表尾根縦走と丹沢山 登山(ヤビツ峠) ボンビーが薦める湘南の海と富士の大展望 都心近郊の金欠の峰

表尾根縦走と丹沢山 登山(ヤビツ峠) ボンビーが薦める湘南の海と富士の大展望 都心近郊の金欠の峰

金欠ならヤビツ峠に行こうぜ!

というわけで、丹沢の表尾根を縦走して塔ノ岳と丹沢山に登ってきました。

小田急線から見える市街地側に面した丹沢の峰々が表丹沢で、その表丹沢の峰々を縦走し最高峰の塔ノ岳に至るルートが表尾根です。

表尾根から塔ノ岳を目指すルートは、丹沢山系の中では大山登山と同じぐらいの鉄板ルートです。

あまり親しくない人と2人になった時に、天気や出身地の話題を切り出すのと同じぐらい都心に住む登山客にとって鉄板です。

 

ブログを始める遥か太古の昔に歩いたことのあるルートですが、いくつものピークを越える登りごたえと海の景色が最高に気持ちよかったことを覚えています。

ただ年齢とともに記憶力の低下は否めません。前日の晩御飯を思い出すのに苦労するぐらいなのに、当時登った記憶なんてほんと曖昧で、ところどころインパクトが強かったシーンしか思い出すことしかできません。本気でアルツを疑う時がある。

というわけで、久しぶりにやって来ましたぜ、塔ノ岳!

最近ゆるい登山が続いてたから、軽くムチを入れてその先の丹沢山まで縦走してきました。

 

 

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この景色が表丹沢の最大の魅力だと思う。

富士山が眺められる山はいくつもあるけど、これだけきれいに海を眺められる山は多くないでしょう。この日は天城山まで見えてブラボーでした。

 

塔ノ岳は標高1,491m。丹沢山は1,567mの日本百名山です。

今回の縦走路で良かった点は簡単ですが以下4点。

1.海と富士山の大展望(≧∇≦)/

2.いくつものピークを越えていく登りごたえと達成感_| ̄|○

3.好アクセス。交通費も抑えられる♪~(´ε` )

4.小屋が多く安心(゚∀゚)

 

改めて、都心からすぐ近くにこんな良い山があったんだなと再認識させられました。

冬なら太平洋側の晴天率が上がるし、夏になるとヤマビルが発生するし、やっぱり丹沢は冬がいいですね。

晴れることを祈って、さあ丹沢へ出かけよう!

金欠だったらヤビツに行こうぜ!

いざっ

 

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■アクセス方法

・ヤビツ峠へは小田急線秦野駅からヤビツ峠行きバスでヤビツ峠へ(大人470円)。こちらをご参照ください。
・始発のバスが満車の場合、臨時便がでることがあります。
・大倉バス停から渋沢駅行きのバスの時刻は、こちらをご参照ください。

 

 ■ルートとコースタイム

■2018年1月14日 ※カッコ内は標準コースタイム

ヤビツ峠⇒(30分)⇒富士見山荘⇒(60分)⇒二ノ塔⇒(10分)⇒三ノ塔⇒(40分)⇒鳥尾山⇒(30分)⇒行者ヶ岳⇒(50分)⇒新大日⇒(40分)⇒塔ノ岳⇒(80分)⇒丹沢山⇒(70分)⇒塔ノ岳⇒(175分)⇒大倉バス停 下山完了

標準コースタイム:9時間45分(休憩含まず)

 

 

1/14 ヤビツ峠~塔ノ岳~丹沢山~塔ノ岳~大倉

 

活動距離:19.4km

高低差:1,291m
累積標高上り/下り:1,833m/2,272m

 

 

 

登山開始

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8:30 秦野駅前からヤビツ峠行きのバスでやってきました。

真冬ですが、臨時便が出るほどの盛況ぶりでした。

車内でただ一人立っていた二十歳ぐらいのお兄さんがバスに酔ったらしく、だるそうに手すりにもたれかかってました。

バスの座席取りという熾烈なレースは既に始まってるぞ!吐きたくなかったら本気で走れ!

(いや、譲ってあげましたけどね。。)

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ヤビツ峠の駐車場は空きが目立ちます。表尾根はアップダウンの連続なので、ここに車を止めてピストンする人はなかなかのドM、、もとい健脚者だと思う。

悪いことは言わない、ここではバスを薦めます!

