蓮華岳~針ノ木大雪渓 登山(扇沢) 晴れ渡る山頂からは立山連峰と裏銀座の大パノラマ

蓮華岳~針ノ木大雪渓 登山(扇沢) 晴れ渡る山頂からは立山連峰と裏銀座の大パノラマ

 

北アルプスの蓮華岳(れんげだけ)に登ってきました。

後立山エリアの最南端にあり、ちょうど北アルプスの真ん中に位置してるため「北アルプスのヘソ」なんて言われるエリアです。

そのためこの蓮華岳や針ノ木岳から広がる大パノラマはアルプスの懐に飛び込んだ様な強いインパクトを受けると思います。特に立山方面、裏銀座の景色は圧巻蓮華岳は地味なイメージの山ですが眺望は一級品で、個人的にかなりお薦めの山になりました!

2年前の針ノ木岳登山では蓮華岳との縦走を予定してましたが、ガスガスだったため、わずかに晴れるタイミングを狙い針ノ木岳一本勝負に切り替えました。その時に蓮華岳に登れなかったことがずっと心残りだった。。

というわけで、今回は蓮華岳一本勝負!!

 

それでは、蓮華岳登山のポイントです。

蓮華岳登山のポイント

①日本三大雪渓の針ノ木大雪渓

②立山と裏銀座の絶景

③道迷いに注意

針ノ木大雪渓は雪が少ない年だと歩ける期間が短くなるので、5月中旬〜7月初旬に来ることをお薦めします。前回は6月1日の慎太郎祭という開山式と重なったことから登山者が多く、案内標識もしっかり設置されてたため安心して登れました。開山式前の5月まではバックカントリーのボーダーとスキーヤーが多く、踏み跡の上を滑って消してしまうためルート間違いには要注意です(前フリです)。

大雪渓を登りきると針ノ木小屋がありますが営業開始は7月1日からです。

 

ちなみに、針ノ木岳と蓮華岳は針ノ木峠を中心に対峙しており、体力と時間さえあれば1度に2座登ることも可能です。

ですが、ちょっと整理してみると、

①扇沢駅の標高は1,433m。ふむふむ。

②針ノ木峠の標高は2,536m。扇沢との標高差は1,103m。なるほろ。

③蓮華岳の標高は2,799m。針ノ木峠との標高差は263m。ひでぶ。

④針ノ木岳の標高は2,821m。針ノ木峠との標高差は285m。あべし。

 

とまあ、2座登った場合の単純標高差を足すとなんと1,651m。更に多少のアップダウンはあるから最低でも1,900mは登ることになる!(おいおい・・)

欲張るとかなりしんどくなるよ!!

 

蓮華岳(れんげだけ)は日本三百名山、標高2,799m。

濃いガスがたれ込める長い雪渓を抜けると大パノラマが待ってました。

いざっ

 

アクセス

扇沢駅登山者無料駐車場

・住所:長野県大町市平2117
・TEL:0261-22-2526

 

ルートとコースタイム

■2019年5月18日

戸隠キャンプ場登山者駐車場⇒(20分)⇒戸隠牧場⇒(135分)⇒五地蔵山⇒(120分)⇒高妻山⇒(90分)⇒五地蔵山⇒(85分)⇒戸隠牧場⇒(20分)⇒戸隠キャンプ場登山者駐車場

標準コースタイム:7時間50分

■活動距離13キロ
■単純標高差1,200m
■累積標高上り1,550m

 

蓮華岳登山 本編

扇沢駅の登山者無料駐車場から登山口へ

 

扇沢の第2無料駐車場です。

登山口からちょっと距離ありますが第1駐車場は満車だったため第2駐車場からスタートです。

こっちはガラガラです。

 

トンネルを通り第1無料駐車場の前を通過して扇沢駅に向かいます。

ここに止めるには早朝から来てないと無理なんですね。

今、7時50分。

登り始めが少し遅くなってしまったので、今日は無理して山頂を目指す様な事はせず、ヘバるか12時になった時点で引き返すつもりで参りまする。

散歩気分です。

 

毎度毎度の扇沢駅の入り口。

立山の玄関口の扇沢には毎年来てるというのに、立山へは未だかつて一度も行ったことがないという現実。もう一生行けないかもしれない。

 

