日光白根山 雪山登山(丸沼高原スキー場) 関東最高峰の絶景とわかんの付け方を忘れた峰

日光白根山 雪山登山(丸沼高原スキー場) 関東最高峰の絶景とわかんの付け方を忘れた峰

2月3日。厳冬期に群馬県と栃木県の県境にある日光白根山に登ってきました。

関東で一番高い山だけあって景色は抜群に良い一方、風が強いことでも有名な山なので、丸沼高原スキー場からゴンドラリフトで楽して標高を稼げるとは言え油断ならない相手です。

今年は群馬、新潟は雪の当たり年。本当は土曜に登る予定でしたが、金曜に吹雪いたと聞いて日曜に日延べしました。案の定、その翌日の土曜は猛烈なラッセルを強いられ結局山頂まで辿り着けなかったという人が多かったみたいです。とは言え日曜もズボズボの踏み抜き地獄。「雪の量×体重=踏み抜き増加」という分かりやすい炭水化物方程式に苦しみました。

しかしトレース泥棒しときながらこんなに苦労したんだから土曜に登られた皆さんはほんと大変でしたね、褒めてつかわすぞぃ。

 

「お助けマーン!」

 

「はーい」

火口で手を上げてるのがあたくしです。

厳冬期の日光白根山に登るのは今回が初めてですが、簡単にポイントです。

日光白根山雪山登山のポイント

①山頂からは新潟、尾瀬、浅間、日光の山々の大パノラマ

②丸沼高原スキー場のリフトトップからだと標高差は累計約700m、距離は往復6.5キロ

③森林限界を越えてからの強風に注意

 

日光白根山は日本百名山、標高2,578mです。夏山なら弥陀ヶ池五色沼を経由して登るのが一般的です。冬山だと丸沼高原スキー場のリフトトップから山頂までのピストンが一般的です。本当は五色沼に寄りたいところですが、冬はどうしても時間がかかるため余裕がありません。

樹林帯から森林限界を越え、噴火口の横を抜け、火山活動によって誕生した岩場の山頂へ。次々に変化していく景色を楽しんだ先に関東最高峰の絶景が待ってます。

至仏山、燧ヶ岳、平ヶ岳、浅間山、そして男体山や女峰山などの日光連山の大パノラマが広がり爽快です!この日は遠く富士山まで見えました。

最終のゴンドラは15:30。これを逃すと自力下山という試練が待ってます!朝9時に登り始めて13時に山頂に立てなかったら引き返すとか、自分なりのルールを決めておくと良いですね。

 

前回、秋に登った時はガスガスで眺望ゼロだったからやっと念願叶ったよ。

風も弱く、山頂でゆっくりする時間も取れたしほんと恵まれた登山となった!

いざっ!

リフトトップからの日光白根山です~。

アクセス

丸沼高原スキー場
・住所 群馬県利根郡片品村東小川4658-58
・TEL 0278-58-2211

アクセス

ルートとコースタイム

■2019年2月3日

※カッコ内は標準コースタイム

ロープウェイ山頂駅⇒(140分)⇒山頂⇒(120分)⇒ロープウェイ山頂駅

標準コースタイム:4時間20分

■活動距離6.5キロ
■累積標高上り746m

 

日光白根山登山 本編

丸沼高原スキー場からゴンドラでリフトトップへ

丸沼高原スキー場の駐車場に着いてみると1台のランクルが脱輪してました。誘導してる人の目の前だったからこんなことあるの?って感じ。きっと本人も、

「ちっ!登る前から踏み抜いちまったぜ!」

と言ったとか言わなかったとか。

しかしあんなでかい車が脱輪したら普通の車で引き上げるのは無理だろ〜って思ってたらバスがやってきて牽引してくれて無事脱出。

やっぱさ、体が大きいとリスクがあるよね

 

丸沼高原スキー場です。

厳冬期は金精峠が通行止めのため菅沼登山口から登ることはできません。

なので、冬の日光白根山はここからゴンドラに乗って山頂を目指すルートと、湯元から壮絶ラッセルをしながら前白根山経由で白根山を目指すドMルートの二者択一です。

冬のドMはまっぴらごめんだね。

 

山頂までの往復のゴンドラリフト代2000円、更に保証金1000円がかかります。保証金1000円は下山報告をしたら返ってきます。

それとは別に駐車場代が1000円かかります。ですが割引券があったので500円にしてもらって、実質かかった費用は2500円。。

2500円?

