残雪をおかずにご飯3杯はいける山好きの皆さま、こんにちわ。
山形県小国町、福島県喜多方市、新潟県阿賀町にまたがる飯豊山に登ってきました。
標高は2,105m、日本百名山、花の百名山です。
登山者にとって水の確保は生命線です。登山を続けていれば、飲み水が底をついて苦しんだ経験は誰もが一度はあると思います。自分は一度ならず何度もありますけどねっ(懲りない!)。
そして、その都度思うわけです。水は余分に持っていこう。水場は事前に確認しておこう、と。
日帰りならともかく、一泊する場合は事前に水場を確認することは不可欠です。水がなければラーメンも食べられないし歯も磨けません!異臭のする体を拭かねばっ!
今年は例年より多い残雪で、切合小屋(きりあわせごや)と本山小屋(ほんざんごや)の水場が雪に埋まったままという事態が登山計画を立てるタイミングを難しくさせました。
飯豊連峰はとにかくどでかいのです!どのルートも山頂までのアプローチがやたら長い!だから避難小屋が充実してます。
7月の山開きから8月末まで避難小屋には管理人が常駐するため、素泊まりでも有料になりますがその分安心ですね。今回は飯豊山の山小屋の中で最も混むと言われる切合小屋に素泊まりしました。一泊2,500円です。日帰りするわんぱくな方もたまにいるみたいだけど、はるばる遠いところまで来たのだからゆっくり山の夜を楽しまないと損です。
で、水の話に戻りますが、切合小屋では宿泊した当日の夜、依然として雪に埋没したままの水場とは別の新たな水源が見つかり、そこから水を引いてくることに成功。小屋の方々が興奮して大喜びする一幕が見られました。
じゃぶじゃぶとホースから出てきたたっぷりの水が有り難い!
小屋を営業する方々にとって、遠く離れたところから大量の水を何度も運んでくる重労働から解放されるのは本当に助かると思う。そんな話を小屋のご主人がうれしそうに話してくれて、こっちも幸せな気持ちにしてくれたなぁ~。
飯豊山に4本ある登山ルートの中から、今回は定番の川入登山口から飯豊本山までのピストンを選択しました。
山のスケールは日本屈指。主なピークは三国岳や、飯豊神社のある飯豊本山、御西岳、最高峰の大日岳、北股岳など標高2,000m前後の山が連なりますが、今回は大日岳には登らず、盟主飯豊本山を目指しました。
川入登山口から山頂まで標高差は約1,600m。距離も長くて大変だけど、ひとたび稜線に出れば、残雪多めの美しい景色がどこまでも続き、百花繚乱の高山植物が待っている。苦労して登ってきた甲斐あったなと思うこと間違いなし!
暑かったけど、暑くなるならとことん暑くなれ!と歯を食いしばって登る。
夏の思い出に深く残る登山となりました。
快晴に恵まれた会心の登山。
いざっ
小国町と言えば上杉鷹山公の、なせばなるなさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり、だす。
耳がイタイぜ。
■アクセス方法
・御沢野営場の住所 福島県喜多方市山都町一ノ木字川入
■ルートとスケジュール
2017年7月8日
6:30 川入登山口 ⇒ 10:35 三国小屋 ⇒ 12:35 切合小屋 ⇒ 14:50 本山小屋 ⇒ 15:10 飯豊山山頂 ⇒ 17:40 切合小屋
2日目
2017年7月9日
4:20 下山開始 ⇒ 5:50 三国小屋 ⇒ 9:20 川入登山口
登山開始
御沢野営場への道です。ご覧の通りガードレールはないし道幅は狭いし、夜の運転にはちょっと怖いところです。
朝6:00、御沢野営場に到着。
ここまで東京から約350キロ以上の道のり。途中、磐越道の磐梯山サービスエリアで力尽きて車中泊しました。やっぱ東北は遠いし、まだ眠い。
約70台停められる駐車場はすでに6割ほど埋まってました。ハイシーズン前だっていうのになかなかの混み具合。さすが百名山です。
御沢野営場はトイレ完備ですが、電気とかなさそうだったし、ここで車中泊するのはちょっと難しかったかも。道も危ないしサービスエリアで力尽きて結果オーライだったかな(^^)/
登山口に向けて移動開始です。野営場を流れる清流を渡って川入登山口へ。
気持ちの良い朝ではありますが、睡眠不足でまだボーッとします。
駐車場から歩いて10分ぐらいで川入登山口に到着。軽く歩いてやっと目が覚めてきました。相変わらず早起きが苦手な登山向きじゃない体質っす。
ここを左に行くと大滝、飯豊山へは右です。
もう7月だから新緑とは言わないんだろうけど、日の光りに照らされた森が緑色に輝いてます。
梅雨時にこれだけ晴れてくれたんだからほんとラッキーです!
