小金沢山〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山~川胡桃沢ノ頭~黒岳~大蔵高丸~ハマイバ丸~米背負峠まで縦走してきました。
ところで話は変わりますが、5月16日、ICI石井スポーツのイベント「山小屋サミット」で、日本百名山ひと筆書きの田中陽希さんの直筆サイン入りの本を購入してまいりました!
すでに日本二百名山ひと筆書きに向けて動き出してるって言うから、すっげー楽しみ。
しかし・・・俺のボロアパートBS映らんぜ!!
くそ、くそっ!
で、これが田中陽希さんが履き潰したトレランシューズ。丈夫なのかそうじゃないんだか、よく分かりません。
これが、グレートトラバース見てた人ならよく知ってる、応援横断幕。
あ~見たいな~。いつも文句言ってる会社の後輩にラーメンおごって全部録画してもらおうかな~。
今回の二百名山ひと筆書き、女峰山あたりで待ち伏せして応援するってのも良いかも。
そういえばこないだ登ったばかりの普賢岳も二百名山。あの山の良さを全国に知ってもらえるのは嬉しい限りだなー。
さて、話を戻します。
小金沢山は大菩薩峠のすぐお隣にある秀麗富嶽十二景の最高峰の山です。標高は大菩薩より少し低い2014m。
今回はトレランをやってる知り合いの決して走らない企画に便乗し参加させてもらいました。
大菩薩からの眺めでひときわ異彩を放つ存在の富士山。そんな富士山の次に目立つ山、それがすぐお隣にたたずむ美しい山、小金沢山です。
大菩薩峠まで行ったことのある多くの人が、小金沢まで縦走してみたいって思うんじゃないかな?
そんな小金沢山から秀麗富嶽十二景の山々を縦走し、米背負峠まで、距離20キロの割と長めのコース。
今回のメンバーは7人。大人数だと脱落者が出るんじゃないかと、心配したけどみんな速かった。俺なんてむしろのんびりしてた方だったなー。
<スケジュール>2015年5月9日
7:48 甲斐大和駅 → 8:25 小屋平バス停 → 10:25 小金沢山 → 11:05 牛奥ノ雁ヶ腹摺山 → 11:42 川胡桃沢ノ頭 → 12:15 黒岳 → 14:20 大蔵高丸 → 14:50 ハマイバ丸 → 15:30 米背負峠 → 17:15 天目山温泉 → 18:40 甲斐大和駅
甲斐大和駅に7:40集合ということで、押上を始発の電車で移動。
今回のリーダーが大人数を考慮して余裕を持ったスケジュールを編成。冬と違ってこの時期はかなり高いとこまでバスで行けるから、早すぎじゃないか、と思ったけど、この判断は大正解。
結果的にうまくいきました。
中央線の遅れがあったけど無事、約束の時間に着きました。
バスで上日川の一つ手前で下車。冬しか来たことないから新鮮。
今日は7名。以前、筑波山で一緒したまだ20代のトレラン好きが急遽インフルエンザにかかり、お休み。無念やな。。
初めての方が何人かいたので、自己紹介を済ませ、出発。
石丸峠に向けて出発。
最初の先頭は自分。初めての道だからちょっとよく分からないんだけど。。後ろを気遣いながらゆっくり行くわい。
登り始めてすぐ林道にでた。荒れ果ててる。山梨県、予算が足りないんだろうか?
尾根に出たら大菩薩の様な見晴らしが待ってるだろうね、きっと。
あそこまでか。すぐそこじゃないか。冬の遠さに比べれば楽勝じゃんか!
あっちゅう間に尾根にでた。
小金沢山方面へ。
さあ、ここからこの山の醍醐味の開始だ。
大菩薩湖。眺めよし。
晴れてたら最高だったろうな。時々雨がポツポツと落ちて来やがったぞ。富士山はガスってて全然見えない。
それでもこの開放感。んーー、たまらん。この先のあの山が小金沢山さ。
再び樹林帯に。我慢の時間だよ。
朽ち木が多い。鹿にやられたのだろうか?この辺はまだ序の口。
雨がね、やまないんじゃないかと。本降りなんじゃないかとみんなで心配したさ。
苔がとても綺麗でした。日照悪いんだろうね。
てか、この山の荒れ方すごい。この先の荒れ方、、もっとすごいから。
とーちゃーっく。小金沢山です。山梨百名山。
みんなここが秀麗富嶽十二景の2番山頂だって話してた。みなさんお詳しいこと。。
帰ってから調べたところ、秀麗富嶽十二景ってやつでして、大月市が富士山の景観が素晴らしい山域12地区を選定してるんです。
で、この小金沢山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山が秀麗富嶽の2番山頂となってます。
この秀麗富嶽、結構ファンが多いみたいね。
富嶽三十六景なら知ってたぜ!
