塊。セカンドはショートに劣るけど、ちょこまか動ける人。

 

センターは足が速くて肩も強い人で、レフトは守備が下手な助っ人外国人。

ライトは内野失格ホームランデブ。

 

こんな感じでポジションって決まっていくんじゃないの?

そんな偏見たっぷりな理解しかない。

 

ちなみに、キャッチャーはチームイチのゴリラ。

 

やっぱり野球選手ってデブが多いイメージがあるよ。ぜんぶ落合と田渕が悪い。

山川穂高のあだ名、アグーだし。

キャッチャーは里崎と阿部慎之助が元凶か。

 

まあそんなことはどうでもよくて、

何でこんな話をしてるかと言うと、ホークスに近藤が加入して、中村晃のポジションをとても心配しているんだよね。

外野も守れるみたいだから、大丈夫だろうけど…。

 

ええ、話を山に戻します。がんばれ、アキラ!

 

さて、そんなわけで茨城県の宝篋山(ほうきょうさん)に登ってきたYo!どすこーい!

「小町の里」というこぢんまりした道の駅っぽいところから登山開始。

ちなみに、この「小町の里」がある住所は、茨城県土浦市小野

 

そう、小野小町の小野。

 

登山口の近くには小野小町のお墓もあるから、下山後に立ち寄ってみたんだけどね、私有地のため撮影禁止って張り紙ばかりで、ちと残念だったなー。

仕方ないけど。

 

小町の里の反対側の登山口「小田休憩所」から登れば、往復わずか5kmちょっとのお気楽ハイキングになるから、そっちから登る人の方がはるかに多い。

けど、この山の歴史に触れることもできる小町の里から登ることを個人的にはおすすめする次第でゴザル。

 

宝篋山のすぐ隣が筑波山だから、山頂からは筑波山の猫耳がよーく見える。

宝篋山は標高461m。

やっぱ花粉しんどいーって目薬片手に歩いてきたよ。

 

ルートとコースタイム

■2023年2月18日 ※カッコ内は標準コースタイム

坂巻温泉⇒(30分)⇒釜トンネル⇒(50分)⇒西尾根取り付き⇒(120分)⇒幕営地⇒(80分)⇒岩場⇒(30分)⇒山頂⇒(180分)⇒西尾根取り付き場所⇒(60分)⇒坂巻温泉

コースタイム:9時間10分(休憩含まず)

総距離 9.8キロ
累積標高上り 710m

宝篋山登山 本編

小町の里から登山開始

広い駐車場にたくさん車を止められると聞いて、余裕こいてやって来てみれば、ほぼ満車の「小町の里」。

春山シーズンの始まりを感じる賑わいだなぁ、と思いきやちょっと違う。

 

あっちも満車。

この山、そんな人気の山だったのか!おぞろじい!

最初はそう思ったんだけどちょっと違う。

 

アド街にも登場したというそば処萩島さん。

この店の前で謎の列ができていた。朝市だろうか?

それで満車になってたっぽい。パラグライダーに来てる人達も多かったみたいだし。

 

どこから登ってよいか分からず少し彷徨ったけど、標識を見つけた。

とりあえずこの案内に従って進む。

 

お持ち帰りのホットコーヒー150円。

いいね〜と思ったけど、帰るときにはすっかり忘れてた。まあ、そんなもんだ。

 

えっちらおっちら。

小町の里からアプローチする今回の周回コースは約10kmのハイキング。普段から山歩きしてる人にとっては物足りないかな?って感じだと思う。

 

常に脱走の機会を伺っていそうなわんこの捜索願い。

 

登山口までのアプローチは、なんだか浮かれちゃいそうなロード。

 

バンダナがはためくゲートをくぐれば登山開始。

 

窯跡があったり、生活の匂いが近いのが里山らしい。

 

小ネタだらけの里山

そしてようやくトレイルへ。

ここまで淡々と書くだけで、まったく中身のないブログになっちゃったけど、冒頭の野球のポジションの話題で、体力の半分以上を使ったため、許してほしい。

 

一歩森に入ると勝手に杉林で幕を開けると思ってたから、この原生林の森は嬉しい誤算。

 

椿がまだ咲いてるよ。

ぽかぽか陽気過ぎて4月かと勘違いしてしまいそうだけど、まだ2月。

 

椿やサザンカは、受粉を手伝ってくれる虫がいない冬に咲く花だけど、受粉は鳥がやってくれるから心配いらない。

これ、こないだの脊振山でも同じこと書いた気がする。

 

「奉納金はコースの整備費用に大事に使わせてもらってます」と、払わないでいることが罪に感じられるレターが置かれた賽銭箱が登場する。

ザックの奥底に財布をしまってるから、さすがに今取り出すのは無理!

