どもども。3度の飯より風呂が好き、やっほっほ亭です。
秋になるとこんな天気予報をよく耳にします。
「今週は秋雨前線が本州に停滞します。南に発生した台風の影響で前線の活動は活発化し、特に週末にかけて全国的に雨、ところによって大雨になるでしょう。」
折角楽しみにしてた週末なのに、こりゃ無理ばい、ぐぞっ!
とガッカリしてる貴方にぜひお薦めしたい企画があるったい!
野天風呂を楽しむ!そして隙あらば山頂を踏む!
ですたい。
で、今回は八ヶ岳にある野天風呂としては日本最高所の「本沢温泉(ほんざわおんせん)」に登ってきました。
消費者金融の審査並みにゆるゆるな登山企画です!!(10億円貸して!)
さて、本沢温泉について簡単にご説明しておきましょう。
本沢温泉のポイント
①メインの登山口は本沢入口と稲子湯の2つ。本沢温泉まで最短距離の登山口は本沢入口です。
②登山口から小屋までのトレイルはよく整備されてて危険箇所はありません。
③本沢温泉の野天風呂は混浴です。脱衣所もないので女性は大きめのタオルか水着を忘れずに!
④本沢温泉を起点に天狗岳、硫黄岳登山とセットにするのがお薦め。
さて補足です。
本沢温泉には2018年時点で創業136年を迎える立派な山小屋ががあって、外湯の「雲上の湯」と内湯の「こけももの湯」の両方を楽しむことができます。それぞれ800円。テント泊や日帰りの立ち寄り湯の場合はそれぞれ別料金になるので、800円ずつ払えば両方入ることができます。1回払えば何度でも入れるそうです。もちろん宿泊者は無料で入れます。
小屋の中にあった貼り紙によると、野天風呂の標高は高い順で、1位 八ヶ岳 本沢温泉(2,150m)、2位 北アルプス 白馬鑓温泉(2,100m)、3位 北アルプス 高天原温泉(1,900m)、らしいです。
自分が調べてみると、高天原(たかあまがはら)の方が白馬鑓温泉(しろうまやりおんせん)よりわずかに高いんですけどね。なぜ?
もしかすると源湯の場所が違うとか何か理由があるのかもしれません。
ちなみに、野天風呂じゃなければ北アルプスのみくりが池にある天然温泉が日本最高所で、なんと標高2,410m!
うーん、機会があれば行ってみたいけど、内湯しかないからなぁ。景色楽しめないなら標高とか関係なさそうだし。
そう、本沢温泉も露天に入らないと来る価値なしと言っても過言じゃないのだ!(あくまで個人的な考えです)。
ちなみに本沢温泉は内湯と外湯で泉質が異なるので、内湯の方が好きだと言う人も多いみたいです。自分は外湯にしか入らなかったけど強烈な硫黄臭が家に帰るまで消えなかったし、髪がバリバリになったし、キン○マが赤くなって痒くなったし!!それぐらい湯は強めです!
でも楽しいから!絶対楽しいから!行くべし!
それと、もし天気が良ければ本沢温泉から天狗岳や硫黄岳にも登ってみましょう。
反対側の渋の湯から天狗岳に登り本沢温泉経由で稲子湯に下山する温泉地を結ぶ旅ってのも面白そうです。
本沢入口から本沢温泉まで標高差は約500m、片道約5キロ。近い!
秋雨と野天風呂にけむるのんびり旅の幕開けです。
いざっ
■周辺地図
■ルートとコースタイム
※登りは途中からのログとなってます。
■2018年9月8日 ※()カッコ内は標準コースタイム
本沢入口⇒(165分)⇒本沢温泉⇒(120分)⇒本沢入口
標準コースタイム:4時間45分
登山開始
11:00
本沢入口の駐車場に着きました。詰めたら20台は停められると思います。
今日は本沢温泉までしか歩かないのでのんびりした朝です。
稲子湯から細い林道を15分ほど車を走らせるとここに着きますが、雨予報のため車は少なめです。
登ってる時だけでもやんでくれててくれよー。
4WD駐車場は本沢入口よりもっと上まで行けるためワンランク上のステータスとなってます。
愛車を傷つけるリスクを覚悟して上まで行く必要なんてないんだ!
