五竜岳~唐松岳 登山 点を線で繋げ!猿に見送られるゴートゥ夏アルプスの旅

五竜岳~唐松岳 登山 点を線で繋げ!猿に見送られるゴートゥ夏アルプスの旅

爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳縦走の旅、本日はいよいよ最終日の3日目。

本日は、五竜岳から唐松岳へ縦走して、潰瘍性大腸炎による腹下しの如く八方尾根を下る。

唐松岳自体は何度か登ってるから実を言うと魅力はそこまで感じてなかったんだけど、五竜岳〜唐松岳の区間はなかなか歩きごたえがあると聞いてたし、前々から気になってたルート。

しかも今回の旅でこれまで歩いてきた軌跡をなぞってみると、後立山連峰最北の朝日岳から、雪倉岳〜白馬岳〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜扇沢まで線が繋がり、後立山連峰コンプリート!

うーん満足!

 

朝日に染まる唐松岳。

まだ暗いうちに目が覚めると満点の星空。歩き始めれば立山と剱岳の大展望。後ろには今にもガスに巻かれそうな五竜岳。八方尾根は相変わらず多くの登山客で大盛況。

今年はコロナでどうなることかと心配してたけど、やっとアルプスらしい星空を見上げることもできた3日目。来れて良かったなぁと心底思えたよ。

しかし、景色に感動してずっとここに留まりたい!なんて思うはずが無く、最終日はシャンプーしたい欲が勝り、さっさと荷物をまとめにかかるという相変わらずの軟弱ぷにょぷにょぶりを披露。

今望むことはシャンプー。何よりもシャンプー。次に歯磨き粉を使って歯を磨くことだ!

てな訳で、朝飯食ったらとっとと出発〜

夏アルプス最終日。

 

五竜岳は日本百名山。唐松岳は日本三百名山。

点が線で繋がる後立山連峰。

いざっ

 

~全体スケジュール~

DAY 1:扇沢~爺ヶ岳〜冷池山荘テント泊 ⇒こちら

DAY 2:冷池山荘~鹿島槍ヶ岳~八峰キレット~五竜岳~五竜山荘テント泊

DAY 3:五竜山荘~唐松岳~八方尾根下山

※行程的には無理のないスケジュールを組んでるので、のんびりアルプスを満喫したいという方はぜひ参考にして下さい。

 

ルートとコースタイム

■2020年8月24日 ※カッコ内は標準コースタイム。

五竜山荘⇒(55分)⇒大黒岳⇒(60分)⇒唐松山荘⇒(20分)⇒唐松岳⇒(20分)⇒唐松山荘⇒(100分)⇒八方池⇒(45分)⇒八方池山荘 ゴンドラ・リフト利用

コースタイム:5時間

3日間の合計
総距離 27.5km
累積標高上り 3,350m

爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松岳縦走 3日目

睡眠打破

目を覚ませばそこは宇宙だった。

 

くっ、苦しい!

眠りという一番幸福な時間を取るべきか、このきらめく星々の撮影会をおっ始めるべきか。。

あちき苦しいっ!

 

再びシュラフに戻ればどこまでも深く、深海に沈んでいく様な幸福感を味わえる。

でも折角の山でそれでいいのか?

と、ずいぶん長い時間悩んだ末、のそのそとテントから這い出た。

もう少し気温が低かったら確実に寝てたと思う。

 

昨夜雨が降ってびしょびしょになったテント、略してびしょテンの片付けに苦労し、倍以上時間がかかってもう明るくなってきた。

フライシートに泥が付着してテントがめちゃ重たいし。ただでさえ古いモンベルのステラリッジだから余計に重いし。

そろそろ自立式で軽いテントが欲しい。。

 

小屋の売店が5時からだから、開店するのをじーっと前で待ってると、一見無愛想っぽいけど実は親切なお姉さんが急いで開けてくれた。

ウガンダの名言「カレーは飲み物」を普段から実践してる自分だけど、ここでは大事に大事にカレーメシを食べた。

朝からカレーメシ。最高だな。

 

一面の雲海。

下界ではどんよりした朝なんだろうね。

こっちは楽園だ。ぐっしっしっ

 

五竜山荘のテン場は、小屋から近くてフラットだし。そりゃ人気になるよってのがよく分かる、そんな所だった。

小屋のスタッフも感じが良くて、100点満点だったよ!

