テレビを見てて、最近の松下由樹の肥大化に衝撃を受けてます。
前々から「なんか大きくなってきた?」と思ってたけど、こないだ久々にテレビで見たらびっくりたまげた。
渡辺美里の巨大化もかなりマイレボリューションだけど、2人とも骨格良いし、体質的に肉付き良さそうだよね。
まあ、そんなことエブリデイ脂肪肝な自分が言えた義理ではぜんぜんないんだけど。あたしも太りやすくて苦労してるのよ…。
まあ、なんにしても雪山では体重が鬼門となるわけです。
さてさて、2月中旬にスノーシューハイクの聖地「美ヶ原高原」にやってきたよ。
とは言え、スノーシューみたいな高価なものは持ってないので、毎度毎度の「わかん」が相棒さ。
そして、ゴリラな自分はワカンでもしっかり沈む(笑)
「わかんだもんな、仕方ないな」と、ギアのせいにしてるゴリラ野郎はきっと星の数ほどいるんだろうね。
美ヶ原高原は今回で2回目のご訪問。
以前は5月下旬の初夏に訪れたんだけど、広い空と手が届きそうな雲、涼しい風が吹き抜けていく爽やかさに癒やされたよ。
今度は冬に来てみたいなぁと思ってたんだけど、結論から言うと、やっぱり初夏の方が自分は好みです、はい(笑)
でも冬には冬の楽しみがあって、寒い中を歩いた先にありつけた王ヶ頭ホテルの名物「ビーフシチュー」はサイコーの一言。
いつもボンビー登山だからね、たまにはそんな大人な遊びを楽しむのもアリでしょ。
標高2,000mだけあって、快晴予報だったにも関わらずちょっと天気が崩れればすぐに雪は降りだすし、さすがに寒かった。
今日のカメラも富士フイルムX-T1。
X100VIがほすぃ~
標準コースタイム
■2024年2月17日 ※カッコ内は標準コースタイム
ふるさと館駐車場 ⇒(15分)⇒ 美しの塔 アルプス展望コース ⇒(75分)⇒ 王ヶ頭 ⇒(75分)⇒ 美しの塔 ⇒(15分)⇒ ふるさと館駐車場
コースタイム:3時間00分
総距離 7キロ
冬の美ヶ原高原スノーシューハイク
山本小屋ふるさと館からスタート
冬はビーナスラインが通行止めだから佐久市側から県道でやってきた。
県道はガチガチに凍ってるし、ここまで来るだけでもだいぶ緊張したよ。
天気予報は快晴のはずだったのに…
まあこんなもんだよね。
360度の大絶景と青い空とズボっ
歩き始めるとすぐに本日の目的地「王ヶ頭ホテル」が見えた。
標高2,000mの美ヶ原では遮るものが何もない。
北アルプスがずらり並んでいるのもよーく見える。
そんな贅沢な展望を楽しみながらのハイキング。
これが美ヶ原高原の最大の売りではあるんだけど、今日はビーフシチューを味わうというのが目的なので、サクッとしたレコにするつもり。
いつもダラダラ書いてばかりな自分は卒業。
左の雪原ではパラグライダーでスノボをする人が見える。
見るからにお金がかかりそうな遊びだなと、ボンビー目線でつまらない感想しか出てこない。
もはやガチガチに踏み固められて踏み抜きはないコースだから、わかんもアイゼンも必要ない。
遭難する心配も、雪崩の心配もない。
鼻くそほじりながらでも歩ける。
こんな楽なことはないのだ。
似たような写真ばかりだけど、しばらく風景が変わらず撮れ高が低いのが美ヶ原高原なので、ご容赦願いたい。
良い空気を吸いながら、美ヶ原流のブルジョワなスノーボーダーをぼけーっと眺める。
どこを歩いてても北アルプスのど迫力な景色が楽しめる。
ゆっくりと時間が流れる。
川内優輝選手が2024年の飛鳥ハーフマラソンにゲストランナーとして最後尾からスタートすることが決まり、「今年は初めて給食も楽しみながら走ります」と語ったみたいだけど、言ってみればそんなのんびりな時間。
ぜんぜん違うか(笑)
まあなんにしても、パリオリンピック選考会のMGCの川内優輝さんには感動させられた。あの大逃げはマジで凄かったし、2位集団に飲み込まれてからもまさかの粘りで抜き返し、最後は4位フィニッシュっていうね、いやはやぶったまげた。久々にマラソンで熱くなったよ。
まあ自分には粘りも根性も無いんだけど、コースを歩いてるだけだとさすがに味気ないというわけで、つぼ足で牧場を歩いてみることに。
一歩踏み入れたら、見事に膝まで沈んで退散。
言わんこっちゃないぜ…と再びロードへ戻り、わかんを装着。
