滝子山にやってきました。
富士山の裾野に霞みがかかり、幻想的且つ明媚な富士に酔いしれました。
前回の扇山、百蔵山に引き続き快晴に当たった秀麗富嶽十二景、今回は4番山頂「滝子山」、いざっ。
■公共交通機関でのアクセス方法
・JR中央本線 笹子駅から徒歩移動。国道20号を初狩方面へ歩き、吉久保入口バス停を左折し林道を標識通りに道なり。
・JR線は都心からだと休日おでかけパスがお得です。
■ルート
今回からルート紹介として山と高原地図のログデータをアップしてみましたが、、ちっとも分かり易くないですね。
新たな試みは改良が必要です。
■＜スケジュール＞2015年12月20日
9:20 笹子駅 ⇒ 10:22 道証地蔵 登山口 ⇒ 10:43 三丈の滝 ⇒ 12:00 鎮西ヶ池 ⇒ 12:08 山頂 昼食 ⇒ 12:45 下山開始 ⇒ 13:34 最後の水場 ⇒ 14:06 初狩側登山口 ⇒ 14:36 初狩駅
朝、9:20の笹子駅。
冬になってなかなか布団から出れないのが悩みです。
東京を7:00に出発したのでかなりのんびりした朝です。
笹子駅から登山口までは国道20号と林道の舗装された道を約1時間徒歩で移動します。
途中の笹子だんごのお店に強く引き寄せられましたがまだ開店前でした。
吉久保入口バス停を左折。滝子山への標識が至る所に立ってるので道に迷うことはないと思います。
神社の前を通過。
普段トレランシューズばかり履いてるのですが、本日はガチの登山ブーツを履いてきました。超歩きにくい。
本格的な冬山シーズン到来を前に、登山ブーツの感覚を取り戻しておきたかったのがその理由。
それもあって登りやすそうな滝子山を選んだのに、こうも林道が長いとキツイっす。。
ガチブーツで延々に続く林道との格闘の末、やっと登山口に到着。
道証地蔵のお出迎えです。いつもの倍疲れた。
滝小山は沢沿いのトレイルが続きます。
トレイルに入っちゃえばブーツも苦じゃなくなるだろう。。そんな期待は儚くも散りました。
既に親指の裏にマメができてて踏ん張るたびに激痛が走る。
お気に入りのブーツですが、トレランシューズの軽快さとグリップ力に軍配を上げざるを得ません。
葉を落とし終わった木々を見上げながら、トレイルを覆った落葉をカサカサ音を立てて進みます。
マメをかばいながら、まあ、のんびり行きますよ。
三丈の滝です。
地元小学生お手製の看板がぶら下がってました。
それにしても、今日は体が重い。ブーツのせいもあるけど、それ以前に調子が悪く、足が前にでない。
心当たり、あります。
便秘だ❗️
葉が落ちきってるから森が明るい。
冬は山も空気も澄んでます。
俺の心も（はい、お約束〜。ご堪忍）
右に行けば難路。左は迂回ルート。
今日の俺は・・・・迷わず左で行くぜ！
ゴルフのフェアウェイみたいな場所。
冬になってから人がめっきり減った山は爽快です。
このつらら。もう、うんこにしか見えません。
こんなの出たら爽快でしょうね。
ごめんなさい。
稜線に出ました。こんなスキー場の様な尾根道は珍しいですね。
霜柱が一面に立ってて、所々ズボッと足がはまるのを楽しみながら登る。
鎮西ヶ池山頂、白縫い神社と書かれてます。
ここが山頂ではありませんが、ここまでくれば山頂まであと少しです。
山頂までの最後の登り。
よし、富士山まだ見えてる。
午後、西の方から曇り始めるという予報だったので、少し心配してましたが、山頂まではもちそうです。
最後の登りはえげつない急登ですが距離は短いです。
茂みの奥に人の影が見えてるの分かるかな？
さあ、山頂に到着です。
標高1,610m。
ひゃー、素晴らしい。
下半分に霞がかった富士がとても幻想的です。
富士山の手前は三つ峠です。
そして南アルプス。
今年の雪不足がはっきりと分かります。甲斐駒は全然雪をかぶってないですね。
お昼はカップラーメンとおにぎり。コーヒー沸かして40分ほどのんびり、この景色を満喫しました。
富士山が雲に隠れてしまったので初狩駅方面に下山します。
もう少し遅かったら台無しでしたな。
12月下旬にもなると黒く腐ったどんぐりしか落ちてないものですが、色艶ばっちりの奇跡のオンリーワンを見つけました。
途中、男坂と女坂の分岐がありましたが、ここは男坂を選択しました。
悔しいが俺は女じゃねえ。足の裏のマメが。。ぐっ。
下山は初狩駅方面へ。
とうとうマメが両足に増えてしまいました。下山で踏ん張れない。
踏ん張れないため、一度ズッコケる。
(T . T)
ここでしばし休憩。
最後の水場です。ここの水は飲めないと思います。手洗い様ですね。
ヒィ〜、マメが痛い。マメが破れない様に慎重に下る。
突如、上から丸太が転げ落ちてきて必死に支えました。
だいぶ、時間があったので、恒例の一人遊びです。ほんとすみません。
下山の沢沿いのトレイルの感じが、良い印象で残ってる井原山のトレイルに似てて気分良かったです。
さあ下山してきました。
右前方の建物がなんとも怪しいです。
その建物、こんな説明書きがたくさん立て掛けられてました。
うーん、何をしてるとこなんだかさっぱり分かりません。
登山者各位に告ぐって。。
この山の歴史に関するただの説明書きなのですが、、登山者に告ぐっていう書き方が、穏やかじゃないんだよなぁ。
初狩の集落をトボトボと歩きます。
秀麗富嶽の良いところは駅から山までの案内が充実してるところですね。
初狩駅まで標識が続きます。
笹子駅より初狩駅からの方が滝子山の全容が分かります。
無人駅の初狩駅に到着。
初めて狩にやってきました。
鉄橋で2階に上がり、線路をまたいで1階に下りてくる作りの駅が多い中、ここは一度地下に潜ってホームに上がるという初狩スタイルです。
ザッツ初狩。
振り返って
知り合いから北アルプスの大キレットで吹雪にあって撤退したと聞いたのが9月末。
その後、富士山も順調に冠雪を続けてましたが、12月中旬以降、冬の勢いが弱まりました。
暖冬だと世間が騒ぎ始め、12月11日には東京で24.6度の夏日を記録。
地球がおかしくなってると誰もが危機感を強く抱いたのではないでしょうか。
この先どうなってしまうのでしょう。
今回、南アルプスを見渡して冠雪の無さに驚きました。谷川岳でさえ、まだうっすらと雪が積もってる程度だと聞いてます。
大変なことになってきました。考えさせられます。
ではでは
