【長野】湯ノ丸山と烏帽子岳(後編) レンゲツツジ最&高! 猛暑の山をメルヘンに染める旅

【長野】湯ノ丸山と烏帽子岳(後編) レンゲツツジ最&高! 猛暑の山をメルヘンに染める旅

報道ステーションの日本野球の切り取り方がエグ過ぎる問題。

 

いきなり9回から始まって「山川のホームランで勝ち越し、ホークスが2連勝」。

おいおい。。

「日本ハムは伊藤大海の好投で7回無失点、連勝です」。

おいおいおい。。

 

もうね、切り取りとごろか、切り刻みスポーツニュースですから!みじん切り!!

 

熱盛り!ってさ、掛け声ばかり立派だけど、内容はとんでもなくチープ。

小盛りほども盛ってない。

 

熱盛りはやめて、「試食いかがっスか〜!」とか「半額でーす」に変えてほしいわ。

 

すみません、野球ファンの戯言です。

 

あー、癒やされにどこか行きたいなぁ。

そんなわけで、やって来たここは湯の丸山と烏帽子岳。

 

トレイル沿いに咲くレンゲツツジに癒される縦走登山の後編です。

 

 

↓前編はこちら

【長野】湯ノ丸山のレンゲツツジ(前編) 5キロ太っても大丈夫! 散歩気分で歩ける2000mの花の名山

烏帽子岳へ向けて移動

実は今日歩くコースがきちんと頭に入ってなくてね、烏帽子岳に登った後は再び湯ノ丸山に登り返すもんだとばかり思っていたから、この夏激太りのおっさんはこの延々と続く下り坂にかなりビビっている。

 

 

やべぇ、まだ下りやがるぜぇ。腹もたぷたぷだぜぇ。

YAMAPに上がってた膨大なレコを思い出し、このエグい登り返しをみんなよく歩くよなぁと感心しきり。

ムリかも…引き返そうかな?って何度も思ったもんね。

 

 

イワカガミ。

 

 

シロバナヘビイチゴ。

 

 

あぁ…

湯ノ丸山の山頂からは低く見えた烏帽子岳があんなに高くなってしもた。

下りすぎじゃね?

 

分岐が見えた。

でね、ここで初めてここの分岐から湯の丸スキー場に戻れるってことを知ったんだよー、いやぁ取越苦労でほんとよかったよー!(心底うれしい)

 

そんな喜びを爆発させてドタドタしたおっさんを見かけたという方、それは確実に私です。

 

そして鞍部に到着。

この辺は希少なミヤマシロチョウやミヤマモンキチョウの生息地なんだそうです。

花も虫もミヤマなんとかっていう名が多過ぎて覚えられないっつーの。

 

今日は楽々登山にしようと思ってたからね、湯ノ丸山に登り返さないことが分かってからかなり浮かれている。ああ良かった良かった。

烏帽子岳は無気力で登ってやる。

 

なんか久しぶりに見たな、ギンリョウソウ。

 

 

湯ノ丸山と同じで、標高がすでに高いから樹林帯の背も低い。

いつでも森林限界になってやるぜって感じ。

 

 

ちょっと登れば景色が開ける。

 

登山道はレンゲツツジでいっぱい

ミヤマキンポウゲ。

 

意外だったけど、湯ノ丸山より烏帽子岳の方がトレイル沿いに咲くレンゲツツジの数が多くて実に華やかなのだ。

 

 

ズミの花も終盤かな。

 

日当たりの良いトレイルをところどころレンゲツツジが彩るわけだけど、この先はもっと群生が増えてくる。

 

眺めが最&高。なんだよ「&」って。

こないだ見かけたどん兵衛にも「最&強」って書いてあったし。

満&腹だぜ。

 

 

さあどうだ。

季節が変われば景色だってまったく変わる。

花の旬にブチ当たった時の登山は、一生の宝物になるよ。

 

烏帽子岳の登山が予想をはるかに上回ってエモいというのもあって、会心のキモい笑みを浮かべて登っている。

 

濃い緑と濃い朱色。

夏の緑の濃さがコントラスト高めの風景を作り出して目が覚める美しさ。

冬山の風景も綺麗だけど、やはり緑を感じられる季節の方が圧倒的に好きだな。

 

山頂が近付いてきた。

実はこれは小烏帽子で、本ピークはこの奥にあるんだけどね。

 

 

稜線に出ちゃえば草原と、剃り残しのヒゲみたいに生えるシラビソのみでほぼ森林限界。

 

 

この岩場を越えれば山頂だ。

無気力で登ってやるぜー

 

 

小烏帽子岳だってさー。

まあよくある偽ビークにもちゃんとした名前がついてるだけ親切だな。

 

本ピークはあちら。

写真で見るほどの距離はなくて、10分ほど歩けば着いちゃうよ。

 

稜線にもレンゲツツジ。

 

 