外国人観光客が次々にやって来ます。ここにやって来る外国人はスーパー金持ちだから財布を落としてもそのまま戻ってくるかもね。

そして黒部ダムまでではなく、きっと室堂まで、滞在時間90分とかでも行っちゃうんだろうな。くぅ〜

登山開始 登山口から大雪渓へ

さてさて、針ノ木岳登山口に着きました。

今日はここからスタートです。

 

これから登る雪と岩の壁が見える。こうやって見るととても登れそうにないんですけど。。

 

フキノトウがだいぶ大きくなってきました。

もう春も終盤って感じです。

 

前回は大沢小屋経由で登り、下りでは下流に向かって沢の右岸を歩いて戻ってきたからその時の記憶を辿りながら登っていきます。

踏み跡もたくさん付いてるし安心です。

 

大量の毛虫が死んでんのかと思ってビビりました。

景色が変わらない急登に苦しむ

さっ、いよいよ雪渓歩きの始まり!

気合い入れてくよ!がるるるる!

 

(もしバテたら戻って来るという散歩気分はどこへ。。)

 

左を見ると救助トレーニングでしょうか?大勢でザイルを使って訓練をしてました。

 

登ってる間は暑いから太陽が雲に隠れてくれると助かるんだけど、今んとこ太陽はそこそこ頑張ってる感じです。

 

右の斜面はまだまだ春が遠く感じる殺風景な光景。

登り始めたばかりでまだ標高は低いのにこれだけ雪深いんだから、やはり北アルプスは別世界です。

 

灰色の羽。雷鳥ではなさそうです。鳩か?

 

ガンガン登っていきます。踏み跡に従って右へ右へ向かう。

くどい様ですが、バテたら針ノ木峠で引き返す当初の散歩気分は何処へ行ったんだ!

 

右へ!

あの稜線が見えてるところが針ノ木峠だよ!

とこの時は信じて疑わなかった。。

 

左の雪渓の先には目指すべき蓮華岳が見えけど、踏み跡ないし見るからに登れなそうな壁なのであっちへは行かないよ。

 

延々と続く雪渓。

景色が変わらない。登っても登っても前に進んでる感じがしないのが雪渓歩きってもんです。

直登できて夏道より楽なんだから文句言っちゃいかんね。

 

右を向けばクラックが走ってる。

今年は暑くなりそうだし、この雪渓も7月中旬まで歩けるかどうか怪しいな。。

 

浮石が雪解けと一緒にぼろぼろ落ちてきて雪渓の上は落石だらけです。

 

踏み跡は鮮明、、なのかな?

なんか踏み跡少なくね!?絶対少ないよね!!

と思い始めたのはここら辺から。

 

振り返ると爺ヶ岳はガスの中。雲の高さは2,600m〜2,800m辺りだろうか。

ちーーっ!山頂に着いた時に晴れてくれることを祈る!祈る!!

(ヘバったら戻る約束じゃなかったのか?)

 

デブリ帯が頻繁に出てきてひどく歩きにくい。

このデブリが盛り上がったところでアイゼンを装着。ここからの急登に備えます。

 

左側の岩壁が低くなってきて、あたかもこの長い雪渓歩きの終わりと思わせがちですが、全然まだまだ続きます。

しんどい。苦しい。山登りってほんと辛い!とありったけの愚痴を頭の中で唱えてます。

 

こ、こんな細いとこ前歩いたっけ?

足跡は1人か2人分しかないし。

この写真だと踏み跡がたくさんある様に見えるけど、このモコモコしてるのは全てデブリです。

 

前方からバックカントリーのボーダーが下りてきました。

「この下、まだいますか?」と聞かれ、

「いや、いないですよ」と答える。

人気の針ノ木雪渓で後ろに人がいないって・・?

 

左右の岩壁に付いた雪が雪渓に向かって表層雪崩が頻繁に起こります。

ゆっくり移動する感じで雪崩れてくるから簡単に避けられるけど、その流れの止まりそうで止まらない様子が見てて不思議です。

雪だるま作って一緒に転がしてみたい衝動にかられる。

 

歩いても歩いても景色が変わらないのは、まるで白い砂漠を歩いてるみたいです。

疲れ過ぎてそろそろ幻覚でオアシスが見えてきそうです。

 

さあ踏み跡が少ないっつったって無いわけじゃないんだから大丈夫!

ヘバッたら撤退するはずが気合を入れ直す自分。やったるぜ!

