【新潟】巻機山登山(後編)  春と冬の風景を比較しながら楽しむ大展望の旅

【新潟】巻機山登山(後編)  春と冬の風景を比較しながら楽しむ大展望の旅

東京で週末をすごす時は、もっぱら有楽町周辺のアンテナショップをはしごして、日本全国を旅した気分になってます(笑)

超絶オススメは、沖縄のアンテナショップで、ここは揚げたてのサーターアンダギーが食べられるんだよね。

 

揚げたてのサーターアンダギーはね、ドーナツとは違うのだよ、ドーナツとは!!

(ザクとは違うのだよ、ザクとは!!風に)

 

それと北海道のソフトクリームと、岩手の「力アンパン」はあれば必ず買う。

ちなみに岩手のアンテナショップには大谷翔平の写真集が置かれてるんだけど、立ち読みされまくってボロボロ。

つか、もはやびりびり(笑)

 

新潟のアンテナショップには寄りません。

何度も新潟には来てるので。

なので新潟の山に登りに来てもね、今じゃ道の駅にすら寄らず、魚沼のスーパー「ウオロク」に寄るぐらいです。

それぐらい新潟が好きで通ってるということなんだけど。

 

新潟の皆さま、これからもたくさんお邪魔します。

 

いつも無駄話が長くてスミマセン。

残雪期巻機山の後編です。

 

※前編はこちらからご覧ください

【新潟】巻機山(前編) 北陸の春はまだまだ冬山 遅咲きの桜と大展望の登山

 

残雪の巻機山登山(後編)

山頂まであともう少しが長い

避難小屋は2階の入り口すら雪の下。

誰かが掘り起こして屋根の一部だけ露出してるけどね。

 

山頂に向けた長い長い登りが始まる。

比較できる目印がないから大した登りに見えないけど、なんとここから160mも登るわけよ。

たかだか残り160mと思うか、9合目過ぎてまだ160mも登るのかよ!と思うか。

自分は圧倒的に、猛烈に後者です。

 

 

9合目を過ぎてから高尾山の半分ほどを登るんだから、そりゃしんどい。

途中に休めるところなんてないしね、ただただ登るだけ。

 

狭い日本で、この雪原のどこでも歩きたい放題だぜ。

 

振り返ればニセ巻機山より高いところまで登ってきた。

ニセ巻機山は1,861m。

ということはあとまだ100mも残ってるってこと。泣けてくる。

 

 

やっとこさ山頂の稜線に這い上がることができた頃にはもう息も絶え絶え。

山頂とらえた。

 

稜線にでて初めて見えてくるのが越後三山。

左から八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳。

中ノ岳は標高差もあるし、距離も長いし、なかなか大変な山だったけど、総じて素晴らしい山だった。

100名山ではないからハイカーは少なかったけど、今にして思えばほんと登っといて良かった。

 

山頂どこやねん。

標柱がない山だから直前までどこがピークなのか分からない。

 

山頂からの絶景

やっと一番高いところに立ったじょ。

もう、疲れた。

だが倒れ込むことは許されない。

写真だ、写真を撮らねば。

 

ヘタなりにカメラが趣味である以上、休んでる暇はないのだ。

真ん中の尖った山は万太郎山だな。

知ってる山を言ってるだけで他の山は知らない。

 

 

そして朝日岳へと続く積雪期限定ルート。

もう4月後半だからネジぶっ飛び系エキスパートは何人か歩いてるんだろうな。

 

 

パノラマ撮影にチャレンジ。

 

今日のカメラはX100V。

スナップシューター向きのカメラと言われてるけど、軽いし映りも良いし、ズームはデジタルテレコンで70mmまでOK、接写も15cm近くまで可能だし、雪山では嬉しい防塵防滴で、誰が何と言おうと登山向きだと思う。

 

なによりカメラ自体のデザインが良いから持っててテンション上がるというのがね、一番大事だったりする。

もうこれ1台で十分だな。

 

 

ミスドがなかったからファミマのオールドファッションで我慢。

ポンデリングしか勝たんけど、売り切れだったのよ。

 

ぐびっと。

 

下山も大展望

山頂は暖かく、春らしくのんびりできるのも有り難い。

いやぁ、ずいぶん長くくつろいだな。

春の巻機山を満喫した。

 

 

下山を始めても、絶景を見ながらだからなかなか進まない。

 

 

展望の山の真骨頂。

何度登っても飽きない。

 

何も言えねぇ。

 

そしてニセ巻機山への登り返し。

何も言えねぇ。

 

さよなら、新潟の山々。

 

 

ただいまニセ巻機山。

ベテランハイカーの佇まいがいいね。

 

山ばっかりの景色。

 

そしてこれが冬に同じ角度で撮った1枚。

こうしてみるとかなり雪解けが進んでるのが分かるね。

 

ちなみに今日も割引岳はパスしました。

これだけ登ってて今日も寄らないんだからたぶん一生登らないでしょう。

 

 

ヌクビ沢コースは少し気になってるけど、最近はあまり冒険は望んでいない。

沢コースは餓鬼岳を歩いて自分の志向と合わないことがよく分かったからね。面白くない。

そんなことより絶景に出会いたいわけです。

 

 

ここからブナの森へ突入。

南アルプスより森林限界を長く楽しめるんだから、それが驚き。

 

 

腐った雪にアイゼンが効かずに何度もズルズル滑って、もういいやって感じでほぼ滑りながら下ってきたよ。

 

 

4月末の新潟はまだまだ冬と春が混ざった季節。

どちらかと言えば冬寄りだけどね。

 

 

 

桜と雪景色を一緒に見られるのはカメラ好きにはたまらない。

都内だったら何人も列を作って撮影待ちになりそう。

 

 

 

振り返って

 

前編で春山はまだまだ雪が多くて冬山だと書いたけど、ほんとにそうなのかな?と思って並べてみる。

 

まず今回歩いた春の巻機山から写真がこちら。

 

ほんで、これが冬。

やっぱりこうして並べてみるとぜんぜん違う(笑)

 

たかだか2〜3ヶ月でこんなに雪って溶けるんだな。

梅雨入りすれば融雪はさらに加速して夏にはほぼ全て溶けちゃうんだからね、毎年繰り返されてることとは言え、すごいことだよ。

 

それとどちらの写真でも印象的なのが、谷川岳東壁の黒さ。

東壁だけ雪がつかないというか、ガチガチに凍ってるんだろうけど、一目で谷川岳だと分かるその存在感はさすが。

 

巻機山の景色の良さは相変わらずで、改めてこの山は展望の山だなぁと思い知らされたよ。

これまで何度も登って景色が良いことは分かってるのに、それでも驚かされるんだからね。

桜坂登山口からいきなり原生林の森で始まるのも素晴らしいところ。

 

いろんな山に登ってる人は100名山ハンターになりがちだけど、この山はじっくり、そして何度も登ってもらいたいです。

 

ではでは

 

※前編はこちらからご覧ください

【新潟】巻機山(前編) 北陸の春はまだまだ冬山 遅咲きの桜と大展望の登山

 

 

 


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