布団よりシュラフの方がぐっすり眠れるという山好きの皆様、こんにちわ。

 

今回は開山1,300年で賑わう白山に登ってきました。

思えば遠くへ来たもんだ、です。自分にとってこれが記念すべき人生初の石川県。車で片道6時間半。やべぇ、マジで遠かったです!

 

白山は富士山、立山と並ぶ日本三霊山(日本三名山)です。登山口がある別当出合の鳥居をくぐって、1,300年もの間、日本中から多くの修験者がここから山頂を目指したんだなぁーと、ほんのちょっと想いを馳せて白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)の奥宮へと登りました。

途中で山伏とすれ違ったり、標高をあげて徐々に増えてくる高山植物を見たり、お池巡りやご来光を楽しみながら見所いっぱいの白山をテント泊で満喫してきました!

でもご来光はガスガスで見られなかったけどね(≧∀≦)!

 

別当出合から最高峰の御前峰までの標高差は南竜ヶ馬場を経由すると累計で約1,500mほど。難所はありませんが、急坂が続くからなかなか登りごたえはあります。決してラクな登山ではないけど、夏休みということもあって多くの子供達で賑わってたのには驚きました。

 

 

 

白山の最高峰は、標高2,702mの御前峰です(ごぜんがみね)。

御前峰と隣接する剣ヶ峰(2,677m)と大汝峰(おおなんじみね 2,684m)が白山三峰とよばれる主峰。ちなみに白山という名の峰はありません。更に別山(べっさん)と三ノ峰(さんのみね)を入れて白山五峰と呼ばれてます。今回は御前峰と大汝峰の主峰を登ってきました。

 

はるばるやって来た白山を日帰りで登るなんてあまりに勿体無いです。翌日、ご来光を見るためテン場からトンビ岩ルートで山頂を目指しました。

ご来光のタイミングで神主さんの掛け声の下、大勢で万歳三唱。白山でしかできない経験がイベント感を盛り上げます。やっぱこの時期の白山に来れて良かった!

 

さて、白山は日本百名山の著者、深田久弥のふるさとの山でもあります。

正確には深Qの出身地は石川県加賀市で、自宅や小学校など地元の至るところから白山が眺められたそうです。

そんな深Qは、冠雪した白山が夕日に染まる姿を「美しいものの究極」と表現しています。この山がなければ深Qが山に興味を抱くことはなかったのかもしれません。

日本百名山発祥の山、やっと来れました。

いざっ!

 

白山が開山したのは西暦717年の奈良時代。古すぎてさっぱり手触り感ないっす~

 

 

■アクセス方法

市ノ瀬まではカーナビを永井旅館でセットすれば無事に着くことができます。
・永井旅館の住所:石川県白山市白峰ノ38番地
・  〃  TEL:076-259-2339

 

 ■ルートとスケジュール

2017年8月5日
7:00 市ノ瀬バス乗車 ⇒ 7:30 別当出合登山口 ⇒ 8:10 中飯場 ⇒  9:35 甚之助避難小屋 ⇒ 10:30 南竜山荘 ⇒ 10:40 南竜ヶ馬場野営場

 

 

2日目

2017年8月6日
1:50 登山開始(トンビ岩ルート) ⇒ 3:15 室堂 ⇒ 4:00 御前峰山頂到着 ⇒ 5:03 ご来光 ⇒ 5:40 大汝峰 ⇒ 9:00 南竜ヶ馬場野営場(テント撤収) ⇒ 11:45 別当出合

 

 

登山開始

 

市ノ瀬の駐車場に朝の3時頃に着いて、6時まで仮眠しました。

7月1日〜10月初旬までの土日とお盆休みは、交通規制のため市ノ瀬に駐車して別当出合までバス移動となります。

市ノ瀬の無料駐車場には750台も停められるのに、朝には満車になるっていうんだから驚きです!