下十五里。
こういった区切りになるポイントが多くて、登ってる時に目安ができるのは有りがたい。
とにかく先は長いからこまめに休憩をとります。
この時期はまだ止まると羽虫がたくさん寄ってくるからなかなかゆっくりもできないけどっ。
分かっちゃいるけど虫対策はやっぱ大事。ハーフパンツとタイツの組み合わせより薄手の長ズボンが一番安心だなぁと今更ながら痛感。。
5百メートル進むごとに出てくるポイント、中十五里。
登り始めから熱帯雨林化してるし急坂が続くから、ゆっくりゆっくり登ることを意識しました。
それと久しぶりのデカザックで足が重い。今回は小屋泊だけどそろそろテント泊装備に向けてリハビリ開始といったところです。
ギンリョウソウがたくさん咲いてます。
目玉の親父です。
そろそろツツジも見納め。よく残ってた方です。
倒木をまたがなきゃならない箇所も、こんな感じに歩きやすく削ってくれてます。
やっと上十五里。
以前、北岳でシャリバテしたことがあるから、ちょっと小腹が空いてきたなぁ~ってぐらいの早いタイミングでおにぎりを頬張る。
セブンのおにぎり100円セールだと、150円までのおにぎりが100円になるから、その時に食べたい物より150円狙いで探しにいきます。我ながら貧乏くさいと思う。
今回は時間的に厳しいので、大日岳には寄らない予定。
そうなると逆に時間が余裕過ぎるから贅沢に時間を使いながら登ります。荷物は重いし暑いし、身も心も爽快とは程遠いから樹林帯はコースタイムをオーバーするぐらいののんびりペース(^_^)v
そんなわけでここでも意識して休みます。
何度も言いますが、暑ぢぃ。
熱中症や脱水症状に気を付けねば!
白いイワカガミ。初めて見ました。こんなのが狭い登山道の脇にはたくさん咲いてました。
それとツガザクラもいっぱい。
この両者の共演を楽しみながらえっちらおっちら登る。
樹林帯の中から垣間見えた遠くの磐梯山。あっちの空は見事な梅雨空でぎょっとしたわ。
磐梯山はきれいな三角がとても印象的な山で、冬の西吾妻登山の下山中に見えた磐梯山のカッコいい姿が今も忘れられない。
早く登りたい山の一つです。
さきほどから登場してるギンリョウソウ。ほんとたくさん生えてました。
オニヤンマっぽい模様してるけど小ぶりだったからムカシトンボの仲間でしょう。
やっとトンボの季節が到来。本格的に飛び交うシーズンはもう少し先だけど、これで羽虫はだいぶ減るんじゃないかと期待できますね。
地蔵山の水場に到着!
ここは押さえておきましょう!!
ヤマレコでここの水が飯豊山の中では一番うまいってレポート読んだから楽しみにしてました。冷たくてうまかったからハイドレーションの水は全部入れ換えます。
この時点の情報で、切合小屋の水場はまだ出ておらず、テン場を少し下ったところにちょろちょろ程度の代わりの水場があると聞いてたから、ここで多めの水を汲んでおきました。
やっと雪渓が見えてきたよっ!
暑いから早く雪の上を歩きたいっ!
コブシとムラサキヤシオのコラボ。
少しずつ木の背が低くなってきて、樹林帯の終わりを感じる。
そして前方に見えてきた稜線にテンションアップ!
この展開が素晴らしい。良い山だなぁって思った。テンション上がるわ!