今年はコロナ影響でテン場も完全予約制だったから、それも快適に過ごせた要因だったかな。それでも予約は面倒だけど。

 

朝日が昇る。

 

反対側の雲がモルゲンに染まる。

 

猿よ、さらば

ありがとう、五竜山荘。また来るね。

出発じゃー!

 

歩き始めるとすぐに遠見尾根と唐松岳との分岐に到着。

このまま遠見尾根を下って、ゴンドラを使って下ればエスカルプラザの温泉に直行できる。

頭、油っぽいし非常に悩むところだ。

 

ええーい!!八方尾根にも温泉はたくさんあるんじゃい!

と激しく誘惑を断ち切り、加齢臭と共に去りぬのスカーレットオハラの如く、当初の予定通り唐松岳へ目指す。

 

 

モルゲンに染まる五竜岳。

山小屋の屋根は赤くて視認性に優れてる。

アメリカ大統領選の候補者が決まって真っ赤なネクタイをつけるのも同じ理由。

五竜山荘の屋根の話からアメリカ大統領選に発展するなんて、我ながら脈路が無さ過ぎてあっぱれだ。

こんな適当なブログに付き合ってくれてる数少ない皆様、本当に有難うございます。これからも見捨てないでくださいね(笑)

 

左奥に見えるのが唐松岳。

五竜岳〜唐松岳間を歩けば後立山連峰は朝日岳から爺ヶ岳まで歩いた軌跡がすべて繋がる。そう考えると達成感もひとしお。

一回の山行で全部歩いちゃう人もいるけど、クレイジーなので参考にしちゃいけない。

 

最初はなだらかな下り。ザレてるけど傾斜がゆるく滑らない。

朝イチに体を動かすにはとても優しい道のり。これが唐松岳まで続けば良いんだけどね。

 

一度日が出ると昇るのが速い。

日が出るに連れ、山の影が長く野比のび太。

どらえもーん!!どこでもシャワーだしてー!!

 

そんなドラえもんのメルヘンな世界は置いといて、

大門警部ばりに硬派な五竜岳を蜂の巣にしてやるぜ!

さらば西部警察!

 

あ!何かいる!

猿だ!

 

おいおい。うそだろ。

うそだって言ってくれよ。。

あの猿、

こっちに手を振ってるじゃないか!!

ちょー可愛い!

 

さすがアルプス、人と隔絶された世界だ。

猿に見送られるという貴重な経験ができたよ。

登山やってて良かった。さらば五竜岳。

 

巻かない巻かないぜったいに巻かない

普段は少しでもラクしようと車や公共交通機関を駆使して移動するのに、山を歩きに来た途端、ラクして遠見尾根で下山せず、八方尾根まで歩こうって気になるんだから不思議なもんだよ。

 

話に聞いてた通り、唐松岳への縦走路はなかなかアップダウンがえげつない感じだな。

 

シモツケソウ。

 

目の前に近づいてきたあのピークが大黒岳。

まさかとは思うけど、あれ登らせないよね?

神様、巻くと言っておくれ。

 

左はV字に切れ落ちてて次第に厳しさを増してきた。

こんなんじゃ巻き道も作れないか…。

こんな崖を見てもまだ呑気な自分は、意外と厳しいコースって言ったって、観光客がたくさんやってくる八方尾根だし今日は余裕だよねと、ゆるキャン気分で鼻を伸ばしてた。

こんなのまだまだ序の口だった。。

 

花の最終ランナーのリンドウが姿を見せると寂しくなるね。

 

結局巻き道はなく、大黒岩の頂上付近まで登らせて、頂上のちょい手前で立ち入り禁止を食らうという、いけずやわー状態。

崩落が進んでるんだろうね。仕方ない。

 

さらに続く登りのリクエスト。最後のリークーエーえぇ〜♫

 

カライトソウとウツボグサ。

 

