SNSの誹謗中傷って問題になってからもう何年経ったんだろう。
もうこの手のニュースを見るといつまで同じことを言ってるの?とうんざりしてしまう。
名指しで中傷する輩なんて野放しにしてはいけないし守る必要なんてまーったく無いと思うんだけどね。
とっとと規制しちまいなベイベー!
ちなみに誹謗中傷の書き込みは過去に遡って問題にすべきだとも思う。
たとえばコロナ禍で医療従事者をバイ菌扱いして差別を煽った人たち。
このまま無罪放免でいいのかな?
同調する意見が加速して医療従事者の自宅に消毒スプレーを吹きかける輩がでてきたり、子供がいじめられたり。
正義警察とかいうアホさをアピールする輩がでてきたり、戦時下の思想統制的となんら変わらないもんね。
こういう同調圧力って良い方向に使えば日本人の連帯感という強みにもなるんだけどね、残念だなぁと。。
まあなんにせよ、他人の書き込みなんて気にしてないで自然の中をのんびり歩きましょうよ。
森の中でカメラを構えてファインダーを覗けば素敵な世界が見えるぜベイベー!
何の話だっけこれ。
今年最後の紅葉を見ようと群馬県の低山「黒滝山〜鷹ノ巣山」に登ってきたよ。
簡単な紅葉ハイキングのつもりだったけど、妙義山や立岩がある西上州エリアの山なだけに意図せずスリル満点だった…。
考えが甘かったどえす、。
まず黒滝山は危険箇所はないんだけど、問題は鷹ノ巣山。
馬の背はほんと久しぶりにすくみ上がった。
あそこを下りで通過するのはビビりな自分には無理だなと。
きちんとルートを調べなかったのも悪かったけど、たまたま登りで通過できてほんと良かったよ。
この山は怖いぞー!とSNSで叫びたい。
でもね、紅葉は綺麗だったよ。
それと景色もよかった。
もう12月だというのにぽかぽか陽気の中、井森美幸の出身地の里山を歩いてきました。
ちなみに今日のカメラはいつもの富士X-T1どえす。
標準コースタイム
■2024年12月1日 ※カッコ内は標準コースタイム
黒瀧山駐車場⇒(15分)⇒不動寺⇒(45分)⇒黒滝山⇒(40分)⇒馬の背⇒(50分)⇒観音岩⇒(45分)⇒鷹ノ巣山⇒(45分)⇒上底瀬⇒(60分)⇒不動寺⇒(15分)⇒駐車場
コースタイム:5時間15分
距離:6.4㎞、累積登り:669m
黒滝山~鷹ノ巣山登山
不動寺の紅葉
ここは不動寺の下にある黒滝山駐車場。
黒滝山ばかりクローズアップされるけど、紛れもなく鷹ノ巣山の馬の背が最大のポイントになることをこの時はまだ知らない。
駐車場から不動寺まで林道を登っていく。
尖った岩峰が見えるけどまさかあれが黒滝山じゃないよね。
くっそー林道長いなぁと見上げてみれば、天へと続く回廊の如くガードレールが見える。
無情だ。
でもこの林道の紅葉が最高に綺麗だった。
駐車場〜不動寺までのハイキングだけでもよかったな。
まぶすぃー。
12月だというのにまだまだ紅葉が楽しめる。
11月下旬〜12月初旬こそ低山ハイクが最適な時期だろうね。
前回の裏那須縦走で足首を捻挫して、まだ完治には程遠い状態だから今日は楽そうな山をチョイスしたというのもあるけど、今日はこれで正解だったな。
初めて歩く山だからほんとに優しいかどうかはまだ分からないけど。
不動寺が見えてきた。
うん、意外とまだ遠い。
不動寺のちょい手前は紅葉のアーチ。
たまに調子を悪くするご老体カメラのX-T1も今日はすこぶる元気だ。
オートフォーカスだってきびきび動く。
もちろんキヤノンやソニーの最新機種と比べればダントツの遅さだけど、そんなのは気にならない。
がんばれおじいちゃん。
不動寺に到着。
ここは売店ですか?という開放感。
黒滝山登山
荒船山って近くなんだなー、と思いながら荒船山方面へ。