時刻は11時20分。

 

とうとうガスに巻かれる。真っ白です。

時刻11時45分。

髪も顔色も灰色になっちまうじゃないか。。

 

と思いきやパーっと晴れる。

バックカントリーがよちよち滑り降りてきます。バックカントリーやってる人達ってみんな上手い訳じゃないんだな。。

偏見でした。

つか前回、明らかにこんな斜面なかったよ!長いし急過ぎるし。

 

と言う訳で、ここでやっとYAMAPの登場。現在地を確認。

「あかーん!!ぜんぜん違うとこ歩いとぉーやん!」

ずっと雪渓を歩いてんだからルートから外れるはず無いと勝手に思い込んでました。

 

「しかもここ、蓮華岳直登コースだよ!」

針ノ木大雪渓から2つ隣の「大沢」というルンゼを歩いてました。

たまにある意図せずバリエーションルートにチャレンジしちゃってるっていうアレね!

アハハハー

 

つか、登山経験がそんな豊富な訳じゃないからバリエーションとか自信ないしっ!

素人感満載で、山でのしくじり体験を交えつつ、山を歩くことの楽しさを伝えられたら良いなーっていうのが自分のブログのポリシーだから難易度高めの登山はちょっと違うっ!

 

しかしこんなしくじりもマイナーブログならではという事でOKでしょう。もし正規ルートのレコが読みたい方はメジャーブロガー達のとても親切なレコを読んでくらはい。。すみません。

 

んで話は登山に戻すけど、とりあえずこの急登を下るより、稜線までなんとか這い上がって、そこから針ノ木峠に下ったほうが安全じゃないか?という判断に至りこのまま急登を登ることにしたよ。

しかしこの先も、無情な偽ピークの連発と悲劇の急登の波状攻撃に心は更にズタズタにされるんだけどね。

 

 

この世の終わりみたいだ。。もはや足取りはゾンビです。

天気はしゃーねーべさ。しゃーねーよー。

標高が高くなってきて空気が吸いにくくなってきたからストックにもたれて休む回数が増えてきた。

幸い踏み跡は一本しっかり残ってます。複数人のパーティが一列になって登った感じだから、踏み跡は深くて歩きやすい。

急登でもこれなら安心です。

 

似た景色からようやく脱出できそうな気配。

きっと今は登り始めた時より確実に白髪が増えてることでしょう。

いや、ひょっとしたら髪の毛全部抜けてるかも。

燃え尽きたぜ。。

 

あの稜線は蜃気楼に浮かぶ幻じゃない!偽ピークでもない!白い砂漠ともいよいよおさらばだぜ!

「最後の最後でかなりの急登が待ち受けてるじゃねーか、くそっ!くそっ!」と独り言で愚痴ってばかりですが、最後だと思うとちょっと感無量です。

それまでの苦労が報われない山頂

さあ稜線に這い上がったぞ。しんどかった!!

そして見計らったかの様にガスによる白き世界に取り囲まれる。

あら不思議、涙が止まりません。

 

しかし蓮華岳山頂はもう目の前!

針ノ木峠に下山する気満々だったけど、さすがに山頂がこの距離なら行っとくべきでしょ。

 

山頂に着いたけど祠らしきものしか無く、標柱が見当たらない。

 

ああ、山頂はあっちね。

眺望ゼロだけど、なかなかの達成感だよと、慰めムード。でもほんとよく頑張ったよ。

 

瀕死の状態で山頂に到着。時刻は12時50分!

標高は2,800mにあと1m足りない2,799m。

あと1センチ180センチに届かない自分と似てる。

もっと言えばあと1キロで80キロというデブリまっしぐら寸前で必死のダイエットを始めた自分と全く同じ。

 

まあしかしですね、残雪期になると「直登できてラッキー!」なんてコメントをヤマレコなんかでよく見かけるけど、直登すると疲れるよね。直登できる斜面は大抵急斜面で休憩がとりにくいし、本当にラッキーかどうかは怪しいもんです。

 

まずはご飯食べて元気を出しましょう。

山に登ってる時はダイエットとか関係ないから炭水化物フィーバーです。

米粒を食えば元気になるんです。あちきの体は単純なんです。

 

うまい飯を食べながらアルプスの景色を堪能しようぜ!