(強がりです)
先程からやたら日本最高所を強調してくる宣伝手法はダイソンみたいです(ダイソンの世界で唯一という過大な宣伝が普通に許されるのが疑問なんですが。。)。
正しくは、露天温泉では日本最高所です。
本沢温泉グループは、やまびこ荘、キレット小屋、赤岳頂上山荘とここ南八ヶ岳で牙城を築いてます。荷物の運搬など効率的な運営ができるんでしょうね。
我々登山道楽家にとってもサービス向上に繋がるんだから感謝しなきゃいけません。
11:05
そうそう、まだスタートしてませんでした。
登山口に立ってからの説明が長くてスミマセン。
ゲートまでは1時間。本沢温泉までは2時間30分。
短い行程ですが、今日みたいな天気にはちょうど良い距離です。
湯巡り登山の始まり〜!
雨上がりの森が輝いてます。
歩く分には整備されてて良いんだけど、車にとっちゃなかなかの悪路です。
道幅も狭いしね、登山者の邪魔になることは間違い無いからあまり車で無茶して上がる必要はないんじゃないかな、4WDの諸君よ。
(目一杯ひがんでるぜ!)。
わずかに青空。
この分なら雨は降らなそうです。
11:25
登山口から20分。大きな車が1台だけ停まる寂しい駐車場に着きました。
実はここまでなら4WDじゃなくても上がってくることができます。ですが、ご紹介した通り悪路だし下の駐車場からわずか20分の距離です。
つか、本沢温泉までコースタイム短いしね、歩け歩けー。
「ここあり急坂?」
いや、「あ」じゃなくて「よ」だ。「ここより急坂」ね。
なかなか難読な看板に手こずりました。
で、この看板から上は本物の4WDだけが上がることを許された極上の世界。
看板の説明によると、ここの駐車場から4WD駐車場までは歩いてわずか10分ほどの距離らしいです。
ふん!こちとら歩きに来たんじゃい!羨ましくなんかなか!
(目一杯ひがんでるぜー!)
道は更に悪路となり、確かに4WDか軽トラじゃないと登るのは難しそうです。
軽トラのガッツと機動性は素晴らしいですね。
スタッフ専用駐車場には軽のパジェロミニが1台だけ停められてました。
芝が生えててなかなか環境の良い駐車場です。広いし。
綺麗なスタッフ駐車場の向かいにあるのがこちら。ドロドロの4WD駐車場。。
宿泊者よりスタッフ優先なのかと嫌でも思ってしまう。。
悪天候の日に停めたらスタックしそうです。
11:45
えっちらおっちら歩いて登山口から40分でゲートに着きました。テント泊装備でのんびりペースだったから、速い人なら20分ぐらいで着いてしまうと思います。
ここから本沢温泉までは無雪期で1時間15分だそうです。
ゲートをくぐると荷運び用の重機がありました。こんなのが小屋に何台かあったので経営は潤ってるんでしょう。
さすが日本最高所のブランドは伊達じゃない。
八ヶ岳定番の苔のショットです。
しかし今回は苔よりもブナやカラマツの森の方が綺麗でずいぶん印象深かったです。
倒木に生える苔。
これもカメラを持ってると撮影せずにはいられない定番の被写体です。
しかし、繰り返しますが苔よりもブナやカラマツの森が綺麗でしたよ。
登山道はさっきの重機が通れるぐらい道幅があってかなり整備されてるので、健康な方ならハイキング気分で歩けます。
子供でも楽勝でしょう。
その内車でも行けるようになるんじゃないでしょうか。
たまに青空が見えたり。
時折、日差しが強まったり。
雨上がりで空気は澄んでるし涼しくて気持ち良いです。山頂がだめでもやっぱり来てよかった。八ヶ岳の森の本領発揮といったところ。
カゴノヒカゲ?
こんな謎解きを挑んでくる謎の札が連発して出てきます。
ほとんどが意味が分からずお手上げです。
富士見平のポイントに着きました。ドーンと富士山が見えるポイントっつーわけね。
ほら、ドーン。。
ガスで真っ白じゃなかったとしても、樹林で見えんのとちがいますかね。。
キノコ中毒者が新聞紙上を賑わう季節となりました。キノコだけには手を出しちゃいかん。
ハゲヤマ。
言葉の意味は分かりますが、これが何の意味があってここに記されてるのかさっぱり分からんです。絶対に意味はあるはずなんですが。。
まあ難しいことは抜きにしましょう。
こんなハイキングですが、知らず知らずに500mほど標高を上げるから、気づいたらバテてたなんてことにならない様に気を付けてください。
ええ。前フリです。
NO’10
サッカーではリトル本田が薦めない限り自分からは恥ずかしくてつけれない番号です。
ガスが濃いから奥秩父の山々は見えないけど目の前の野辺山はよく見えます。
今日の天気でこれだけ見えたらラッキーでしょう。
あれ。。足が重く感じるぞ。軽くフラッとするし。
突然やってくるこの感覚。やべぇ、俺、バテたわ。。
11月のフルマラソンに向けた糖質制限ダイエットの影響が出たのは間違いありません。思うように足が前に出ない。
ふむ、間違いない。こりはシャリバテだ!