ひときわ目立つ花が咲いてました。ヒメサユリです。これも初めて見た花です。
ヒメサユリはこれから越える剣ヶ峰までの登山道にたくさん群生してました。飯豊山の名物らしいですね。
東北の南〜新潟県でしか見ることのできないとても希少な花。この時は何気なく綺麗な花だなぁとしか思わなかったけど、この花を見るためにこの時期が来ることを楽しみにしてる登山客が多いことを知り後で驚きました。いやはや、ほんとラッキーだったんだな。。
さあ、岩場に突入しました。
三国小屋までのここの岩場が、このルートの中では最も危険なところ。トレッキングポールは邪魔なんで、なるべくしまいましょう。
剣ヶ峰に到着。この先まだまだ岩場を登っていくからここは通過点でしかありません。なので、え?ここなの?って感じであっけなく着いてしまった感じ。
この道標に書かれてる左に行くと「血ノ池」なんて不気味な所があったなんて、今写真を見返してて初めて気づきました。気になるわ。。
たった標高1,500mでこの景色!おもしろい!
やっぱ岩峰はかっこいいな~と見上げ、全体の雰囲気がどことなく白馬岳っぽいなと感じたのは自分だけでしょうか。
岩場の隙間に落ちてた古い貨幣を見っけました。まさか寛永通宝ってやつ?字がつぶれてて全然読めなかったけど、古くから修験の山として登られてきたこの山の歴史を感じます。
今後もこの山を登る多くの人たちに楽しんでもらいたいから、もちろん元に戻しておきましたよっ!
岩場にとりついてからというものの、ずっと日射しにさらされてきたから首がちりちりします。
やっと三国小屋。
たまに稜線を吹き抜ける風に癒されながらの到着。
ここまで登ってくれば、ところどころ木々は生えてるとはいえ、ずーーっと稜線歩きです。
さすがに良い眺め!左奥に見える残雪をまとったピークが大日岳です。
三国小屋の裏側に回って日陰でこの景色を眺めながらの贅沢な休憩タイム。
ここでもおにぎりを食べてシャリバテ防止。
セブンで買った喜多方風ラーメン御飯が激うまっ!
包装についた黄身で手を汚しがちだから気をつけて食べてね!
次の中継点、本日の宿泊地の切合小屋に向け出発進行!
きりあわせ小屋って読めんわな。。
ニッコウキスゲも出てきました。今シーズンはもう見られないと思ってました。
飯豊山で設置されてるのはここだけらしい、梯子がでてきました。
三連あるうちの一番上が取り外されてたけど、特別難しいところでもないので、登りも下りも慎重に行けば問題ありません。
種蒔(たねまき)?
やっとこさ雪渓の上を歩けるよ。。ここで涼みながら後方で遅れをとっている同行者を待ちます。
最近はお互いマイペースで登って、休憩がてら待ったり、待ってもらったり。登りでは自分の方が早めで、下りは断然遅いって感じです。
三国小屋から2時間ほどで切合小屋に着きました。
本山小屋に泊まろうか、少し悩んだけど今日は空いてるというから切合小屋で受付を済ませ、不要な荷物をデポさせてもらいます。
コーラを雪渓に埋めて冷やしておくことも忘れずにっ!
切合小屋からはしばらく雪渓歩きです。眩しいからサングラス装着。
ノーアイゼンで足元ばかり気にしてたらいつの間にか雪渓からトレイルへ戻る目印を見落としてしまい藪漕ぎしてトレイルに戻りました。みなさん気を付けてくださいね。
藪漕ぎして姥権現に到着。ハイマツの花粉で体中真っ黄色です。ぺっぺっ。
かつて女人禁制の山だった飯豊山にどうしても登りたいという女性がいて、男の倍の苦行に挑んでから山頂を目指したものの、ここで疲れて休んだら石になって動かなくなってしまったそうです。
それがこちらです。オッケーでーす。
本山小屋までの厳しい登りはまだ続く。
もう見えてるからと言ってすぐそこだと勘違いしてしまうのは登山あるあるです。
実際には標高差はまだ200m以上あって、疲労の蓄積も相当あるし、ここでペースが上がらないように心の手綱を引かねばなりませんっ!
大日岳の方からぷかぷかと雲が流れてやって来るけど、概ね青空。しかもここにきて完全に雲が取り払われるという絶好のタイミング。
梅雨時の快晴に恵まれた幸運に感謝!の舞。
今こうやって写真を見てても青空と緑の濃い草原がほんと気持ち良いと思う。
確かに気持ち良かったんだけどね、この時は雪渓を抜けて吹き上げてくる冷えた風を受けても滴り落ちる汗が止まらずに、めっちゃ喘いでました。
喘ぎながら本山小屋に到着。ふいー。
小屋のご主人は登ってくる自分たちのことを見ててくれたのかな?