 

どぼぼーん。

「真っ白白スケ出ておいでー」状態です。

めいちゃん号泣ですよ。

針ノ木小屋経由でゲッザーン

あ、少し晴れてきた。

午後から天気は回復する予報だったけど、登ってる時もこんな感じでちょいちょい晴れてはガスったし。

またどうせガスるんだよ。

 

ほら。ガスった。

もはやホワイトアウトだよ。

何の戒めでしょうか。

 

ほいで晴れる。この繰り返し。

期待持たせんなや。

 

んでもっと晴れた。

むむっ

 

もっともっと晴れた。

 

これは逆転サヨナラホームランか?

この言い回し、古くね?

 

おおっ!あっちもか!

もうすぐ針ノ木岳の姿も見えそうだよ!

 

すごいすごい!裏銀座方面は見事に晴れた!

昔、チャレンジJOYのCMで油が浮いた水にJOYを垂らすと油がパッと無くなる、アレみたい。

 

今のうちに記念撮影せねばっ!

いつガスるか怪しいから大急ぎでパシャパシャ撮りまくりー。

 

「グエェ〜」とどこかのおっさんが朝の歯磨きでえずく様な鳴き声と共に雷鳥が舞い降りてきました。

そのぷくぷく太って可愛い姿からはとてもイメージできない鳴き声です。

しかし雷鳥が飛ぶってほんとなんだな。。

 

近づきたいけど、これ以上寄ると雷鳥さんもスタタターと逃げてしまうため、この距離感が限度です。

 

振り返る蓮華岳。

ああ、なんか…ほんっと良い一日になったな!

もう既に雪渓でヘバった記憶は全て忘れてるからね。痴呆だろうか。

台所に用事があったのに何しにやって来たか忘れて立ちつくすことがあります。

「俺やばいよ」と職場で話すと「そんなんしょっちゅうやで、年々ひどーなるで」と周りは言いますが、それでもほんと俺やばいかもと本気で心配になる時があります。

どうでもいい話でしたね。

 

爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳方面のガスも晴れてきたけど、山頂までクリアになるまではもう少し時間がかかりそう。

ちょっと前まで、爺ヶ岳は扇沢から鹿島槍ヶ岳への通過点ってイメージしかなかったけど、実は見た目は綺麗な山で、ここ針ノ木側から見ると独立した立派な峰だという事がよく分かる。厳冬期はチャレンジングな山としても知られ、多くのクレイジーなアルピニスト達がアタックしに来る山でもあります。クレイジーは余計でしたね。

 

ますます晴れ渡る裏銀座と雲ノ平方面。

裏銀座から西鎌尾根をなぞって見ていくと薄っすら槍ヶ岳も見えてきた。

 

さっきの雷鳥が一定の距離を保って付いてきてくれる。たまたま同じ方向に歩いてるだけなんだけどこんな光景はアルプスならでは。

背景が立山ってのもすげぇ~。立山、行ってみたい。

 

岩の上でちょこんと休む雷鳥に再びそーっと近づいてみる。

たいぶ冬羽から夏羽の生え変わりが進んできたね。

 

雷鳥の羽をゲットしました。

マイナーブログだから何やっても許されるなんて少しだけ思っちゃいますが、雷鳥を捕まえてむしり取ったりはしてませんぜ!

たまたま落ちてました。標高2800m近いここで、この時期に白い羽が落ちてるなんて雷鳥の物以外考えられない。たぶん!

羽なんて野鳥の会の知人も欲しがらないだろうけど、持ち帰った翌日にいるかどうか一応聞いてみると「ちょーだい!」だって。

 

いよいよ針ノ木岳に残っていたガスも晴れた。

相変わらず男前の山だな!山頂直下で自分が滑落した斜面もよく見える(笑)

 

もう下山が何時になってもいいやと、ドカっと腰を下ろして休憩にします。

なんちゅう世界観でしょうか。

ドーハから急転直下のマイアミの奇跡。

 

蓮華岳から針ノ木峠への下りで見える景色はいろんな人に薦めたい。

後立山の景色が一番好きかもしれない。

 

槍ヶ岳どころかその左奥に前穂まで見えてきた。

 

うーん、もはやどれがなんて山かさっぱり分かりません。

 

サングラス無くした!と慌てて辺りを探すが見つからない。

ドンキで千円もしたのに!

