【花見】馬場の山桜 佐賀県の一本桜を紹介するぜ!中年オヤジに足りない物を探せ!

【花見】馬場の山桜 佐賀県の一本桜を紹介するぜ!中年オヤジに足りない物を探せ!

今回は「馬場の山桜」にやって来た。

今、時代はハラスメントに怯える戦国の世真っ只中。

上司からのパワハラに耐える一方で、部下にはパワハラで訴えられない様に気を使いながら仕事を頼むという、中年オヤジにとってやるせない時代だ!

誰よりも仕事をこなし疲弊した先にあるのは、ご褒美ではなくエイジング臭のみだ。女子社員からスメハラで訴えられない様に気をつけろ!

一瞬たりとも油断はできない。孤独なレースは続いていく〜♫

 

さて、馬場の山桜の話に戻そう。

場所は佐賀県武雄市。市の指定天然記念物にもなっている山桜。

樹齢120年、歳を重ねた重厚さ、そして堂々と咲き誇る様は、最近胴回りが破裂寸前で困ってる中年親父とほぼ同じぐらいの年齢だろう。

さて、そんな山桜を目にし、果たして中年オヤジが山桜からつかんだものとは何か。

今回は戦国の世を生き抜くための自分探しの旅だ。

あちきも歳を重ねても咲き誇るでやんすー!と江戸モアゼルばりのおいらん言葉で高らかにスタート!

 

本編 一本桜と菜の花とつくし

福岡の自宅から浜玉〜西九州道で1時間ちょっとで到着したでありんす。

ここ最近は有田での用事が多くて通い慣れてきたから、秋月とかに遊びに行くより近くに感じる。

 

親切丁寧な山桜の説明を軽くすっ飛ばし先へと進む。

こういう細かい情報を書くのがブロガーなんだろうけど幹の太さとか背の高さとかめんどくせっすー。

興味ある方は写真を二本指で拡大して見てね。

 

突然目の前に広がる菜の花畑!

1つ上の写真の説明書きがあった辺りから菜の花の香りがすごくて軽く予想できてたから、突然と言うとちょっと大げさだけど。

登山の場合、ただひたすら登った先にやっと絶景が現れたり、逆に見晴台に着いた途端ガスロマンに覆われその場で泣き崩れたりというのは日常茶飯事だ。

そんな苦労に比べたら、駐車場からわずか5分で見られるこのインスタント絶景に「これしか歩いてないのに本当の本当にいいんですか…」と正面から向き合えないのも無理はない。

 

そして早速のジャイアントな馬場の山桜。

こんな楽して山桜が見られるはずがない。修行登山せずして満開の山桜が見られるはずがない。

これは幻だ。都市伝説だ。

登らなくても絶景ってこんな簡単に手に入るんだな…

「アイキャンフライ!」と言い放ち、飛び降りた窪塚洋介バリにどこかから飛び降りたくなった。

 

下に潜ってみる。

晴れ予報だったのに高曇りになってしまったのは残念だ。

もはや曇りなのか黄砂なのかPMなのか分からないのがこの時期の北部九州だが、とにかく白い桜が背景の白さに溶け込んでしまい、まるで雪山でうさぎを探す感覚だ。

雨じゃないだけラッキーか。

 

空が白いなら菜の花を背景にしてみよう。

これならなかなかイケる。いいね。

ダイナミックな一本桜とその周りに広がる菜の花畑。よだれ物の景観だ。

ここまで一滴の汗も流していない。周囲にはやっと歩けるようになった子供がよちよちしている。天国みたいな世界だ。

登山をしていると、よく親に連れてこられた子供が、あたかも賽の河原で永遠に終わらない石積みをさせられているかの様なうつろな目をして歩く姿を見かけるが、それとはまさに天と地の差だ。

 

菜の花に焦点を当ててみる。

桜吹雪を楽しみたいなら桜並木が良いけど、そうでないなら一本桜の方が見応えがあって良いと思う。

焼き肉にするかステーキにするか、どちらを選択するのかと少し似ている。

いや、似てない。

つか、焼き肉もステーキもしゃぶしゃぶだって、どれも滅多に口にすることないからチャンスがあれば何でもベリーウエルカムだ。

 

菜の花畑をぐるっと周回。

なんだかんだでバリエーションは桜と菜の花だけだから、正直言えば30分もいたら飽きてくる。質素なもんだ。

ディズニーランドのわずか3分で終わってしまうアトラクションに比べたら十分長く楽しめたと言えるけどね。

 

バリエーション追加のネタといえばつくしぐらいなものか。

しかし菜の花の華々しさの前に、つくしのなんと地味なことか。

周りの観光客からは足元に生えてることすら気付かれず踏まれまくりだ。これでは引き立て役にもならない。

つくしと言えば食べることのできる山菜だが、小さい頃に食べて旨くなかったという記憶だけ残り、味はさっぱり覚えていない。味までも菜の花にははるかに及ばず、完全なる負け越し、それがつくしだ。

しかし、見つけられるとそれはそれで嬉しいものだ。

君の存在はそれでいいんだよ。

ハッ!!

そうか、これだったのか…。

上司と部下に板挟みにされる中年オヤジにとって、必要なのは一本桜の絶景ではない。

オヤジが見習うべきはつくしだ。地味で、踏まれて、マズい、そんなつくしこそが癒やしだ。つくしの存在の有り難みに今更気付いたよ…。

そうか、俺はつくしだと思えばいいのか…

つくし…

 

菜の花畑の向こうには黒髪山系の山々。

これ以上景色を欲張っちゃいけない。つくしを見られたことに満足しなきゃな。

さあ戦国の世を駆け抜けようぞー!と、つくしに別れを告げてハラスメント地獄へと帰ったのでした。

 

最後に補足

毎度、書いてるうちに楽しくなってきて、どうでもいいことばかり書き綴ってしまったけど、簡単に補足をしとくでありんす。

多くの観光客で賑わってたけど、車が停められないなんてことはないのでご安心を。有田陶器市やバルーンフェスタの様な混雑は皆無さ。

ナビはGoogleマップが良いよ。ヤフーとか車が搭載してる様なナビでは「馬場の山桜」で表示されなかった。

駐車は道路に縦列駐車方式。200mぐらいは歩いたけど、散歩にもならないアクセスの良さ。

なんにしてもお陰で良い1日になったよ。

 

ではでは


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