【八ヶ岳】赤岳、横岳、硫黄岳縦走 山は楽しいところ アブの襲来とおっさんの頭の汗を飲んだ登山

【八ヶ岳】赤岳、横岳、硫黄岳縦走 山は楽しいところ アブの襲来とおっさんの頭の汗を飲んだ登山

寝技の王者。

マジで横になって10秒で眠れるのが特技です。

 

柔道の舟久保が寝技の女王だと?

ふっ、片腹痛いわ。いつでも受けて立ってやる。

 

てなわけで連日連夜、パリオリンピックのお陰で幸せな睡眠不足を送ってます。

あ、ちなみに阿部一二三の登場でひふみんの名前を思い出せなくなってしまった一人です。

 

まあほんとね、日本みたいな極東の離れ小島にいるとほとんどの大会が真夜中か早朝になってしまうから時差が憎いよ。

オーストラリア開催だと嬉しいんだけど。

 

それはそうと普段から野球(ホークス戦に限る)とサッカーしか見ない自分にとって、オリンピックは他のスポーツを知る良い機会になって実に楽しい。

全競技にアンテナ立ててるからアホみたいに忙しいし、毎日眠いし、生まれて初めてゴルフちゃんと見たし。

 

でも一つ言わせてほしい。

 

スケボーの技をトリックって言うのなに?

 

いいかい、トリックって言っていいのは、

Mr.マリックさんだけなんだよ!!分かったか!

日本人なら「決まり手」と言え。

 

スリーシックスティー?はあ?

旋回やろもん。

 

さて、登山の話でした。

登山の魅力を知ってしまった気の毒な山ヤロウの多くが北アルプスの前に経験する定番コースが、南八ヶ岳縦走。

美濃戸を起点にした赤岳〜横岳〜硫黄岳の周回ルートね。

そんな誰もが歩いてそうなルートを、実のところ自分はまだ歩いたことがなかったんだよね、てへへっ。うふふっ、きもっ。

 

経験してて当たり前みたいなことをズルズルと後回しにしてるってこと、誰しも1つや2つあると思うんだけど、自分にとってそれが南八ヶ岳縦走どえす。

 

これまで赤岳には真教寺尾根、県界、杣添などなど、一般ルートなら全部歩いたと思うんだけど、不思議なことに横岳って未踏の地だったからね、今回しっかりフミフミしてきました。

 

なんど見ても感動するこの景色。

今回は横岳童貞を卒業する旅どえす。

 

 

 

標準コースタイム

■2024年7月21日 ※カッコ内は標準コースタイム

美濃戸口バス停前駐車場⇒(45分)⇒赤岳山荘⇒(5分)⇒美濃戸登山口⇒(115分)⇒赤岳鉱泉⇒(110分)⇒硫黄岳⇒(70分)⇒横岳⇒(15分)⇒三叉峰⇒(40分)⇒赤岳展望荘⇒(30分)⇒赤岳⇒(80分)⇒行者小屋⇒(110分)⇒美濃戸登山口⇒(40分)⇒美濃戸口バス停前駐車場

 

コースタイム:11時間00分
距離:20.6㎞、累積登り:1,741m

南八ヶ岳縦走(硫黄岳~横岳~赤岳)

八ヶ岳山荘前から登山スタート

ここは美濃戸登山口から3キロも離れた八ヶ岳山荘前の駐車場。

何度か登りに来てる人なら分かるだろうけど、ここに駐車したらもはや負け組。

ここから3キロ先にある赤岳山荘前の駐車場に停められた者こそが真の勝者なのである。

もちろん自分も赤岳山荘の駐車場を目指すつもりだったけど、ここで満車ならこの上が空いてるはずがない!とラスト1台ぎりぎりで停めたわけです、はい。

 

 

八ヶ岳山荘にて駐車場利用料を支払う。

800円だったかな。

ふぅ、停められてほんとよかったよ。

 

 

駐車料金を支払うと山荘でアイスコーヒー1杯券がもらえる。

まあそれは下山後の楽しみに取っとくとして、

ぎゅるるる〜と、猛烈な腹下しが襲ってきてすかさずトイレへ猛ダッシュ。

最近はお腹が弱いのがテント泊に踏み切れない最大の理由かも。

ここのきれいなトイレに行けてよかったよ、ほんと。

 

 

ではスッキリして林道を赤岳山荘へ向けて移動開始。

3キロ先にある登山口まで歩かにゃならんのがね、八ヶ岳登山における最大の山場かもしれない。

 

日が昇って、八ヶ岳らしいカラマツの森を照らす。

 

 

林道を何度かショートカットしつつ約60分ほど歩いてやまのこ村に到着。

ここの駐車場も予想通り満車になってた。

ふむふむ、やはり。

 

やまのこ村から徒歩5分、こちらが赤岳山荘。

でね、ここの駐車場に空きがあったんだわー。

しかも複数台!!