本沢温泉でバテたなんて話、聞いたことない!と奮い立たせますが一度バテちまったもんはそう簡単に復活しません。
とにかく休憩とってミルクバームにて栄養補給します。
高カロリーカマーン!!
高糖質、炭水化物カマーン!!
まさかのフラフラです。
それでもほぼフラットなルートだから歩けますが。。
稲子湯のみどり池ルートとここで合流。
ここまで来ればテン場はすぐそこです。
本沢温泉でヒーヒー言ってる。。前代未聞でしょう。
この時は「よしゃ、と10分なら頑張れる頑張れる」と必死。
おお、クリンソウ園!!
日光の社山登山の時に千手ヶ浜で見たかったけど開花前で見れなかった花ね!
ここで見られるなんてラッキーです。
うへー。。
枯れ果ててますわ。
そりゃ初夏に咲く花が9月に咲いてる筈ないわな。
13:05
登山口からちょうど2時間でキャンプ場に到着しました。
わんぱく登山者なら駐車場からここまで1時間で着けると聞いてますが、ほぼコースタイム通りのペースでたどり着きました。ええ、バテましたからね。
バテてきた時は焦ったけど無事着けてよかったよ。
テン場はガラガラです。
雨に備えて木陰に張るか、より平な場所を選ぶかで悩みましたが、ザーザー降りになることはないだろうと予想して平らな場所を優先させました。
テン場の水場は要煮沸ですが、小屋に行けば煮沸不要の水場があります。
小屋はテン場から歩いて5分ぐらいなので飲水に困ることはありませんでした。
小屋の手前には「石楠花の湯(しゃくなげのゆ)」。こちらは冬季限定の内湯ですが、泉質は「こけももの湯」と同じらしいから湯元は同じなんだと思います。
堂々たる日本の秘湯、日本最高所野天風呂。なんにしても日本一ってのはそれだけで来る価値があります。
本沢小屋に着きました!
一泊10,000円近い高級旅館ですが、テント泊なら600円です。
こちらが煮沸せずに飲める水。小屋の前にドバドバ出てます。
同じグループの山彦荘にはモモンガと天然記念物のヤマネか棲み着いてるそうです。
ヤマネは準絶滅危惧種らしいのでもし明日の天気が回復して硫黄岳に登れそうなら山彦荘に立ち寄ってぜひ観察させてもらいたいところですね。
テント泊の人はこちらの外トイレしか使えません。仮設トイレです。
小屋によってはテント泊の人でも小屋の土間を使わせてくれる所もあります。
雨も降ってきたし中で休憩できますか?と試しに受付の女性に聞いてみると乾燥室なら良いですよと通してくれました!
バイトのお姉さんなんだろうけど、すげぇ親切!ありがとうございます!という訳で持参した鴨肉を食べてしばし休憩。
露天風呂の入浴料を支払うとこんなデザインのチケットをゲットできます。
先代のご主人が描いたそうですがなかなかいいですね。
内湯は見てから入るかどうか判断してみようとちょっと覗かせてもらいました。
で、結局露天風呂だけにします。
雲上の湯は小屋から10分ほど登ったとこにあります。
この沢の先に目指す雲上の湯があります。
こんな所を抜けていくため夜8時までと入浴時間が制限されてます。
何かあったら危ないですからね。
細かく泉質や効能が書かれてます。
泉質は酸性で硫黄を含みます。湯の温度は40.8度。秋ならちょうど良いですね。
ここから沢に下っていくと雲上の湯です。
知り合いが冬にここに来て滑落したと言ってたのを思い出しましたが、恐らくここの下りのことでしょう。
ちょっとばかし日本最高所ってくどいなと思いつつ進みます。
さあ、着きました!先客は一人いましたがささっと出て行ってくれました。スミマセン〜。
脱衣所も何もありません。リアル野天風呂です。
お風呂は深めで下は砂地です。ちょうど良い位置に腰掛けられるところがあって腰掛けることができます。自分はそれだと少し肩が出てしまうぐらいの高さで、この時期に長湯を楽しむには丁度良かったです。
酸性の湯は髪が浸かるとバリバリになるぐらい強い湯で、野趣を楽しみに来た者にとって、大自然の中で温泉に浸かりに来たことを実感できるクセの強さはなかなか良いです。
それに雨も降ってないし、来てよかった!