どんなに肉付きが良くても、立ち止まってわかんを付けてる時間は震えるほど寒い。
ヌートバー風に「頑張りまっサア〜〜、行こう」と掛け声一発、いざ牧場へ。
この牧場を突っ切るというのが冬の美ヶ原高原の正しい遊び方らしいので。
目的地の王ヶ頭ホテルへはすぐ着いちゃいそうだからペースはゆっくり。
風もないし、景色良いし、歩いていればすぐ体も温まってきて気持ち的にも余裕が生まれる。
妙高、火打山などなど、頸城山塊もよく見える。
さくっと書くと言っておきながら、割りと文字数が増えてる気もする。
こっちは浅間山と四阿山。
佐久、小諸方面はだいぶ雪が少なめ。
雪は少なめと言っても気温はしっかり寒いはずなので雪山はやっぱり怖いよね。
長く楽しもうとゆっくり歩いたのに、ゴールはもう眼の前。
ちなみにスタート地点の山本小屋ふるさと館から王ヶ頭ホテルの往復で約7kmのコースだから、普段から運動してない人にも丁度よいハイキングコースだね。
歩いてきたルートを振り返ると、ところどころ土が露出してる。
今年の少雪っぷりは一体どうしちゃったんだろうね。
たしか2年前はこれまでにないほど雪が降った年だったと記憶してるんだけど、去年と今年はちょっと異常。
ビーフシチューで暖まる
はい、到着。
実は先日、ジナンボーと地元福岡の叶岳〜高祖山という低山を10kmほど縦走してきたんだけど、スタートと同時に置いてかれ、必死に追いつこうとしたらジナンボーも追いつかれまいとダッシュし、ほぼトレランに突入し終わってみればYAMAPのペースが300%という初めて見る数値になってて死んだ。
それに比べたら今日は天国だな。
ここは鍵がかかってて中に入れない。
どこから入っていいかだいぶ迷った。
一番好きな食べ物がカレーな男はこのメニューを見て軽く躊躇したけど、ビーフシチューのところに「人気No.1」と書かれてるのを見て腹が決まった。
そしておっさんは声高らかに「ビーフシチューください!!」と注文。
店員「すみません、、後ろの券売機でお求めいただけますか?」
ふむふむ。ありがちね。
出来上がりを待つ間、売店で飲めないビールを眺めたり。
王ヶ頭Tシャツとか渋すぎて着れないなぁと思いつつも、ついつい手にとって見たり。
他にやることもないけど、こういう物色は楽しい。
標高2,000mで食べられるビーフシチューってだけでプレミアムなのに、めちゃくちゃ美味くて感動した。
いい歳して皿は舐めれないから、パンにすればよかったなと少し後悔。
寒かったし、とにかく格別だったよ。
食べ終わって、満足して外を眺めてみればまさかのクラウディ。
Oh!クラウディ
恐ろしくクラウディ!!
悪魔でもやってきたのか?さきほどまでとは別世界じゃないか。
とりあえず王ヶ頭をフミフミ。
さて帰ろうかと振り返れば、恐ろしく黒い空に放心。
明らかに風向きも変わり、やばい予感しかしない。
帰りは雪原を突っ切って美しの塔まで最短距離を突き進む。
とにかく気温が低く、手はかじかむし耳が痛い。
有刺鉄線から先はズボり地獄。
当然、わかんは装着済み。
ああ、向こうは晴れてる。。
なんていう山か分からないけど、長野県はどこもかしこも良い山しかなくて羨ましい。
雪の表面を固くしたところで、俺の重みの前では無駄なのだよ、無駄無駄無駄無駄無駄ァー!!
バフッという音を立てて硬い雪が割れ、沈みゆく己を楽しむ。
ところで、モンベルから新発売されたスノーシュー56、あのコスパすごいね。
自分が使ってるエキスパートオブジャパンのわかんと大して変わらない価格に目を疑ったし、使い勝手も良さそう。
かなり、だいぶ、モーレツに心が揺れ動いたけど、最近は出費がやば過ぎて、一旦保留にしたけど、案の定、さすがの人気らしく即売り切れたみたいね。
ネット通販を見ても、ずーと品切れ状態。
そりゃそうだよなぁ〜って感じだけど、ちょっと耐久性が気になるから今年買った人たちのレビューを待ってから決めようかな。
今使ってるわかんも紐が2回切れるほど使いこんだからね、そろそろ金具の部分もぶっ壊れそうだし。それに、このまま雪山に登ってたらいつか死にそうだから、スノーシューハイクを楽しむ程度にしようかなって思ってもいる(笑)
いくらなんでもここまで暗くなる?