堪忍やでー堪忍やでー。

 

「この水は飲めません」と書かれた「水飲み沢」がでてきたり、ピリ辛なシャレがグッド。

どうかこのまま名前は変えないでもらいたい。

 

次から次へと小ネタが飛び出す。

お次は「おかめ岩」。

どこにそんな岩があるのかと辺りを見渡してみると。

 

もはや、おかめにしか見えん。

 

ふむ、お次はハート石。

どこかどこかと辺りを見回してみれば、

 

足元にあった。

うーん。

 

登山を始めた頃はこういう森を歩くだけでワクワクしたもんだ。

山を歩き始めた頃の新鮮な感覚を思い出したくて、山に登り続けるというのもおもしろい。

 

地元の中年達がこの札を貼って喜んでる姿が目に浮かぶ。

 

本格的な上りが始まった。

これまで幾度となく、低山だからとナメてペースを上げたために地獄の登山にしてしまった経験から、とにかくゆっくり歩く。

 

あぢぃじゃないの。

鈍足ペースでありながら、軽く汗ばむを通り越して既にサウナーばりに凄まじい汗。

念入りに塗った日焼け止めはすべて台無し。

 

しかも、すごい霞んでるし。

宝篋山の山頂からは霞ヶ浦の眺めが良いと聞く。

ふむふむ、なるほど。

春霞で霞む霞ヶ浦なんていうのも良さそうじゃないの。

全く見えなかったらガッカリだけど、薄っすら見えたらいい感じになりそう。

楽しみになってきた。

 

繰り返すけどあぢぃ。

2月後半。早いもので春一番が吹くかもしれないというこの日、雪山は大荒れ予報だったから回避して宝篋山にやって来た。

気温は10℃以上でぽかぽか。土の下が凍ってて滑って怪我する心配もない。

雪がないっていいなぁと思う反面、花粉まみれだ。

そこで疑問なんだけど、今年の花粉は例年の10倍とか、よく天気予報で聞くけど、なんでそんなことが起こるの?

突然杉が10倍に増えるわけないし、例年より10倍元気なわけないし。

 

どーせ適当なんだべ。

 

そんなことを考えていると、意図せずピークに着いた。

小町山だって。完全ノーマーク。

 

おお、見事な猫耳の筑波山。

今日みたいな小春日和だと、筑波山の梅園はすごい賑わいなんだろうな。

 

小町山から宝篋山へ

小町山の山頂では汗を拭う程度の休憩で済ませ、すぐに宝篋山へ向かって移動。これぐらいでへばっていられないのだ。

それに歩きやすくて実に開放的なトレイルで、否応なく気分もアゲアゲだ。

 

そう思わせといて、突然道路との合流で気分は一気に低温障害。

しかも、さっきから走り屋のエンジン音が聞こえるから、てっきり筑波サーキットが近いんだな~って思ってたけど、朝から峠を爆走する茨城のやんちゃ者が犯人だったのね。

 

鬼越山。

ここでもノーマークのピークが現れた。

危うく通り過ぎそうになったけど眺望ないし、特に通り過ぎて問題なかった。

 

なぞのハンガーみたいな仕掛けがあったけど、なんだろか。

肉でもぶら下げるのか。

 

再び歩き始めると、大自然が作り出した天然のアスファルトがでていた。

せっかく山にやってきたのだから、これは決して人工物ではないと思いたいのが人情というところだが、

スレッガー風に言えば、

哀しいけど、コレ作り物なのよね。だ。

 

考えてみれば、杉やらヒノキやら植林された森も人工物みたいなもんだし、こんな東京近郊の山で原始の森が残ってる方がおかしいのかもしれない。

 

そして、野生ゴリラ侵入防止用のゲート。

 

そんなわけで、手ぬぐいでゴリラを隠して通過。

 

予想していなかった、まさかの舗装路。

後で調べたら、もちろん許可は必要だけど、山頂まで車で上がれるらしい。

里山とはこういうところも含めて楽しまないといけない。

 

まあそんなわけで、ある意味飽きさせない展開で楽しませてくれた宝篋山もいよいよ山頂だ。

なんか消化不良なのは気のせいか。

 

霞にかすむ霞ヶ浦

おお、賑わってる。

逆光で分かりにくいけど。たくさんあるベンチは全部埋まってる。

 