ちなみにここから大山にも1時間ほどで登れるから、大山登山の人の方が多いのかもしれませんね。

人が多いヤビツ峠なので、きれいな水洗トイレもあって起点としては申し分なしです。

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林道歩き、スタート。

トレイルと違って足元に気を付ける必要がないから、歩きながらザックのハーネスを締めたりスマホでYAMAPを開始したり準備します。たまに車がやって来てビビるよ!

 

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車酔いで席を譲ってあげたお兄さんはもうはるか先を歩いてた。復活の早さに若さを感じるぜ。。

ここからトレイルが始まる。

 

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登り始めから人気がある理由が良く分かる、とても明るいトレイルです。

原生林の中を丹沢らしく整備されたトレイルを歩けるし、人の多さにも安心感があります。一人で山登りに来る時はこういうところはとても重要なポイントです。

 

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少し標高を上げると見えてくるのは相模湾。

この日は快晴とは言え寒波の影響で気温は低く、空気が澄んで遠くまでよく見渡せます。

 

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こんな感じで一部不自然に禿げ上がった斜面がでてきます。崩れたか鹿にやられたかしたのでしょう。

 

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見る角度が少しずつ変わってきて、標高を上げてきたことを実感する。

 

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振り返ると大山。大きくて端正な姿はさすがです。

ケーブルカーがあって登りやすい山として紹介されることの多い大山。山頂駅で涼しい顔をして下りてくる登山客に交じり、ケーブルカーを使わずに尋常じゃない汗を流してた自分。

早く金持ちになりたい!

 

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9:25 二ノ塔に到着。

このルートはアップダウンが多いから距離以上に疲れます。最初はつい飛ばしがちになるから強く意識してゆっくり歩くのがポイントです。

 

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ニノ塔から三ノ塔まではわずか0.5キロ。コースタイム10分ぐらいです。

バス酔いしてたお兄さんはくつろがれてたので、ここで休憩取らない自分が先に行かせてもらいマッスル。

 

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この先のピークが三ノ塔。

っておいおい、距離0.5キロ、コースタイム10分って嘘だろ。。遠すぎて絶望を感じたわ。

一度下ってから登り返します。

 

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とうとう見えました!

海と富士の両方を眺めを楽しめるのが表尾根の良いところ。

汗をかいてきたし、ちょいちょい足を止めて景色を楽しみましょう。

 

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手前は秦野市、その奥は小田原市かな。明神ヶ岳、金時山といった富士の外輪山がよく見えます。

 

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トレイルは相変わらず、すこぶる明るい。ずーっと日向で日焼けするだろうね。

冬だってのに汗が止まりませんぜ!

 

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9:39 やっとこさ三ノ塔に到着。

二ノ塔より広々としてて休憩をとるなら断然こっちの方が良いです。この広さも表尾根にやって来る登山客の多さに合わせての事でしょう。

ペースはほぼ一定で歩けてるから、とりあえずまだ休憩をとる必要は感じない。適当に写真撮って先に行きます。

 

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遮るもののない富士山。これだけ晴れてたら午後から雲が湧いてでてくることも無さそうです。

 

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表尾根のルートはこんな感じです。三ノ塔からの写真だから少し中途半端だけど。

はるか先に見えるのが塔ノ岳。山頂に小さく見える小屋が尊仏山荘です。あそこまでアップダウンを何度も繰り返す。

登山を始めたばかりでまずここを歩いてみようって人は多いと思いますが、そこそこの体力は必要です。足は使った分だけ疲労すると肝に銘じておこう。

そして三ノ塔からもガツンと下ってガツンと登る。

 

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このお地蔵さんが目印。

ふぅ~、うしゃ下るぜ!

苦労して稼いだ標高を下げるのは勇気がいることだす!

 

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ひえー。。

気合いを入れたもののこの階段を見たらくらくらする。

 

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下ったら登る。下った以上に登る。きっつ。

10:00 烏尾山(からすおやま)の山頂が見えてきました。

 

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烏尾山の山頂でも休まない。

腰を下ろして休むのではなく、同じペースで歩き続ける方がリズムが良いんでね。それに写真を多く撮るから、都度休んでる様なもんです。

で、また下る。

 

「転げ落ちる様な下り坂だ!気を付けろ!」

そんな一人芝居をしてテンションを上げにかかるが余計に淋しくなりました。

 

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烏尾山を下りきったらお次はこのピーク。行者岳(ぎょうじゃだけ)をやっつけにかかります。

 

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10:17 ほいほいっと。行者岳に着きました。疲れてきましたがまだ大丈夫。