まずは黒滝山に登ってから鷹ノ巣山に行くのが定番の回り方らしいので、お作法通り黒滝山へ。
今年最後の紅葉だと思いながら下手なシャッターを何度も切る。
お爺カメラも必死に追随してくる。
紅葉から黄葉へ。
暖かな陽気に誘われるわー。
そんな平和な世界からの〜
杉林。
ようこそここへ、鼻みーずパラダイス。
ところどころ猛烈に錆びた野鳥の案内板があるよ。
ここも荒船山方面へ。
荒船山に行きたくなる。
なかなか抜け出せない鼻水パラダイス。
まだ12月なのに花粉症みたいな症状がでるし、そんなわけないよなーなんて疑ってたら本当に花粉症だった。
敏感な人は症状が出始めててクリニックはアレルギー患者ですでにいっぱいらしい。
これも全部異常気象のせいだ。きっとそうだ。
ん?
いや、違う。うっかり騙されるところだった。
もとはと言えばぜんぶ植林政策の悪影響だ。くそっ。
花粉症ばかりはボンビーな自分でも薬に頼らざるを得ない。
まだクリスマスだって、年末だってまだだというのに。
次の選挙では花粉対策に本腰で取り組む政党に一票入れます。
杉林の中はトレイルと作業道が入り組んでてもうどこがトレイルなのかさっぱり分からない。
地図を見ながら適当に尾根を目指す。
雑に尾根に這い出てみたら、プロセスはともかく正規ルートに戻れたから結果オーライ。
そして杉林のまま黒滝山の山頂。そんなバナナだぜぇ。
ぜんぜん良い山ではないぞ!
なぜに知名度が高いのかさっぱり理由が分からないけど、この後の鷹ノ巣山への縦走でよーく理解できまひた。
樹林のすき間から見える向こうの山が鷹ノ巣山なのかな。
ひとまずガツガツ下っていく。
さっき荒船山方面の案内があったところが鷹ノ巣山との分岐だから一旦そこまで戻る。
これ、なんの写真か分からないよね。
樹林帯にオレンジ色の服を着たおじさんがいて、
「今ここで猟やってまーす!どちらへ行きますかー?」
と、大声で聞かれているところ。
ここで撃たれるわけにはいかない。
そう言えば去年も他の山で猟に出くわしたのも12月だったな。
この時期の低山ハイクは実にスリリングだな。
黒滝山から下山を始めてしばらくはルートが不鮮明だなぁと思いながらえっちら歩いてきたけど、YAMAPでは破線ルートになってたな。
ここまで来れば明確だけど。
さっき黒滝山に向かって歩いてきた道を戻っていく。
この花粉アレルギーが杉なのかヒノキなのか、どの花粉のものかは分からないけど、とにかく日本から杉を一本たりとも残さず排除してほしい。
はい、ここの分岐を六車方面へ。
当たり前に六車って書いてあるけど、六車って知らないよ。
南牧村に六車という町名なのか、六車さんの家でもあるのか。
そんなことを考えつつ前進前進。
やっと杉林を脱出すると左側に再び紅葉が見えてきた。
もし紅葉目当てのハイキングならここで終了にしても良いよ。
この先は足がすくむ鬼畜ロード。
馬の背に足がすくむ
この「馬の背」の案内から先は魔界。
きょわい。
そうとも知らず、呑気なおっさんは突き進む。
鷹ノ巣山を周回すると、倒木が目印のこの道から帰ってくることになる。
自分が進むのはこっち。
太陽に向かって登るぜ。
12月にもなれば鉄筋のはしごは素手で触ると脳天を突く冷たさ。
手袋は豚革ではなく普通の手袋しか持ってこなかったから、素手で登るしかない。
ふむふむ、馬の背って言うぐらいだからね、こんなところだろうなとは思ってたけど、、
いざ踏み入るとドキドキする。
ぜったいに転んではいけない。
よ、よ、余裕だよ💦
転ぶでないぞ。転んだらおしまいだぞー
馬の首に上っていく感じ、や、やべぇ。
ちょー怖いんですけどー。
振り返るな振り返るな。
人一倍ビビりなんだから下を見てはいけない!
