樫原湿原(かしばるしつげん) サギソウとユウスゲが満開!佐賀で梅雨の終わりを目撃する旅

樫原湿原(かしばるしつげん) サギソウとユウスゲが満開!佐賀で梅雨の終わりを目撃する旅

サギソウが咲いたと聞いて、佐賀県の尾瀬と言われる樫原湿原(かしばるしつげん)を散歩してきました。

読み方は「かしばる」ね。「かしばら」ではなく。まだ九州の経験値が低かった頃は「原」を「ばる」と読ませることに衝撃を受けたけど、アメリカ人がNikonを「ナイカーン」と読むことを知った時はたまげた。それに比べれば大した驚きではない。

ちなみに、キヤノンは小さい「ャ」ではなく大きい「ヤ」。富士フイルムも小さい「ィ」ではなく大きい「イ」が正しく、カメラ業界では間違え易い社名としてちょいと有名な話。もし仕事で関わる事があれば気をつけないとね。

 

えーっと、気づけばすぐに話が脱線してしまうから、話を戻すよ。

 

樫原湿原は標高600m。福岡県と佐賀県のほぼ県境にあって、植物だけでなく野鳥や昆虫もたくさんいて、軽くトレッキングが楽しめる、そんな贅沢なところです。

 

この日は7月下旬。

サギソウだけではなくヒツジグサやユウスゲも満開。

 

福岡の自宅からは下道で1時間ほどで行けちゃう近さだし、家でゴロゴロして他にする事もなかったし、なんと2日連続で散歩にやってきました。

 

九州に甚大な豪雨災害をもたらした2020年の猛烈な梅雨。

温泉旅館はただでさえコロナ影響で厳しい環境下なのに、豪雨が追い打ちするなんて、なんとも悲しいニュースが続く。

この日の夕方、そんなバケモノみたいな梅雨がやっと明けました。こんな風にコロナの終わりも来るといいんだけど。

 

 

樫原湿原散歩

1日目は弁財天へ

まずは初日。初めての樫原湿原ということもあってどんな所かワクワクしながらやって来たよ。

なんつったって九州の尾瀬って言われてるみたいだからね。期待しちゃう。

 

駐車場にはトイレ完備。ちなみに、西九州道で来る場合は、七山のファミマが最後のコンビニです。

 

駐車場の近くには、お食事処の湖守屋さん。

サギソウの販売もしてるって貼り出されてるけど、この日も、そして再訪した日もお休みだった。コロナで休業してるのかも。

 

トノサマガエルだ!

こんなの俺が子供の頃はちっとも珍しくなかったのに。今や絶滅が心配される種になってしまったらしい。

便利さと引き換えに姿を消していく生物がいるなんて傲慢だ!と、先走って思ってしまったけど、実はトノサマガエルだと思っていたのが多くはダルマガエルだったということが最近分かり、純血な?本物の?トノサマガエルはそもそもそんなに多くなかったとかなんとか。ダルマガエルとの交配で雑種が増えてたりして減ってるんだそうです。

詳しくは自分で調べてね。

 

環境問題については大いに関心あるんだけど、先日総務部長に室温をもっと下げてくれないと仕事にならないよー!と直談判に行っちゃうぐらい情けない自分が語れることは何もない。。

 

人工添加物っぽい色だけど、実は自然って発色が強いのかもね。

 

オニユリ。

樫原湿原は九州の尾瀬とは言え、範囲はとても狭いので軽く一周できちゃう。

なので、どこをどう歩くかは割愛して、今回は五月雨式に撮った花々を掲載していくスタイルでご紹介するとよ。

 

弁財天、見っけ。

八百万の神の中で、あちきが最も必要としてるあなたよ、弁財天様。

今、目の前に神様が現れたら迷わず「オラに一生困らないお金を恵んでおくれー!」と叫ぶところだ。

 

樫原湿原の全体図がありました。

連日降り続くというお化けな梅雨の影響により、木道が水浸しで歩ける場所が限られてたから、弁財天を回ってくることにする。

 

メモメモ。

夏はジュンサイ、サギソウ、そしてハッチョウトンボね。

 

タカネナデシコの様な花が咲いてる。

カワラナデシコという花だそうです。

 

ぜんぜん気づかなかったけど、足元に蛇がいた。無毒のシマヘビだったから良かったけど、マムシも多いみたいだから気をつけないと。

そして雨が降ってきたよ。

梅雨が明けそうで明けない、厄介な梅雨。

 

ツチアケビ

 

弁財天に立ち寄っておきます。

 

おん そら そば

てい えい そわかー!!

