さぁーって、今週のサザエさんは!
古賀志山(こがしやま)をアンバサするぜぃ!んがっぐっぐっ。
(「んがっぐっぐっ」がジャンケンに変わってしまったのはなぜだー)
早いものでもう年の暮れ、年内最後の登山は低山でのんびり歩けるところで!って探してたんだけど、まさかのガチ岩稜登山のゴングが鳴らされた。
カンカンカーーン!!
あれ、なんであちきは3点確保を意識しちゃってんの?
このロープつかんでも平気なん?とか心配しちゃったり、
あの岩の割れ目に指かかりそうだぞ、とか意味不明ですからー。
ハイキング気分で来たのにまさかのノーガードでの顔面ヘディング登山で鼻血噴出だ!
ん〜、ボールは友達!
歩いたルートは、赤川ダムを起点にした周回ルート。登りは中尾根ルートという破線コースで、下りは南登山道コース。
当初は中尾根コースではなく、北登山道コースでえっちらおっちら登る予定だったんだけどね。
まあ、なぜ中尾根を登ることになったかは後で触れるとして、山頂からは日光連山の大パノラマが素晴らしかった!そして眼下は関東平野が広がる超爽快な景色にもう巴投げー!
この日は風が強かったんだけど、低山だからさほど影響を受けなかったし、全体を通して楽しい山歩きができた。
雄大な日光連山。理屈抜きで惚れ惚れする景色だ。
古賀志山は栃木県にある関東百名山、日本百低山の標高582m。
いざっ
ルートとコースタイム
■2020年12月19日 ※カッコ内は実測値。
赤川ダム駐車場⇒(25分)⇒中尾根入口⇒(80分)⇒富士見峠⇒(15分)⇒古賀志山⇒(10分)⇒御嶽山⇒(30分)⇒南コース入口⇒(60分)⇒赤川ダム駐車場
合計コータイム:3時間40分
総距離 7.6km
累積標高上り 600m
古賀志山登山 本編
赤川ダム駐車場から登山スターティン
用を足して出てきたお父さん。よほど急だったらしくトイレのガチ真ん前に止めて、トイレから戻ってきた時は最高のほっこり顔だった。
えーっと、ここ古賀志山の駐車場は水洗トイレ完備っていうお話ね。
突然見知らぬ人の排泄からスタートする当ブログは、これでも一応登山ブログです。
赤川ダムの駐車場はとても広かったんだけど、自転車の練習や登山客の車で意外と混み合ってたな。
古賀志山はクライミング初心者向けの練習場もあるみたいね。
駐車場には農産物直売所もあって、葉物野菜が激安だった。ボンビーの味方だ、帰りに見てみるとしよう。
健康診断でコレステロール値がやば過ぎたから、今後しばらくはお菓子と肉は少し控えねばならんのよ。野菜持ってコーイ。
登山ブログらしく、やっと山のご登場。危うく野菜ブログになるところだった。
赤川ダムに映る逆さ古賀志山は、下山後の宇都宮餃子と同じぐらい抑えておきたいポイントだ!
ダム湖畔沿いの道路を登山口に向けて、デレデレ移動。
湖畔沿いは犬の散歩にちょうど良さそうなコース。
自分がメタボリック症候群に仲間入りしたあかつきには山歩きは卒業してダムハンターとなって赤川ダムには再訪しに来なきゃな。
登山口は左へ。
尚もデレデレ進む。
古賀志山の地図をチェックしたかったのだが、どうしても自分の巨大な頭によってできた影が邪魔で全然見えなかった。
頭がデカすぎるんじゃ。
いい歳して不良に絡まれる
さて、ここが大事なポイント。
ここを左に行って北登山道を歩くはずだったんだけど、この写真の奥の方に写ってる不良老人3人組、子泣きじじいならぬコガシじじい達。
「おんぎゃあー、おんぎゃあー。せっかく古賀志山に来たならこっちじゃこっちじゃー!」と、なぜか自分を標的にはやし立て始めた。
こちとらいい大人なんでね、そんな挑発になんて乗ったりしないのよ。はいはいっと軽く受け流す。
しかし、なおも執拗に続くコガシじじい達の企て。
「おんぎゃあー、おんぎゃあー。中尾根登らないと損するどー!」
うぐっ
「おんぎゃあ。せっかく来たんやろもん」
うぐぐっ
ほぉ〜、そこまでおっしゃるなら行ってみまひょか?