 

「くっそ高ぇー!!」

くぅー、やっぱロープウェイ使う登山は高ぇな~。

こちとら少ない小遣いでやりくりしてる身なんでね、これで山頂立てなかったら悔やんでも悔やみきれませんわ。。

 

よしっ、狙い通りの快晴です。どんどん標高を上げていきます。

 

ゴンドラからは至仏山浅間山四阿山までよく見えたけどやっぱり1番近くにある武尊山の眺めが目を引きます。今から山頂からの絶景に期待で胸膨らみまくりー。

 

リフトトップに着きました。

さあ!楽しい旅の幕開けだぜ!

前日は深い雪で登れなかったという話を聞いてたので最初からわかんを装着。

装着。。。むむっ!

わかんの付け方忘れた!!

紐だらけでさっぱり分からん!

やたら長い紐が1本だらーと垂れてるけど、それをどんな順番で輪っかに通していくんだっけ?

これ、わかんアルアルでしょう。きっと俺だけじゃないはず!

理屈で考えれば、ここから通さないと安定しないよな、ほんでこっち通したら締まるからここを通して、、ふむふむ。そんな感じで物忘れが著しい老化した脳みそに腹を立てながら10分。

うっしゃーーー!!!やっと履けた!!

汗だくだぜ。。

待たせてる同行者にも申し訳ない。

もたついてる間に10人ほど先に行ってしまったしな。

ふんっ。追いついてやる!

と思って歩き始めるとすぐ前につんのめる。なぜ?

再び歩きだすとわかんの先が雪に引っかかってまた前につんのめる。

おかしい。

ここで表と裏を間違えて取り付けてることに気付くボケ老人ぶり。

わかんは前が反り上がってて歩きやすくなってるんだけど、逆に履いたから下に反り返ってて、足を高く上げて歩かないと地面に引っかかる仕様になっていたのだ。

あぁぁぁぁあああ!!!くそっ!!

イライラするー!というか呆れた。へこむわ。

でも付け方は思い出せたし、履き替えはスムーズにいくはず。

 

 

気持ち的には3秒で履き替えた!

これでやっと出発だぜ。

 

しかし準備開始からわかん履き終わるまでだいたい15分ぐらいかかった。吹雪いてたら命取りだったな。

もう今年は覚えたから大丈夫だけど、来年の冬山一発目は予習しとかなきゃ駄目だね!

登山開始

二荒山神社の鳥居をくぐってゴングが鳴る。

無事登らせてください、神さま。行ってきます!

同行者は待てずにとっとと先に行ってしまわれたので追いかけます。良くあるパターンです。

 

このゲートをくぐります。

先行者は約10人。汗かかない程度のペースでゆっくり追いつこう。

雪が柔らかいから勢い余って全員抜いてしまうと踏み抜きに苦しむだろうし、ちょっと追いついてノートレースになったら先頭を代わる代わる行くってシチュエーションが良いなと思うわけです。

 

とりあえず登り始めだしトレースばっちり。

周りを見渡せば樹林帯の雪の深さがかなりのものだと言うのが分かります。

 

太陽が眩しい。

冬らしいカラッとした晴れ。気温が上がり過ぎて霞が出なければいいなと心配するぐらいです。

 

先行者発見。

知らぬ間にペースが上がってたか?時計を確認。ふむ、見ても分からん。

とにかく余裕のスローペースだからすかさずパス。

あと何人だ?なんぴとたりともおらの前を歩かせねぇー!!

