犬ヶ岳と求菩提山 登山 笈吊岩の鎖場と鬼の石段 戌年に登るべき峰

犬ヶ岳と求菩提山 登山 笈吊岩の鎖場と鬼の石段 戌年に登るべき峰

 

2018年1月2日、戌年1発目の登山は犬ヶ岳(いぬがたけ)求菩提山(くぼてさん)にやってきました。

がるるるー

2018年は戌年ということで、犬の名が付く山を探してたら意外とすぐ近くにありました。がるるるー

犬ヶ岳は福岡県築上町と大分県中津市の県境にまたがる英彦山山地の標高1,131mの山で、求菩提山は標高782m。どちらも九州百名山で耶馬日田英彦山国定公園にあります。

英彦山のすぐ近くの山ということもあって、その昔犬ヶ岳と求菩提山は信仰の霊山として山伏(やまぶし)たちの巣窟だったそうです。護摩場や阿弥陀窟、杉の宿と虎の宿といった山伏たちの宿場があったり、その信仰と歴史の深さを感じることができます。

この2座の特徴は以下の通りです。

1.犬ヶ岳山頂周辺のツクシシャクナゲの群生は国の天然記念物。

2.笈吊岩(おいずるいわ)の鎖場が楽しい。冬は凍ってて怖かった!がるるる

3.求菩提山との縦走が可能。わん!

 

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遅くなりましたが、

明けましておめでとう御座います!

求菩提山の山頂で撮った一枚。自撮りだからピンボケなのは許してくれ!

犬ヶ岳を今年1発目に選ぶ登山客でさぞ賑わってると思ったんだけどなぁ、野峠から登ってくる2~3人とすれ違っただけで、求菩提山との縦走路では誰とも会いませんでした。

若干拍子抜けでしたが、お陰で静かな山歩きを楽しめました。落葉をカサカサと音を立てながら、ブナの原生林を見上げて歩くのはすごく気持ち良かったです。

犬ヶ岳から求菩提山の縦走は一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳とアップダウンが続き、歩きごたえもなかなかあります。距離も長めなので、気軽に登りたいなら無理しないで縦走はせずに、犬ヶ岳だけ登った方が良いです。

ちなみに、求菩提山までの縦走路は周回コースになってるため、ぐるっと駐車場に戻って来れて便利です。

今回も快晴に恵まれました。

いざっ

 

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■アクセス方法

・犬ヶ岳登山口駐車場は求菩提資料館の駐車場の先、道なり約1キロ進んだところにあります。
・求菩提資料館の住所/tel:福岡県豊前市大字鳥井畑247/0979-88-3203

 

 ■ルートとコースタイム

■2018年1月2日 ※カッコ内は標準コースタイム

犬ヶ岳駐車場⇒(95分)⇒笈吊峠⇒(45分)⇒犬ヶ岳山頂⇒(45分)⇒一ノ岳⇒(40分)⇒杉の宿⇒(40分)⇒虎の宿⇒(20分)⇒胎蔵界護摩場跡⇒(5分)⇒求菩提山⇒(60分)⇒求菩提資料館 下山完了

標準コースタイム:5時間50分(休憩含まず)

 

 

犬ヶ岳駐車場~犬ヶ岳山頂~求菩提山山頂~犬ヶ岳駐車場

活動距離:12.6km

高低差:764m
累積標高上り/下り:1,374m/1,370m

 

登山開始

求菩提山を眺めつつ犬ヶ岳駐車場へ

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福岡から八木山バイパスを使って、唐揚げで有名な大分県中津市にやって来ました

唐揚げが大好きで、唐揚げ巡りだけを目的に中津まで来たこともある大好きな街です。

さて、犬ヶ岳と求菩提山、どちらも初めて登る山のため、ここからだとどれが犬ヶ岳なのかさっぱり分かりませんが、高い頂が見えてきてやる気が出てきました。

 

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求菩提山です。

山頂までぎっしりと杉に覆われてる姿に大きなショックを受けました。

ちょっと、、面白くなさそうですね。。

やはり犬ヶ岳とセットにして正解だったわ。

 

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ここが犬ヶ岳登山口駐車場。

求菩提資料館にカーナビをセットして、道なりでまっすぐ、約1キロほど走ると左側に出てきます。

とても綺麗なトイレも完備されてます。

 

