【南アルプス】聖岳登山 おっさんが熱烈歓迎されるゴンドラの旅 光岳~聖岳縦走3日目

【南アルプス】聖岳登山 おっさんが熱烈歓迎されるゴンドラの旅 光岳~聖岳縦走3日目

Googleナビを使ってて横に移動すると、矢印が上を向いたままだからあたかもカニ歩きしてるみたいな感覚になるのって自分だけ?

 

ちなみに地図アプリを起動させると、最初自分がどっちを向いているのか分からないから、とりあえず動いてみないと進むべき方向が正しいかどうか分からない。

これまでそれで何度Uターンしたことか(ふんぬー!)。

 

なんとかならないかなぁ。直前の軌跡を表示してくれたら、ある程度解決できると思うんだけどね。

 

あ、それってYAMAPでも同じだ。広い山頂だと次はどっちに進めばいいんだっけ?って悩むことあるもんね。

 

うん、なんか共感してくれる人も少なそうだからもういいや!

 

 

 

さてさて、光岳〜聖岳縦走も3日目。

上の写真を見ておくれ。真ん中に聖岳。その左には赤石岳。右は上河内岳。

なんて贅沢な景色だろう。

 

運なんてトントンになるようになってて、この3日間が完ぺきな晴天に恵まれたツケは、この後日の登山で雨にザーザー降られしっかり払い終わりました(笑)

 

 

いよいよ満を持して聖岳に登って、芝沢ゲートへと下山する最終日。

 

今日のコースタイムは10.5時間。ちなみに3日間合計では27時間、46.8kmも歩いた。

 

まあ、ほんとよく歩いたよ。

南アルプスの山深さここに極まるって感じだったけど、しばらくは南アルプスは満腹。。ゲプッ。

 

 

聖岳は日本百名山、標高3,013m。

その名の由来は、山深い南アルプスの中でもとりわけ奥深く、世俗から離れた聖なる山という話らしい。

罪人は登れないというわけではないのね。

まあ、罪人ほど登って苦しんでもらった方が良いかもしれないけど(笑)

 

世俗から離れたっていうのはほんとにそうで、聖平小屋で電波は入らなかったからね。

 

でもね、まさかの聖岳で電波復活したんだよ。

 

すかさず登りながらスポナビでホークス戦の結果をチェック。

世俗まみれな生活スタイルで登山してます、ええ。

 

 

 

さあ、満を持して聖岳へ。

 

 

標準コースタイム

■2024年9月8日 ※カッコ内は標準コースタイム

3日目 聖平小屋⇒(30分)⇒薊畑⇒(55分)⇒小聖岳⇒(75分)⇒聖岳⇒(20分)⇒奥聖岳⇒(20分)⇒聖岳⇒(100分)⇒薊畑⇒(45分)⇒苔平⇒(35分)⇒大木の広場⇒(100分)⇒西沢渡⇒(40分)⇒聖光小屋⇒(20分)⇒易老渡⇒(80分)⇒芝沢ゲート

コースタイム:10時間20分
距離:17.7㎞、累積登り:1,149m

光岳と聖岳 3日目

真っ暗な聖岳小屋から登山開始

4:20

9月になって日が短くなったと痛感するテン場の朝。

真っ暗な中、出発です。

ちなみに聖平小屋は朝4時から売店でカレーメシを食べさせてもらうことかできるよ。

※念の為、事前に確認してくださいな。

 

ヘッデン歩行していると空が少し明るくなってきた。

 

 

薊畑(あざみばた)というポイントに着いたらザックをデポるのが聖岳の定石。

ザックの中からテントやシュラフを出してデポるけど熊が来ないように食べ物を残さないことだけ気をつける。

 

夜明けぜよ

手袋を持ってきて良かったなと思いながら、身軽になった体で登っているとマジックアワーが始まる。

 

 

薄暗い中でも分かる、

雲一つない快晴だ。

 

 

 

富士山が見えた。

昼から雨予報だからこの天気も今だけのはず。

富士山が見えるうちに山頂に立てたらラッキーだな。

 

 