と言ったそばから外はまさかのザーザー降りになりました。かなり強い雨です。
というわけで、雲上の湯を堪能して再び小屋に戻ってきました。
小屋の売店でコケモモジュース買って、先程の乾燥室に移動して食事の準備です。
小屋のメニューは最低限の酒の肴が用意されてるぐらいで目新しいものはコケモモジュースとコケモモサワーぐらいでしょうか。
目新しいものというよりかは、こうやって小ぢんまりとバッヂなんかが販売がされてるとそれだけで物色したくなります。結局、コケモモジュースしか買わなかったけど。。
この赤い飲み物がコケモモジュースです。場所は先程通してもらった乾燥室です。
雨はかなり強く降り続いてます。こりゃ無理だと夜ご飯の準備をします。
ご飯を炊いてカレーも出来上がり〜。登山口から距離が短いとついつい普段持ってこない様な物まで持ってきて荷物が増えてしまいがち。
楽しい晩餐でしたが、、
突然、女将さん(ボス)がやって来て、
「乾燥室を利用してよいのは素泊まりの方だけ!テントは外!」と叱られてしまいました。
親切で乾燥室を案内してくれたアルバイトの女の子の立場を悪くさせたらいけないので弁解はせず謝ってそそくさと退散。
使っちゃ駄目だったんですね〜。このブログを読んだ方は同じ過ちを犯さないようにしてくださいね。
それにしても間違いない、あれはボスだ!
おっかねぇ〜。
やっと雨も上がりました。
雲の流れが速く、一瞬だけでしたが星空が見えました。
ISOの感度が高過ぎだと、撮影条件を変更してる隙に、
ご覧の通り再び曇ってしまい星は見えなくなってしまった。。
今日はここまで。
その後、再び雨。
激しく打ち付ける雨に何度も目を冷ましました。
翌朝。
雨はやんだけどガッスガス。高原の朝みたいです。なんともスッキリしない天気。
テントから顔を出して辺りをキョロキョロと伺い、悟りました。
こりゃ今日の登山はないな、と。
どぼぼーーーん。
いくらなんでもこんなにか!ってぐらい硫黄岳方面は真っ白です。
無理を悟った我、朝風呂へ向かう。
ちょうど小屋泊の人達の朝食の時間であろう6:30。混み合ってはいないでしょう。
下界はわずかに日が差してるみたいだけど、下界があんな状態で山頂の天気が良くなるはずがありません。
登山ブログですが今回は完全に温泉ツアーとなってしまい、かたじけない。。
湯船から空模様を気にしつつ、昨夜の星もあんなわずかな雲の切れ間から一瞬だけ見えたんだろうなと思う。
雲上の湯を後にします。
「さらば、八ヶ岳。次こそは登るぜ!」
本沢温泉までのわずかな登りでバテたことは棚上げして誓おう。
ちなみにご紹介しますが、自分が背負ってるアタックザックは100円均一で買った300円の代物です。これで不自由なく使えます。
登山メーカーの物だと数千円しますからね、節約したい方に是非おすすめです。
一晩中降り続いた雨をたっぷり吸って重くなったテントを撤収。
テントを張ったまま登山して、下山するとパリパリに乾いてるってのが理想なんだけどね。しゃあない。
下山中の行動食がワッフルとドリトスという時点でいかに遠足気分だったかが分かっていただけると思います(笑)。
下山してると、どんどん天気が良くなってくるから後ろ髪を引かれますがもう下山すると決めたのだ!
雨上がりの森はきれいです。
水はけが良いみたいで水たまりがないのも助かります。
時間に余裕があるのでのんびり景色を楽しみながらの下山です。
野辺山方面は昨日からよく見える。
いつも野鳥の撮影を試みてそ~っと近づきますが、気付かれてすぐ逃げられてしまいます。
雷鳥はあ余裕で近づけるんですけどね(笑)、うまくいかないものです。
50mmズームでこれが限界。
振り返ると硫黄岳の山頂が少しだけ見える!晴れてきました。
むむむ!!
この時は悔やんだけど、翌日ヤマレコを見てみると暴風で撤退する人もいる難しいコンディションだったみたいです。無理しないで良かった。
登山口まで近づいてくるともう見事な晴れ。
紅葉はまだまだですが、あっという間に紅葉シーズンってやって来ますからね。
今年はちゃんと本命を決めて企画練ってますよ~。今から楽しみですが天気が心配です。
うーん、晴れた!