笈吊峠経由で犬ヶ岳へ

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左回りのルートで行きます。

ウグイス谷ルートから登って笈吊峠(おいずるとうげ)、鎖場を経て山頂を目指す。

笈吊みたいな難しい言葉を漢字で書いてるのに、ウグイス谷をカタカナにするあたり、東京の歓楽街鶯谷との区別を図ろうとしてるのかもしれません。

 

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ここを左に行くとウグイス谷です。間違えて右に行っても恐ヶ渕ルートで山頂まで行けますが、鎖場を通らないので楽しみは半減ですね。

 

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舗装路ですが、最初から良い雰囲気です。日が差した時の苔がほんと綺麗で何枚も撮影して全然先に進めない。

 

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岩がゴロゴロしててなんとも不思議な景色です。この山らしさがあります。

 

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ここは矢印通り右に曲がってから少し下ります。

 

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橋もしっかりしてるし良く整備されてる印象。

 

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林道出合いまでは沢沿いのルートです。

 

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防空壕?いや焼窯かな?

中に屍があったらどうしようと思うと怖くて覗けませんでした。

 

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ロープが出てきましたが下り用です。少し急ではありますが、登りでは全く使う必要はありません。

 

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登山口から1.6キロ歩いて林道出合いに着きました。ここで標識通り、右に折れます。

ここから笈吊峠までは1.1キロ、犬ヶ岳山頂まで2.2キロ。もうすぐそこです。

 

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目指すピークがなかなか姿を見せないなぁと思いながら歩いてました。

林道を歩いてるとやっと山頂方面の景色が開けてきました。それでも木々が邪魔で、夏だったらほとんど見えなかったと思う。

右のピークは一ノ岳で、真ん中が犬ヶ岳です。

 

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日が差した時の苔が本当に綺麗です。

稜線手前に差し掛かるとブナの原生林が広がり開放的なトレイルに変わります。

 

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北側斜面なので少し雪が残ってますが、トレイルには全く雪はありません。まだ根雪にはならない感じです。というか、この辺は根雪になるぐらい積もるのかも不明です。でも間違いないのは、今年の九州の積雪は例年より少し遅いです。

 

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さあ、稜線に出まっせ。

 

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核心部の笈吊峠(おいずるとうげ)の笈吊岩(おいずるいわ)です。

なかなか手ごわい鎖があるみたいなので楽しみです。

 

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この先岩場あり。注意書きが増えてきました。よしよし。

岩場が苦手な方は迂回路も用意されてるのでご安心下さい。

 

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ここかぁー!

鎖場は20mと言う通り確かに長めですが、想像してたのとは違い、傾斜はかなり緩め。

足場もしっかりしてるし掴みやすい岩も多いから、鎖いらないなぁ~って登り始めたら、

 

足場がことごとく凍りついててそんなバナナ!鎖にしがみついて腕力だけでなんとかよじ登り、マジ怖かったです!

だっふんだです!

 

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登りきって上から見下ろすとこんな感じ。足を置く所が全て凍ってるのが分かりますかね。

余裕がなくて鎖場の途中で一枚撮るなんてことは全くできませんでした。

 

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登りきるとシャクナゲの森。これだけのシャクナゲが開花すると見ごたえありますね。

これまでシャクナゲがたくさん咲いてた山で真っ先に思い出すのが甲武信ヶ岳と女峰山。犬ヶ岳も開花時期を狙ってくる価値があります。

 

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説明書きもでてきました。ツクシシャクナゲというんだそうです。ほぉ、筑紫か!九州固有種か!

そっかそっかー、いいもん見れたぜ、とこの時は思ったけど帰宅して調べてみたら、わりと全国で咲いてるから!

まあ、でもここのツクシシャクナゲの群生は国の天然記念物に選ばれてるそうです。

 

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左に見える低いピークが求菩提山。そしてちょっと霞がかってて分かりにくいけど、奥には中津の海も見える!

 

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稜線に出てからが何気に長い。アップダウンもちょいちょいあるし。

 

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振り返るとなかなかの展望です。

標高を上げてきたことを実感します。

先に書きますが、今日のルートで展望が良いのは山頂に向かうこの稜線だけだったから、今のうちに見とくべし!

 

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木々が多いけど岩峰らしく、再びロープが登場します。ただ、これも下り用でしょう。登りは簡単なので使う必要はありません。

 

犬ヶ岳山頂で鏡餅

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山頂に着きました。

展望台の様な建物があったので上がってみたけど、まさかの眺望ゼロ!なんのための建物なの!