聖なる山の夜明けぜよ。

朝の冷えた空気感が神聖さを倍増させる。

 

また今日も新しい1日が始まる。

朝は苦手だけど、この時間が絶景だと分かっているからなんとか頑張れる。

 

 

おはよう。

振り返れば昨日までの2日間で歩いた光岳から上河内岳までの山脈が続く。

自分にしてはよく頑張った。

 

小聖岳から本格的な登り

ちょうどモルゲンタイムを迎えたタイミングで小聖岳に到着。

ここまでは涼しい中を歩けたから疲労感ゼロ。

 

 

これから歩くところを俯瞰して眺めると、あんな怖そうなところを通過するのね。

 

 

前聖岳のピークを見上げるとそれはもうさすがの貫禄で、自転車に空気を入れただけで腕が使い物にならなくなるおっさんが登れる山とはとても思えないほどにデカい。

 

光岳の美しい森も良かったけど、やはり聖岳も伊達じゃないな。

 

遠目に見えた怖そうなポイントはいざ通過するとそれほど怖くはなくて一安心だ。

雪もないし強風でもないし、足場がしっかりしてれば大丈夫。

 

 

前聖岳のピークは見える距離なのに、実際にははるか遠い。

YAMAPで現在の標高を確認するとまだ350m近く登らなきゃいけないから、自分はこういう時、あと高尾山一つ分を登ると換算する。

どんなに元気な時でも、自分には高尾山すらハイペースで歩き続ける体力なんてないわけで、ゆっくり行こうって気になる。

 

モルゲンコーラ。

 

 

左を向くと影聖岳ができてる。

おそろしくデカいわ。

 

 

イワツメクサ。

どこかの山小屋で自信満々にシロツメクサと間違えてた中年オヤジがいたな。

 

前方を歩くハイカーがみるみる近づいてくる。

ペースは上げず、それでも足を止めなければ自ずと良いペースになる。

 

この景色が変わらない中をただ登り続ける。

高尾山ならまだ景色の変化があるけど、森林限界を越えると基本殺風景。

 

振り返って、俺頑張ってるなーと実感するぐらいしかない。

 

 

標高差あと50m。

実はこのときは聖岳の本ピークは奥聖岳だと勘違いしてたから、前聖岳はただの通過点だと思ってたんだよね。

 

そんなわけで、着いてみて驚いた。

 

3,000m峰制覇

うっそマジー?

着いちゃったよ、聖岳!

 

いつも登りで苦しい時は、目の前に見えるピークはニセだ!本ピークはまだまだ先だぞ!って考えるようにしてるけど、まさかほんとに本ピークだったなんて、拍子抜けするじゃないか。

 

「でもここ、悲しいけど山頂なのよね。」

と、毎度のスレッガー調でつぶやく。

 

紛れもなく前聖岳が本ピークだから反対側の景色がどーん。

3,000m峰がずらり。

手前の大きなピークは赤石岳。

左の奥に薄っすら見えるピークは仙丈ヶ岳。

赤石岳はさすがに大き過ぎて、その裏にあるはずの荒川三山と塩見岳をぜんぶ隠す。くそー。

 

 

仙丈ヶ岳をアップで。

仙丈ヶ岳ってもう10年ぐらい前に登ったっきりだけど、すごく良い山だったから鮮明に覚えている。

 

影聖岳。

麓に平野が広がる富士山とは違って、でこぼこ斜面だからそれなりにぐちゃぐちゃ。

 

 

2泊3日で歩いてきた光岳からここまでの道のりがぜんぶ見渡せる。

ほんと山深いところだよ。

 

 

今日は暑くなるから大気の上昇も早いし、まだ朝だけど富士山が見られるのもそろそろ限界っぽい。

 

聖岳完全コンプリート

さて、せっかくだから本ピークだと思い込んでいた奥聖岳へも行ってみよう。

 

YouTubeやYAMAPを見ると、

「奥聖岳まで行きたかったんですけどね、今日はもう時間がないのでやめておきます」

と言って歩かない人のなんと多いことか。

 

ふっ。片腹痛い。

 

言い訳すな!バテた己をネタにしないでどうする!

