ちょっと足を伸ばして福島県の磐梯山までスノーシューハイクに来ました。
これまで登山ばかり続いたので、ちょっと趣向を変えて、だだっ広い平野をハイキングですたい。
目的地は、イエローフォールとブルーフォール!!
磐梯山の中腹に冬の間だけ現れるイエローフォール。簡単にイエローフォールの説明をすると、山肌に降り積もった雪に、地中の硫黄や鉄分などの養分が溶け出して、黄色く変色したもの。
それが黄色い滝のように見えるわけです☝
今や観光名所として超有名で、めちゃ混みらしいね。
そしてブルーフォール!
吾妻山のすぐ近くにある小野川不動滝のことなんだけど、それが冬期だけブルーフォールとよばれてる。
これがすごく良かった!
イエローフォールのついでに時間が余ったから寄ったんだけど、メインのイエローフォールよりはるかに心に残った。
粉雪が舞う中、滝の半分は氷瀑となって、水色に輝いたそれはもう神秘的だった。
途中、ガイドに引率された20人ぐらいのパーティーとすれ違ったから、こちらも観光名所としては有名なんでしょうね。
そして、最後にしっかり喜多方ラーメンも食べて帰ってきました。
寒さが厳しくなる1月頃から3月下旬頃まで見ることができる。
この期間限定的なキャッチコピーに魅かれて、イエローフォールはいまや大人気。
自分は初めてなので、多少混んでても一目見ておきたいと強く思ってました。
さて、始発で大宮駅に向かいます。待ち合わせは朝6時。今回はおっさん3人による、のんびりハイクです。
東北自動車道を北へ!小さくて可愛い山だと思ってた筑波山が途中見えたんだけど、想像と違い、ピークが尖っててなかなかカッコ良い山だったのには驚いた。アイツは次に登ってやります。
~イエローフォール編~
さて、イエローフォールは磐梯山の中腹にあります。裏磐梯スキー場のゴンドラを使って上まで行き、降り立ったところに大平原広がってます。きっとなぜこんなところに平原が?と驚くと思いますよ。
裏磐梯スキー場からリフトを乗り継いで上までやってきました。このスキー場は今時珍しく、高速リフトが走ってなかったから、体が冷える冷える。
スノーシューの準備をして、さあ出発です。写真に写ってるのは今回の同行者です。
ずっと曇りの予報だったけど時々晴れ間が!あの空は遠く福岡の空と繋がってるっちゃねー。
トレースはっきり。
平野にでた。踏み跡もしっかりあって、まず道迷いの心配はないんだけどさ、、つまり人が多いってことだよね。曇ってるのにこんな日でも多いのか~。イエローフォールの前で写真の順番待ちなんてやだな〜、と心配になったわ。 夏や秋の塔ノ岳山頂の写真の順番待ち、思い出すだけでゲンナリするよね。
積雪は5mぐらいあったと思う。なので全然気づかなかったけど、平野だと思ってたところは、実はカチコチに凍った沼の上だったんだよね。
凍りついてるとはいえ、沼の上は 雪が湿ってるのがスノーシューの足跡で分かる。
あ、本当に沼だった!
大きな大きな磐梯山の山々を見ながらのハイキングは、まったく飽きません。
登りがないから気楽なもんです。
横を向いてもその景色に圧倒されます。いやー来てよかった!
3mほどの丘を超えると遠くにイエローフォールが見えるんだけど、、
そこは端折って、いきなり到着。あっという間でした。歩き始めから1時間。
てか、人がいない!誰もいない!まさかの貸切状態❗❗
テンション上がったわ。おっさん3人組の珍道中だけあって、写真を撮る意欲が湧かず、途中経路の記録をぜんぜん残せなかったんだけど、さすがに今のうちだ!って感じで、ここではパシャパシャ撮りまくった。
イエローフォールに近づいてみた。
初めて自分のブログに登場してみました。
前日の吹雪でイエローフォールの一部が隠れてしまったようで、小さめで残念だったけど、とにかく見れてよかった。
カチコチに固まってるイメージを勝手に持ってたんだけど、実はパウダースノーが黄色く変色してるだけだから、触ると簡単に崩れるのが超意外だったわ。氷瀑って聞いてたのになぁー。
のんびりお昼食べてたら、20人ぐらいのパーティーが一組、更に続けて10人ぐらいのパーティが次々とやってきたので、一気に大混雑。そそくさ退散しました。
~ブルーフォール編~
イエローフォールから戻ってきて、まだお昼を少し回ったぐらいの時間。登山じゃないから、体力もかなり余裕あったし、どこ行くか悩んでたら、同行者の一人が「近くに滝があるらしいよ」、の一声でそこに行くことが即決されました。そう、この時はまだブルーフォールのことなんて全然知らなかったんだよね。
天気はちょっと微妙。雪は降ってんだけど吹雪いてない。 入り口の前に車3台ほど停められるスペースがあります。かなり分かりにくいから要注意です。先に車2台停まってたから気付けたけど、もし1台も停まってなかったら、まず見つからなかったでしょうね。
踏み後はしっかりしてて道迷いの心配はありません。スノーシューもいらないぐらい。折角、レンタルしたから最後まで使ったけどね。 ここでもガイドに引率された、20人ぐらいのおじいちゃんおばあちゃんの集団とすれ違いました。すごい元気だわ~。
元気なお年寄りの方々のおかげでとても歩きやすいです。
雪景色を楽しみながら、えっちらおっちら。
どうです?小学生以上なら十分来れます。家族ハイクに良いでしょ? 途中でちょっと登りがあるけど、おかげで下りでは尻セードが楽しめます。あろうことか、油断し過ぎてその上り坂の写真を撮り忘れてしまい、お見せできないのが残念です。。
途中にあった祠。近づくまで気づかなかった。
祠を過ぎると見えてきました。 スタート地点からスノーシューで約1時間。思わず、うわー!と感嘆の声をあげてしまう。
滝壺の一部が凍りついてるため、その上を歩いてかなり近くまで寄れます。
両手を広げてマイナスイオンをこれでもかって吸い込んださー。凍りついた滝が水色に輝いて見えることから名がついた「ブルーフォール」。今日は陽が差してなかったからそれほど輝いてなかったけど、それでも厳かでとても幻想的です。
落差もあって大迫力。粉雪が舞い散る中、しばらく見てると、滝の音以外に何も聞こえず、そのモノクロの世界にどんどん引き込まれていきます。
いつまでも見ていたいけど、そろそろ帰ります。うぅ(泣)。
振り返って1枚。名残惜しい。。
一本道だから来た道を引き返すだけなんだけど、見る方向によって景色は全然違って見える。それになにより景色が素晴らしいから2回目でもとても新鮮に映る。
風が吹くたびにぼたぼた木から雪が落ちてくる。同行者の頭に2度ほど大きなかたまりが落ち、周りの笑いを誘う。気づいたら雪はやんでました。
さあ、ラーメン食って帰ろー。
喜多方の坂内本店に行きました。東京のチェーン店では何回か食べたことあるけど、うまくないんだよね~。期待しないで入ったら全く別物の味に驚愕した。超ウマイ!!なにこれ!
ブルーフォールと坂内本店。ここには毎年来たい。きっと来年も来ます。今からすでに楽しみです。