山頂からの眺め。本当なら目の前にドーーンと富士山が在るはずなんだけど。残念ですな。
さて、次の目的地に向け移動。今日は縦走コースです。
どうですか!この荒れ方。いままで登った山の中でもナンバー1だよ、間違いなく。
日本一長い山名。「うしおくのがんがはらすりやま」に到着。
2番山頂ですね、へいへい。
黒岳を目指して出発。
ほえ~こりゃええわい。開放感ばつぐん。
ところで、登山で所持する水の量ってみなさんどれぐらいでしょう?
自分の場合は、真冬を除けば500mlペット2本がお決まり。いろんな人に聞くと1リットルが標準みたい。今回のメンバーで3リットルって人がいたのには驚いたな。。
まだまだ続く開放感。
川胡桃沢ノ頭(かわくるみさわのかしら)。いちいち名前が長い。
鹿に食われた木々。これが原因で病気にかかって腐り、朽ちて倒木になってしまうのではないだろうか。
倒木まつりじゃー。
黒岳に到着。実は昔はここが”小金沢山”だった。
その頃の小金沢山は”雨沢ノ頭”という名の山だったらしいです。
白谷ノ丸。
さあ、ここでお昼ご飯。最近は暑い日が続いたから標高が高く、涼しい山に来たかった。いざやって来ると超寒かったっす。温かい方が絶対にいいわ。。
湯ノ沢峠。ここから再び俺が先頭を行きまーーっす。今日の先頭は代わる代わるリーダー殿からの指名制で決まります。
ここら辺から急に整備が行き届いてる。倒木がない。
トイレに立ち寄るよ。右に曲がりますぜ。
やっとトイレ。登り始めからここまでトイレありませんです。男女兼用です
何も咲いてない、お花畑。
何人たりとも・・・。。公用の案内板に何人たりともって正しいのか?
左側からガスが上ってくる。
大蔵高丸。ここも山梨百名山。山名で×××丸って違和感あるの俺だけだろうか。。船を連想させるんだよね。
後ろ姿が様になってるじゃないか。
稜線歩き。
桜が咲いてました。下界とはやっぱ違うね
秀麗富嶽十二景、3番山頂、ハマイバ。さて、漢字で書くと
これだ!当て字だな。。
なんだ、丸って。
滝子山方面。つい先日、滝子山の企画があったんだけど、行けなかったんだよね。まさか今日通るのかな?と少し期待。
お花がとても綺麗どす。
桜を見ながらてくてく。
バスで一気に標高を稼げたから、山行20キロの内、大半が下りでした。
みんなでどこからなら登れるか探す。
米背負うぜ。名前の由来が気になるな。むかし、こんなとこまで米俵背負って登る大会でもあったのだろうか。
甲斐大和駅方面へ。滝子山は通らないのね。またの機会にしましょ。
沢沿いを下る。
なんじゃこりゃ!ワラビか?ゼンマイ?
「ワラビー通り42、Pシャーマン」
これが分かるあなたはなかなかのディズニーマイスターです。答えは一番下に書いときます。
沢沿いエリカ。
先頭を進んでた人が腐った橋を踏み抜いた。要注意ですな。川の石を使って渡った方が安全。
沢沿いの道が終わると、ひたすら林道。長いからご覚悟を。
林道にでてからしばらくして、トンネル。ヤマレコで見たな。ほんと真っ暗なので、必ずヘッデン持って来ましょう。ムカデや蛇がいても気づかないぞ。。ほんと真っ暗。
トンネル抜ければ天目山温泉まではすぐ。もういい加減、下り坂に飽きた。もうお腹一杯。距離以上に長く感じたのは林道が長かったからか?
天目山温泉ですが、いい湯でした。トロッとしてた。また若返っちまったわい
甲斐大和駅に戻ってきました。電車の待ち時間が長かったので駅前の居酒屋風レストラン兼お土産屋さんで待つことに。
猪肉のほうとう。美味かったです。900円だったかな。から揚げ定食を頼んだ人はすごい量で650円ぐらいだった。
結局長居して電車一本乗り過ごしたな。
同行者がトンネルの出口で撮ってくれた写真。最近のカメラって面白いね。俺の頭が消えてる。。
振り返ってみて、登りにもう疲れたというあなたにぴったりの、下りのトレイルが続く山です。あと朽ち果てた木々にも興味あるならぜひぜひ。
大菩薩方面はアクセス良いからよく来てるし、若干飽きて来たな。でも、開放感のある稜線歩きができるトレイルは流石!なので、まだこのエリアに来たことがない方は是非足を運んでもらいたい。ゆっくり標高を上げて行く感じは雲取山とも似たところがあります。
ワラビー通り42、Pシャーマン、答えはファインディングニモですな。ニモを捕まえた歯医者さんの住所です。
では!