前半のあらすじ
なんとか馬の背をクリアしたおっさん。
次なるターゲット観音岩に向かうも先行パーティが鎖場で苦戦してて、その待ち時間で冷え切ったあたしは諦めて次なるピーク鷹ノ巣山を目指すこととなったのです。
もうここから先に馬の背の様な危険箇所はない。
待ち望んでいた生ぬるいハイキングがやっとできるぜーとおっさんは意気揚々に前進前進。
この先に待ち受けるのはブタちゃん。
ブタ化が進むおっさんとブタちゃんの夢のコラボ。
ブタちゃんのつぶらな瞳に癒された後半です。
前編はこちらからご覧ください ↓
鷹ノ巣山へ向けてゲッザーン
鷹ノ巣山登頂のために下山を開始している。
ちょっと表現に違和感あるけどともかく下山している。
まだまだ鷹ノ巣山の山頂へ向けて下り続ける。
ちょっとこのおかしな表現が気に入っている。
ちなみにここからしばらくはフィルムシミュレーションをクラシッククロームに変更して遊んでみることにします。
冬枯れた景色とクラシッククロームの相性はグンバツ。
鰹のたたきとマヨネーズばりにグンバツなのだ。
もう少し彩度の高いクラシックネガも使ってみたいけど、そうなるとX-T4以降の最新のカメラになってしまうんだよなぁー。
ふっ(ニヤリ)😎
ずっと欲しくて抽選販売に応募しているX100Ⅵもひたすら落選を繰り返してるし、当選したところでコンデジのくせに30万円もするしなぁ。
ふっ(ニヤリ)😎
そんな風に悩み続けてもう何年経ったのだろう。
で、無駄に引っ張ったけど、実は新しいカメラを買っちゃいまひた、うふっ♥️
しかも買ったのは、
なんと、
なんと!
まさかのX-T30Ⅱどえーす😂
ええ、最新機種のX-T50が絶賛発売中というのに、例のごとく型落ちをゲット。
しかも新品。
更にこのX-T30Ⅱの評価って富士ユーザーの方なら知ってると思うけど、
中途半端、いまいち、狙いが分からない、魅力なさ過ぎでしょ…
もう散々なわけです。
かわいちょ。
そんなX-T30Ⅱだけどさ、批判する人たちって実際に手に取ってシャッターを切ってみたことがあるのかね?
だって店頭に並んでないじゃない。
現実は店頭に並んだ瞬間、売り切れちゃってるわけだよ。
ふっ、だから自分も触ったことなかった😎
だからあたしもねスペック表を見たり評価を聞いて似たような偏見を持ってた訳だけど、今回購入してまっこと驚いたぜよ。
そのコンパクトさと軽さと使い勝手に。
初めて手に取ったときの衝撃。久々にクラっときたもんね。
これはね、もはやコンデジです。
サイズと軽さはX100とさほど差はないと思う。それでいて軍艦部には富士らしいダイヤル類が並んでたくさん遊べそう(ワクワク)。
でね、こんなに小さいのにX-T4とほぼ同スペックというのがこれまた衝撃。
昔のさらさらヘアーだった頃の奥田民生を見るのと同じぐらいの驚きだったわけです。
違うのは防塵防滴ではないことと、液晶がチルト式ってことぐらいでむしろウェルカム。
雪山にはX-T1を持って行けばいいし、雨の日なんてそもそも山には登りません。
それにね、実際に触ってみるとコイツが開発陣から何を期待されて発売されたのかがよく分かる。
プロ仕様のX-T4にX-E4の手軽さを併せ持つことで、常に持ち歩けるお手軽カメラ。
シャッターチャンスは常に巡ってくるわけだから利便性と機能性を両立させたカメラを提供するという想いがひしひしと伝わってくる。
それは富士がフルサイズではなくAPS-Cセンサーを選択した原点とも言うべきポリシーなんだろう。
しかも驚くべきことにストロボ内蔵。憎い!憎すぎる!