時間もたくさん余ってるし、下山したらこのまま帰るのがちともったいない。
ところどころ白樺の森がでてきたり。
最近少しずつ木の名前も分かる様になってきました。登山を始めた頃は杉ぐらいしか分からなかったのに。
冒頭で書きましたがカラマツの森がとても綺麗です。
麓にあった松原湖はワカサギ釣りで有名な湖らしいです。
通り道だしちょっと寄ってみることにしました。揚げたてのワカサギの天ぷらでも食べられたらラッキーです。今回の旅は温泉と食い気しかありません。
無事バテずに下山することができました。
硫黄岳には登れなかったけど、これがベストな判断だったと信じましょう。そもそも今回の目的は「雲上の湯」だったわけだし、100点でしょう!
帰り道なので稲子湯がどんな所か立ち寄ってみましたが、なかなか立派な小屋です。ただここの駐車場は有料です。すぐ近くに無料の駐車場があって、そっちは満車状態だったから停めきれなかった人がここに停めるのかもしれませんね。
林道を走らせながら振り返ると大きな硫黄岳にしつこくガスが残ってました。
登ってたら今頃あのガスの中だったんだろうなー。
ふむふむ。また来るわい!
暇つぶしなのか腹空かしのためか、松原湖に寄ってみました。
釣り客がたくさんいます。湖畔には釣り宿も数軒ありました。
きったかっぜ〜♫こぞぉーのかんたろぉ〜♪
北風小僧の寒太郎の歌碑がありました。
作詞家の方が幼少期にここで過ごしたそうです。
次回の登山では晴れることを無銭で祈願しときました。
こ~んな綺麗な松原湖。上信越道で帰る場合、佐久インターに向かう途中にあるからもし時間が許せば立ち寄ってみるのもいいかもです。
見どころは北風小僧の寒太郎ぐらいなもんですが、たまにはこういう登山もいいもんです。
いつも下山する時間が遅くなって一目散に帰ることの方が多いですからね。
スーパーにも立ち寄って、売れ残って30%オフになった信州蕎麦をゲットしました。お土産屋さんで買う蕎麦の高いこと高いこと。手が出ませんわ。
こういうところでケチッて、、
こういうところでお金を使う。
お腹が空いたので蕎麦屋に入りました。佐久市にある「磊庵(らいあん)はぎわら」です。食べログの評価高めだったのでやって来ました。
小腹が空いたらいつもは道の駅でおやきを食べるか、コンビニで粗挽きフランクを食べるかしてるのですが、今日は暇を持て余してるんでね、ちと贅沢しますわ。
スーパーで信州そばを購入したばかりですが、長野らしく蕎麦のダブルヘッダーです。蕎麦ウエルカムです。
た、高ぇ〜。。
驚愕の値段設定にかなりたじろぎましたが、
せっかくの長野ですから。
左が水萌そば。右が手びきそば。どっちもうどんみたいに太い麺で食べごたえあります。
つけダレは、左からなんと井戸水!塩!薄い出汁、蕎麦つゆ。まず左の井戸水で召し上がってみてくださいとお店の人に薦められました。
ズズー、ん、確かにそばの味が口の中に広がる!井戸水んまい!
いや、確かにうまいけど一口だけでいいやと、隣の塩に手を伸ばす。ふむ、ふむ。塩辛い(つけ過ぎ)。
結局本来の蕎麦つゆでがっつり食べました。そりゃそーだろって感じです。
振り返って
9月になって登山シーズンが到来しました。
本当なら今回は北アルプスの雲ノ平に行くはずでした。富山県の折立を起点に、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳を歩く2泊3日の旅。ああ、夢にまで見た雲ノ平。
しかしまさかの3日連続の雨予報。
くぅ〜、悔しい!
本沢温泉はそんな代替案ではありましたが、想像以上に良かったです。
何より季節がちょうど良かったです。
お湯の温度はちょっとぬるめ。冬になれば湯の温度は更に下がって体は温まらないだろうから春か秋がベストシーズンだと思います。
雪景色の中で楽しむ野天風呂ってのも想像しただけで魅力的ですが、実際には楽しくないでしょう。
硫黄岳は山頂の爆裂火口が見所です。百名山でもなんでもない山ですがその荒々しい山の姿が特徴的で、横岳、赤岳へ伸びる主稜線の眺めはとても素晴らしいです。
自分が八ヶ岳で初めて登った山も硫黄岳です。
今回は残念ながら深いガスに包まれてしまい登るのを諦めてしまいましたが、硫黄岳の麓に本沢温泉という楽しみを見つけられたのは良かったです。
白濁した湯に浸かりながら、また旅先に困ったらここに来ればいいやと思いました。
では