指先がしびれると言って座り込んでいる女性がいて仲間が水を飲ませてたよ。

どうやら熱中症みたいです。

バンテリンドーム(西武ドーム)で西武のエース今井が熱中症で4回に緊急降板したけど、アスリートでさえ突然やって襲ってくるわけです。

きょわいよ。

ちなみにバンテリンドームは毎年熱中症になる選手が何人かでるという空調設備無しの殺人ドーム。

夏はサウナ、冬は冷蔵庫。

渡辺美里だって汗だくです。

 

そんな今井をディスったお笑い芸人が炎上してるんだけど、それを見て思うわけです。

ザマミロ。お前が投げてみろと。

 

ミヤマヤナギ。

 

烏帽子岳山頂

やっと烏帽子岳の山頂を踏むことができたよ。

 

 

下に見えるのは上田市の街並みかな。

 

とにかく腹減ったから先に飯じゃい!

 

ローソンの50%増量キャンペーン、激しく応援してますっ!!

お願い、ずっと続けておくれー!

 

食後のハイチュウおみくじはハイパー大吉。

ハイチュウはアメリカで大人気らしいです。美味さに気付くの40年遅いよ。

 

浅間山は半分雲に隠れてるけどなんとか確認できる。

 

 

この山域にはカモシカがいるはずなんだけど、しばらく目を凝らしても探せなかったよ。

そう言えば自分が子供の頃、千葉県君津の山に虎が3頭ほど逃げるという大騒動があったな。

熊でも怖いのに、虎がでてきたらどうすりゃいいのよ。

 

 

小烏帽子岳方面の清々しい景色。

 

上田市の風景もぐいっと明るめの設定にしてメルヘンにしてやるー!

 

あの雲の中は四阿山かな。

四阿山も冬にしか歩いたことがないからね、春に登ったらきっと湯ノ丸山みたいな感動的な風景が広がっていることでしょう。

パワハラに傷付いた時のために取っておきたい。

 

さーて、下山するよっ!

 

湯の丸スキー場へ向けて下山

下山もお花見は続く。

ウラジロヨウラク。

 

岩の上でジャンプしてみたら10cmしか飛び上がれなかった己の跳躍力の無さに泣けた。

老いたにも程がある。

体重も絶賛増加中。

 

ミヤマハンショウヅル。

エイリアンが口を開けてるみたいで気持ち悪い。

 

アヤメ。

 

下山の風景は別腹です。

湯ノ丸山より烏帽子岳の方が風景、植生、展開、山としての楽しみが多いな。

 

ハクサンチドリ。

 

手前を左に折れるのが正規ルートだけど、この先まで行ってみたくなる風景が広がっている。

ちょっと行ってみようかな。

 

 

しかしここから先は通行止めのロープが張られてて行けなかった。

ふむぅ。

 

標高を下げるにつれレンゲツツジの数も減ってきた。

そろそろ見納めかな。

 

夏の緑の濃さ。

嬬恋村あたりは今でもエアコン無しでなんとか過ごせるのかな。

 

分岐から一気にスキー場方面へ。

途中20名近いパーティーがいて、そののんびりペースに行き詰まっていた外国人の女性がいたんだけど、その更に後方から、抜かせてくださ〜い!と大きな声でお願いしました。

リーダーが後ろにいない大パーティーほど厄介なものはないよ、ほんと。

 

突然広大な広場に出たら、ここが湯ノ丸キャンプ場。

 

 

 

こんなところにオートキャンプ場があったんだな。

いやぁ、ほんと天国みたいなところ。

すぐ近くに温泉もあるしね。

 

ぬわんとテレワーク施設まである。

キャンプしながら自宅で仕事してる風を装うことができちゃうのだ!

 

キャンプ場からスキー場までは林道で1本。

湯ノ丸山に登り返さないって最&高だよ。

 

 

下山後のソフトクリームを買い求める客が大勢いる中で、価格を見て己だけ踵を返す。

スーパーでアイス買おっと。

450円だよ?ボンビーなめんな。

 

あー楽しかった。

累積で650mほどしか登らなかったし、これぐらいが自分にはちょうど良いのかな。

 

 

振り返って

湯ノ丸山のつつじ平と烏帽子岳、ぜひ6月下旬に訪問してほしい!

ホークスの山本恵大と湯ノ丸山は激しく推しときます!

 

さてさて、まず出だしですが、割とのんびり朝の9時に湯ノ丸山スキー場に着いたんだけど、なんとか駐車場に止めることができたよ。

スキー場の駐車場だから余裕でしょ、と思ってたけど、けっこうぎりぎりでビビった。

つつじ祭りの前日だったからまだ良かったけど、当日だったらアウトだったかもです。

それと熱中症対策で日傘、それと大量の水分が必要ですね。

熱中症でへたり込んでた女性は可哀想だったな。トイレを控えようと水分摂取を抑えたのかもね。

なんにしても危険な暑さなので、ファン付きベストとかもどんどん取り入れた方が良さそうです。

モンベルの空調ベストはもう売り切れだけどね。

ではでは

 


登山カテゴリの最新記事