ブログのデザインを変更しました

立花山と三日月山 登山 巨大クスノキと逆立ちの峰

立花山と三日月山 登山 巨大クスノキと逆立ちの峰

立花山三日月山を縦走してきました。

 

立花山は福岡市東区、新宮町、久山町にまたがる山で、標高は367m、九州百名山です。隣接する三日月山は標高272mで、この低い山が並ぶ姿はなんとも愛嬌があります。

福岡市街を見下ろす位置にそびえるため、低山とは言え空気が澄んだ日は遠く西区の海岸からもその姿を確認することができます。

逆に霞んで見えない日は、今日はPM2.5か黄砂の量が多いんだなと、環境の汚染度を知るバロメーターになります。
ちなみにこの日は過去に例がないほど大量の黄砂が飛来!!

ニュースにもなったし、九州だけじゃなく関東にも黄砂飛来と話題になりました。当然、西区の海からはまったく立花山の姿は確認できません。

そんな最悪なタイミングでしたが、ひょんな事から登りに行くこととなりました。

我が子たちの熾烈な兄弟喧嘩に辟易し、外に出て気分を変えさせようと次男を連れ出した次第です。森林浴すれば機嫌なんてすぐ良くなるよっ!って感じです。

本来なら山頂からの眺望は福岡の街並みや金印が見つかった志賀島などの大展望が広がり、市民の憩いの場として賑わうところ。。

まあ、、それでも人は多かったけど。。空気が澄んでたらもっと賑わってたと思う。

 

立花山の歴史は古く、貿易拠点の博多を抑えるための軍事的拠点として鎌倉時代に立花城が築城されて以降、1600年に黒田官兵衛が九州にやってくるまで覇権争いの場として戦が繰り返されたそうです。

その頃の石垣も残ってて今や見どころの1つ。また、立花山のクスノキは樹齢300年を超え、特別天然記念物にも指定されてます。

今回は車でやって来ましたが、バスでも来ることができるアクセスの良さも人気の理由。

下山後は世界文化遺産への登録が決まった宗像に立ち寄ってみるのも良いですね。

 

いざっ

 

 

 

アクセス方法

・立花登山口へのアクセスは、こちら
・立花登山者駐車場の住所:福岡県糟屋郡新宮町立花口1355

■ルート

 

■全行程スケジュール 

2017年5月7日

12:30 立花登山口駐車場 ⇒ 12:45 立花登山口 ⇒ 13:20 立花山山頂 ~昼食~ ⇒ 13:45 三日月山へ移動開始 ⇒ 14:10 三日月山山頂 ⇒ 15:10 立花登山口 下山完了

 

 

登山開始

 

立花登山口駐車場に着きました。ここまで来るのに軽く迷いました。

梅岳寺をナビにセット。そのすぐ近くに登山者用駐車場があると思ってたらなかったです。梅岳寺を過ぎて県道を3~400メートル先に行くと右手に駐車場への案内標識がでてきます。

 

 

今日は兄弟喧嘩をする二人を引き離すため、

「公園にでも行こっか?」

と次男坊を連れ出しました。

「山じゃないよね?」と警戒する我が子。

「もちろん、ろんろん!」

連れ出してしまえばこっちのもんです。

 

到着するなり

「山やし!!もぉー山やし!!」

と怒る次男坊をなだめながら登山開始です。

 

こんな綺麗なトイレも完備されてます。さすが人気の山です。

トイレは大丈夫と言い張る子供をなだめながらトイレに行かせました。なだめまくりー

 

近くの飲食店がこんな看板を置いてました。

無理せず気をつけて行ってらっしゃいませ、だそうです。

ふむふむ。行ってきます。小遣いないから寄れないけど、行ってきます!

