八ヶ岳の編笠山(あみがさやま)に登ってきました。
前回の入笠山から続く笠シリーズ。
略して火サス、シーズン2です。
デェ〜デェ〜デェ〜〜ン♫
とバカっぽい出だしですみません。
岸壁へと犯人を追い詰める船越英一郎を想像せずにはいられませんが、当ブログはあくまで登山ブログです。
いきなり昔話ですが、近所に玄関から部屋の奥まで本がぎっしり積まれてて、一歩間違えればゴミ屋敷みたいな感じの家がありました。
そこはおっさんの一人暮らしで、髪の毛はチリチリパーマで見た目は井上陽水をヤバくした感じ。こっちは少し警戒してるんだけどそんなのお構いなしに気さくに話しかけてくる、そんな人が住んでました。話してみると意外に紳士だったりするんだけど、今思えばきっと物書きかなんかだったんだろうな、と。
で、その人の名前がなんと船橋英一郎と言って、すげぇニアピンだったわけ。たぶんペンネームなんだろうけど。
火サスで思い出した次第です。ただ懐かしいなって話。登山とは何の因果もございません。
当ブログはあくまで登山ブログです。
ところで、この火サスシリーズを続けていくには、次は笠ヶ岳ぐらいしか選択肢はありません。笠ヶ岳は北アルプスの標高2,898mの山なので、シーズン2であえなく終了することでしょう。
あちき笠ヶ岳は無理だから博多祇園山笠にするよ!
ちなみに、なぜ今回編笠山を選んだかというと、前回登った入笠山からの八ヶ岳の眺めがほんと素晴らしくて、次はあそこだ!と無性に八ヶ岳に登りたくなった訳です。で、八ヶ岳でまだ登ったことのない山で厳冬期でも人気がありそうなのが編笠山だったという単純な理由です。
編笠山は標高2,524m。なんとか名山ではありませんが、山の形は本当に綺麗でまさに笠。とても特徴があって見ても楽しい山です。
標高差は1,200m近いから男体山とほぼ同じぐらい。なので入門的な山だと思って登るとダメです。同じ八ヶ岳の天狗岳より難易度は上だと思います。
積雪量も多くコースタイムも長いため気は抜けません。が、山頂からの権現岳や赤岳などの八ヶ岳オールスターズの雄大さには感動すること間違いありません。眺望の良さでも天狗をはるかに超えます。
登ってる最中は背後に南アルプス、特に甲斐駒ヶ岳が目の前に感じられるぐらい近い。次は南アルプスに登りたい!と登頂意欲が掻き立てられることでしょう。森林限界を越えてからの富士山の眺めも素晴らしかったです。
笠シリーズシーズン2のはじまりです。
でぇ~でぇ~でぇ~~ん🎵
■アクセス方法
・富士見高原リゾートのスキー場駐車場の少し上に行ったところ、ゴルフコース寄りの駐車場。
・駐車場は無料。トイレはスキー場駐車場にしかありません。
・アクセスは、こちらをご参照ください
■ルートとコースタイム
■2018年2月4日 ※カッコ内は標準コースタイム
富士見高原駐車場⇒(35分)⇒五叉路分岐⇒(180分)⇒山頂⇒(160分)⇒五叉路分岐⇒(35分)⇒駐車場
標準コースタイム:6時間50分(休憩含まず)
2/4 富士見高原リゾート~編笠山(ピストン)
活動距離:9.5km
高低差:1,251m
累積標高上り/下り:1,342m/1,342m
消費カロリー:3,066kcal(目安 身長180cm/73kg 男性)
はじまり
コンビニのコーヒーを買って、持ち歩いてる人をよく街中で見かけますが、自分は完全に波に乗り遅れた内の1人です。そしてつい最近、やっとコーヒーの買い方を覚えました。
いや、マジでみんなが買う理由分かったわ。香り良し!味よし!価格はワンコイン!
自分と同じ様に今更誰にも聞けないと言って1人で閉じこもってる人がいたらそれはもうやめよう。
ちょっと前の自分から卒業するんだ!悩んでないでさあ店員に言ってみろ!
「コーヒーのレギュラー1つ下しゃい!」
トライする姿はカッコいいよ!