下を見るでないってー!
もう終わりました。
これはネタでもなんでもなく、これであたしは完全にすくみ上がってしまい、足に力が入らなくなり、
しばらく活動停止。
なんとか落ち着きを取り戻したあたくし。
やっと動けるようになってすかさず振り返る。
だから振り返るなって!!
嫌でも下が視界に入るから!
そう、遠景で落ち着くのだ。
ちなみにこの先にもっと怖いハシゴの区間があったんだけど、カメラを撮る余裕なんてまったく無かったです、ええ。
怖くて止まりたいけど鉄筋で手が冷たくて止まれないし、いったいなんの修行だって感じだったな。
だいぶ傾斜が緩んできて少し余裕がでてきた。
自分が犬だったらずっと尻尾を内側に丸めてたに違いない。
このハシゴを渡ってしまえばやっと怖いエリアはコンプリートなのだ。
西上州を一望
黒滝山は眺望ゼロだったけど、途端に開放的。
なるほど、なぜ黒滝山が有名なのかが分かりもした。馬の背とこの大展望で名を馳せてるというわけでもすね。
自分には怖すぎたけど。
最近はただのハイキングでいいんだよなーというぬるいマインドなので。
馬の背さえ過ぎてしまえば、念願のぬるいハイキングが楽しめる(この時はそう思っていた)。
大展望を楽しみながらゆっくり行くぜぃ。
たまに平坦になところがあったり、ぬるいアップダウンを繰り返す。
日帰りで荷物は軽いし気持ちも軽い。
自分が犬だったらずっと尻尾をブンブン振って歩いてるに違いない。
この岩の上に乗ってつまずいたら死ぬであろう展望台がでてくる。
当然、ぬるいハイキングを愛する自分は登らない。
西上州はすべてがエキスパート仕様。
ならなぜ来た?とか言わないでください。
景色が開けてるから岩の上に立たなくても絶景は楽しめる。
あれは三ツ岩岳かな?
西上州のボス妙義山もよく見える。
この日はほんと天気が良くてね、無風だし。
こんな日は雪の北アルプスにでも行きたいところだけどあいにく捻挫がまだ痛い。
しばらく低山ハイクで治療を優先させるつもり。
治療が優先と言ったそばからさすがの西上州さん、ところどころブービートラップを仕掛けてくる。
落ち葉でトレイルを隠すという姑息な罠にまんまと引っ掛かり、マンガみたいに踏み抜いて必死にロープに捕まったり、
ぬるいハイキングどころではないんだわ。
下ったと思ったら再び登る。
忙しくて捻挫をもっと悪くしそう。
これは鷹ノ巣山への登りかな?と思いきや、この先は観音岩というスポットだった。
よーく地図を見てみると鷹ノ巣山は右へ折れてずっと下った先にある小ピークだということが判明し、ちょっとモチベーション低下。
しかも観音岩の真下まで行くと4人パーティが観音岩の鎖場に手こずってて、待ってるだけで寒さに震えて撃沈。
この岩に登ったところで、4人パーティと肩を寄せ合って景色なんてどうせ楽しめないだろう。
観音岩に行くのはやめることにしたよ。
途中にあった祠をタッチして観音岩を引き上げる。
馬の背の怖さも分かってなかったし、この旅はケ・セラ・セラなのだ。
では後編へ