次は何も背負ってこなければいいんだよ、ぜんぶ小屋に揃ってるんだから。と、着くなりご主人と談笑が始まる。
この後、山頂にもフラフラっと現れたご主人を捕まえて一緒に記念撮影させてもらったり、すごい気さくで良い方でした。
小屋のすぐ隣にある飯豊山神社。
毎回、登山のたびにお参りしてたらきりがないからこういうのはパスしてきたけど、今日は藪漕ぎもあったし、なんとなく安全登山を祈願させてもらいました。
本山小屋から飯豊本山の山頂まではコースタイム25分。横移動みたいなものなので、もう楽勝です。
目の前には山頂だけ。
踏破です。
長かったでございまする~。と、山頂の祠にまずはご挨拶。
祠に頭を下げる恒例の一枚も逆光でさっぱり何してるか分からなくなってしまいましたが、とにかくすこぶる爽快な山頂だし疲れてたから、ギャラリーが大勢いる中でも恥じらいなんて微塵も感じません。
もういいやっって感じ。
御西岳、大日岳へ延びる大きい稜線。
自分たちの後ろを歩いてた60後半〜70代の方は「荷物さえあればどこまででも行けるよ」と言ってニカッと笑い、この稜線の先を目指して行きました。
うーん、実に羨ましい!
すごい体力です。テン泊装備を担いでこのまだ先を行くなんて、自分にはできそうにないなぁ。
で、この稜線が地上までずっと続くダイダラ尾根。ほんと何度も言いますがこの山のスケール半端ねぇっす。
本山小屋方面とここまで歩いてきた道のりを振り返る。
イイデリンドウの札を立てるために山頂にフラッと現れた本山小屋のご主人を捕まえて一緒に記念撮影を撮り終え、のんび~り山頂で休みました。
飯豊山と言えば「イイデリンドウ」というぐらい有名な花があったなんて知りませんでした。
自分は不覚にも見逃してしまいましたが・・それを抜きにしてもこの絶景を楽しめたら充分でしょう!
出来過ぎな登山になったなぁ、としみじみ思う。
そもそも飯豊山を選んだ理由は同行者の強い希望があったからなんだけど、この時期にロングトレイルを歩いておきたかったというのも大きい。そういう意味ではこういう形で目的が果たせてよかった。
下山中、雪渓から湧きだしたガスが上昇し、薄幕を張るように飯豊本山を幻想的に浮かび上がらせました。
これはまさかブロッケンってやつ?
下山は登ってきた道をただ戻るだけですが、アップダウンが激しいルートだから切合小屋までこんな登り返しを2~3回繰り返す。
今日の内に切合小屋まで戻れば明日のスケジュールがだいぶラクになるけど、今日は半端なくキツイ!
雪渓で雪解け水が流れる小川を見つけました。
回りを見渡して誰もいないことを確認。上半身裸になって手拭いを濡らして体を洗いました。5秒と手をつけていられないほど冷たいけど、疲労と日焼けで火照った体にはこれぐらいが丁度良かった。
おかげでだいぶ汗まみれの不快さから解放されました。
ちょうど外で夕食を食べてると、小屋の子供たちが走り回っててなんだろう?って感じで見てました。
もぐもぐ。今晩はバジルスパゲティです。もぐもぐ・・。
小屋のご主人も出てきて一緒になって走り回り始めたから何かあったんだろうなぁ~と。
もぐもぐ。スパゲッティ作り過ぎた。ゲプッ。
食べ終わって、何事か見に行ってみると、さっきまで静かだったホースからどばどば水が出てました。そのすぐ側で感無量って感じで佇んでいたご主人に話を聞いてみると、
「みなさんの熱意が雪を溶かしてくれました!いやぁー嬉しい。水が見つかったんですよ、これまでと違うところから。さっき引っ張ってくることに成功しました。みなさんの熱意のおかげです!!」
と、なんとも嬉しそう。ふむふむ、何があったのか良く分かりました。
その直後にやってきたご主人の息子さん?にも話を聞いてみると
「毎日毎日重たい水を遠くから運んでたんで!もう全然違いますよ!おとっつぁんが自分で水場見つけてきて引っ張ってきて、今これですよ。そりゃもぉ~ねぇ~。ねぇ!」。
・・おとっつぁん?