膝から崩れ落ちたよ。。

試合に負けて、勝負でも負けた。

 

 

やっと美濃戸登山口

すでにだいぶ疲れてるんですけど…

ここが美濃戸登山口。

 

北沢を行けば赤岳鉱泉小屋、南沢を行けば行者小屋に出るんだけど、今回は硫黄岳→赤岳の順路で進むため北沢ルートをチョイス。

 

キバナオダマキ。

 

 

クルマユリ。

 

 

しばらくブル道だったけど、やっと登山道らしくなってきた。

この道もすでに何度か歩いてるというのに、これまで南八ヶ岳縦走をしたことがないなんて、我ながら何やってたんだか。

 

日が当たって雑草がきらきら輝いて美しい。

植物学の牧野富太郎博士が「ただの雑草なんて無い」、と言ってたそうだけど、あるよ。

あたしゃ憎いよ、たったひと月で膝下まで成長しやがるただの雑草が。

除草剤は使わない主義。

 

 

テン場が見えたら赤岳鉱泉小屋。

自分が初めてテント泊したのがここ赤岳鉱泉。

行者小屋のテン場は傾斜があるらしいけど、ここ赤岳鉱泉はフラットなところが多い。

 

 

阿弥陀岳がよーく見える。

今日はせっかく横岳を初登頂する日だからね、完ぺきな晴れを選んでやって来たのだよ、うふっ。

 

赤岳だってよーく見える。

完ぺきな晴天、オラぁわくわくすっぞ。

で、結局クリリンって何回死んだのか、答えられる人いる?

 

 

ここの名物のステーキは泊まらないと食べれないんだね。

ならばぜひ、小屋に泊まってぜったいに食べてほしい一品だよ。

ボンビーな自分はぜったいにぜったいに後悔したくなかったから電話して、

「ステーキ食べれますか?明日はステーキ食べれますよね?」

ってちゃんと確認して泊まったもんね(笑)

 

バナナの硫黄岳へ

赤岳鉱泉のテラス席で、おにぎりを誰よりも味わい深く食べて、、

もとい、

誤嚥に気をつけながらゆっくり食べて、いざ硫黄岳へ。

いつか自分が死ぬ時はアレルギーによる発作か誤嚥が原因だと思う。

 

赤岳鉱泉から硫黄岳までは急登。

駐車場から小屋まではずっと緩斜面だったからね、ここからやっとエキゾチック八ヶ岳って感じ。

 

青空がちょー気持ち良い〜♫

樹林帯は我慢の時間ってよく言われるし否定はしないけど、それなりに楽しいこともある。

 

八ヶ岳と言えばやはり苔というわけで、バリカンで刈り上げたい。

 

チシマフウロ。

 

 

やっと急登が終わってみれば、なんだろう、空が曇ってきたのは気のせいだろう(見ぬふり)。

 

 

んなバナーナ!

 

あたかも自分が森林限界に着くのを待っていたかの様に湧き出したガス。

界王様「今日はお主が横岳童貞を卒業する記念日じゃと聞いてなぁ。

ほーれ、わしから盛大なガスのプレゼントじゃー、ガッハッハっ」

 

 

あぁバナナバナナ・・

まあこれはこれで幻想的な景色ではあるんだけど・・、登ってる身としてはチビっちまうじゃないの。

 

 

頭の中も髪の毛も真っ白になって、赤岩の頭についた。

もう帰りたい。

 

ヒメコゴメクサ。

 

 

失意の硫黄岳山頂。

気にするな。

山ではよくあるとこだ。

さあ、顔を上げるんだ。きっと次は晴れるさ。

 

あ、でも前回も前々回も、その前も、またその前回も、硫黄岳っていつもガスってるわ(笑)

 

アハハハー、相性サイアクー、あはははー

うぐっ、うっ、うっ(T_T)

 