あっけなく落城。
そんな訳で、そこまで薦める中尾根とやらを行ってみることにしたのだが、
先程のコガシじじい達は「おんぎゃあ。うちらはカモシカ岩に行くおんぎゃあ」と言い残し、まさかの違う方向へ行くというシンジラレヘン展開に。驚き過ぎてアゴが外れた。いや、ハシゴを外されたってやつか。
意図せず中尾根
いきなり現れるロープ。中尾根による岩稜漬けが始まった。
鎖じゃなくてロープってのが不安だから、なるべくロープに頼らないように岩をよじ登っていく。大丈夫なんだろうけど…
年の瀬らしく一年を振り返りながら、アハハハー、ウフフフフー♫と腹を抱えながら登れちゃうそんな平和な登山を思い描いていたが、それをぶち壊す中尾根ルート。目の前にあるのはただただ岩肌だ。
ここは妙義山ですか?間違えて鋸岳にでも来ちまったか?と目を疑う岩壁に「そんな筈では」を連発。
とは言え、見た目ほど難易度は高い訳ではなく、ちょっとしたアスレチック感覚で楽しいんだけどね。
ホールドは多いし、岩ももろくないから簡単に登れる。
先程の不良老人たちと合流したのはここ。
ここがカモシカ岩なんだけど、あのジジイ達はここを登ってきたって言うんだから、ひとにあーだこーだ言うだけはあるな。
カッコいいじゃないか(褒めている)。
ちなみにカモシカ岩にはロープや鎖は無いそうだ。
岩稜の山の素晴らしいところは、標高を簡単に稼げるところと、景色が開けるとこだよなーと、早くも古賀志山に魅了されてしまっている。
標高を簡単に稼げるのもそうだが、年齢が気づけばみるみる上がっていることに驚愕する。もうおっさん通り越してジジイになるのも時間の問題だなと、マジで憂う。
ぺこぱ〜時を戻してくれぇー
あの岩稜を越えていく。中尾根ルートはまだまだ楽しい岩登りを用意してくれているのだ。ダッフンダで脱糞ダだ。
こんな素敵なルートだから登山者もそこそこいる。しかしよく見ればみんな爺さんばかりじゃないか。
ここの爺さんたち元気過ぎやしないか。
静かな山歩きでは満足できない年寄りのなんて多いこと。
くどい様だが、自分はまったり歩けたらそれで良かった。気持ちの上ではここの誰よりもくそじじいだ。
破線ルートだけど道標はしっかりしてる。中尾根の3番岩、4番岩方面へ。
センセーショナルな中尾根コースはまだまだ続く。
息は上がるけどワクワクもする。これぞ正しい山の楽しみ方なのかもしれない。
古賀志山は低山でありながら、名山揃いの関東の山々にあって関東百名山に選出されるだけのことはある。登ってて飽きさせないアトラクションの波状攻撃だ。
なんだかんだ言っても岩場にチャレンジするのは楽しいのだ。
しかもここら辺で体も気持ちもほぐれてきて、ようやくデレデレモードからツンツンモードにスウィッチだ。
よしゃこーい!!
ツンツンモードに切り替えたのに途端に始まる下り。
なんでだー。
更に下る。くそっ。
しかもその挙げ句、杉林に突入。うぐっ。
再びデレデレモードに切り替えだ!
古賀志山の本峰が近づいてきた。
なんだ、もう終わっちゃうじゃないか。
どなたかの落とし物。男体山に入山料を支払うともらえる二荒山神社のお守り。
これを見ると男体山登りたくなるよね。
右手側に見えてきたピークは斑根石山。
通称「559(ごーごーきゅう)」。
中尾根ルートにある最高峰のピークさ。もうデレデレモードに切り替えたから行かないよ。
ここを左へ行けば古賀志山への巻道。まっすぐ行けば岩場を越えて古賀志山へ行くルート。右へ行けば559に向かうルート。
今回のルートを歩く人は律儀に559を踏んでから古賀志山に向かう人が多いみたいだけどね。
自分はどうするかなぁ〜、ピークを踏むことにそれほど興味ないしなぁ〜。
という訳で、食べながら悩むことにする!