おらおら系気分を楽しんでますが、ええ、ペースは鈍足です。

 

たまに立ち止まって遠くの景色を見ながら、おらおらーとチャックを開けて体を冷やす。どんどん良くなっていく景色。ニンマリが隠せない。

 

どんどん雪深い世界に突入していく。

軽くスノーモンスターみたいな木も出てきますが、西吾妻山とは違ってとてもモンスターの上には乗れそうにない。

 

お地蔵さんの冬ごもり。

 

長い長い樹林帯。ロープウェイを使ってラクできたけどね、冬は装備が重くて歩きにくい分とにかく長く感じるのよ、これが。

 

ここで山頂が見えてテンション上がった!

うしっ、捉えたぜ!

うん?いや、でもまだまだずいぶん先か?微妙な距離だな。とにかく再び気合いを入れまっせ!

 

だいぶ雪が柔らかくなってきた。もう5〜6人は抜いたから、たぶん先行者は4人。その内3人はスキー履いてたから踏み固められてなくてもスイスイ行ってしまうはず。だからラッセルする事になれば残る1人を交え代わる代わるって感じだろうな。

 

ここのポイントは2年前の秋に歩いた時に覚えてる。懐かしい。

 

急に日当たりが良くなりました!

森林限界までもう少しって雰囲気だけど、踏み抜く回数が増えてきたのもここら辺から。なかなかペースが上がらない。

どっと噴き出す汗。駐車場で脱輪したランクルの気分だぜ。

わかん履いてるのにズボズボいくんだから体重減らさにゃあかん!ツボ足だったらほんとしんどいだろうな。

ともかく、前日に悪戦苦闘してラッセルしてくれた人達には猛烈感謝です。どれだけ楽させてもらってるかは分かってるつもり。

妙高山でひたすらラッセルして撤退した時の悔しさは一生忘れないと思う。

 

樹林の密度が薄くなってきたこの辺りの景色が最高に綺麗で立ち止まってばかり。来た甲斐があったってもんよ。

標高はもうすぐ2500mを越えるぐらいだと思う。青空も濃くなった。

急いじゃいないけど、ここまで先行者をたくさん抜いてきたから、更にペースを落とします。

 

さあいよいよ抜けるよ!

登山をやってて森林限界に出た時の解放感は山頂に立ったときの気持ち良さを超えると思う。

森林限界から山頂へ

よしよし森林限界に出ました。

目指す山頂はあそこじゃ!

と、三枚目のくせしてポーズを決めた先に見えるあのピークはニセピーク。やはりオチがつく宿命なんでしょうね。

 

強風ポイントに差し掛かるけど、この日は微風。天気予報に気をつけているとは言えここまで天候に恵まれるのは珍しい。

それまでの樹林帯の雪深さが嘘みたいに雪が吹き飛んで山肌がちらほら見えるこの風景こそが普段から強風が吹き荒れるポイントである事を物語っています。

 

振り返ると関東最高峰なだけに遮るものは何もありません。

気分は上々。日光白根山最高だよ!

 

ここからは岩峰だからわかんからアイゼンに履き替えます。

ペツルのアイゼンにグリベルの紐という、男らしいこだわりを微塵も感じさせないなんとも情けない仕様。

ペツルが好きだからペツルのアイゼンにしたんだ!というこだわりはもはや嘘にしか聞こえない。でも本当です。

3シーズン用のブーツに合わせて紐を短く切ってしばらく使用してたんだけど、その後、冬靴を購入したらそりゃ当然断熱材入ってるから一回り大きい訳ですよ。で、まさかの紐の長さが足りなくなるというアホ過ぎるミスを犯したオイラ。そんな事情を赤面しながらさかいやの店員さんに話すと、すぐに察した様子からたまにそんなアホが他にもいるんだなと思えて少し安心しました。

でね、そりゃペツルの紐が欲しかったわけですよ。それがめちゃ高くて(紐で5000円も出せるか!)、半べそかきながら半額以下で買えるグリベルの紐に手を出した次第です。

長かったけど、分かってもらえましたかね?

見た目が気になるって言うか(いや、やっぱ見た目も気になるけど!)、ペツルが好きだからこの状態がすごく気持ち悪い!