失意のどん底にいるハイカーたちが、おかしくなってしまったのか、笑いながら記念撮影をしている。

 

いや、もしかすると先ほどまでの晴れを山頂で享受できた人たちなのかもしれない。

 

 

俺だって、うぐっ、俺だって、うっ、赤岳山荘の駐車場に車を停められてたら晴れに間に合ったかもしれないんだ(T_T)

 

 

チシマギキョウが風で激しく揺れる。

 

 

硫黄岳〜横岳の区間はコマクサがたくさん咲いている。

猛暑続きの日本において、半袖で耐えられないほど寒いなんてすごく幸せ。

 

 

ガチガチと歯が音を立てるほど震えながら硫黄岳山荘に到着。

あたかも難民キャンプの様な人だかりじゃないか。

つか、ほんと八ヶ岳ってどこも人だらけだよね。

 

 

コマクサ神社なるものもあった。

観光目的に建てたのかな?と思いきや、御祭神もちゃんといらっしゃるそうです。

そういう失礼な考えをするからガスったんだ、きっと。

 

なんだこの白さ。

寒すぎてレインウェアを着込んだもんね。

 

 

奥までコマクサがいっぱい。

これを青空の下で見たかった。

 

コマクサとセットでタカネツメクサ。

 

記念すべき横岳は快晴

突然、ゴリゴリの岩場に突入。

もしかして、ここが横岳かな?

 

 

なんだよー、100%の晴れ予報だったのにぃー!!

ガスの中をずっと歩いてきて顔は湿気でびちゃびちゃ。

でもなんでだろう、ここの湿気には塩が混ざっているのかい?

 

うぐっ。

うっ(T_T)

 

耐えろ、いい歳したおっさんが泣いてたってゴリラにしか見えない。

いや、普段からゴリラにしか見えない。

 

もう地蔵尾根を下って撤退してもいいかなと思うぐらい、モチベーションはどん底。

 

そして目の前に見えるこのピークは、横岳のすぐ隣りにある三叉峰。

実は以前、杣添尾根から登ってここ三叉峰が横岳のピークだと勘違いして散々浮かれて記念撮影しまくった思い出のピーク。

 

だってあの時は晴れてたんだもん。

 

めちゃくちゃ青空でね、

 

最後はバテて動けなくなっちゃったけど、すごく楽しかったんだ。

 

 

そんな縁起の良い三叉峰なのだ。

奇跡よ起これ。

 

 

バナナ!!

 

晴れた!!

 

周囲を覆っていた雲が突如消え、青空が広がっていく。

 

 

なんだこれは、まさに奇跡を目の当たりにした。

遠く茅野市の街がよーく見えるじゃないか、がっはっはっー

あたしは最後まで信じていたよー、ねえ諸君。

 

 

霧ヶ峰の向こうには、屏風のように広がる北アルプスだって、よーく見えるね、諸君!

※ 諸君とは架空の大パーティをイメージして勝手に話しかけています。

 

 

硫黄岳方面もガスが取れていくじゃないかー、諸君。

諸君らの歓声が聞こえて来るようだー、がーはっはっはー。

 

 

おお、硫黄岳!

これまで1度も晴れたことのない硫黄岳が、自分が離れた途端もんげぇ晴れる🤣

ほんと縁が無い山ってあるよね。

逆に良縁なのが赤岳。これまで全勝だと思う。

 

眼下には長大な杣添尾根。

ひたすら樹林帯をだらだら登るルートでとにかくバテた記憶しかないけど…。

真教寺尾根や県界尾根みたいに岩場がでてくる方が忙しくてむしろ疲れない。

 

 

せっかく晴れたからパノラマで。

 

絶景の南八ヶ岳縦走

振り返った三叉峰と横岳。

さーて、行こうか。気分は上々だ。

ここから赤岳までが楽しい区間。

 

おっふー。

わっくわっく~させてよぉ~どっきどっきーさせてよぉ〜

ナイスな眺めにおっさん世代の鼻歌で浮かれる。

 

 

定番のイブキジャコウソウ。

 

さっきまで極寒だったけど、晴れるとそりゃ暑い。

着たり脱いだり忙しいなぁーもぉーこのこのー、うふっ。

 

ミヤマダイコン役者。

 

ミヤマオダマキがこんなもりもり咲いてるなんて珍しい。

 

イワオウギ。

 

 

八ヶ岳で事故が多いのがこの横岳周辺だから慎重に進む。

今日もホームセンターで買った豚革の手袋が大活躍。

恥ずかしがるでない、ボンビーならコーナンかワークマンへ走れ!