 

と言ってやりたい。

 

 

奥聖岳を本ピークだと勘違いしてた方が、時間も気持ちにも余裕が生まれて、あそこまで足を伸ばしてみようって気になるからむしろ良かったかもしれない。てへっ。

 

でも悲しいけど、チングルマの綿毛が風になびく姿を撮ろうとちょっとかがむだけで体ガチガチ野郎の自分には辛い。

 

 

すぐ着くかと思いきや、これがなかなか着かない。

 

 

これは・・

あの伝説の汚吐古(男)「バテ田バテ男」の登場があるかもしれない。

「バテたぜぇ~意外と遠かったやん。。」

 

よっ!待ってましたバテ男!

 

 

さーて、アンコールに応えて、

いっちょやりまっか。

バテ田バテ男による「イモムシ脱皮ダンス」でゴザルー!

 

光岳でお披露目したこの振り付け、まさにイモムシが電灯に群がる蛾になろうとする姿を見事に再現した会心作だ。

 

ちなみに山頂には自分と同じズボンを履いたおじさんがいたし、だいぶ恥ずかしかったやん。

 

あぁ、疲れた。

大気の層がくっきり見える。

 

 

でもすべてが報われる爽快な空。

これだけ快晴の下奥聖岳で踊れたし、これ以上ない完ぺきなコンプリートだ。

 

 

前聖岳からコースタイム20分の距離だからね、見える景色なんてそう大きく変わる訳ではないんだよ。

しいて言えばこの角度から前聖岳が見られるのは奥聖岳まで歩いた人だけの特権。

 

 

誰もいなくなった奥聖岳を堪能したら前聖岳に戻る。

途中岩場があるから慎重に。どっこいしょーいち、よっこらせーの助。

 

 

気分が良いから、ケルンに岩を積み上げる。

 

 

宇宙から見なくても、地球は青かったのね。

 

 

南アルプスの末端まで、緑は溶けて青く染まる。

 

 

ズームにして、真ん中の赤い点が聖平小屋。探せないほどの高度感。

 

 

右手側の景色は知らない山ばかり。

兎岳とかかな。

 

はい、前聖岳に戻ってきたよ。

切り株プレートでつくったこの山頂標識が聖岳らしくて個人的には気に入っている。

こういう伝統はずっと残してほしいけど、赤石岳みたいに立派な標柱に変わっていくんだろうね。

 

標高差2300mのゲッザーーーン

さーて、現在標高3.013m。

覚悟しいや!

標高700mの芝沢ゲートまで単純標高差2.300mの地獄の下山が始まる。

ちなみに累計だと2.700mも下ったからね、日帰り黒戸尾根(甲斐駒ヶ岳)を思い出す長さだったよ…。

 

 

登りではあれほど長く感じたというのによぉ〜、下り始めるとあっという間じゃないか。

 

 

ちょっと危険なところが見えてきた。

ザレてるから下りの方が怖い。

 

 

自分の影に思いっきり手を振る。

慎重にならなきゃ!

 

 

はい、そろりそろり。

 

朝のモルゲン聖岳は感動する美しさだったけどね、こんな風にいたって普通の聖岳の写真も大事な1枚なわけよ。

ガスって見られなくなることもたくさんあるからね。

 

昨日、光岳から聖平小屋まで抜きつ抜かれつしたお方は、昨日のうちに夕方のガスの中を強行して登ってたからね。

まあこの快晴を見たら今日も登ってるかもだけど。

 

 

どこまでも続く下り。

ハイマツ帯が続く森林限界が、首に猛烈な日差しをプレゼンツ。オーマイガ。

 

ちなみに思い出したけど、聖岳は国内では最南端の3,000m峰だそうです。

 

日焼けがしんどかったから、やっと出てきた木陰に癒される。

同時に森林限界が終わって寂しくもあるんだけどね。

 

 

朝のうちは暗くて分からなかったけど、森林限界境界の森は山好きにはたまらないほどとてもきれいだ。

 

 