遠ざかる五竜岳。

山頂付近にあるはずの武田菱がどこにあるか、ずっと探してたんだけど、見つけられない。

こっちからの角度だと見えないっぽい。

 

唐松岳に近づくと見える角度も変わって、剱岳の三ノ窓、小窓氷河が見えなくなってた。

今回の旅でずーっと景色を楽しませてくれた立山連峰も今日で見納め。そろそろ飽きてきたんだけどね。

一度の山行で後立山連峰を全山縦走しちゃう様な変態は4〜5日間ずっとこの眺めをシャンプーせずに堪能できるんだから、とても自分にはできないな。

何事も程よく、わきまえないと。

 

これが噂の岩稜帯

えっ。これからなの?岩場は。

もう始まってんのかと思ってたけど。。マジですか?

 

往生際悪く、ぎりぎりまでポールを使ってきたけど、ここら辺で断念。泣きながらトレッキングポールをしまったよ。

己の足だけで登ることに物凄い抵抗を感じるんだから、疲れてないようで実は限界が近いのかも。

筋肉痛とか全くないんだけどね。肩が痛いよ。

 

うえぇ〜!マジかいやー。あれを登らせるの?

衝撃が走る。高尾山一座分はあるんじゃないのか。

さぁーって、弛緩しきってたけど、そろそろ真剣に探さなきゃな!

と本気を出して何度も目を凝らすけど、巻き道はどこにも見つからん。

 

右を向けば長大な八方尾根も近づいてきた。八方尾根のケルンだって見える距離。

大した取り柄ではないけど、視力だけは良いんでね、ばっちり見える。

 

この先に控える岩峰をズームレンズで覗いて何してるかって?

往生際悪く、巻き道を確認してんだよ!

トレイルを辿っていくと、しっかりあのピークを登らせるということを改めて確認。

辛いよ。

 

アルプス生来の厳しいルート。ゆるキャン気分はぶっ飛び、珍しく慎重になって岩場を通過。

小さなアップダウンを繰り返し、目の前のピークに取り付く。

 

何度も確認した通りなんだけど、律儀に登らせるのね…。

工藤静香の「抱いてくれたら、いいのに〜♫」のメロディで「巻いてくれたら、いいのに〜♫」とぶつぶつ歌ってたおっさんは私です。

 

あと2メートルで山頂というところで巻く。絶対にピークを踏ませないつもりかっ!くそっ!

こりゃなんとしても唐松岳のピークは踏まにゃならん。

 

五竜岳はガスの中に隠れてしもた。

3日間で1番天気が良い予報だったのに。天気が良すぎて気温が上がり、ガスが湧き立つのが早まったパティーンね。

 

見覚えのある唐松山荘が見えた。こっちの方から見たのは初めてだよ。

 

相変わらずのガスったり晴れたりを繰り返す五竜岳。

朝イチのよく晴れた五竜岳をたくさん撮影できたからもう満足。隠れて良いよ。

 

ぐんぐん近づく唐松山荘。ここまで来れば、歩きやすい道へと変わってきた。なんとなく、もう旅が終わった気になるな。

五竜岳〜唐松間は危ないところもあったけど、キレットみたいにすごく長い距離を歩く訳ではないから、今日みたいに時間的余裕があれば楽勝だったな。

 

唐松岳。

もういい加減飽きたという声も聞こえてきそうだけど、しっかり登って今回の旅のクライマックスといきまひょ。

 

 

唐松山荘の売店を覗いてみると、これと言って名物メニューがある訳でもないし、カップラーメンぐらいならなぁ〜と、腹の減り具合と相談しつつ、今回はパスしてすぐにさっさと登っちゃうことに決めた。

ガスもどんどん湧いてきてるしね。

 

最後のピーク、唐松岳へ

山小屋から唐松岳へ、今旅最後の上り。

唐松岳の姿はとても綺麗で、見たまんま登りやすい山だから人気なのがよく分かる。

アクセスが良いもんだから、何回も登ってるって人も多いんじゃないかな。

 

