冬の赤城山にやってきました。
冬は布団から出るのがしんどいです。
ゆっくり起きて、熱いコーヒーを飲みたい。そして山にのんびり出かけ、程よく遊んだ後は温泉入って、21時までには帰宅したい。
そんな山ないですかね。。
そこまでではありませんが、赤城山はコースタイムが短いため集合時間を遅めに設定できます。危険箇所も少なく、手軽に雪遊びができる山として有名です。
冬になると大沼(おの)が凍りつき、ワカサギ釣りで賑わう観光地です。
下山後はその広大なスケートリンクになった湖の上を歩いて遊ぶのが、この山の定番ルートになってます。
■アクセス方法
・前橋駅から赤城ビジターセンター行きバスは、こちら。
■ルート
■スケジュール 2016年2月21日
10:30 大沼駐車場 ⇒ 10:50 黒檜山登山口 ⇒ 12:17 黒檜山山頂 ⇒ 13:00 大だるみ ⇒ 13:18 駒ヶ岳山頂 ⇒ 13:28 昼食 ⇒ 13:45 下山開始 ⇒ 14:22 下山終了
高崎駅に集合してレンタカーを借り、大沼の駐車場に停めます。
ここに停めた方が駒ヶ岳から下りてきた時に車が近く便利です。
ワカサギ釣りで賑わう大沼。凍った大沼の上を沖まで歩いていける楽しみは子供も大人も一緒です。
楽しみだなぁ。
赤城神社を脇目に黒檜山登山口まで歩きます。駐車場から約20分。
この日の道路状況はこんな感じ。
2千円でスタッドレスのオプションを付けましたが、損した気分。
登山口の前では、15名ほどのツアー団体が登る準備をしてました。
先に行かれたらたまったもんじゃないので、自分たちも必死に準備を急ぎます。
ツアーガイドがアイゼンを装着した際の歩き方や黒檜山のトレイル状況について説明してる間に登山開始。
風が強いから曇ったり晴れたりの切り替えが早い。
すれ違う熟練者達から話を聞くと、今年は雪が少なくて歩きにくい、もう3月後半みたいだ、とのこと。
こんな感じで岩場がむき出しになってて確かに歩きにくい。
話に聞いてた霧氷はまだ先かぁー。
振り返るとこの景色。
黒檜山は一直線に急登が続くので大沼を見ながら高度を上げていく様子がよく分かります。
この景色は来た甲斐あったなと思わせること間違いなし。
登り始めた頃より幾分ガスは晴れてきたけど、自分たちが山頂に着く頃までには晴れそうにないなー。
ガスの中に突入すると、だんだん霧氷が姿を現した。
見たかったのはコレです。
稜線に出ました。
左に行くと山頂。
さすがこの時期になると人気の山です。
賑わってそう。
到着!
思ってたより広めの山頂。
あらよっと。
周りの雪山マダム達から拍手をいただきました。
あるあるネタ。
急いで食べるのにちょうど良いサイズにしてやったさ(−_−;)
半額のシールに生活感が出ててちょっと恥ずかしいっ。
さて、風が強いのでとても長居できません。
軽く行動食だけ摂って、駒ヶ岳に向け移動開始します。
霧氷に感無量。
もはや珊瑚。
突然現れる御黒檜大神。
由緒正しきって感じがします。
右に折れて駒ヶ岳への下り開始。
歩いてて気持ちの良い尾根歩き。
一旦、下りきったところにあるのが大ダルミです。
そこでタルんだ姿がコレだ。
ほんの少し登り返したら駒ヶ岳の山頂はすぐそこです。
はい、到着。
タイミングよく晴れてくれた。
南方面の景色が素晴らしい。
すぐ近くの頭上を雲がタイムラプスの様に流れていく。
なにやら人だかりができてると思いきや、風除けができるみたいです。
この立て看板の辺りです。
不思議なことに、ほんとこの辺りだけ風がない。
景色も良いし、ここでお昼にしますかね。
もう空腹の限界です。
南斜面で風もないから暖かい。
カップラーメンを待っている間、熱いコーヒーで乾杯。
最近はこの至福のひとときを楽しみに登山してると言っても過言ではない。
大沼に向かって下山開始。
コースタイム35分です。
途中、鉄製の階段や岩がむき出しの斜面があったりして、いつアイゼン外すか判断が難しかったですが、結局、最後まで装着したまま下りてきました。
下山完了。
駒ヶ岳→黒檜山に登る人もいますが、それだと黒檜山からの下山が急坂になるので少し危ないです。
自分は断然今日のルートを薦めます。
さて、大沼へ移動です。
広い〜
ワカサギ釣りをしてる人はもうほとんどいません。
ここに来てやりたかったこと、ぜんぶできたぞー、的な達成感。
風速20m。手を広げると幌になってどんどん流されていきます。
冷え切った体をあたために、立ち寄ったのは富士見温泉。
海水の90%という塩分濃度はダントツの日本一らしいです。
道の駅が併設されてて、お土産買うのにも都合が良いです。
振り返って
自分は知りませんでしたが、赤城山の裾野は、富士山に次いで日本で二番目に広いそうです。
関東平野を新潟方面に北上して行くと最初に見えてくるのがこの赤城山。
広く大きい赤城山は平野に浮かぶ要塞のように大変目立つ存在です。
「冬は黒檜山」というイメージが強く、前々から狙ってましたが冬になるまでじっと堪えて待ってました。
前橋駅と赤城ビジターセンター間の往復のバス代は3000円。
3人以上集まればレンタカーを借りた方がお得です。
温泉にも行きやすいし、最終のバスの時間を気にして慌てて下山する必要がないから事故防止にもなります。
ではでは