 

こんな怖そうなところを下りてきたけど、鎖がしっかり設置されているから問題なし。

だいたい山の事故ばかりニュースにするから山が危険というイメージが浸透して良くないよ。山は楽しいところです。

今年の7月なんて東京23区だけで123人が熱中症で死んでるんだからね、全国だったらいったい何人死んでるんだか。

どうせ死ぬならね、楽しんだもん勝ちなんだよ。

 

南アルプスで最初に雲から脱出したのは甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳。

 

 

横岳の難所を振り返る。

ご覧の通り背中を向けたハイカーが多いのは、南八ヶ岳を縦走する人は圧倒的に赤岳から硫黄岳へ向かう順路を選択する人が多いということ。

ぜったいゴールが赤岳の方がドラマチックだと思うんだけどね。

 

 

別にはしごが怖いんじゃなくて、はしごをつかむところまでがきょわい。

 

 

で、呆気ないけど難所はここまで。

ここからは滑落の心配はないけど、ザレ場で滑る嫌らしい区間に突入。

雪があった方がはるかに歩きやすいところ。

 

 

そして地蔵尾根と合流。

 

 

地蔵尾根を過ぎるとすぐに赤岳天望荘に到着。

ここは朝夕がバイキングスタイルの山小屋で、一度泊まってみたかったんだけど、コロナ以降は盛り付け料理に変更してるそうだよ。

それは残念な例だけど、コロナのおかげで良くなったことも多いからね、親族のみの結婚式が増えてくれたのはボンビーマンモスうれぴー。

余興なんて頼まれた日にゃ本番当日まで憂鬱な日々だよマジで。

お葬式も家族葬が主流になったし、いやほんとコロナ良いよ。

テン場の予約制も個人的には悪いとは思わないんだけどね、どさくさに紛れたテン場の法外な値上げだけは勘弁してください。

だったら予約不要に戻すとか、せめて1張1500円におさえてほしいところです。

 

 

ワークマンの扇風機付きベストを着てパンパンに膨らんだおじさんが疲れを見せずに登っていく。

これはデザイン性うんぬん言ってないで早いとこ買った方が良さそうだ。

扇風機を回さなければ防寒着にもなるし。バッテリーがスマホと兼用できるのならいいかもなぁ。

ちょっと調べてみよっと。

 

扇風機おじさんはまるでプロペラを付けたかの様にはるか先へ飛んでいってしまった。

もうあたしゃ疲れたよ。

 

ミヤマダイコンソウと天望荘からの道のりを休憩のついでにパチリ。

ちなみに今日は阿弥陀岳まで縦走するつもりは鼻っからなかったんだけど、この時点で絶対に、確実にしないことが確定しました。

 

さあもう少し。

日々パワハラに耐える忍耐力、ここで見せたるでー!

 

 

赤岳北峰に到着。

 

 

そしてこの山旅、最後のピーク南峰は目の前だ。

とうとう自分も定番コースを歩けた!という感動が薄いのは、だってここ何度も歩いたことあるもんもん。

 

山梨名物「甘納豆の赤飯」を喰らう

最後に晴れてくれてありがとうございました。

ちなみにこのすぐ隣に子ども(小学高学年ぐらいかな)をさっさとしろ!と叱るお父さんがいてちょっとブルーになったよ。

せっかくの夏休みなのに、たぶん人生で一番高いところまで自分の足で頑張って歩いたというのに、スパルタ過ぎるのはちと可哀想だよ。

山って楽しいところなんだから、目一杯褒めてあげてほしい。

 

ちりちりになった雲が同じ目線で浮いてる。

筋斗雲みたいだ。

 

 

甘納豆の御赤飯をいただきましょ。

どさんこ名物だけど、実は山梨の郷土料理でもあることを知らなかったよ。

甘納豆が嫌いな人なんて地球上にいないし、いるわけないし、ぜったいにいないし、早く全国で売り出した方がよいよ。

 

 

富士山も少しだけ姿を見せてくれた。

どこか分かるかな?