コンビニコーヒー買えない人を後押しする日本で唯一の登山ブログを目指す、やっほっほ亭です。
なんの話だったか忘れました。そう登山ブログです。
編笠山の登山口がある富士見高原ゴルフ場に向かう途中、セブンイレブンでコーヒーをすすりながら甲斐駒ヶ岳を眺めました。うっとりだぜ。。
富士見ゴルフ場にある登山口駐車場に着きました。
ここからも甲斐駒ヶ岳が異彩を放ってます。厳冬期のあいつに登りたい。。またも危険な考えがよぎります。3千メートルない山だけど、改めてすごいなと惚れ惚れします。
ここの駐車場ですが、一昨日大雪が降ったばかりですがスキー客とゴルフ客も来るため道は見事に除雪されてましたのでご安心下さい。
編笠山登山開始です。
駐車場から上の林道は凍結でガチガチです。
先日登った入笠山とは違い、ガチな登山の始まりです。
デェ〜デェ〜デェ〜〜ン
編笠山の山頂が見えました。
遠っ!!
絶望的に遠く感じました。
林道からすでにスノーシューの足跡がありましたが、それぐらい雪は豊富です。
各馬ゲートイン。本日は重馬場です。
今更ですが富士見高原登山口が出てきました。てっきり登山開始してると思ってました。
登山口を過ぎるとすぐに5叉路分岐なるポイントがでてきますが、見たところ三叉路ですが、それはともかく、ここで西岳方面と編笠山方面で分かれます。
もしコースタイムが甘めに設定されてて、山頂に着いて時間に余裕があるようなら西岳を周回して戻ってきても良いなぁとこの時は考えてました。まったく甘い考えだす。
山頂まで3時間50分と標識で教えてくれるのはすごく有難いんだけど、この先新旧の道標が入り混じってて残り時間の表記が増えたりして軽く戸惑います。
デェ〜デェ〜デェ〜〜ン
これを秀麗と言うんでしょうね。
どうやったらあんな美味しそうな形になるのか、ほんと不思議です。
久しぶりの八ヶ岳の森。
無雪期の苔むした感じも好きですが、冬のよく晴れた日に木漏れ日を浴びながらブナの原生林を歩くのが気持ちいいです。
初めのうちは緩い斜面がしばらく続き、途中から一気に急坂に変わります。なので、ここら辺は足を温存させましょう。
秘境 盃流しなるスポットに着きました。
下戸の自分にとってあまり興味をそそられないポイントです。下山で時間があれば立ち寄ってみます。
まだまだ緩い斜面が続きます。
落葉樹の森を歩いてるうちは日差しをもろに受けます。雪に反射して紫外線量は夏の2倍。乗鞍岳で雪目になって以来それが怖くてサングラスかゴーグルは必ずかける様にしてます。
長かった緩斜面が終わりました。
突然急坂に切り替わるから、そのタイミングでアイゼンを装着します。
滑落しそうなところはないからチェーンでも大丈夫だと思いますが、なるべくなら前爪がある方が良いです。
写真じゃ伝わりにくいんですよね、急坂って。
のんびりペースでえっちら登ります。
標高が上がってくるとブナからシラビソの森に変わりました。
どんどん登ります。この日はいつもペースの早い同行者が珍しくバテ気味だったのでのんびりペースで登ります。別に急いでないので全然オッケーですが、西岳はやめておこうと思いました。
ほわちゃー!!
こんな遊びを合間合間に挟みながらのんびり楽しみます。
毎度、とにかく晴れにこだわって登ってます。
冬は太平洋側の気候の影響を強く受ける八ヶ岳は晴天率が高く、本当にこの山域は有難い存在。北アルプスにも行きたいんだけど、どうしても日本海側は風が強いし、曇ったらすぐ雪が散らつくからなかなかタイミングが難しいです。
八ヶ岳の樹林帯はやっぱり長いです。
やっとところどころ空が垣間見える様になってきました。
雪に埋もれてるけど、たぶんここら辺から少しずつハイマツが混じり始めて森林限界に近づいてきてるんだと思います。
シャクナゲです。そういえばシャクナゲ公園って道標に書いてあったな。
振り返ると南アルプスの絶景。一番背が高くて真っ白なのは仙丈ヶ岳。その左側に見えるピークが甲斐駒ヶ岳です。
森林限界に突入しますぜ。
ファイナルカウントダウン開始。
と同時にゴォーっと風の音。
八ヶ岳の前衛に位置する編笠山は、甲府盆地を南アルプスと挟む様にそびえてるからまさに風の通り道に面してます。
晴れてるとはいえ厳冬期の八ヶ岳らしい厳しさがありました。
「頑張って!」の標識が見えますが、残り20分になってからが長く感じます。
振り返れば富士山!
デェ〜デェ〜デェ〜〜ン
やっぱ見えるとテンション上がるわ。
ここからは応援メッセージのオンパレード。
「最後だダッシュ!!」
いやいや、そりゃ無理よ(笑)
横殴りの風が俺の鼻水を真横に吹き飛ばす。隣に誰もいなくて良かったよ!
「もうそこだ!!」
頑張るよ。風強いし最後はかなりの急坂でしんどい!