自分の場合、唐松岳はこれが3回目。

初めて登ったのは白馬岳から不帰キレットを越えて唐松岳へ。2回目は3月の残雪期に八方尾根から。そして今回。それぞれが違うアプローチだから見てる景色も歩いてる過程も全然違って自分はそれほど飽きてないけど、もう唐松はお腹いっぱい!という人も多い。

 

いつもながらヒーヒー言ってるけど、難なく山頂に到着。

これが、今旅最後のピーク。

 

山頂に立って眺めることができるのが、こちらの不帰キレット。

3大キレットの中でも1番難易度は低いと思うから、初めてキレットを歩くなら自分ならここを薦めるかな。天狗山荘のテン場もすごく良かったし。

キレットの向こう、ガスで半分隠れてるのは白馬鑓ヶ岳。

 

そして五竜岳とここまでの道のり。これまで何度も見てきた五竜岳だけど、その存在感はさすが百名山。

五竜岳の存在感を前に、登頂意欲を掻き立てられない山好きはいないと思う。

自分もその一人だったけど、やっと念願かなって五竜岳を歩けて今更ながら半端なく達成感がこみ上げてくる。

 

旅の初日からその姿を隠さず見せてくれた立山と剱岳。

金欠な人間を拒み続ける立山連峰。一生縁がないかもしれない。

剱岳は早月尾根からボンビー登山を決行したけど、あちきだっていつかは室堂から別山尾根でブルジョワ登山をしてみたい。

くやちぃ!

 

悔しいから狙い撃ちじゃ!

潰瘍性大腸炎が治ったら記念に立山行くのは有りだなと思いながら、山頂のグレートビューを堪能してるとやっとお腹空いてきたから下山するよ。

滞在時間は短いけど10分ぐらいだったかな。

 

唐松山荘の前にあったベンチでモンベルのアルファ米「カレーリゾッタ」を食べたけどなかなか美味かったよ!

日清のカレーメシと比べたらそりゃカレーメシの方が美味いけど、ザック内でスペースを取らない携帯性を考えれば断然こっちの方がお薦め。

 

そんなカレーリゾッタを食べながら、テン場から小屋に向かってしんどそうに登ってくる登山客をじーっと眺めてた。

唐松山荘のテン場ってかなり下の方にあるんだね。テン泊者の辛そうな顔を肴に食べるカレーリゾッタ。まいうーでした!

小屋と隔絶された立地を望む人にとっては良いんだろうけど、ほんとここのテン場にしなくて良かったよ。

ごちてした!

 

八方尾根にて下山

さて、八方尾根を下って帰りまっせ。

シャンプーが俺を待ってる!頭を3回洗う!そして歯磨き粉をいつもの倍付けて磨くんだ!そしてコンビニてクールクーラークーリッシュだ!

 

歩き始めてすぐ、崩落した痩せ尾根を通過する。

ちょっと前までは小屋から登り返さずに八方尾根に合流できる巻き道があったんたけど、それは崩落して現在は通行できなくなってた。

 

これ以上崩落が進んだら唐松山荘へのアクセスができなくなってしまう。危うい。

次来る時にはまた風景が変わってるかもしれないし、地球は今より平になってるかもしれない。

 

不帰キレットも見納め。

このあと、あっという間にガスに巻かれて姿を消してしまわれた。

 

タテヤマリンドウ。

 

八方尾根と言えばケルン。

冬季でも登山客やバックカントリーでやって来る人が多いから、巨大ケルンが点在してるんだね。

 

振り返ったら唐松岳も湧き上がるガスの中に姿を消そうとしてた。

ぎりぎりのタイミングだった。最後の最後まで天候に恵まれた旅となった。

 

ダケカンバの森を抜ける。

1ヶ月後には紅葉になってしまうなんて。早すぎだよ。

夏に聞いたなぞなぞが秋になってやっと解けるという自分の頭の回転の遅さと、季節のめぐりの早さの熾烈なレースは続いていく〜。そんな唄があったな。

 

多くの登山客が休憩していたこの雪渓をほんの少しだけ見物して、ほぼノンストップで先を行く。

さすが人気の八方尾根、次から次へと登山客が登ってきて、譲ってばかりだとなかなか前に進めない。

 

ウツボグサ。

 