 

「く、臭ぇ!!」

強烈な臭いが鼻をつんざく。

飼料を作ってるところみたいです。ここの前は走って通りすぎました。

 

立花山登山口に到着しました。

この時点で標高は約100m。山頂が367mだから270mしか登らない。三日月山も縦走するとヤマップの履歴では累積上りは570mほどになるみたいです。ホンマかいな。

 

地図がありました。クスノキ群生林や石垣とか見所は随所にあるみたいですね。

子供の機嫌を取りつつ出発です。

 

シャクナゲのお出迎えで幕を開ける。このシャクナゲは色が綺麗ですね。ちょうど見頃を迎えたタイミング。

関東ではまだ咲いてませんがさすが九州、季節の進み方が早い。

シャクナゲは花だけ見るとツツジの仲間なだけに見分けがつきにくいのですが、葉の形や大きさが特徴的です。

 

森がきれいで登り始めからなかなか良い印象。

 

山頂までの距離表示が頻繁にでてきてくれるから目安になってありがたい。

こういう配慮が登山客を増やす理由にも繋がってるんだと思う。

 

しかし、登山口を過ぎてすぐに残り800mとはね。

立花山だけを登るのであれば大人には物足りない。小学生でも余裕です。

 

水場がありました。リサーチ不足です。ここではじめて知りました。

 

ここの水場は立花城があった頃から貴重な水源だったそうです。

川は刻々と形を変え、人の手によってダムが作られたり、今自分たちが普段の生活で飲む水には現代と過去の共通点はありませんが、ここの水源は昔から変わることなく、甲冑を着た侍やお局が飲んでいたと考えると奇妙な話に思えてきます。

 

鋭角に曲がり山頂を目指します。

山頂までは呆気ないほどすぐ着いてしまいそう。ここにあったベンチで少しだけ休みましたが、必死に登ってきたお婆ちゃんに譲りました。元気な孫に付き合って頑張ってここまで登ってきたお婆ちゃん、下山は大丈夫だろうか。。

 

今日は山頂まで一回の休憩で済みそうです。

毎回休んでばかりの我が子にイライラすることもありますが、今日は親子ともども幸せな登山です。

 

たくさん虫がいます。まさに春。

新緑が眩しく、虫や鳥が飛び回る様になることを山笑いと言います。

口に入る小バエほど不快なものはないぜよ。

 

山頂まで残り100mまできました。

よく整備されたトレイル。ここまで小さい子とたくさんすれ違いました。

 

山頂らしくなってきました。

「あ、山頂だよ!着いたよー!」

先を歩く次男坊から明るい声で報告を受ける。

 

ふー、やっぱ登り切るって気持ちいいね!!

簡単だったけどとりあえず踏破です。

背景の霞み具合ですでに黄砂の影響がひどいことが分かります。

今日は樹林帯ばかりの山を選んで正解だったわ。

 

1600年に廃城するまで幾度となく戦乱の舞台となった地という説明。

低山とは言え、甲冑を着てこの山に登るなんてね、信じられへん。

 

この説明書きと同じように我が家にも兄弟戦乱の掲示板でも立てちゃろか。

 

すぐ近くの志賀島も霞んで全然見えない。

黄砂はPM2.5などの有害物質等を含むためアレルギーを引き起こします。黄砂症といって花粉と似た症状だそうです。

海を隔てた他国の大気汚染の影響をもろに受けるんだから、地続きの国はたまらんだろうな。。

 

なんの花だろうか?

(調査中)

楽しみだった大展望は黄砂によって台無しだー!ダー!!

うー、残念な結果となってしまいましたが、まあこれも今や風物詩と思って受け入れるしかありません。

 

トムヤムラーメンが美味い。タイには2度行ったことがあって食べ物が自分に合ったし、楽しかった記憶しかありません。

サワディー カッ。

 

なんだべこりゃ

(調査中)

 

「三日月山にもちょっと寄ろうよ?」

「はあ?行かんし!!」

激しい抵抗をうけました。

「山やし!騙されたし!行かんし!!」を繰り返し聞かされても頑張ってねばりました。

「すぐ隣だからさ、行こうよ、ねえ行こうよ・・」

・・・・

「ほら!!行くよ!!!」

と歩き始めると、自分の前をほいほい歩き始める。なんだかんだ言っても山は嫌いじゃないんだろうな。

 

オナラ

 

 

おっ、スベリ台。

次男坊が目ざとく見つけました。

 

うえーーーーーい!!!

かなりいい感じにスベリます。2回やって遊びました。

 

ちょっと広いところがあったので逆立ちの練習。

そんなんじゃ山頂で立派な逆立ちができないぞ!!と意味不明なスパルタを楽しむ。

 

三日月山へはガツンと下ってからしばらく横移動。山頂直下で登りがでてきます。

 

横移動の途中にこんなコーナーがありました。

「おーい、これ貼っといて」的な(タモさん)。

立花山に咲く花を写真付きで紹介してましたが、ギンリョウソウが咲いてるなんて驚きました。

 

「おーい、ギンリョウソウ探してー!!白い草だよ!目玉の親父だよ!!」

背が低い子供の方が自分よりも見つけやすいはず!