 

始発5時のバスは日帰り組で混むだろうから、長めに仮眠してのんびりやってきましたが、それでもまだこの長蛇の列。

開山1,300年フィーバー恐るべし。

 

結局この次のバスで無事座って別当出合まで移動できました。20分間隔で運行されてます。

さっ、この鳥居をくぐって砂防新道から南竜ヶ馬場のテン場を目指しますよっ。

 

記念すべき白山登山、第一歩。嬉しい!

別当出合の名物の吊り橋を渡る。実はできたのは最近で、2代目の吊り橋になります。

2004年5月、ここで土石流が発生し、猛烈な勢いで吊り橋まで一気に押し流してしまいました。そして元々あった吊り橋より、なんと9mも高い位置に今の吊り橋が架けられたそうです。

高いところ苦手な自分は下を覗くとクラクラする高さでした。

 

今日は南竜ヶ馬場まで行きます。コースタイムで4時間ってところ。テント張ってのんびり過ごして、翌日深夜に登り始めてご来光を拝む予定。

だからペースが早すぎると時間を持て余してしまうからとにかくゆっくり登る。

 

登り始めてすぐ中飯場(なかはんば)に到着しました。

別当出合から1.5kmです。ここから室堂までは4.5km。

 

中飯場っていうぐらいだからここで食べとかないとね。

今日はゆかりのおにぎりです。自分で握ったおにぎりはなんでも美味いよっ!

ラップで包んで丸めただけですけどね!

 

まだまだ樹林帯が続く。南竜道との分岐まではずっと樹林帯です。

既に久しぶりのテン泊装備の重量にうんざりしてます。

 

中飯場を過ぎると右手側に工事用のロープウェイが見えてきました。少し分かりにくいですが、この写真の上の方に縦に線がいくつも入った岩肌が見えます。これは溶岩が急速に冷えて固まった「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」という現象。

白山は元々隆起してできた山ですが、火山活動も重なって二つの顔を持つ変化に富んだ山です。

周囲をよくよく注意して見てると、登山道には植物の化石や、恐竜の足跡の化石なんかもあるそうです。面白いものに気付くと思いますよ!

 

8月、ほんの少しですが紅葉が始まってます。相変わらず山の季節の進みの早さに驚かされますね。今から9月下旬の紅葉シーズンが待ち遠しいです。

 

そしてとんぼも増えたねー。どんどん羽虫を食べてくれる頼もしい存在。

 

別当覗(べっとうのぞき)に着きました。ここで標高1,750m。

ここから見える観光新道方面の尾根が大きくえぐれてますが、これは別当大崩れという1934年に起こった大崩壊の跡。この崩壊でも大規模な土石流が起こり、手取川の下流まで大きな被害が出たそうです。白山の乱暴な一面を知ることのできるところです。

 

よく整備されたトレイルが続く。久しぶりの重装備だから歩きやすいのはほんと助かる。

 

大人数でお経を唱えながら下りてくる修験者のご一行です。山伏?でしょうか?山伏、でしょうね。

一番後ろでお経を唱えてた方は派手なオレンジのグレゴリーを背負ってました。ふむ、なんかちょっと残念(^-^;

 

なんでこんなところに川原で見かける丸い石があるんだろう?と思って何気なく撮った一枚。

帰って調べてみると、これオーソコーツァイトという物なんだそうです。

川原の石をセメントで固めた人工物じゃありませんからね!辺りを注意しながら登ってるとこんなのがたくさんあることに気付きます。

なんとジュラ紀、白亜紀の手取層群が剝き出しになってるんです!この中に白っぽい石がいくつかありますよね?それが石英を多く含む石であることから大陸奥地が起源の石と考えられてるそうです。この石が誕生したのは5億~8億年前。日本が大陸の一部だったことを物語ってる痕跡を白山の登山道で見られるなんて、神秘的ですね。

そして丸い形は白山が遥か昔、湖の底から激しい隆起によって生まれた山であることを証明しています

地球ドラマチックですね。

 

これぐらいは知ってます、ハクサンフウロ。白山を冠した名前のとてもきれいな花です。

徐々に高山植物がでてきました。

 

と、同時に辺りはすっかりガスの中。あんだけ晴れてたのに。北陸の天気は目まぐるしいなぁ。

 

甚之助避難小屋に到着。

中飯場とここと室堂が給水ポイント。さすが人気の山だけあって水場も多く安心です。

ここから花が一段と増えます。

 

これはぜんぜん知らないお花。いちいち調べるのにすごく時間がかかるっ!