ラジオのアンテナやら防災無線やらが集結した鉄塔が山頂のシンボル。

とにかく物々しい。

仕事のストレスでごちゃごちゃした自分の精神状態を形にしてみたら、きっとこんな感じなんだろう。

 

いかんいかん、アンテナから目を離そう。

筑波山がいい眺め。

 

テーブル席が空いた瞬間、ゴリラ級の雄叫びをあげながら席をゲットした。

こんなテーブルがあるなら、ストーブを持ってきてスパゲッティーでも作れば良かったかな。どうせインスタントのたらこソースだけどね。

 

これが鎌倉時代に建てられたという宝篋印塔というものらしい。

もっと近くで見たかったけど、ここでもゴリラ避けのロープで見事なブロック。

麓の小野小町の墓にはロープなんてなかったというのに、なんてことだ。

うーん、消化不良。

 

ハイカーの多い小田休憩所から登ってくるコースにちゃんと山頂の標識があった。

ちなみに、宝篋山の「篋」という漢字を今回の登山で初めて知った。篋はハコとも読むらしい。意味も竹で作られた箱とのこと。

 

そこで、Yahoo知恵袋を見てみたら、

「箱、函、匣、筐 の違いを教えてください。」

 

そんな問いがあったんだけど、そのベストアンサーがコレ。↓

「箱 一般的にハコというとこれですね。函 物をしまいこむハコやヒツ。匣 ふたがついていて、ぴったりとかぶさるハコ。筐 服や食料を入れる、竹製の四角いカゴ。丸いカゴを筥という。」

 

自分には一生使い分けはできないと悟った。

 

春霞にかすむ霞ヶ浦。

お目当ての景色がこれだァー!

とか、らしいことを言ってるけど、登ってる途中に思いついたことを口にしただけ。

まあそんなことはともかく、こんな風に霞ヶ浦を上から見れるのは山に登ったからこそだし、それにこの春らしいぽかぽか陽気がグッと伝わってくる景色がけっこう新鮮。

 

筑波山を眺めながらご飯食べちゃったけど、霞ヶ浦方面の方が日向だし、こっちで食べれば良かったと後悔が襲ってきて泣けてきた。

いや、泣けてきたのは嘘で、襲ってきたのは逆流性食道炎でした。

 

忍性菩薩像?

どこぞやの高尚な僧だろうか。自分のような物欲がマグマの様に沸き起こってくる男には眩しすぎる存在。

 

子供の目がきょわい。

 

宝篋山が宝山って書かれてる。

簡単な字を使ったつもりだろうけど、どっちも字画が多いねー。

 

宝篋山から広場を抜けて尖浅間山

周回ルートで尖浅間山にも立ち寄るつもりだから、一旦小田休憩所方面へと下る。

 

コースが多すぎてどこを歩いてよいか分からなくなるのが里山の特徴。ここはYAMAPを見て確認した。

ふーん、バイオトイレもちゃんと完備してるんだね。

人気の山なだけある。

 

バイオトイレが見えてきた。

きれいかどうかは分からないけど、女性が代わる代わる入っていったからなんとなく清潔に使われてそうな雰囲気。

 

小田休憩所方面へ下っていく。そりゃこっちの方がハイカーが多いわけだよなぁと思わせる、とても歩きやすいコースだ。

小町山からのコースみたいに道路との合流もない。

これで距離が10キロぐらいだったらほんとお薦めなんだけど。

 

宝篋城の空堀跡がでてきた。

小田休憩所の近くに小田城があるっていうのは聞いてたけど、宝篋山に山城があったのね。

考えてみればそりゃそうだよね。

 

自分も上司との間にめっちゃ高い土塁を積んでるけど、仕事をメールで依頼してくるから達が悪い。

くそっ。

 

まるでウノタワみたいな広場に出た。こんな気持ちの良いところがあったなんて知らなかったよ。

小町の里から宝篋山までピストンだったら、危うくここを通らずに下山してたわけで、実にもったいない。

 

最近、いつもツンツンして難しい女子社員がコンビニのレシートを持ってきて、「登山されてるから、これどうぞ」と言って渡してきた。

ん?と見てみると、ぬわんと!リポビタンゼリーの当たり券付きレシートじゃないかぁぁああ!!と立ち上がって喜んでしまった。

 

なんてちょろいおっさんだ。

 

きっと女子社員もそう思ったに違いない。しかし喜びは隠せない、満面のニンマリだ。

 