おとっつぁんは聞き間違いだったかもしれませんが、とにかく興奮して嬉しそうに話をしてくれるのを聞いてるだけで、こっちもどれだけ幸せな気持ちにさせてくれることか。
幸運なタイミングに出会えたことに感謝ですよっ!
幸せな夜が更けていきました・・・と言いたいところですが。。
マナーのない団体が1時50分に起床して騒ぎ始めた挙句、外のドアを開け放って出ていったためすっかり眠れなくなってしまいました(T_T)
むむぅ~
結局、眠ることは諦めて朝の3時に起床。4時に出発~。
美しい山の朝。日の出を眺めながら下山開始です。
モルゲン雪渓。
今日も晴れ。しかも昨日より暑くなるみたいです。
三国小屋に着いた頃にはすっかり黄色い太陽に変わり、強烈な熱波を浴びせてました。
ここで暑さに耐えられずタイツを脱ぎました。これが大失敗で、三国小屋のご主人と談笑してる間にブヨの集団に足をやられ、20ヵ所以上喰われ、1週間以上苦しむことになりました(T_T)
切合小屋から登山口までは標高差約1,500m。自分たちはほぼコースタイム通りに歩いて、登山口まで約5時間半かかりました。
三国小屋から剣ヶ峰周辺が最も危険なところだから慎重に下山しましょー。トレッキングポールはしまいましょー。
剣ヶ峰を過ぎると徐々に樹林が濃くなっていき、風が完全に遮られる。
冬ならありがたいんだけどなぁ~。
こういう日はなんとも恨めしい。
上十五里、中十五里、こまめに休憩をとりました。
長かった下山もいよいよ終わり。登山口が見えた瞬間は疲れを忘れさせてくれます。
早く温泉に入りたい~。ここからだと飯豊の湯がアクセスが良くて便利です。
そして、温泉からの~
喜多方ラーメン!
人気店の坂内本店に11時30分頃着きましたがすでに行列できてました。
30分ぐらい並んだかな。
並んででも食べたい味。
今回の旅も大満足!!
振り返って
今年は東北の山にたくさん登りたいと思ってました。
7月現在、既に5座も登れてるなんて出来すぎってぐらいのハイペースです。
ちなみに登ったのは西吾妻、安達太良、会津駒ヶ岳、田代山(帝釈山とセット)、そして今回の飯豊山。
冬の本命は西吾妻山でした。無事、スノーモンスターと戯れることができて感激!
そして今夏の本命が飯豊山。こんなに良い天気に恵まれるなんて!東北がますます好きになる、そんな旅となりました。
そしてそして、秋の本命は大朝日岳。
アルプスに行くより遠くて大変な東北だけど、ほんと大好きです。いくぜ!東北!
今回の飯豊山では、剣ヶ峰の岩場や、豊富な高山植物、雪渓、半端ない山のスケール、どでかい稜線、そのどれをとっても一級品でした。まさに名山!
見所が多く、それでいて全体的にうまくまとまってるところは、どことなく白馬岳っぽいなと自分は感じました。
標高差約1,600m、歩行距離15km・・・う~んほんと白馬岳の猿倉から天狗山荘までとあまり変わらない。。
そんな思い出の白馬岳登山を要約するとこんな感じ。
知り合いから簡単に登れると聞いてたけど、実際には標高差が1,700mもあって完全にヘバッて、雪渓をズドーンと登ると高山植物がパーッときれいで、天狗山荘にやっとの思いでたどり着いた。
その道中、動画を撮影しながら大声でナレーションしてる人がいて「風は天然のクーラー、フォーー!!剱岳の眺めもフォーー!!」と、フォーフォーの雄叫びばかり聞きながら天狗山荘まで歩いたこと。
翌日もその人と同じルートだったため、結局、不帰キレットから唐松岳までの難所をずっとフォーフォー聞きながら越えたのが白馬岳の思い出。
急坂を登っていると相当な汗をかきます。時折、稜線を吹き抜ける風が気持ちいい。本山小屋への最後の登りの途中で、一つ大きく深呼吸をして、ここまでの長い長い稜線を振り返る。
「風は天然のクーラーだ、フォーー!!!」
飯豊山で叫んでやりました。
どこかとっても気持ちがいい。そんな飯豊山の旅でした。
ではでは