これ、隠れた名機です。まじで。
ちなみに新品だけど言えないぐらいの安値で買いました。
中古価格だと15万円ぐらいするけど、それよりはるかに安く。
てへっ✌
しかも3年保証付き✌✌✌
まあそんなわけでね、最近は仕事が忙し過ぎて病みそうになってたけど、こういう良いこともないとやってられまへんよ。
近い内にレビュー記事アップするっス。
とは言えまだまだ年老いたX-T1との旅は続けていくつもり。
X-T1は防塵防滴だし、最新のX-T5なんかに比べればかなりのコンパクト設計だからまだまだ長い付き合いになると思う。
大事にしなきゃなと言いつつ、この場面では腕を目一杯伸ばしてカメラだけ崖下に落としそう。
低山の良いところは集落との距離が近いという安心感でしょう。
だからと言って防寒着や食料を減らして良い訳では無いんだけど、それでも高山に比べたら圧倒的に装備は軽くできる。
麓の集落が見える。
群馬県南牧村は日本で最も消滅が近い村なんだそうだ。
極端な過疎化が進んで、若者のUターンも少なく、日本で最も高齢化が進んでいる村らしい。
都心の一極集中とこうした過疎化は今後さらに加速するんだろうな。
自分は東京に住みたいなんてこれっぽっちも思わないけど。
人口は減ってるのに東京のマンション価格は右肩上がりだし、売りに出てる土地は相変わらず狭い。
職場で結婚したばかりの女子に、
リニアが開通すれば山梨市だって余裕の通勤圏内だよ、
と教えてあげたら苦笑いされた。
いったいどこまで下るんだろうと不思議に思いながらどんどん標高を下げていく。
この景色がクラシッククロームでくすんで見えるのか、加齢によるかすみ目なのか、もう分からない😥
最近は目薬が手放せなくなってきたよ。。
年々、体のいろんなところが駄目になっていくな。
むむっ!
生ぬるいハイキングだったというのに西上州さんはまだ試練を与えるつもりなのか。
ここのどこがトレイルなんですか?
いま中高年に低山ハイクブームが巻き起こってると聞いた。
そんな方々の耳に入れておきたい。
この山は避けなはれ。
鎖もロープも無いんですけどー😭
ちなみに巻き道もあったのでそっちを歩くことを薦めます。
特に雨ならなおさら。
悪いことばかり書いてる気がするけど、低山の良さは12月初旬に紅葉が楽しめちゃうところでしょう。
ここからフィルムシミュレーションは発色の良いASTIAに戻すよ。
ああ、なんか平和な一本道。
風もないし、冬なのにぽかぽか。
けど立ち止まればそりゃ寒い。
だから歩き続ける。
冬の登山は休めない。
ブルボンのチョコプレッツェルが美味すぎて止まらないのとはちょっと意味が違う。
ご賞味あれ。
ここまでずーっと下ってきて、ここだけちょこっと登れば鷹ノ巣山だ。
山頂できんつば
はい、到着。
お手軽だったな。
鷹ノ巣山から見える麓の集落が過疎化によって今にも消滅してしまいそうだ。
この景色を大事にしたいものだな。
鷹ノ巣山の山頂は狭いけど、このまま下ってしまうのはもったいないからしばらくこの景色を眺めてのんびりすることにしたよ。
きんつばと阪神製菓の大吉餅でな!
もろこし輪太郎とキャベツ太郎で育ったおっさんはスーパーで売ってるこの程度の和菓子で最上級の幸せを得ることができちゃうのだ。
正直言えば、キャベツ太郎は今でもたまに買って食べている。その安さと美味さのバランスは尊いのだ。
小布施の1つ2000円もするモンブランなんてあたしにはブタに真珠よ!
ぶひ
いざ上底瀬へ
幸せになれたから上底瀬方面へ下山しよう。
上底瀬という地名なんだろうけど、当たり前の様に書かれるほど知名度は高く無けりゃあYAMAPの地図にも記載も無ぇ。
だから果たして上底瀬方面で正しいのかいまいち不安なのだ。
杉がおぞろじい…。
実は2月でもないのに、もうアレルギー反応が出始めている。
政府が花粉対策を打ち出したのは評価するけど、当の本人(岸田総理)はとっとと退いたからね。
結局岸田さんって無駄な国葬しかしなかったんじゃね?
そんな金があったら花粉対策に使えーコノヤロー
ちなみに私はこれまで一度も選挙を欠かしたことはありませんのでね、文句は言わせてもらいますよ。
特に花粉のことにはな!
底までやってきたよ。
ガードレールの橋を渡る。
車の衝突からも守れるんだから余裕だろうなと思いつつ、あたしのワガママ体重を果たして支えてくれるのかとちょー不安だったよ。
麓は紅葉パラダイス。
途端に目が覚める。
寝てたのか?