見た目はね、そりゃかなりダサいと思うけど誰も気にしないだろうからとりあえずこれでOKなんです。

 

さて、話を戻して、アイゼンを装着したからなるべく雪が積もった所を選んで登っていきます。

ルートなんてどこでもいいんです。歩きやすいところを歩くのがこの時期の楽しみだからね。

急坂に息が上がるけど、この開放感抜群の景色を一瞬たりとも見逃すのがもったいない。

絶対目を逸らさねぇぞ!

 

ま、眩しくてとても見てられない!

 

バテたんで派手に寝転ぶ。こんなに疲れてても心から楽しんでるんです、一応。

2500mを超えて完全に息が上がったわ。

「もう動けない!!」

と言っときながら楽しんでるんだから、今冷静に振り返ってみると軽度の変態としか思えませんね。

しかし横になってみると分かるけど、気温が極端に低いから雪の冷たさが東京に降り積もる雪の冷たさの比じゃない。厚手のハードシェルを貫いて感じるこの雪の冷たさなに?脳天がぶっ飛びそうです。

それにしたって冷たすぎる、

と思ったら脇の下のベンチレーションが全開になってました。

やっぱ俺、破天荒だわ。

 

雪山で体を冷やしきるという絶対にしてはいけない愚行を楽しみ、なんとか分岐までやって来ました。

 

行けっ!

群馬県の最高峰が見えてきました。

疲れたくそっ!あそこに着いたら派手に昇天してやるっ。

 

燃え尽きたぜ。。

怠惰な生活で絶賛増量中の見苦しい体に成り果てた自分。いくらゴンドラリフトで標高を稼げるとは言え関東最高峰の山は身の丈に合わない高みだったのかもしれません。

そして更に悲しい事に、ここは日光白根山の最高峰ではないのだ!

栃木県側の最高峰目指してとっとと起きるんだ!

 

山頂付近にある火口。下山する時にちょっと立ち寄ってみましょう。

 

先ほどの群馬県側の最高峰のすぐ隣にあるとは言え、一旦10mほど下って登り返さなくてはいけない栃木県側の最高峰。バテた体にキツイ最後の登り。

さあ見えてきました。

 

狙ってないのに「どっきり大成功!」みたいな掲げ方になってしまうあたり根っからの三枚目なのでしょう。

 

山頂に立ってやっとこさ姿を見せてくれるのが男体山。まるでどっきりみたいな演出。

さすが百名山です。数合わせで無理やり選ばれたんじゃないか?っていう百名山もあるけど男体山は違う。

 

ちょっと引いて見ると中禅寺湖とその右に社山。

全体的に雪が少ない印象ですが、きっと樹林帯の中はたくさん積もってるのでしょう。

 

男体山の左の日光連山ファミリーです。右から真名子、女峰山、太郎山。

女峰山のレッドバンドの下。中腹付近にあるのがそう雲竜渓谷です。もう何度も行ってるから流石に飽きたけど、性懲りも無く今年もツアー企画をする事になり行かざるを得ません。。

 

あちらがさっきまでいた群馬県側の最高峰です。

山頂で景色を楽しむには絶好のコンディションですが、お昼を食べるには少し風があるなぁって感じだから、とりあえず火口で遊んで樹林帯の少し手前でお昼にしやす。

 

無事に山頂に立てたことのお礼と、これから始まる無気力下山の無事を祈ります。

アーメン。

思いのほか早く山頂に着けたから時間に余裕ができてのんびりできました。思い残すことはないぜよ。

 

幻かと思いましたが、半袖の人とすれ違いました。

やり過ぎの人ってどこにでもいますが、こいつぁかなりの大物です。。

丸沼高原スキー場に向かう途中の道路で表示されてた気温がマイナス10度だったからここはマイナス15度以下なのは間違いないでしょう。

もちろん他の登山客は私と同じようにシェルを着てバラクラバの上からニットをかぶる完全装備。

 

足跡が1つも付いてない火口でひとしきり足跡をつけまくるという遊びを楽しみます。

噴火したら即死第一号なのは間違いないでしょう。

 

いつもながら下山は早いです。あっという間に森林限界の境界近くまで下りて来たので、風を避けられそうな大きな岩に隠れながらお昼ご飯にしました。

パンの袋が風に飛ばされ、ツボ足で50mダッシュで拾いに行き、残りの体力を完全に失う泣きっ面に蜂状態で下山します。

何にしても山にゴミを残さないで良かった。

無気力ゲッザーン

見納めと思って山頂を振り返ればさっきまでの晴天が嘘みたいな曇り空。

日が陰るだけで気温がぐっと下がるから長居は無用。とっとと下ります。

しかし、この時間になっても登ってくる登山客がちらほらいて驚きます。

最終のゴンドラは15:30ですよ!