まずはセブンのシュークリームを一口頬張ってから決めようかのぉ〜どれどれ。ふあっ!これは美味ぞ!
もうどこぞを歩くかなんぞどうでも良く思えてしまう。これは美味ぞ!褒めてつかわす!
食べ慣れた手付きでカスタードクリームをこぼさず、且つ手につける事もなく完食。
結局、岩稜を登って古賀志山へ行くことにしたよ。559へは寄りまへん。
そして着いたここは標高525のポイント。中尾根最高点とニアイコール(≒)の記号が書かれてた(笑)
せっかく中尾根に来たんだから岩場は楽しまないとね、でも559をわざわざ踏みに行く必要も感じなかったんでね、このまま古賀志山へ向かうよ。
古賀志山を守ろう会の方々がロープの整備とかをしてくれてるてるのか、あざっす!
日光連山は先日の寒波到来ですっかり雪化粧。
古賀志山へは横移動。右手に日光連山を眺めながらの稜線歩き。古賀志山のハイライトだ。
北尾根との合流地点、富士見峠に着いた。本当ならここを上がってきたはずだったんだけどね。楽しかったからいいけどー。
古賀志山への最後の登り。
古賀志山の山頂は思いのほか広い
なんか浅草花やしきっぽくね?
正体は携帯電話の電波塔らしいけど、これが見えたら古賀志山の山頂さ。
フイ〜、頑張った甲斐あったよ。
セブン限定発売のミスチチロルと一緒に記念撮影だ。
ここでも食うのか!
コレステロールやばい。
狭いと思っていた山頂は予想に反してそこそこ広かったし、駐車場に止めてあった車の数から山頂は相当混んでると思いきや、まさかのがら空き状態。
こんなことなら山頂までお昼我慢すればよかった。
一通り景色を満喫したら御嶽山へ移動するよ。
何気なく撮った一枚。ちゃんと読んでおけば良かったんだけど、南尾根ルートの一部は木の伐採をしてるため通行禁止になってたのね。
この日は年末登山だったけど、このブログは年始に箱根駅伝を見ながら書いてるんでね、この鳥居を見ると気分的には初詣。
國學院大学って書けねぇー
年始のドラマ一挙放送ってちょーたいくつぅー
って思いながら書いてる。
御岳山へも岩を越えていくけど、ホールドはしっかりしてるからホイホイ登れる。
御嶽山からは大パノラマ
御嶽山の山頂には御嶽神社が祀られてる。
古賀志山からすぐだし、なにより日光方面の景色が御嶽山からの方が綺麗だからここまで足を伸ばす人が多いみたいだね。
その景色がこれだ!
どどーん!日光ドリフターズ。
やはり男体山はいかりや長介か。
まあそれはいいとして、男体山にガスがかかってしまったのは残念だったけど、女峰山の大きさもよく分かるし、やはりドリフの存在感は半端ねぇっすー。
山座同定で確認してみると鳴虫山も見えるのね。次にデレデレ登山する時の手札にとっておく。
今日歩いてきた稜線。岩肌剥き出しの低山とは思えない景色だ。
さきほどまでいた古賀志山の山頂。
めちゃ近いやん。
そんな訳で宇都宮方面の景色は古賀志山からの眺めと何ら変わらない。
ファーストサマーウイカと若い頃の八代亜紀ぐらい似てるのだ。
南登山道からゲッザーン
さっききちんと注意書きを読まなかったから何も考えずに南登山道でゲッザーン敢行。北登山道にしときゃよかったと後で後悔することになる。
古賀志山はゴミの投棄や排泄行為が後を絶たないそうだ。悲しいことでござるな〜殿ぉ〜。
杉の伐採が終わった斜面を下っていく。
もう杉の植林やめようよ。
車両通行禁止のゲートをまたいでから始まる林道歩き〜。
登山道は杉林で伐採作業中のため立入禁止になっていたのだ。
くどいけど北登山道で下山すれば良かったよ…
赤川ダムに戻ってくるとカレーののぼりが見えた。ぬおー!赤川ダムカレー食いてぇー!
