福岡県の井原山から雷山まで縦走してきました。
井原山も雷山もピストンで登ったことはありますが、縦走するのは今回が初めて。
この稜線を縦走したら気持ち良いんだろうな〜と、前々から気になってたルートです。
この日、子供と糸島の立石山に登るつもりでしたが、頑なに「行かない!」と逃げられてしまったので、以前から温めてたこのルートを一人で攻めることにしました。
雷山を下山した後は、キトク橋まで井原山〜雷山中腹自然歩道で戻る予定でしたが、まさかの林道工事中。。
東京行きの飛行機の時間が迫る中、行き止まりのトレイル。さて困った。
今回もたっぷり反省の旅、井原山〜雷山珍道中、いざっ。
■アクセス方法
・筑前前原駅から井原山登山口キトク橋行きバスは、こちら。
■ルート
■スケジュール 2016年2月28日
10:10 キトク橋駐車場 ⇒ 10:45 アンノ滝 ⇒ 11:45 井原山山頂(昼食) ⇒ 12:20 雷山へ移動開始 ⇒ 12:40 洗谷分岐 ⇒ 13:25 雷山山頂 ⇒ 14:25 井原山雷山中腹自然歩道分岐 ⇒ 15:30 瑞梅寺山の家 ⇒ 15:33キトク橋駐車場
本日の登山の起点となるキトク橋です。
これから山に入るってのに不謹慎な名前におののくのは自分だけでしょうか。
駐車場は満車だったため路肩に停めました。
さすが人気の山です。
標高264mからスタート。
アンノ滝方面へ。
牧歌的で美しい田園風景。
自分も妻の趣味の家庭菜園を手伝ってますが、やってみると随所で農家の方々の丁寧な仕事ぶりに気づくことができて面白いです。
支柱の立て方、マルチの張り方、雑草の除去の仕方ひとつとってもプロとアマの差は歴然で、驚かされます。
農家の方々の手間暇を思うと、スーパーに並ぶ野菜の安さが申し訳ないです。
この橋、前日の雨のおかげで殺人的に滑るので要注意を。
何度か川の渡渉を繰り返します。
林道を横切り、幾度かの川の渡渉を終えると、
アンノ滝が見えてきました。
前回は水無登山口からのピストンだったので、見逃したアンノ滝の猪木。
ダァーーーー!!
大変失礼しました。
山頂方面へ急ぐとしましょう。
少しのんびりし過ぎたからペース上げていきましょ。
この先、水無登山口からのルートと合流します。
井原山は稜線に出るまでとにかく登ります。
金山みたいに中だるみがないのが特徴でしょう。
稜線に出ました。ここから山頂までは1.2キロほど。
最初は、へぇ〜まだ雪残ってんだなぁ、って感じでしたが、
ありゃりゃ。
チェーンアイゼンが必要なぐらいになってきた。スベるスベる。
縦走路に出ました。
左に行けば井原山のピーク、右は雷山です。
まずは井原山のピークを踏まないとね。
福岡市方面。
今日は春霞っぽいですが、そこそこ晴れてくれて気持ちが良い。
こちらが雷山方面。
ピストンで帰っても雪が多くて歩きにくいし、、予定通り雷山方面に縦走しても、雪が少なくなる保証もないし。。
とりあえず、ラーメン食べながら考えよっと。
山頂の気温は6°Cでした。あったかいカップラーメン最高です。
雪が多ければ引き返して来ようってわけで予定通り雷山方面へ。
びちゃびちゃのぐちゃぐちゃのトレイル。
滑らない様に慎重に歩くから一向にペースが上がらない。
洗谷の分岐。
洗谷からキトク橋に下山しようと思って少し行ってみましたが、途端に凄い急坂、しかも積雪たっぷりで即断念して戻ってきました。
どろどろの道に何度か足を滑らせましたが、なんとか尻もちだけはせずに歩けてます。
どこまでもドロドロの重油みたいなトレイル。
景色は良いんだけどね。
熊笹を掻き分けて歩くのは割と好きです。
女峰山ではこんな熊笹のトレイルを5キロ以上も掻き分けて歩きました。
雷山の山頂が見えてきました。
山頂にはテント泊装備の人が一人いました。バルトロの80ℓザックがカッコよかったです。
井原山まで90分。
慎重に歩いてきたけど60分で到着したので、井原山からの方がコースタイムは短いのでしょうね。
浮嶽がうっすら浮かんで見えます。
次のターゲットはアイツだな。
雷山の下山は全然雪がありませんでした。
上宮です。
なにやら外国人が4人で楽しそうに話してましたが、英語で話しかけられない様にそそくさと退散します。
清賀の滝。
雷山だけを登りに来たならここでゆっくりした後、ぜひ千如寺にも寄ってください。
今日はそんな余裕もないので先を急ぎます。
歩道入口に向かいます。
沢沿いの滑りやすい道が続くので最後まで気を引き締めてください。
初めて通る井原山~雷山中腹自然歩道の入り口。
ヤマレコやいろんな人のブログを読んでこのルートの存在を知り、今回の縦走計画を立てました。
実際に歩いてみると林道による横移動なんだなぁ~と少し意外な感じ。
この時期は道端の梅がきれいですね。
途中で林道からトレイルに変わりました。
しかも、まさかまさかのずっと続く登り。
いやー、これは予想外。
な、なんと!行き止まり!!
これも予想外。。
写真じゃ分かりにくいけど、この先を上がって行くと、そこには大量の杉の倒木が積み重ねられててとても進めそうにない(汗)
崩れてきたら大変です。
左は地面が崩れそうだけど木につかまって何とかトラバースできそう。
なんとか這い上がれそうなところでよじ登ってみると、そこには工事中の林道が。。
飛行機の時間もあるし、内心焦ってきた。
重機が置いてあったので林道に繋がってると確信し、GPSで位置を確認しながらこのまま進むことにしましたが、途中キトク橋からどんどん遠ざかるので心配になりました。
もしこのまま雷山方面に戻ってしまったらヒッチハイクして駅に行き、タクシーで車を取りに来ないと。。
飛行機間に合わんわ。。
ところどころ倒木が積み上げられてたり林道が途切れてたりしたので、森の中を歩いて迂回する場面も。
工事作業中の人達に出会うことができ、この先、瑞梅寺に出ることも確認できたし一安心です。
向こうは森の中から突然現れた登山者に超驚いてたけど。
驚かせてごめんちゃい。
林道にでました。
この道を行けば洗谷登山口の前を通って瑞梅寺山の家に出るはず。
迷いそうなところにキツネノカミソリを守る会の方々が設置してくれた案内板があって助かります。
冷静に冷静にと自分に言い聞かせてましたが内心はハラハラドキドキ。
民家がでてきた辺りでやっと落ち着けました。
瑞梅寺山の家です。
ここまでくればキトク橋駐車場はすぐそこです。
振り返って
ヤマレコや多くの方々のブログを参考に今回のルートを企画してました。
準備万端と思ってましたが、近況確認が足りず、林道工事中。。
今回も反省の登山となりました。
それと飛行機に乗る日は山に登らない様にします。
井原山でオオキツネノカミソリが見頃を迎えるのは7月下旬から8月。
夏に九州の低山に登るのは暑くて大変です。
自分は5月のミツバツツジが咲く頃が良いと思います。
その頃に割と登りやすいと聞く佐賀県側の古場岳登山口を起点に妻と登ろうかと思ってます。
ではでは