林道が見えてきた。
今回の登山はこれにて終了。
まあそんな甘っちろい考えでいたわけさ。
登山口に着くなり廃棄物のお出ましだ。
昔のサイズのお風呂だとガス代も水道代も安上がりだなぁなどと思ったり。
ここは九十九谷登山口っていうのね。
そんなことを初めて知る。
正面の山が黒滝山なんだろうけど、杉に覆われた山頂だったからピークはきっと奥にあるんだろう。
12月はごん太の下仁田ネギのハイシーズン。
でも値はネギってね。なんつって。
ここに来る途中、たくさん直売所が並んでたから帰りに立ち寄ってみようかな。
ここを右折して黒滝山登山口方面へ。
案内標識がでてるよ。
意外とこの林道が長いから、ほんと。
しかもずっと上ってるし、疲れた体にこたえる。
累計で600mほどしか登ってないんだけどね。。
もはやクラシックカーと言っていい初代ダイハツミラ。
黄色というチョイスもなかなかグッド。
きれいにしたらきっと売れると思う。
紅葉かと思いきや柿だった。
運命の出会い
ブタちゃんだ。
ブーブー言いながら近づいてきた一頭の人懐こいブタちゃん。
負けじとブヒブヒ言いながら近づいていく浮かれたおっさん。
しかし人見知りだったのかここで一旦距離を取って様子を伺い始めるブタちゃん。
だがしっかり視線はあたしのことをじーっと追っている。
再び距離をつめていく二人。
「こいつは信用できるブヒ」。
そう言って近寄ってきてくれたブタちゃんの鼻からほとばしる鼻水。
そっかそっかーとおっさんももっと近寄る。
ブタちゃんと完全に通じ会えた瞬間だ。
ん?
「く、くせっ」
家畜のむせ返るニオイにたじろぐ。
「ご、ごめん」
こんな可愛い目をしたブタちゃんに暴言を吐いたことを詫びながら後退りするおっさん。
つぶらな瞳でこっちを見つめるブタちゃん。
鼻をつまんでその場を離れるおっさん。
夢に見た君との旅路は叶わないのだ。君が思い出になる前にもう一度笑ってみせて〜♫
バイバイ。
可哀想だけど豚肉にされちゃうんだなぁと思ってさよならした。
殺されて、この子の肉を残したら報われない。
大事な命に感謝してフードロスゼロにしなきゃな。
ヤギは素っ気なく素通り。
養豚場を過ぎてからもまだ林道を上っていく。
まだ山登りは終わらない。
不動寺へ向けてノボレノボレ
季節を間違えて咲いてしまった紫陽花。
ススキと紫陽花のコラボという違和感を見ながらダラダラ上っていく。
もういい加減にしてくれーと思ってYAMAPを見ると道を間違えてることが判明。
ん、どこで間違えた?
泣きっ面に200mの引き返し。
ああ、ここを上っていくってわけね。
こりゃ見落とすわ。
下山が終わったというのに、まさか林道ではなく再びトレイルを登ることになるなんて思いもしなかった。
しかも、軽く峠まで登るって感じなんですけどぉ…。
あっ、ここに出る訳ね。
馬の背に向かう途中、こっちに曲がるべきなのか迷った倒木があったトレイルだ。
ここまで来ちゃえばもう登ることはない。
不動寺はすぐそこだ。
この紅葉タイムは最後のご褒美。
世界中が約束したかのようなタイミングで一斉に色づく。
毎年当たり前の様にやってくるこの光景が奇跡に思える。
やっぱり秋は積極的に外に出なきゃな。春は花粉が怖いから巣ごもりします😤
この先にゴールが見える。
事前調査なしで飛び込んだ馬の背の洗礼にチビッたけど、無事に戻ってこれて良かったよ。
この時期の黒滝山に来れて良かった。
猟師に撃たれずにも済んだし。
最後に希望の鐘でも鳴らしましょ。
どうでもいいけど長崎の鐘の作曲者の古関さんは巨人の応援歌「闘魂込めて」とライバルの阪神「六甲おろし」も作曲してる。蛇足でした。
七分の力でやさしくつきましょうだって😂
控えめにゴーンと一発鳴らしておきました。
帰りの林道を下っていく。
三ツ岩岳に登ってきたというご夫婦が下見がてら来てて馬の背がどうだったか聞かれて答えたけど、すぐそこの不動寺の紅葉がちょうど見頃ですよって教えてあげたら良かったなと、気が回らなかったことを反省。
帰りの道すがら、直売所に立ち寄ってみた。
いくつも直売所が並んでたけど観光客がひっきりなしにやって来るのには驚いたな。
日本で最も消滅が近い村だなんて嘘でしょ?って感じ。
こちらが下仁田ネギ。
うっ。。
下仁田ネギの強烈なネギ臭に後退りした。
これを抱えて高崎線で帰ることはできないなと諦めたよ。
振り返って
ネギは買わなかったけど、藤岡にある二八車家に立ち寄ってもつ煮を買って帰ったよ。
以前からずっとこの店気になってたお店。
1kgの3人前を買ってペロリだったな。
期待通りの美味さ、念願が叶ったよ。
リピート確定です。
まあそんな大食漢なあたしですが、どうやら病気にかかってしまったみたいで(持病の再発)、しばらくは大豆や魚中心の食事に変更します🐟️
食べることにしか興味のないボンビー野郎に治療費が重くのしかかる。。
マジへこむわ。
ではでは