これはヨツバシオガマ。

 

なんとかキンバイとかなんとかキンポウゲとかなんとかキンカとか?

答えはオトギリソウでした(T-T)

もう自分の脳ミソが花の名前を覚えることに向かない仕様になってるとしか思えないってぐらい頭に入ってきません。。

 

南竜道(なんりゅうどう)との分岐に差し掛かりました。

ここまであっという間だったな。ガスってなかったらこのまま山頂に行っちゃってたかも。

 

ヤブキショウマ。

これも知るはずがなく、調べるのに10分ほどかかりました。。

 

このアカバナシモツケソウは登山道の脇にほんとたくさん咲いてました。

 

タカネナデシコ。これは聞いたことあります!

 

イブキトラノオ。

夏休みの宿題をさせるべく子供を図書館に連れてきて、その隣で花の名前を調べてます。何してんでしょうね。

 

南竜ヶ馬場(みなみりゅうがばんば)までは横移動。お花見しながらえっちら進みます。

 

エコーラインとの分岐周辺ではこのニッコウキスゲの群生がとにかく印象的でした。

黄色くて大きい花って分かりやすくていいですね。

 

南竜山荘が見えてきました。まずはあそこにあるビジターセンターでテント泊の受付をします。テン場はそこから徒歩で約5分ほど奥にあります。

 

設営完了。1年ぶりだったけど意外と手間取らなかったな。

 

ビジターセンターで暇を潰す。

こんな分かりやすい高山植物の分布図があったりするのでぜひ立ち寄ってみましょう。

 

山頂はガスに包まれてるからやっぱり今日登るのはやめておこう。

時間持て余して退屈だけど当初の予定通り、明日のご来光を目指します。

 

というわけで、軽くテン場周辺を散策。別山方面に向かって歩いてみましょう。

 

クロユリ。高山に来たことを実感する植物ですね。

 

チングルマの群生。定番です。

 

アオノツガザクラ。

別山に向けて歩きましたが、激しく下ってからの登り返しを前に怖じ気づいてすぐテン場に引き返してきました。

 

雪解けの清流でキンキンに冷やします。

コーラ、梅酒、ポテチ。

ポテチ?

 

うあっ!キンキンのポテチが流されるー

 

ハクサンオオバコ。

 

自然解説員を何回か見かけました。この時期は大忙しの様です。その方の説明を盗み聞きして知った、ホソバノキソチドリ。

何度聞いても「コソバのクソ千鳥」としか聞こえませんでした。お陰で覚えられたけど。

 

ビジターセンターの2階で昼寝したり散策したり、やっと夕方になりました。なかなか時間を潰すって難しいですね。

 

月も上ってきました。

昼寝してしまったから眠れそうにありませんが、深夜1:20に起きて2時には登り始める予定だから頑張って寝ます!

おやすみなさい。

 

おはようございます。すごい月明かりに見えますがかなり明るいレンズで撮ったからそう見えるだけで、実際にはかなり暗いです。。

あまり眠れませんでしたがなんとか起きることができました。寝起きでラーメンすすって出発です。

トンビ岩ルートです。

 

いくらトレイルは整備されてるとは言え、真っ暗な中、初めての山を登るってのはなかなか難易度高めです。ちょっとした雪渓がでてきたりします。

 

ヘッデンの電池が減ってきて明かりが乏しい。なんとかここまで恐る恐る先頭を歩いてきたけど、ここから室堂までは同行者に前を歩いてもらう。慎重に歩いたから疲れたっす^-^;

 

真っ暗闇のためブレブレでごめんなさい。

室堂すっ飛ばして、白山の最高峰御前峰(ごぜんがみね)に到着。

背景の明かりは金沢の街明かりでしょう。星空も綺麗で見事な日の出が期待できます!