いや、待たれよ!我慢じゃ我慢じゃー!おぬしせっかく宇都宮の山に来たのであろう。餃子までここは我慢じゃー!ひかえひかえー!!
空腹を我慢しながら、赤川ダム越しに眺める古賀志山。なかなか楽しい山だったな。
冬に雪の上を歩きたくない気分の時にはもってこいの山だね。
林の中をショートカットして駐車場へ。
自転車チームに所属するキッズ達がたくさんいた。駐車場が混む理由はそれなんだろうな。競技用自転車のサドルの細さは想像しただけでオケツが痛くなるのは自分だけかいな?
「ねえGoogleセンセ。古賀志山から一番近くにある温泉ってどーこ?」
で検索してでてきたのがこちら、鹿沼温泉華ゆらり。
pH8.5と聞いて、うっほーいとろとろ湯だ!と嬉ションしそうになるのを我慢しながらやって来たけど、期待した様な湯じゃなかった。。
でも古賀志山から近くて550円(2020年12月時点)ならいいよね。
さあさあさあー!トドメの眠眠(みんみん)でござるぞー!
これにて今回の宇都宮登山は完結。
焼き餃子2皿、揚げ餃子1皿、水餃子1皿。コレステロール気にしてるくせに大丈夫か?
しかも、実は言うほど餃子が好きって訳ではないんだけど、折角だしね!と度を越して欲張ってしもた。
ちなみにリンガーハットの餃子はかなりレベルが高いことを伝えておく。
餃子はそれほど好きではない自分が、おっこりゃいけるぞ、と思ったんだから間違いないのだ。
ところで、ここから話は変わるけど、
先日、献血に行って、メール会員になったら素敵なプレゼントがあるよ♪と言われ、ほいほい登録したところ、受付けの女性が笑いをこらえられない様子で持ってきたのが、これ。
血液パック型キーホルダー。渋すぎて爆死!!
ワロタ…
ちなみに400cc抜いたんだけど、あまりに早く終わりすぎて看護師さんが2人見に来た。血圧高いんですかね?と聞くと、「いえ、血管が強いんです!血圧は関係ないんです!」だって。
へぇ~俺って血液が強いのかぁ・・。
ってなにそれ。
その長所って献血以外に生かすとこないんじゃね?
誰か血管の強さをアピールする場をおくれ。
更に話は変わって、
ワンダーフォーゲル12月号の付録でついてきたヘルメットホルダー。マーモットとのコラボ品。思わず手が出た(笑)
毎年夏が来るたびに買おうか悩んでたんだけど、なんでこんな物が2,000円以上するんだろと、物の価値と価格設定が自分の中で折り合わずに手が出なかった。
普通に買うよりはるかに安くゲットできたし、更にワンダーフォーゲルも読めちゃうっていう一石二鳥。ラッキーだったよ!
振り返って
さぁーって、今週のサザエさんは!
楽しかった!古賀志山。この日は強風で、しかも前日まで猛烈な寒波が吹き荒れてたから少し心配してたんだけど、古賀志山は低山だったから終始ぽかぽか陽気だったし、樹林が強風を遮ってくれてゆっくりご飯も食べられた。
山全体が岩肌剥き出しなので、当初歩こうと思ってた北登山道も多少のロープやハシゴはでてくるみたいで、初心者や子連れにはちょっと注意が必要。一方で南登山道は鎖場はないからちょっと岩場が不安って方には良いと思う。中尾根は少し山歩きに慣れてきてから歩くことを薦めるよ。
珉珉で餃子をたらふく食べた後、ガストでテイクアウトの唐揚げを食べたんだけど、どーせファミレスだろ?と舐めてかかってたら見事に裏切られた。美味かったなー。
中津が巻き起こした昨今の唐揚げブーム、ご多聞に漏れず恩恵に預かってきたぜぃ!
昨今の登山ブームはキャンプブームに押されてだいぶ落ち着いてきた感じだろうか。駐車場の争奪戦がちょっとでも楽になると助かるんだけど。
まあそれはいいとして、世の中コロナが原因で血が足りないみたいだから、たくさん唐揚げ食べて献血に行くべしっ!
そして血液パック型キーホルダーをゲットすべし!
んがっぐっぐっ
では