こんなガチな雪山でもひらひらスカートで登る山ガールの意地を見ました。
山頂です。
山頂からの八ヶ岳オールスターズのあまりの素晴らしい眺めに、我泣きぬれて蟹とたわむる。
目の前に見える権現岳。とにかくコイツがでかくてかっこよかった。左の奥には赤岳。ここは日本か?と疑ってしまうスケールです。
今日のお昼はこれ、福岡市民で知らない人はいない「マンハッタン」。
サクサク感がウケてる定番のおやつですが、凍りついたそれはガチガチ感だけでした。
釜無川はハドソン川だったのか。。
マンハッタンを口の中で解かしながらそんなくだらないことを考える。
甲府盆地から駆け上がるようにそびえ立つ南アルプスはまさに壁です。ここを道路や鉄道を貫通させるのは永遠に不可能だなと思えるスケールは圧巻です。
寒くなってきたので節分バージョンのバラクラバを装着してそろそろ下山します。
時間があれば西岳にも寄るなんて考えはとうの昔に捨て去ったわ。
急坂って写真だと伝わりにくいのですが、それでもいかに急なのかが分かりますね。
登りがしんどかったのも無理ないか。
下りで息を吹き返した同行者が猛烈なスピードで下っていく。さすがっす。置いてかれて我泣きぬれて蟹とたわむる。
登りの時に気になってた盃流しにも立ち寄ってみました。
ご覧の通り曲水と彫られた大きな岩があるだけでコメントが難しいな。。
雪深くて見えないけど盃を流していたと言われる小川が流れてます。
秘境らしいのですが、駐車場からここまでならさほど登らないから簡単に来れると思います。ぜひどうぞ~。
厳冬期の八ヶ岳ですが、樹林帯は風がないし、穏やかな冬の森を楽しめます。下山はのんびりムードです。
下山後は蕎麦どら焼きイチゴ味。
減量中ですが、丸飲みです。
振り返って
南岸低気圧の影響で大量の降雪があった直後だったこともあり、駐車場の少し上の林道から雪が豊富。駐車場近くまで雪が多いと下山し終わってからアイゼンがドロドロにならなくて助かります。
さて、編笠山ですが、独立峰みたいにそびえてるため山頂めがけてズドーンと一気に登りつめていく感じがいかにも山登りしてる!って感じで楽しかったです。
それと散々書きましたが、眺望の良さは太鼓判。とにかく良かったです。
緩斜面がだらだらと続いてから、怒濤の急坂に切り替わるというメリハリも個人的には良かったです。
アップダウンを繰り返す山はやっぱりしんどいですからね。この山は標高差はあるけどとても登りやすかった。
平昌オリンピックが開幕しました。
やはり日本人が強い種目は興味がない種目であっても見てて楽しいです。フィギュアとか。
スノーボードのハーフパイプやスキーモーグルみたいな花形種目は普段からW杯の結果をスポーツニュースで知る機会が多く、動きも派手なので見てて面白いです。そして地味なスポーツのくせによく話題に上がるのがカーリングだと思います。
なぜかカーリングはスポーツ人口も少ないのに注目度は高いのか、ほんと謎です。
近くにカーリングの熱烈ファンっていますか? ⇒NO
カーリングのルールを説明できる人、身近にいますか? ⇒NO
そもそもあれはスポーツなのか?
先日、海外のカーリング選手がドーピングで引っかかりました。
日本の選手がインタビューで、「明日はオフなのでしっかり体を休ませたい」と言ってました。
こういうのを聞くと、どうやらスポーツらしいぞと思えてきます。
きっと自分の知らない魅力があるんだろうということで、今大会はカーリングを追いかけてみることにしました!
まずはカーリングのルールを覚える。
・・・知れば知るほど地味だ!
ペタンクと掃除を掛け合わせたようなゲーム。ペタンクって分かりますか?鉄球を的に向かって投げて点数を稼ぐゲームで、土日の公園なんかでたまに老人がやってるやつ。知りませんよね。
で、次に選手の名前を覚える。ふむ、女子で精一杯。
男子の名前は4年後に覚えよう。どうせ選手も振り出しに戻ることでしょうから。
というわけで予備知識を蓄え試合を見てみました。
・・・・。
つまらん!見てらんない!
ボブスレーは氷上のエフワン。はい、スポーツって感じします。
アイスホッケーは氷上の格闘技。うんうん、スポーツでしょう。
カーリングは氷上のチェスと呼ばれてるらしいです( ̄▽ ̄;)
チェス?
スポーツやないやん。
1人でカーリング熱が高まり、急速に冷え切った平昌オリンピックでした。
ではでは