 

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で、本日のお目当てはこれです。

戌年イベントに華を添える小道具を準備しました。

 

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鏡餅も犬バージョン。

山頂には自分以外にもう1組いて、興味津々な様子で鏡餅の角度を気にする自分を見ておられました。もうそんな視線慣れっこだからいいけどね!

 

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山頂のベンチに腰掛けておにぎりを一つだけ食べて求菩提山に移動です。登り始めが昼だからあまり時間ないんでね。

おにぎりを食べながら、眺望がない山では上を見上げるしかない図。

 

山伏の宿を経由して求菩提山へ

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あれは!

一ノ岳に向けて移動を開始すると、前のピークの奥にうっすら英彦山が見えるよ!

少し霞がでてるけど、これは嬉しかったなぁ。

 

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鼻っからこれが一ノ岳への登りのつもりでひーひー登ってます。

やべぇな、これからニ、三と小ピークの連続攻撃が続くと思うとゲンナリするぜー。

 

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偽ピークだった!

登りきったと思ったのに!甘くないな。。

 

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ところどころ少しだけ展望が開ける所があります。木々の隙間から犬ヶ岳が見えました。

 

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よしゃ、今度は間違いなく一ノ岳山頂じゃい!

 

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一ノ岳に着きました。別名、笹ノ宿(ささのしゅく)。山伏が修行しに来た際の宿があったそうです。

昔は宿があった場所なのに水場がないんですよね。どうやって水を確保したのか疑問だわ。

 

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英彦山へも縦走できるんですね!

9.6キロ!

パス!

 

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求菩提山まで4.6キロ!こちらもまだ結構ありますな。。

 

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犬ヶ岳山頂付近から虎ノ宿までのこのブナの原生林はほんと見事です。くどいですが、展望はあまりよろしくない山なので、こういうところで楽しむ。

犬ヶ岳から求菩提山へは求菩提登山歩道と言ってよく整備されてます。落葉が多くてトレイルはすっかり隠れてますが、ブナがトンネルの様にルートを示してくれてるので迷うことははないと思います。

 

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ニノ岳。別名杉の宿までやってきました。

ここから更に3.6キロ離れた虎ノ宿へ。

 

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なかなか分かりにくいと思うのでこの地図をご覧下さい。

犬ヶ岳から一ノ岳(笹の宿)、二ノ岳(杉の宿)、三ノ岳(虎の宿)のピークを越えていき、最後に胎蔵界護摩所跡を経て求菩提山に辿り着きます。

杉の宿と虎の宿は3.6キロ離れてるし、それぞれが意外と距離が長いけど、気持ちの良いトレイルが続くためそう長くは感じないと思う。

 

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ここら辺はただ単調なトレイルが続くため端折らせてもらい、虎の宿に到着。

途中、林道と合流するあたりで車輪跡があったから猟師が車で来てるのかもしれません。冬は猟の解禁時期だから間違えて撃たれないかちょっと心配。

悪いことは言わないから、毛皮で登ることだけはやめるんだ!

 

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虎の宿からガツンと標高を下げると胎蔵界護摩場跡。

杉の宿、虎の宿もこことあまり変わらず展望のない所にテーブルと椅子が置かれただけの場所なので、食事を摂るなら明るい雰囲気の一ノ岳がおすすめです。

 

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胎蔵界護摩場跡を過ぎるといよいよ求菩提山まで0.4キロ。目と鼻の先です。

 

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右へ行くと山頂を巻くルートなので当然左へ。とにかく100mおきぐらいで案内標識がでてくるのでご心配なく。

 

求菩提山山頂と鬼の石段

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え、ここが山頂?という感じの求菩提山の山頂。

疑わしかったので辺りをキョロキョロしてみると、

 

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あ、ありました。

車から見た求菩提山が杉に覆われてたから分かっちゃいたけど、やっぱ展望ゼロ。上宮を守るかの様に杉が取り囲んでます。

うーん、眺望って山登りの最大の醍醐味だからねぇ。。肩透かしにあった気分。

 

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国玉神社の上宮で初詣を済ませます。

誰もいないんでね、大胆に声出していきますよ。

神さまー、出てきてくださーい。もすもーす、神さまー

 

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神様だワン!!