デポした薊畑まで戻ってきて、とりあえず腹ごしらえ。

山小屋定番の賞味期限が長いコモパン

コモパンはパネトーネ種という水分の少ない酵母を使っているため、微生物の発生を抑えられ長期保存が可能なんだそうだ。

これまで何度もお世話になってるんでね、気になって調べてみました。

 

みんな立ち入り禁止とされるロープの内側にデポしている。

登山道ふさいじゃうからだけど、あんな奥まで置くかね。。

自分なら立ちションされてそうなエリアで嫌だけど(笑)

 

 

上河内岳から間ノ岳までの森林は十山㈱が管理しているとのこと。

ふむふむ、この会社、調べてみれば東海フォレストのグループ会社じゃないかっ!!(鼻血)

 

あの畑薙ダムから椹島までバスを運行してたり、荒川小屋や赤石小屋を管理運営している知る人ぞ知る会社ね。

さすが、登山者への貢献度高過ぎ晋作。

 

 

では、重たいザックを背負って下山再開。

 

 

なんていうキクだろうか。

白い花はGoogleすら悩ませる。

 

うへー(辟易)。。

自分がイメージする南アルプスや八ヶ岳の森ってこういう密度の高いシラビソの森なんだけどね、さすがに息が詰まる。

光岳の森はなんというか、もっと開放的でのびのびとしていた。ほんときれいだったなぁ。

 

セリバシオガマ。

これは3日間を通じてたくさん咲いてたよ。

 

累積で2700mを下るというのに、見どころはほぼない。

この先、シラビソからブナや楓の森に植生か変わるタイミングが唯一の楽しみだなぁと思いながら、ただ黙々と下る。

 

 

苔平というポイントに到着。

休憩はしないけど、こういう区切りがあるのが有難い。

 

 

倒木の上に乗ってしまい派手に滑った。

転ぶ直前「あ、この足の着き方は滑るだろうな」と思いながら、でも疲れてて態勢を立て直せず、案の定滑った。

 

鬼畜な下りはまだまだ続く。

 

ようやく植生が徐々に変わり始めた様だ。

もう1000m以上標高を下げたからね。

 

 

杉の巨木も混ざる。

 

 

汗かきのサルノコシカケ。なんか汚い。

 

日焼けしたサルノコシカケ。

 

だれか助けてください、もう疲れました。

 

イラモミの大木というポイントでさすがに疲れ、張り出した根っこに腰を掛けた。

 

迂闊だった。

 

このイラモミという巨木は、樹液が半端ない。なんと根っこからもベトベトの松ヤニの様な物を分泌しているのだ。

 

座ったら最後。

 

ズボンベタベタになるでしかし。

 

疲れ果てて、やっと座れたというのに、なんという仕打ちだ。

 

その後もベタベタになったズボンで、グダグダな下山は続き、ようやく樹林の隙間から下を流れる沢が見えた。

ズームしてこの距離感(汗)

低山なら山頂からの景色と言っていいのに、もう少しだと思える悲しさ。

 

 

こういうときは甘いものに限る。

「特大吉」のハイチュウでな!

 

 

あともう少しだなんて思ってしまったがために、やたら長く感じる。

「もうすぐ」はキング禁句なのだ。

ただひたすらフォーリンダウン。

 

廃墟化した小屋がでてきたけど、人工物がでてきて安心した。

 

そしてこの先には聖岳名物のゴンドラがあるという。

それに乗れば腕の筋力がすべて削がれるという悪魔的な噂も事前に聞いてたため、そこは沢を渡渉しようと決めていた。

 

しかし…。

 

芝沢ゲートまではるかな道のり

このゴンドラの手前でおじさんが待ってて、

現れた自分を見て開口一番、

「よかった、助かった!一人で困ってたんだよ!」

と満面の笑みで出迎えられてしまったのだ。

なんというマッチング。

 

生まれてこの方こんな歓迎のされ方をしたことのない自分は、ちょっと嬉しく感じてしまったじゃないか。

出会い系ゴンドラという悪魔に誘われたとしか思えなかったが、ふらふらとおじさんの元へ。

 

そして、一緒にワイヤーを引っ張って向こう岸からくそ重いゴンドラを手繰り寄せ(何度か休憩を挟みつつ)、

それにラブラブカップルの如く乗り込み、

代わる代わるワイヤーを引っ張って反対岸へ移動するという、まさに苦行。

 

救いはおっさんがワキガじゃなかったことぐらいか。

 

うーむ、沢を渡ろうと思ってたのにぃ!