 

八ヶ岳キレットを手前に挟んで左に見えるピークが権現岳、右のピークが編笠山。

情熱大陸で平出さんが編笠山を家族登山してたね。K2に行く前にたまたま立ち寄った石井スポーツでサイン会しててお見かけしたけど、ほんと、とても残念な事故だったよ。

山は楽しいところなのに(T_T)

 

阿弥陀岳。

今日は登らない。気が変わってやっぱり登るとか絶対にありまへん(前フリではありまへん)

 

ゲッザーン開始

さて、下山開始。

パトロールしてる2人がすれ違うハイカー達に気をつけてくださいね!と声を掛けてたから、自分にも言ってくれるのを待ってたんだけど、完全にスルーされた。

理由はおっさんだから。可哀想だよ、おっさんは。女のほうが強いのに。

 

 

阿弥陀岳を縦走しようか悩んでいる女性がいて、登っちゃいなよ!とけしかけるおっさんがいたけど、

俺にどうするか聞いてくれたら「登らなかったら楽しく終われるよ」って答えてあげたのに。

 

 

歩いてきた硫黄岳、横岳を眺めつつえっちらおっちら下っていく。

 

 

久しぶりのMAMMUT階段。

 

 

行者小屋まで長い滑り台を設置すれば新名所になること間違いない。

 

 

八ヶ岳は奴が高ぇ。

 

 

八ヶ岳は小屋グルメを楽しむところでもあるので、この先も何度もお邪魔します。

 

 

樹林帯までもどってきた。

 

 

行者小屋の水場でナルゲンでポカリを作っていると、あろうことか隣の蛇口で突如アタマを洗い出した親父がいて、そのしぶきがまんまと自分のナルゲンの中へ。

なんでそんな至近距離で水浴びを始めたのだろう。

山では気が緩むゴール間近でケガする人が多いと聞く。今回はまさにそれだ。

もうゴールだと思って完全に油断した。

 

捨てるのはもったいないから飲んだけど。。

 

 

 

水場じゃなくて、この南沢で頭を洗ってくれたらよかったじゃないか(T_T)

飲むたびにポカリの塩味なのか親父の頭皮の汗なのか分からず不快に感じてしまう。

 

北沢より南沢の方がほんの少し短いし、ブル道でもないから自分は南沢の方が好きです。

 

 

カラマツの森を歩きやすいトレイルをなだらかに下っていく。

まあずっとこんな景色だから端折るよ。

 

美濃戸登山口が見えたよ。

でもここから美濃戸山荘までの林道が約3キロあるわけで、最後の最後でそりゃないよって感じ。

 

しかも、ここから山と言えば恐ろしいアイツの襲来を受けることになる。

 

そう、ここから約3キロ、ずっと走り続けて逃げることになる。

 

アブの襲来

痛てぇーッ!

はぁはぁはぁ。イテッ!くそっ!

立ち止まればアブが集団で襲ってくるという地獄。

歩いてても噛まれるからとにかく走る。

 

何度も繰り返し思ったのは、山にハーフパンツで来てはいけない、ということ。

そうなんども悔やみながら走る。

山って楽しいところのはずなにぃー!

 

疲れきってたけど走る、

火事場のクソまみれってやつです。

 

八ヶ岳山荘前バス停に到着したけど、ここもアブがたくさんいる。

駐車場を借りた特典のアイスコーヒーを一杯いただくため走って小屋の中へ避難しました。

 

振り返って

結局、アブに4箇所も喰われ、2週間以上地獄のかゆみとの戦いが待ってました(T_T)

10年ぐらい前かな、飯豊山で小屋番さんと立ち話してる間にブユに喰われまくって、山登りではぜったいにハーフパンツを履いてはいけない!と痛感したあの時の後悔と反省を、忘れたわけではなかったけど、、

たかが緩みました、はい。

 

いや、前回の浅草岳登山でだいぶトンボが増えてきたから、もう大丈夫だろうなと判断したわけです。

山によるよね、ほんと。迂闊だったわ。

 

血なら言ってくれたらあげるから、ほんとお願い噛まないでおくれ!とアブに言いたい。

 

そうそう、ここ1年は献血にぜんぜん行けてないからそろそろ行かないと。おっさんができる唯一の社会貢献だと思ってます。

 

山のことに触れてなかったけど、ちょっとしばらくは美濃戸からの八ヶ岳は遠慮します。アブにはこりごりなので。

やっぱり冬がいいね、八ヶ岳は。

 

ではでは

 


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