さっそく会社の帰りにコンビニに立ち寄って、店員に当たり付きレシートを渡して交換してもらった。

駅までの帰り道は冷たいビル風が吹き抜けるけど、やったぜ、だ。

しかしもし自分だったら、レシートをほいっと渡したりせず、きっとリポビンタンゼリーに交換して渡すだろう。

 

まあそれでも嬉しい。ちょろくて結構。

リポビタンゼリーは夏山シーズンが始まったら持っていこう。

 

地元の人が気分を変えようとフラっと歩きに来るには贅沢すぎるコースだ。

何と言っても原生林というのが嬉しい。

杉がないって素晴らしい。

 

そんな小田休憩所方面へのトレイルから外れ、尖浅間山方面へ。

せんせんげんやま?せんあさまやま?

読み方が分からない。

 

尖ってる山なだけに最後はぐいっと登らせる。

 

着いた。

ふりがな付きだ。「とがりせんげん」だって!

そのまんまだったかー。

 

樹林の隙間から、さっきまでいた宝篋山の山頂が見える。

山頂からの眺めは残念ながらこれぐらいか。

 

というわけでゲッザーン開始。

原生林♫、原生林♫

 

小町の里へゲッザーン

しかし、そこには目を覆いたくなる光景が広がっていた。

まさか、茨城県民は杉林のことを原生林とよぶのか?

 

マンション建設反対とか、原発反対とか、そんなことより杉の植林反対運動を起こすべきだろう。

そのうち、マジで花粉を苦に自殺する人もでてくると思う。

 

花粉症患者の気持ちが分かるだろうか。

杉が終われば、次はヒノキがやって来る地獄の2連戦。

トンネルを抜けたと思いきや、すぐ次のトンネルに突入するというのを繰り返す、九州新幹線に乗った時のいつまで続くの状態。

5月中旬まではずっとトンネルだ。

 

杉林を2倍の界王拳で駆け抜けた。

おかげで息が上がって余計に吸い込んだ気がするけど、目が死ななかったのがせめてもの救い。

 

麓はすぐそこだけど、この標高を保ったまま小町の里までひたすら横移動していく。

その間も道路が近いからバイクや車の音がうるさいのなんのって。

 

再び舗装路へ。山に来てまでアスファルトの上は歩きたくない。

もうガッカリしていた。

 

しかし、そんなところに無人のシャンパンファイトスポットが出現。

沢水をポンプアップしているホースに穴を空けてハイカーを祝福してくれているのか。

舗装路だらけのチキンな山かと思わせといて、粋な仕掛けだ。

 

一の滝方面へ。

小さな札が木にくくりつけられているから、そっち方面へ。

 

きっとこういうところにも何かあるはず。

よーく見てみれば、ほらやっぱり。ニコちゃんマーク付き。

宝篋山は期待を裏切らない。

 

まつぼっくり。

こういうなんでもない物もぜんぶ被写体にしていく。

 

きのこに寄生された木。

 

そして、突如出てきたかなり立派な寺。山歩きしててこんなことってあるのか。

でもまあ、トイレを借りるのにちょうど良かったりする。

トイレの利用料は心付け。個人的な相場は、大なら100円、小なら50円(的から外したら100円、つか座ってやれ)といったところだろう。

 

もうすぐ山歩きも終わりに近付いてきている。

累積でわずか700mほどしか登ってないというのに、既に足腰に疲れを感じるのはなぜだろう。

そんな情けない自分の前方から、ついさっき山頂ですれ違ったはずの女性が汗だくになって再び登ってくる姿が。

なんてストイックなんだ。あの杉林に好き好んで2回も飛び込んでいくなんて、さしずめ茨城レディースの特攻隊長といったところか。

更に、その後ろからこれまた山頂で見かけたトレラン親父もゼェゼェ言いながら駆け上がってくるではないか。

さすが、粘りが命の水戸納豆ネバネバ走法を極めんとする修羅がひしめく県。

 

完全に甘く見ていた。納豆ダレぐらい甘かった。

 

きっと硬派な茨城県人は「納豆は醤油だけで食べるのが一番じゃ!」と、付属の納豆ダレとカラシには見向きもしないんだろう。

さすが本場は一味違う。

 

ふぅー、戻ってきた。

自分の場合、山頂は1回で十分。

 

ホークスからWBC日本代表に選ばれたメンバーは、日ハムから移籍してきたばかりの近藤以外はみんな育成選手。

追加招集されたマッキー牧原も育成出身。

もともと才能に恵まれてたんだろうけど、やっぱり努力に勝るものはないんだな。

 