昨日は霧ヶ峰に雪山ハイキングに出かけました。距離も標高差も全然ないけど、その時の装備の重さに比べたら今日は裸で歩いてる様なもんです。

上は速乾性のランニング用シャツとウインドブレーカーだけ。ザックの中にはフリースとダウンは入れてるけど、冬山でこれだけ軽装ができるんだからほんと天気に恵まれました。

 

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大倉尾根と富士山、すっげぇ景色。

表尾根ならではの絶景に一時見とれる。

スカっと晴れた青空、今日は至る所で多くの登山客のヒャッホーが聞こえる。

 

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行者岳からの下りで鎖場がでてきます。

人が多いと渋滞するポイントです。つかみやすいし足を置きやすい岩場なので難しくはありません。慎重にパスしましょう。巻道はありません。

 

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梯子もでてくる。かなりしっかりした作りなので外れる様なことはなさそうです。

 

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工事現場のようなトレイルを抜けていく。

「また登りか、いい加減にしてくれ」と嘆く貴方はまともな感覚の持ち主です。

自信持って登れ!

 

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新大日(しんだいにち)のピークが迫ってきました。とにかくこの表尾根には巻道というものがないから全ピーク登らにゃ塔ノ岳に辿り着けない。覚悟するべし!

 

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塔ノ岳、近づいてきた様な気がする。

 

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10:45 やっと新大日に着きました。

こつこつ歩いてればいずれは着くって感じ。長かった!

ここから先には塔ノ岳しかありません。

さっさと行くぜ。今日は塔ノ岳まで休憩なしじゃ!

 

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1ヶ月後に控えたフルマラソン、そろそろ走り込みを始めた方が良いのは分かってますが山に来てしまいました。

現実逃避だよ!

やっぱマラソンより登山の方が100倍楽しいなと(ゼーゼー)、なんでマラソンなんか走ろうと思ったんだろう(ゼーゼー)、

俺はバカだ!!

 

本番が近づいてきた恐怖から登りながら後悔しました。小心者なんでね、本番に弱いタイプなんです。まあ頑張りますけどね。。

 

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なにやら小屋が見えて来ました。

 

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コーヒーののぼりが目印の木ノ又小屋に到着です。

宿泊は素泊りだけみたいですが一泊3,500円でかなり良心的な値段設定です。

 

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ここまで来れば塔ノ岳までカウントダウン開始。

残り0.7キロ。最後の登りだよ!

 

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富士山!

 

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塔ノ岳!

近づいてきた!

 

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富士山!

(近づいてきたかさっぱり分からん)

 

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塔ノ岳!

近づいてきた近づいてきた!

 

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11:15 塔ノ岳!到着!

ここには何度も登ったことあるけどこんなに晴れたのは初めてかも。

 

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登り始めてやっと腰を下ろした瞬間。

やっぱり登りごたえあるわ。

ゆっくりゆっくりとか言っときながらコースタイムを大幅に巻いてました。休憩とらなかったからね。

ちなみに奥に見える白い峰は南アルプスです。

 

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ここまで歩いて来た稜線のうねりに達成感がこみ上げてきます。

満足です!

 

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以前、丹沢主脈縦走した時の塔ノ岳はガッスガスだったから、晴れたらこんなに気持ち良いんだということを思い知らされる絶景です。

「そりゃ混むよなぁ~」と。混みすぎるのが唯一のデメリットなんですけどね。

 

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向こうは南アルプスだよね、と思って覗き込むと、

 

ロンドン、パリだったよ!

 

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さすがに空腹です。ここいらできちんと休みます。大好きなカップヌードルシンガポールラクサ味です。ボンビーの味方です。

 

 

12:05 食べ終わってコーヒーを楽しんだら丹沢山に向けて移動開始です。

 

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丹沢主脈線。蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳を縦走したのは今でも良い思い出。

今日も長いけど、ぜんぜん主脈縦走の方が大変です。

よくやったもんです。クレイジーです。

 

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そうそう、主脈の良さはこの気持ちの良いトレイル。こんな開放的なトレイルがたかだか標高1,500mほどの山で楽しめるなんて信じられませんね。

主脈縦走、またやっちまうかも・・。

 

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塔ノ岳から丹沢山の標準コースタイムは80分ですが、コースタイムは甘め。

ここを登ればもう山頂。

 

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12:45 わずか40分で丹沢山到着。

本当に急がなかったし、ここで会話したお兄さんも「山と高原のコースタイム甘いっす」って言ってたので、普通に歩けば80分はかからないと思います。

 

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以前ここに来た時はもう夕方で、大倉尾根を下ってる途中で夜になってしまった。