 

ズボッとね。

無気力登山では恒例の雪遊びタイム。

頭が少しでも良くなればと思って頭を瞬間的に凍らせる「古い脳細胞凍死作戦」を決行。

これで来年の雪山シーズンにわかんで困ることはないでしょう。

 

今度は木を揺らし、枝に引っかかった雪の塊を落とそうとして遊んでます。

そうです。ただ雪を落とすだけの遊びです。

きっとさっきの蛮行で極端に冷やされた脳細胞が温まり、歯止めなく熱暴走を起こしたに違いありません。

 

結果、顔面に落ちてくる始末。

やっぱ俺もってるわ。

 

どりゃーー!!

(はいはい)

 

バスッ!

いつもよりうまい着地だ!

(はいはいはいはい)

 

そのまま倒れこみながら登山口にある二荒山神社で安全に下山できた事を報告します。

今回も楽しい山旅でした!

 

振り返ると、冬らしいどんよりと曇った空と雪化粧した日光白根山がなんともよく似合う。冬のイメージってまさにこんな感じって1枚です。

 

リフトトップにある「天空の足湯」です。

秋に登りにきた時はここで足湯に浸かってからゴンドラに乗って帰ったんだった。体の末端を温めると体全体が温まるんだよねー。

うふっ

 

どぼぼーーん。

 

下山後にお土産屋さんに立ち寄りました。

ここには足湯もあるけど、既に車の暖房で背中が汗ばむぐらいだったからパスします。

お世話になっているご近所さんが入院したので、尾瀬名物「花豆」で作った甘納豆を買って帰ります。

どこにあるのか見つけにくかったけど、レジの近くに陳列されてました。量は少ないけど希少価値あるし「甘納豆大好き!」って言って喜んでくれました。

 

ついでにこんなものも買い食いしてみました。

「フリアンパンのみそパン」

ケンミンショーで紹介されたみたいですが、味より名物を食すことに意義があるっつーことでOK。

 

聞いたことある!上毛かるた!

井森美幸や中山ヒデが群馬ネタで必ずぶち込んで来るヤツね。

今日の登山はリフト代がかかってる分、いつも以上に財布の紐はきついから買わないよ!

 

振り返って

 

この日のほんの数日前、湯元温泉から登った登山者が吹雪で身動きが取れなくなって、捜索隊が出動する騒ぎがあったそうです。

湯元温泉から登ってる時点でかなりの経験者だと思うのですが、丸1日避難小屋で吹雪をやり過ごし、少し天気が回復したタイミングで下山したところで救出されたみたいです。1人で辛かったね、良かった!

でも避難小屋の中も猛烈に寒かったんだろうな思うと、

「そんなん絶対に嫌や!」

としか考えられません。

避難小屋で一晩耐えられる準備をしてたのは熟達者だからこそだと思います。さすがですね、でも絶対に嫌です。

 

丸沼高原スキー場からのルートは、ロープウェイで楽々アクセスすることができる割にはハイカーはそれほど多くないし、豊かな自然と変化があって楽しいコースだし、たっぷりの雪に大満足すること間違いなし。

おかげで身の丈にあった雪山登山が楽しめました。

今回の様な絶好のコンディションの日に登れるなんて、狙ってもなかなかできません。

快晴でありながら気温が低いから空気が澄んで富士山までバッチリ見えたのには感動しました。

 

いつか湯元からも登ってみたいのですが、新緑の時期かなと思ってます。

自分は寒くて辛い思いをするのはまっぴらご免ですが、

とりあえず、遭難しても大丈夫な様に皮下脂肪を蓄えてます。

ではでは

 

 


登山カテゴリの最新記事