さて、自分はこれから何を頑張ろうかな。良い刺激になった。

 

空高く浮遊するパラグライダーが見える。実に楽しそうだ。

頑張ることより、やっぱ楽しんだもん勝ちだな。

 

2月後半。早いもので春一番が吹くかもしれないというこの日、雪山は大荒れ予報だったから、回避して宝篋山を選んだ。

梅も満開を迎え、すっかり春を感じられる一日となった。

 

桜みたいにわんさか梅が咲いている。

あと何回、こういう春山を楽しめるんだろう。病気でいつ体が動かなくなるか分からんもんね、と思ってたけど、最近は階段を下りてて膝が痛いもんね(笑)

 

ついさっきまで空高く優雅に飛んでたというのに、もう着陸したのか。

この一瞬の楽しみのために重たい荷物を背負うのは山スキーと似ているのかもしれない。

どっちも金がかかりすぎるから無理。

 

巨大水車がぐるぐる回る「小町の里」まで戻ってきた。

目を回してるゴリラを目撃したという方、それはあちきです。

 

小野小町の墓にも立ち寄ってみたけど、私有地のため写真撮影!という張り紙だらけだった。

つか、なんで私有地なの?

私有地になったのが先か、小野小町の墓が先か。墓なら普通は寺にありそうなもんだけど・・。

 

ちょっと腑に落ちなくて調べてみると、

 

ぬわんと!!

小野小町の墓って、まさかの全国に乱立しとーやん(笑)

 

しかも、ここ最有力地でもないし。

 

写真撮影禁止っていうのも、妙に隠そうとしてる風に感じる。

 

以前、源頼朝の墓を見に行ったことがあるけど、それよりも古い平安時代の墓にしては、新しすぎね?って思ったんだよね。

 

なんだよー、ガッカリだなー。

調べるんじゃなかった。

 

小町の墓までは小町の里から600mの距離。

まあ、騙されたと思って、寄ってみるべし(笑)

 

そして再び梅。

気温は10℃以上でぽかぽか。冬だと雪が積もってなくても、土の下が凍ってて滑って怪我することもあるからね。花粉さえなければ最高なんだけど。

 

帰り際に宝篋山を一枚。

真ん中のアンテナが立ってるのが宝篋山のピークで、その左が尖浅間山。

なんだかんだ楽しかったから、また来るかも。

 

振り返って

 

あーやっぱ里山はいい。

 

最近は岩櫃山や昇仙峡だったり、割りと低山を楽しめている。

 

たまに雪山を挟みつつ、今日みたいにぽかぽか陽気の里山で、のんびりした雰囲気を感じながら四季折々の山歩きを堪能できるのは幸せなことなのだ。

 

里山ばかりだと飽きちゃうから、こういうローテーションは贅沢だなぁなんて思ったりする。

 

残念ながらこの日は春霞が濃かったけど、この春霞そのものがこの時期限定の特別なものだと思ったら、それもまた楽しめる。まだ2月で冬だけど。

 

そんな風景を、愛機フジのX-T1で切り取りながら歩いちゃえば、あーやっぱ里山はいいなぁー、となるわけだ。

ちなみに今回のフィルムシミュレーションはすべてASTIA。ふわっとした感じの絵なのに彩度が高く、春山登山との相性バツグン。

 

いつもながら残業ばっかで疲れてたけど、おかげでいいストレス解消になった。

 

つか、日本全国まさかの小野小町の墓だらけ問題。

なんそれ。

山口県下関、栃木県栃木市、鳥取県伯耆町、秋田県湯沢市、宮城県大崎市、京都市の補陀洛寺・・などなど、わんさか出てくる。

やはり京都の補陀洛寺って聞くと、いかにもそれらしく思えてしまう。なんせ京都だもん。

茨城県土浦市には申し訳ないけど「なんで?」ってなっちゃうよね。

 

邪馬台国が福岡の糸島にあったと信じる自分ではあるけど、一般的には奈良県って言った方が納得する人が多いのは分かる。

まあほんと、奈良の箸墓古墳には一度は訪れてみたい。

最近、福岡の沖出古墳で遊んできたけど、古墳が指し示す方向に馬見山〜古処山があってちょっと感動。やはりその土地のシンボルは里山なんだと。

 

あーやっぱ里山もいいけど古墳もいいなぁー。

 

ではでは


登山カテゴリの最新記事