と悔やんでると頭の上に乗せてました。ありがちな話ですが本気で焦ったわ。

 

奥に見えるのが立山、剱岳。

そして手前の稜線は後立山の稜線。

やっぱり残雪期の景色は心にしみます。

 

しみる景色を堪能しながらゆっくりゆっくり歩いてましたが、とうとう針ノ木小屋が見えてきてしまいました。

 

小屋のある所まで下ってしまうと、もう針ノ木岳や立山の景色を見ることはできません。

見納めです。

自分の晴れ男っぷりに惚れ惚れするわ。こういう時って神様に感謝するものですけどね。

 

時刻は14時30分。

正規ルートの針ノ木大雪渓を登ってくればここに到着するはずだった針ノ木小屋です。猛暑が続いてますが、まだ雪渓側は屋根の高さまで雪に覆われてます。

 

正面右奥が爺ヶ岳。

爺ヶ岳のガスも見事に晴れました。

この景色を眺めながら針ノ木大雪渓を下ります。

 

振り返る大雪渓。幅が広いし斜度もそれほど急ではないし登りやすそう。

正規ルートは違うわ。

 

デブリが多いのはこっちも同じだけど。

 

あまりに青空が綺麗すぎて何度も振り返らずにはいられない。

 

 

あっという間に正面の山々より低いところまで下りてきました。走る様なペースでガシガシ行きます。

 

雪渓の下りはペースが速い。ボーダーだろうが抜けそう。

 

バイビー針ノ木峠。

このエリアの景色はやっぱり突き抜けてるわ。完全にやられた。

 

雪渓の終わりが見えてきました。

左から大沢小屋経由で扇沢に戻るのが正規ルート。正規ルートじゃないところを歩いて失敗したばかりだというのに自分は右岸を歩いて扇沢までの近道を行きます。

 

雪渓の下は凄い勢いで雪解け水が流れてます。雪渓を踏み抜いたら一大事です。つか絶対死んじゃう。

 

最後にもう一度振り返る。

すっごく楽しかったけど、急登でヘバった事も絶景を見ることができたこともきっとすぐ忘れてしまうんだ。痴呆って悲しい!

ヘバった記憶は消してくれて構わないけどね!

 

時刻は16時ちょうど。なんと1時間半で扇沢駅まで戻ってきました。

大富豪の外国人たちが室堂から戻って来るのを待つバスの運ちゃん達が暇そうであの仕事マジ羨ましいと思いました。

 

振り返って

蓮華岳はほぼほぼ思い付きで山行を決めた企画でしたが大成功に終わりました。終わりよければ全て良しっつーことで。

しかしすごい急登の果てに山頂がガスガスだった時のショックったらなかったです。

そんな日もありますけどね、やはりアルプスまで来てそりゃないよ、って感じです。

 

巷に溢れる美味しい表現。

「とろ〜り」とか「ジュワッ」とか「ふわっ」とか。とかとか。何に一番惹かれますか?

突然なんの話だ?とか言うでない!登山以外のことを堂々と書けるのがマイナーブログの強みなんだから!

で、先に言ってしまいますが、自分は断トツ「もっちり」です。ダントツ!

似た表現で「ぷりっぷりっ」もあるけどこれにはさっぱり惹かれない。

「もっちり」には餅を連想させて食欲を誘う魔力があると思う。餅や団子、大福が大好きだからというのが決定的なのかも!

もち米が好き。おこわやちまきが好き。ついでに天むすも好き。クッキーはカントリーマアムが1番好き。

我ながらデブが好きそうな食べ物ばかりだな。。

別にオチはありません。ただのもっちりした食べ物が好きって話です。

 

 

登山口で少し会話を交わした方々と下山中にすれ違いました。

「12時までに山頂行けなかったら途中で戻って来るくるつもりです~」と話してたので、まさか蓮華岳に登れたとは思わなかったみたいで驚かれてしまいました。この方々は山頂までは行けなかったみたいです。ガスってたから途中で登る気が失せたのかもしれません。

 

下山中は綺麗な爺ヶ岳が真正面に見えました。

扇沢から爺ヶ岳を越えて鹿島槍ヶ岳に登り、今年こそ念願の五竜岳のピークを踏んでみたいと強く願わずにはいられない、そんな眺めでした。その時はまた扇沢が起点なのにまた立山には登れないのか((´∀`))ケラケラ

 

扇沢駅のトイレ前のベンチで荷物の整理をしていると、外国人観光客がぞろぞろ戻ってきました。

きっと立山も見事に晴れたに違いありません。心から良かったねぇと思えました。

でもこっちの景色は自力で登って達成感もひとしお。大満足の”もっちり登山”だったぜ!

こんな旅はなかなかできるもんじゃありません。

 

ではでは


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