
春山登山へ、えらっしゃ〜い。
山の麓で桜が終盤となってきた頃、入れ替わるように全盛期を迎えるのが、このアカヤシオ。
見ごろは4月上旬~5月上旬です。
標高によって花前線は変化するため、のんびりしてると低山だと4月中旬に散ってたりする。
この時期はしばらくアンテナ立てて、YAMAPやヤマレコで開花状況をしっかりチェックしておこう。
群生エリアは、栃木県~群馬県に集中していて、その中でも、最初に紹介する定番の2座はダントツでピンクフルなので、絶対に絶対に足を運んで欲しい山です。
1.篭山(群馬県)

篭山(かごやま)は赤城山にある一座で、お薦め度は、星三つです!☆☆☆
この山の群生規模は凄まじい。
自称アカヤシオハンターとか言っておきながら、篭山を初めて訪れたのは割と最近で、なぜ後回しにしてきたのか、、我ながら頭を抱えました。
アカヤシオは赤城山で多く見られることから、アカギツツジとも言われるほどなのに。
ずーっと、ずーーっと、アカヤシオが咲き乱れる尾根を登っていく光景は圧巻です。
こんな山、他に知らない。
コースは利平茶屋から篭山まで、通称アカヤシオ尾根。
このアカヤシオ尾根のピストンがお薦めです。
自分は、アカヤシオ尾根を登って、下りでは林道の終点から南尾根を伝って利平茶屋に戻ってくる周回コースで歩くけど、南尾根は崩落が進むバリエーションルートなので、あまりお薦めはしません。
2.袈裟丸山(栃木・群馬県)

こちらもお薦め度は、星三つ☆☆☆
袈裟丸山(けさまるやま)は、アカヤシオの群生地の中では、いちばん有名な山だと思います。
栃木県日光市と群馬県みどり市、沼田市にまたがる山です。
群生規模は篭山を超える。
山全体をピンクフルに染めてしまうのが袈裟丸山で、トレイルに近いところで多くの花を咲かせているのが篭山、といった感じ。
どちらも魅力的なので、どっちも行くべきです。
でも篭山と1日2座を狙うのはお薦めしません。
せっかくの花見登山なので、一座ずつのんびり楽しんでください。
それに袈裟丸山は歩行距離12kmと意外と長いです。標高も累積で1,200mほど登ります。
あたしはしっかり疲れます(笑)
ちなみに折場登山口はこの時期だとめちゃくちゃ混みます。
駐車スペースとは違う場所に無理して止めている車もありますが、トラブルの元なので、満車の時は駐車場の200〜300m手前の路肩スペースに止めましょう。
どうせ歩きに来てるわけですから歩きましょう、はい。
3.鳴神山(群馬県)
鳴神山(なるかみやま)は群馬県桐生市にある山です。
右奥が桐生市から見た鳴神山。
双耳峰で東峰は桐生岳、西峰は仁田山岳とよばれてます。桐生岳と言う名前からして桐生市のシンボル的な存在なのは間違いない。
稜線上の群生は、篭山と袈裟丸山が横綱だとすると、鳴神山は関脇、小結クラス。
なので、期待を裏切ることはありません。
こげん美しかアカヤシオば初めて見たっちゃねー!と、自分がハマるきっかけをくれたのも鳴神山でした。
しかもこの鳴神山、有名なのはアカヤシオだけではないのだ。
タイミングが良ければカッコソウの開花にも間に合うかもしれません。
もうぜったいに行くしかない!
急いで荷物をまとめ、取るものも取らず、羽織るものも羽織らず、裸一貫で行ってきな!
これがカッコソウ。
ここでしか咲かない絶滅危惧種。
カッコソウの開花は5月中旬頃が見頃だから、アカヤシオの開花も遅い年じゃないと一緒に見るのは難しいかもだけど、常にチャンスは狙っておこう。
個人的には鳴神山が1番思い入れのあるアカヤシオの山です。
4.三ツ岩岳(群馬県)

群馬県の西上州にある三ツ岩岳(みついわだけ)です。
標高1,032mで、西上州らしく岩峰だけど危険箇所はありません。
西上州では、アカヤシオのことを細い枝に一輪しか咲かせないことから「ひとつばな」と呼ぶそうです。
三ツ岩岳のある群馬県南牧村(みなみまきむら)の村花にもなってて、西上州の山々はアカヤシオの群生地が多いことでも知られる。
花には当たり年と裏年があるけど、この日は大当たり年でした。
5.笠丸山(群馬県)

笠丸山も群馬県西上州にある山。
標高は1,189m。
標高差は約400m、歩行距離3.2キロほどのお手軽ハイキングです。
この時は元気だったので、妙義山を登った後に欲張ってやって来ちゃったけど、そんなインスタント登山ではもったいなかったなと少し思ってます。
ただ、西上州には比較的コースタイムの短い山が他にも多いので、それらとうまく組み合わせるのはアリだと思います。
妙義山との組み合わせはちとやり過ぎだったな…。

地蔵峠を過ぎてからアカヤシオの群生が始まる。
ほんと完璧なタイミングでした。
ちなみに北峰山頂からの眺めも抜群で、360度の大パノラマ。
山頂直下がちょっと急峻ですが、老若男女多くの方が楽しめる山だと思います。

6.社山(栃木県)
言わずとしれた、日光の中禅寺湖にある有名な社山(しゃざん)です。
標高は1827m。
群生規模はごくわずかで、山頂付近にちょこっと咲いてます。
ただなんせこの山は景色が良いので、アカヤシオはおまけですね。
定番ですが、社山と半月山をセットで登るのをお薦めします。
黒檜山まで足を伸ばすと、ルートが不鮮明なところがあってちょっと大変です。
7.三床山(みとこやま)
栃木県の三床山(みとこやま)。
この山はは栃木県佐野市にある、標高たったの335mしかない低山。
シックスパック風にデブ線が入ったおっさんだって登れるぞ!
すぐ近くには仙人ヶ岳やヤシオ山といったアカヤシオ界では名を馳せた名山がずらりと並ぶ、アカヤシオのキングオブメッカにある一座なのだ。言わばサラブレッド。
で、この三床山は標高が低い分、どこよりも早く開花を迎え、どこよりも早く散ってしまう。
うかうかしてると開花期を逃しちゃうぞ!
三床山の隣には二床山、そして一床山もあるよ。
「一床山にいっとこ」
この山のテッパンなので恥ずかしがらずに声を張れ!
周りの目を気にするな!腹から声出すんだ!
おわり
まだまだ少ない。
まだまだ狙ってる山はたくさんあるので、宝探しを楽しむ感覚で紹介できるアカヤシオの山ネタは追加していきます!
毎年、アカヤシオの花見登山を楽しみにしてるんだけどね、なんせ風に弱い花だから満開のタイミングを逃しやすい。
花ばかり追いかけてるおっさん気色悪いとか言わないで下さい。
アカヤシオほど淡いピンクの花って無いし、それが目線よりちょっと高いところで咲いてるから、見上げたときに陽の光が透けて、より淡さが増すんだよね。
背景が青空っていうのもたまらない要素。
そんな淡い色をどうにかしてカメラで表現しようと、いつも頭を悩ましながら撮影に興じるのも楽しかったりする。
とにかく春山シーズン到来なのだ。
待ったなし!
いざアカヤシオの山へ!ランチをもって出かけよう。
ではでは