今回の旅の成功をここで確信しました。わくわくします。

 

 

ぼんやり明るくなってきて、人も増えてきた。ご来光を今や遅しと待つざきシゲル。

むむっ。雲が・・増えてきたぞ。。

 

日の出10分前に神主さんが登場。

「えー、皆さん、本日の日の出は5:03です」

神主さんの説明が始まりました。

「白山の歴史は、うんぬんかんぬん」「今の時期だとですね、水晶岳の横から日の出が上がってきます、うんぬんかんぬん」「今日はよく晴れそうです、うんぬん」。。

といった説明をしてくれます。

 

5:05 日の出の時間はとうに過ぎました。。

あれだけ晴れ渡っていた空はどこに行ってしまったのでしょう。

どぼぼーん。

 

もう時間ですから、やっちゃいますか!

とうとう神主さんの我慢の限界を越えました。

 

バンザーーーーイ!!

バンザーーーーイ!!

 

しびれをきらした神主さんによる万歳が始まる。

 

 

うわっ、始まった!

みんな太陽が出てるであろう方向に向き直って続けて万歳三唱。

ばんざーい!!

ばんざーい!!

 

これはこれで楽しい!

 

神主さんはここにいる全員からいつ万歳三唱するんだ?というプレッシャーに負けたのでしょう。

 

 

・・・・。

 

分厚い雲に向かって行われた万歳三唱の儀式はひとまず終わりました。

つい数分前に今回の企画の成功を確信したばかりだと言うのに、自分の勘の悪さに苦笑いを隠せない。

雲がもくもくです。

 

 

明るくなったら山頂標識の前で記念撮影しようと狙ってましたが、標柱に群がる小中学生を前に絶望。

 

こ、これは。む・・むりだ。富士山みたいだ。

今回の企画は、、ダメだ!

白山の人気の高さと開山1,300年の人の多さを甘く見てました。

 

というわけで、空いてるだろうお池まわり経由で大汝峰を目指すことにします。

 

翠ヶ池(みどりがいけ)です。案の定こっちは空いてます。

それもそのはず。小雨まで降り始めましたから。

 

イワギキョウ。

途中、白いイワギキョウが咲いてました。通りすぎてから気づいて、戻らなくてもどうせこの先にも咲いてるよ~と思って進みましたが、見つかりませんでした。それが心残りです。

 

チングルマが綿毛になる直前の姿ってきれいですね。

 

大汝峰に着きました。

星空を眺めながら登ってたのに、こんな天気になるなんて誰が予想できたでしょう。

 

そんなわけで、山頂は貸し切りです。

 

貸し切りですー!!

 

 

いえーい!!

貸し切りですー!

 

うえーい!!

貸し切りですー!

 

どりゃっ!

とりあえず晴れを願って定番の逆立ちも決めてみました。

 

すると不思議なことに虹がでました。ほんとに。

 

少しだけどガスも晴れてきた!

 

御前峰までは見えないけど、ちょっとだけ視界が晴れてきた。

 

ほんの一瞬ですが、同情した白山の神様が青空を見せてくれました。奇跡です。

 

ありがたやー。

恐い人がほんの少し優しさを見せただけで、「あの人本当はいい人」と女性をイチコロにさせちゃう人いますよね。

それと同じで、こんなわずかな晴れ間を与えてくれただけで感激してしまう哀れな自分。

 

修行します。

 

テガタチドリ。大汝峰の山頂もお花がたくさんでした。

さて、下山しますかね。

 

再び雨が降ってきました。さっぱり天気がよめません。

 

なんで雨なんだーーー!!

あんなに晴れてたのに、星空きれいだったのに!!

悲しみを乗り越えて走る!

 

憤まんやるかたない気持ちを抱え、雪渓を駆け抜ける!

 

ん?