お金に困らない人生を我にあたえたまえ〜

長男が公立に受かりますよーに。

飛行機がおちませんよーに。

コロナが早く終わりますよーに。

潰瘍性大腸炎が早く治りますよーに。

知り合いの犬の病気が治りますよーに!

てんこ盛りでお願いしといた。

 

 

アカガエル見っけ。

 

この標識の、おいでな菜園のデザインはサザエさん?

 

雨が強くなってきたので逃げるように退散。

それに、この日はうっかりしてて、55㎜までのズームレンズしか持ってこなかったから、ぜんぜんサギソウが撮れなかった。

くそつ!またいつの日か出直しだ!

 

 

2日目再訪 サギソウの撮影会

いつの日か!が、まさか翌日になるとは。。

しかも、この日も着くなり豪雨。

毎度、ツイてない自分らしい最悪なスタートだよ。ヤフー天気で雨雲レーダーを見ながら、雨雲が通り過ぎるのをしばらく車の中で待ってからのスタート。

 

200㎜のズームレンズを持ってきたから、やっとこさサギソウをゲット。

ほんと不思議な形をしてる。

 

まさに羽ばたく。

 

まさにクルマる。

 

夕方になるとほんとにユウスゲって花開くんだな。。

あ、申し遅れましたが、今日は夕方に来たんだよね。

この前日はかたく閉じてたっていうのに、全然違う!

 

正面から見るとニッコウキスゲと形はそっくり。

色がこっちのほうが淡くてレモンっぽい。

 

樫原湿原をサギソウが飛んでる。

 

コバキボウシ

 

再びユウスゲ。ユウスゲが満開だったのがインパクト強くて、サギソウを目当てにやってきたけどユウスゲばっかり鑑賞してたな。

 

 

トンボもたくさん

まずはどこにでもいる定番のシオカラトンボ。

定番って言っておきながら、油断してるとはいつトノサマガエルみたいに、準絶滅危惧種になるか分からないぞ!

 

 

これはショウジョウトンボ

ハッチョウトンボを探したけど節穴だらけの自分の眼力では見つけられんかった…。

 

キイイトトンボ

 

最後に絶滅危惧種になってしまったトノサマガエルはうじゃうじゃいた。模様を調べてみると、ダルマガエルではなく、まさにトノサマガエルだね。

この跳躍力がたまらんのよ。

 

ヒツジグサ

 

ヌマトラノオ

 

カワラナデシコ。

 

梅雨明けの瞬間

急に強烈な日差しが襲ってきた。

ちりちりと体がやける!まさに九州の夏の日差し。

梅雨が長くて最悪だなーと思ってたけど、そんなこと一瞬で吹き飛ばす殺人的な日差しだ!

 

うっへー。晴れた晴れた。

これから始まる夏〜秋の登山。

今年はコロナでミヤマキリシマを逃したから、せめてキツネノカミソリは外せないかな。

 

駐車場に向かう林道は、強烈な日差しで一気に乾き始め、蒸気が湧いてサウナ状態だった。

きたよきたよ、九州の夏。やっぱこうでないと。

 

 

2020年のバケモノみたいな梅雨のせいでずーーっと家でうじうじする毎日。この日も雨だったけど、夕方になって急に日が差し、そのまま梅雨明け宣言となる、まさに梅雨明けの瞬間に立ち会えた貴重な旅となりました。

樫原湿原は九州の尾瀬。かと言って尾瀬の様に広大ではないけど、狭いエリアに珍しい植物が凝縮されてるので、気軽に鑑賞が楽しめる贅沢な場所でした。

今回は野鳥は見られなかったけど、カワセミなんかもたまに現れるみたいです。んー見たい!

すぐ近くには観音の滝もあるし、近場で良いところを見つけました。

次はハッチョウトンボを撮るよ!

ではでは


雑記カテゴリの最新記事