がるるるるー

 

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1人遊びもそこそこにして飯にします。犬ヶ岳ではおにぎり一個しか食べてなかったので。

すっかり年は明けてしまいましたが、年越しそばのつもりで買っといた鴨だしそばが残ってたので持ってきました。

1人で杉に囲まれた境内で蕎麦を食べてるととても寂しくなってきました。

 

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なので食べ終わったらさっさと撤退。だけど、何!?いきなりこの石段は!きつい。これは鬼や!鬼の石段だ!

 

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振り返ってみるとこんなですよ。鬼や!この石段は鬼や!

と本当に思ってると

 

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本当に鬼の石段だった(笑)

 

ここに書いてある物語を簡単に説明すると、

夜な夜な山から下りてきて悪さばかりする鬼に、求菩提の権現様が一夜で中宮から上宮までの石段を築く様、鬼たちに命じました。

鬼たちは大急ぎで石段を積み上げ、もう少しで完成というところで権現様が朝になったと鬼たちを騙すため鶏を真似て朝を告げました。

すると鬼たちは約束を果たせなかったと知り、一目散で逃げました。とさ。

うーん、どこかで聞いたことある物語だな。。

しかも鶏を真似て朝が来たことを騙すって・・孟嘗君の鶏鳴狗盗のパクリですよね!!宮城谷昌光のファンなので、ちと詳しいよ!まだ読んだことない方は孟嘗君お薦めです。

 

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アイーン。

求菩提資料館方面に下山するはずでしたが、ルートを間違えてしまい、少しだけ戻りました。まったくアイーンです。

 

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阿弥陀窟(第五窟)です。

ここまでの標識が「阿弥陀窟」だったり「五窟」だったりころころ変わるからかなり戸惑ったわ!

 

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下山は「阿弥陀窟(第五窟)から求菩提資料館へ」と覚えていただければ求菩提山駐車場方面に下山できます。

 

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下山完了!ここを右に折れて犬ヶ岳駐車場へ。しばらく歩くと川を渡れる橋が出てきます。

 

この集落の牧歌的な風景を物珍しそうに眺めつつ歩いてたら、正月で帰省したと思われる都会的な香りのする女性からいぶかしげに睨まれてしまいました。

 

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夕暮れの犬ヶ岳を眺め、日がほんの少しずつ長くなってきたことを感じる。

 

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こちらは山頂がモヒカンな求菩提山。

眺望をぶっ壊すなんて、ロックな山だったぜ!

 

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道の駅に立ち寄って珍味コーナーにあった焼きあごを買って帰りました。うまい!!けど1つ食べると部屋中あご臭がひどい!う~、でもうまい!

 

振り返って

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犬ヶ岳の鎖場を登りたかったので、戌年に関係なく早く行かなければ!と思ってました。

1年前に子供と黒髪山を登って、鎖場をひょいひょい登っていく我が子の姿を見て「よしゃ、次は犬ヶ岳だな」と思ってたのですが、黒髪山と違い、こっちの方が岩場が本格的なので一度下見が必要だなと思ってました。なので丁度良い機会でした。

鎖場は前評判ほど難しくはなく、足場もしっかりしてるので冬じゃなければ大丈夫だな、という印象。5月~6月のシャクナゲが咲く頃を狙ってくると良いです。

求菩提山と縦走はせずに、犬ヶ岳だけ登って下りてくるなら子供も頑張れるぐらいの距離だと思います。求菩提山と縦走できたとしても長すぎると山が嫌いになってしまうと思う。

 

求菩提山と犬ヶ岳、山の魅力だけで言えばはるかに犬ヶ岳の方が上です。

山の好みは人それぞれですが、もしどちらにしようか悩むなら迷わず犬ヶ岳を選ぶべきです。

 

最近、恒例になりつつある登山に華を添える(?)今回のワンコイングルメは珍味の焼きあご。

格別にうまいし、個包装になってるため食べ過ぎることもない。ぜひぜひお薦めなのですが、香りが強く、職場で食べる時は要注意です。ぜひ食べてみてください。販売元は熊本の会社みたいなので、中津じゃなくてもどこでも売ってる様です。

 

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今回、度々登場した獅子舞の人形ですが、実はペット用に売られてるものです。

でこれ。うちのラブラドールレトリバーのノエル君にかぶってもらいました。盲導犬の卵です。

子犬の内の1年だけ社会に慣れさせる目的で預かるボランティアに手を挙げました。

この子と一緒にいられるのもあと数か月。それまでたくさん遊んであげたいので、九州の登山は少し今は控えてます。

戌年。良い1年になりそうです。

ではでは!

 

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