ワイヤーを引きながら、そう何度後悔したことか。

 

事前情報通り、腕はもう上がらないし、なにより聖岳に登った時よりも汗をかいた。

 

たまらず服を脱いで沢に頭から突っ込んだ。

うーむ、これぐらいの流れなら余裕で渡れたな。

 

まあこれも出会いだろう。むしろこういうマッチングに感謝しなきゃ。

 

ゴンドラから先はほぼ平坦な道のりなんだけど、左によたつくと50m以上の崖になってるからまず命はないよ。

 

 

本日唯一のハシゴが現れる。

もう腕が上がりませぬー!

 

トンネルでヒャッハーと雄叫びを上げて遊ぶ中年オヤジがいて怖かったという方がいましたらスミマセン、

それ私です。

 

 

聖光小屋に着いた。

ここでご飯を食べてゆっくりしようか悩むけど、水を入れ替えるだけにして、先を急ぐ。

 

だって、まだ先は長いんだもん。もんもん。

 

聖光小屋のあるここは便ヶ島(たよりがしま)。

目を疑う。

 

なんと、

ななキロ!!!

 

なんと芝沢ゲートまで7キロ!

地獄の下山が終わった次はまさかの鬼畜ロード。

 

我ながら絵に描いた肩の落とし方だ。

見えない子泣きじじいに取り憑かれ、どうも最近は肩が重いなぁとぼやき、夢も希望も冒険心もどこかに忘れてきた中年オヤジを完全に表現できているじゃないか!と謎の自画自賛。

 

 

易老渡までやって来た。

初日はここから光岳登山を開始したのにもう懐かしい。

あの頃はまだ希望に目を輝かせてたな。

 

 

芝沢ゲートまでまだ5キロもあるなんて、血も涙もないじゃないか。

 

しかも昔はここまで車で来れたと聞く。

早くなんとかしてほしい。

 

 

初日歩いたことのあるところだけど、その時は寒いぐらいだったから余裕だったんだよ。

もう首が痛いぐらい日差しが強い。

お願いします、易老渡までが無理だとしてもせめてここまで車で来ることができると大変助かります。

 

今の自分の心と同じ、ポッキリだな。

 

 

着いたよ…。

ただ歩いてるだけだとさすがに飽きて、途中からスマホでボンジョビのLivin’ On A Prayerを流しながら「ウワウワウ」の伴奏を真似ながら歩いたよ。

 

振り返って

本ピークが奥聖岳だと勘違いしてる人って意外と多いと思うんだけどなー。

 

だってね、前穂高岳は?

穂高岳の本ピークは奥穂でしょ。

それに日光白根山だって奥白根山だし。

 

そんな頭でいたからね、まさか前聖岳だったとは!って感じだったよ。

同じ勘違いしてる人って意外と多いと思うなー。

 

まあでも、勘違いしてたから自然と奥聖岳まで歩こうっていうマインドで入れたのが良かった。

 

 

初日は光岳の美しい森、2日目は富士山を眺めながらの大縦走、3日目は聖岳登山。

毎日がメインディッシュみたいな3日間だった。

快晴にも恵まれたし。

 

 

手っ取り早く登りたいなら、聖光小屋でテントを張って、翌朝身軽に聖岳をピストンで登るというのも有りだと思う。

 

だけどそんなインスタント登山はもったいないのでお薦めせぬ。

 

何年待ったのかもう分からないぐらい待ったけど、超気長に待てば今回のような大当たりを引けるんだなと思えた登山になったよ。

 

でもほんと疲れたから、しばらく南アルプスは御免です(笑)

 

アクセスも大変なので。

 

ではでは

 


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