 

びよーん。

はいはい。

 

 

室堂まで戻ってきました。

登りの時は暗くて撮れなかったから、下山の時に記念撮影しようと思ってました。念願かなったよ。。

それにしたってザーザーです。雨に濡れたハイマツ帯を歩いてきたからタイツもびちゃびちゃです。

 

それでもトンビ岩でもしっかり記念撮影。

 

南竜山荘が見えるところまで下りてくるとすっかりピーカン。

なんのこっちゃ。

 

青空がほんと気持ちいいわ。

でもここから眺める山頂は相変わらずガスの中でした。きっとまだ雨は降り続いてるに違いありません。天気を読むって難しいですね。。

 

恵方巻、山バージョン。

 

南竜山荘とビジターセンターもこれで見納め。本当にお世話になりました。

ビジターセンターには24時間使える水洗トイレがあるし、炊事場もあるし、山とは思えない最高のロケーションでした!

今度こそ山頂で晴れることを願ってまた来るよっ!

 

南竜道から眺めるエコーラインの緑がとても綺麗でした。

これこそ自分が想像してた白山の姿です。

 

ずっとガスの中だった別山も最後の最後に姿を見せてくれました。旅のお見送りってとこかな。この景色が最後に見られたんだから、今回はこれで我慢しますっ!

 

下山も砂防新道を使いました。途中にあった池でクロサンショウウオの幼虫がうじゃうじゃいました。

 

アサギマダラです。この時期、山でよく見かける蝶ですが、フィリピンや台湾から日本に渡ってくるすごい蝶なんですよ。

 

休憩を挟まず、かなりのハイペースで下りてきました。同行者の下山のスピードが半端ねえっす。

別当出合まで下りてくるともう8月だって言うのにまだアジサイが咲いてる。

 

11:45 別当出合に到着。

中途半端な時間だから閑散としてます。静かな山、いつもの山歩きの後って感じでほっとします。

 

下山後は白峰温泉総湯へ。

すごくトロッとした湯には驚いた!誰でも美人になれますよっ。

おすすめです。

 

いくつかサービスエリアに立ち寄って鯖の棒寿司を探したけど見つかりませんでした。残念!

んなわけでご褒美に半熟チーズケーキなるものを購入。これはこれでめちゃ美味かったです。

 

早月尾根から剱岳を登った帰りにも立ち寄った富山湾の展望台。

この日もあの日と同じ、静かな海でした。

 

 

振り返って

 

白山。山に興味があれば誰でも知ってると言っても過言じゃない、とても有名な山ですが、調べれば調べるほど人の手が沢山入った山だということが分かります。人の手が入って1,300年ってことですから、その俗っぽさをなるほど、毛嫌いする人がいるというのも理解できます。

事実、市ノ瀬に着くと人が多くとても賑やか。丹沢かと見まがう光景。

 

別当出合から登り始めて樹林帯を抜け、南竜道分岐を南竜ヶ馬場に向けて歩いて行くと、日が射した時の緑の美しさったらなかった。

高山植物はもちろん目を引くのですが、小川から吹き抜けていく風、背の低い木々と青空がもたらす解放感。そんな白山の持つ魅力にすっかりやられてしまいました。

 

 

 

なんとも、ほっとする山。

見るからにあまり山には登らなそうな人、夏休みを利用してやってきた子供たち、ジーンズで必死に登るおじさん。玄人っぽさを感じさせない雰囲気が、初めて訪れる登山客を優しく出迎えてくれる。とにかく自然な感じで温かい雰囲気。

山によっては「ちゃんと山のこと分かってんの?」みたいな、ちょっと気後れさせる雰囲気が漂ってることがちょいちょいあります(特に北アルプス!)。

でもここには、初めての白山を、喜びと期待と不安と少しの緊張感をひっくるめて楽しむ空気が流れてる!(と思う!)。

広いテン場やビジターセンターで登山客が思い思いにのんびり過ごす様子、自然観察員によるミニ観察会を楽しむ登山客を見ててますますそう思いました。

 

「明日はやっと白山だ!」

1,300年もの間、そんな期待と不安で興奮してやって来る何百万もの登山客や修験者たちに、夢と感動の場を与えてきたのが、この白山。

その偉大な功績と俗っぽさは、やっぱり美しいものの究極だと思う。

では