そう思って協力を依頼。

 

上じゃねえ!!

 

山頂への登りが始まった途端にバテる次男坊。がんばれー。

三日月山は立花城があった頃は陣屋があったため陣山とよばれてたそうです。

登り返して陣屋に戻ってたなんて、たまりませんな。

 

ちょっとお休み。

 

うなだれちゃって笑っちゃうぐらいバテてるよ。ほら、山頂だ。

 

あ~広々。

立花山よりちょっと黄砂の影響が少なく感じるのは気のせいだろうか。

登山客も大勢います。

 

ギャラリー多いけど練習の成果、見せたれ!!

 

・・・。

うん、OK!!

上出来っ!!

 

低山ならではの景色。町が近い。

三日月山も立花山も急峻なヤセ尾根や岩場は一切ない。きれいな森に覆われた優しいピークです。

 

テン場みたいな山頂です。

テントを張って夜を迎え、福岡市街の夜景を眺めて夜空を見上げたらすげー気持ちいいだろうなぁ。

 

そろそろ下山します。

 

下山は立花山を巻いてクスノキの群生地に向かって歩きます。

 

これが特別天然記念物のクスノキです。さすがに大きい。たくさんありました。

 

周囲5.19m、樹高28m。

こんな感じで大きなクスノキにはサイズが表記されてます。

それぞれ樹齢はどれぐらいなんでしょうね?

 

巻道はとにかく地味。巨木のクスノキや広葉樹が見どころで、確かに気持ちはいいんだけどそろそろ飽きてきた(笑)

それにしたって次男坊の山歩きが安定しました。別に難しいところはありませんが、それでも足場に応じた体の使い方、適切な歩幅、姿勢、後ろから見てて安心感がある。

 

逆立ちしたからずっと手を洗いたいと言っていた次男坊。やっと水場に到着。

リクエストしてごめんごめん。

 

子供も成長してるなぁ~と。

体力がついてきちんと歩けるようになれば、自然を楽しめるようになるし、周りにも配慮ができる様にもなってきて、人として更に成長できると思う。

「山やし!!」

さんざん文句言われたけど、やっぱ次男坊は山に向いている。

 

 

振り返って

 

兄弟喧嘩でふさぎこんだ次男坊の気分を変えるためにやって来た立花山。

ゆっくりと山道を歩きだすと、ここが福岡市からほど近い都会とは思えないほど、森の中はひんやりとした風が心地よい。

新緑が眩しく木漏れ日も美しい。

山道を子供のペースに合わせ一歩ずつ踏みしめながら、なんとか気分を変えさせなきゃなぁ~と思う。

「下山したらさ、ご褒美にソフトクリーム食べようよ」

「ん~。アイスより僕はヨーグルトが好きなんだぁ」

あはは、ヨーグルトか~、自分にはないチョイスに軽くずっこける。

なんともうちの次男坊らしい選択だなと思うと微笑ましい。

 

下山後、スーパーに立ち寄って約束のヨーグルトを選ばせると、いつも食べてるブルガリアのプレーンヨーグルトを満足そうに持って来た。

いやいや、それじゃご褒美感ないでしょ!せっかくなんだから果物がたくさん入った贅沢なヨーグルトにしようよ!

と薦めると余計なお世話だったらしく「もぉ、悩んじゃうじゃないか!」と怒られてしまった。

 

 

 

それでもなんとかご褒美感のあるヨーグルトに選び直して家に帰ると、「美味い!!」と言って嬉しそうに一気に食べる次男坊。ご満悦そうで、とりあえず良かった。

 

歩けば確実に山頂は近づいてくる。

ハイキングに来てるおばちゃんを追い越して、山頂を目指す小さな背中に年々少しずつだけど成長を感じる。

「あ、着いたよー!」と。

先を歩く次男坊から兄弟喧嘩のことなんてすっかり忘れた元気な声が聞こえてきた。

では

 


九州カテゴリの最新記事