標高を少し下げると鹿島槍ヶ岳の山頂直下では最盛期を過ぎたシモツケソウがまだ元気に咲いてる。

 

ここはトリカブト、アザミのお花畑。

 

ハクサンシャジン。

 

アザミもまだまだ元気。

夏の終わりが近づいてきた8月下旬。

今年の花の見物は恐らくこれが最後になると思うけど、最後に高山植物が豊富な八方尾根を歩けて良かった。締めくくりに相応しい。

 

八方池。見ての通り、完全にガスに包まれてしもた。

今回こそは逆さ白馬岳が見られると思ってただけに、無念。

 

八方池からは、ほんっと長く感じた。

観光客が増え、あともう少しだと思ってしまったらだめね。完全に心がポキリと折れてしもた。。

心が折れた途端、今度は肉体疲労の蓄積にも気付き、ふくらはぎが爆発しそう。

 

ウメバチソウ。

 

イワショウブ。

 

ほんと、長くてね、途中たまらすわベンチで休憩したし、あぁ…やっと見えたよって感じで倒れ込みながら八方山荘に到着。

 

ゴンドラ乗り場にあった立山連峰と後立山連峰の地図。

これまで歩いた軌跡をこの地図になぞってみる。

 

おおー!ニンマリだぜ~

 

さあ、もっと範囲を広げて、後立山連峰全体を見てみよう。

 

おおー、赤い線がつながった!!

 

ん?

 

んぐっ!

雪倉岳と白馬岳は歩いてなかったか!

正確には雪倉岳と白馬岳の中間の鉱山道までは歩いてる。

 

惜しい!んー惜しい!!惜しいからこの隙間は見なかった事とする!

 

ゴンドラとリフトを乗り継いで麓へジャンプ。

ちなみにゴンドラリフトを使わなくても、歩いて下山できる様にルートはきちんと整備されてるよ。金欠な自分でさえ歩いたことなんて無いけど。

 

パラグライダーで優越感を楽しむ人を撮ったらトンボが被った。

 

最後のゴンドラ乗り場の手前にこんなちょっとしたデイキャンプ気分を味わえる場所があったので、フラフラ〜と立ち寄ってみることに。

 

ハンモックは寝心地最高だったけど、日差しが強すぎて30秒が限界だった。

 

 

ここが雲上のテラス。一時期、白馬にビーチができた!と話題になったみたいだけど、やることがお洒落過ぎて頭が油っぽいおっさん臭さマックスな自分にはとても近づけない雰囲気がでてたからここはパス。

つか、コロナで閑散としてたよ。

 

長い旅の終着駅。

最後は自分の足ではなく、ゴンドラリフトを利用するいつもの八方尾根スタイルだったけど、この直後にシャンプーの泡にまみれ、達成感に浸ることがてきたよ。

 

振り返って

五竜岳〜唐松岳はなかなかの岩稜帯。いくらシャンプーがしたいからと言って急げる訳ではないので、そこは慎重に進みました。

いつもの日没サスペンデッド的な要素はなく、生放送で江頭2:50を出演させちゃう様なやばさも無い。「なんだよ無難な登山じゃねぇか!」と思われた方もいらっしゃるとは思いますが、本来自分が望んでいるのはこういう登山なのでご容赦を。

今回は、初日はキレット小屋まで行くつもりだったのを冷池山荘、2日目は唐松山荘まで行くつもりを五竜山荘と、1つ手前の宿泊地を選んでスケジュールを組んで行程に余裕を持たせました。

 

アルプスの大きな景色の中にいる間は、まるで違う世界にいる感覚を味わえる。夏のアルプスシーズンは、そんな浮世離れした時間を楽しめる貴重なシーズンだと思う。

八峰キレットは眺め良し、歩きごたえ有り、緊張感あり。岩稜の楽しみを満喫できるルート。キレットの核心部にキレット小屋があるのもとても心強い。

いつも「もう少し行けんじゃね?」と無茶な登山計画になりがちですが、今回は大成功。自分の場合は自粛ムードがちょうど良いぐらいなのかもです。

ではでは。

 

1日目の記録は、こちら

2日目の記録は、こちら


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