もはやナイトハイク。
歩き始めた時は観光客で賑わってたというのに、気付けば人の気配すらしない。
北アルプスだと思ったら頸城山塊だった。この雄大な景色を眺めつつ、口をついて出るのは「あぁ、向こうは晴れてるなぁ」という感想ばかり。
美しの塔が水イボみたいな姿を見せた頃、とうとう5年以上使い続けたスマホが謎の暴走を始めた。
ひたすらYAMAPの画面が開いては閉じるというのを繰り返す謎の異常動作を始めたのだ。
この暴走は止まらない。
実はつい先日もこのスマホが暴走を始め、通話画面が開いては閉じるというのを繰り返した挙げ句、緊急通報で警察に発報されてしまい、慌てて電源を落としたんだけど時すでに遅しで、警察から折り返しの電話があった。
その時画面に表示された「警視庁」という通知に心底申し訳ない気持ちで一杯になった。忙しい中、こんなことで時間を割かせてしまい本当にごめんなさい。
スノーシューなんぞに揺れ動いてる場合ではない。
スマホの買い替えは最優先事項だ。
ちょうどこの上だけ曇ってて、北アルプスの方はよく晴れている。
来た時は観光客で賑わっていた美しの塔もさすがに静かだ。
しっかり鐘を鳴らしておこう。
何度も鳴らしてみる。大音響で。
やり切った。さらば。
後ろからスノーモービルを楽しむご夫婦に抜かれた。
楽しんでるねぇ〜と思ったけど、この後、山本小屋の前で夫婦喧嘩してた(笑)
ムカついて追いかけてたのかな。
標高2,000mだと黒い雲が部屋の天井みたいで手が届きそうだ。
そして案の定、雪が降り出した。
快晴の予報は一体なんだったんだ。
恐ろしく寒くなってきたけど、すれ違ったゴールデンレトリバーが喜び走り回る姿にほっこりしたところでゴール。
犬の無邪気さがたまらなく好きだ。
ビーフシチューもめちゃくちゃ美味かったし、天気の急変も含めて最後まで楽しかったよ。
山登りじゃなくてこういうハイキングはランニングで疲れた体にはちょうど良かったりするね。
エピローグ
青空さえ広がれば、初夏でも真冬でも最高に気持ち良いハイキングが楽しめるので、晴れた週末はぜひ足を運んでください。
山としての楽しみはないけど、この広大な高原に広がる360度の絶景と広い空は、一度は訪れるべきところだと思う。
初夏ならポニーが可愛いしね。
こういう山は観光と割り切って訪れたい。
そろそろ桜の花見登山を意識する季節に2月のレコをアップしてしまい申し訳ないんだけど、これから企画するなら初夏に歩いたレコをご参考にしてください。
さてさて、個人的には待ちに待った富士の高級コンデジX100Vの後継機「X100VI(シックス)」がもうすぐ発売されるけど、月産1.5万台の製造数に対して予約数が海外だけで軽く100万台を突破するという異常事態と聞いて、供給不足は避けられないだろうなぁと、かなりガッカリしている。
これに更に国内の予約が開始するわけで、デジカメ史上最大の予約数になるのは確実ともっぱらのウワサ。
ダウントレンドのカメラ市場においてこれは快挙だし、すべてのカメラメーカーにとってこの賑わいはとても良いことだとは思うけど、買おうと思ってた往年のファンからすれば、まあ率直にガッカリだよね…。
国内販売日が3月28日に決定し、鼻息荒目に待ってたんだけど、やはりというか、抽選販売。
もうね、ぜったい手に入らない。
そうなると中古市場も倍以上の値段に跳ね上るだろうしね。
うーん、製造現場もラインを増やすとか精一杯やってくれてるんだろうけど、なんとか、なんとかもう少し頑張ってほしい。
とりあえず、抽選販売には手を挙げるつもりだけど、落選したらその時はまたしばらくは老体のX-T1と一緒に歩むしかないね。
まあなんにしても、RICOHのGRⅢも受注停止するかもなんていう噂がでるぐらい元気だし、スマホカメラよりも本格的でいて大きなカメラより手軽にカメラを楽しみたいという欲求が爆発して、一気に高級コンデジへ目が向いてるのは間違いないね。
2024年はなんかすごい年になりそうだ。
ではでは