その時は少ししか滞在できなかったけど、ここみやま山荘のご主人の山の経歴がすごかったのをよく覚えてます。今回は写真でしっかり残しておこうと思ってやって来ました。

 

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あ、更新されてる。

若手の育成を兼ねてまたネパールに行ってきました、だって。

すげぇな~。あまり海外の山に興味ないけど・・すげぇしか出てこねぇっす。

 

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13:00 さて、塔ノ岳に戻りますかね。

 

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13:40 塔ノ岳山頂に戻ってきました。やっぱり所要時間は40分。

「丹沢山って百名山だし行ってみたいけど・・80分もかかるならやめとこう」、って人多いと思うけど、近いから行ってみるべし!

 

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13:50 遥か市街地まで続く、大倉尾根の下山スタートです!

少し気合を入れなおす。さすがに疲れてきてるから下山で怪我しない様に気を引き締めまっせ。

 

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正面は相模湾。この眺めが塔ノ岳を特別な存在にさせる大切なアクセントになってます。

気温も暖かく、なんとなく風がやわらかい。

この景色に酔っちまうわ。

 

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オエェ~。大倉まで6.2キロかよ!

酔いが一気に覚めた瞬間。

 

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花立山荘前を通過。

夏は「氷」の旗が目印ですがこの時期はおしるこなんですね。超そそられるやん。

金があれば迷わず立ち寄ってたでしょう。

この先、小屋が数多くでてきて甘い誘惑にくじけそうになるから、

大倉バス停までノンストップで下山します。

俺は何を目指してるんだ?

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見晴茶屋に到着。ここに来る途中にいくつかの誘惑がありましたが屈しなかったぜ。。

ここで甘酒飲んでテラスでゆっくり飲みたいという衝動が込み上げてきましたが、断ち切るかのように歩き続けます。

金のある皆さんは迷わず立ち寄ってくれ!

 

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これが出てきたら大倉バス停はすぐそこ。

丹沢クリステルです。

 

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こちらは丹沢キャサリン。

これの写真を撮るのは丹沢の定番です。

 

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15:15 大倉バス停に着きました。

バスは行ってしまったばかりだけどすぐに臨時便がやってきました。さすがです。神奈川県は丹沢の集客に本気で取り組んでるらしいです。

 

 

振り返って

 

丹沢ならば畦ヶ丸、大室山あたりに登りたいと思ってましたが、ボンビーならば仕方ない。

「敵はヤビツにありじゃー!」

わずかに残った軍資金を大事に抱えてヤビツに向け移動。新宿から小田急線で秦野駅まで669円(安い!)。ヤビツ峠行きのバスに乗って片道470円。下山は大倉バス停から渋沢駅までバスで210円(爆安)。

もし畔ヶ丸や大室山にすると、新松田駅から西丹沢自然教室までのバス代片道で1,150円。むむっ。パスじゃ!

財布にやさしくない山なんてただの豚だ。

ちょっと違うか。

 

気温が低くなってくると「そろそろかな」と思い浮かべるのが、丹沢です。

ヤマビルがでる梅雨~初秋は避け、寒くなってきてやっとこのエリアの登山シーズンが開幕するって感じです。

冬は空気も澄んで、晴天率も高まって狙い目です。

今回は塔ノ岳から丹沢山へ登ったけど、季節的には鍋割山に立ち寄ってアツアツの鍋焼うどんを食べて帰るプランの方が面白そうです。

でも所詮ボンビーはカップヌードルですけどね。。鍋焼きうどん食いてぇっす。

 

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以前、下山して大倉のバス停で待ってると御嶽山が噴火したという知らせが入りました。

もう夕方に近く、多くの登山客が長蛇の列を作ってバスを待ってたのをよく覚えてます。

その日も1人で晴れた塔ノ岳を登ってました。御嶽山が噴火して多くの死者がでてるというニュース速報をスマホで見ながら、この列の誰しもが御嶽山で被害に遭う可能性があったんだなと思えました。たまたま丹沢だったってだけです。

12月23日に草津白根山に登り、ちょうどその1か月後の1月23日に草津白根山が噴火しました。

自分が登った日は午後から快晴で、本白根山は元気なお年寄り達の歓声が聞こえとても賑やかでした。記憶はまだ鮮明に残ってます。そんな見覚えのある風景が噴煙で真っ黒になって、スキーヤーが必死に逃げていく映像を見るといたたまれません。

決して他人事ではありません。

たまたま被害に遭わなかっただけと、つくづく思います。

ではでは

 

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