
群馬の秘境に、ハートが隠されている山があるという。
そのハートは12月3日〜1月20日という期間限定で見ることができるらしい。
それも13時20分〜45分という短い時間だけというビッグサプライズなのだ。
はーーー?なんだこれ!!Lサイズの帽子じゃぜんぜん入らないって!
カンニング竹山ばりに国内の帽子サイズに腹を立てている頭デカ族の族長がやってきたのは、カンニング嵩山(たけやま)。
自分の頭にシンデレラフィットする帽子なんて、もはやこの世には存在しないんじゃないか?
帽子は諦めてパーカーフードで手を打つか?
かぶる傘もいいね。
きっとあれが最適解ではあるんだろうけど、弱気なあたしはもう少し認知度が上がるのを待つよ。
ちなみに、自分で言うのもなんだが、顔はデカくない(たぶん)。
頭がデカいだけや!頭だけ!
あ、なんの話だっけ?
そうそう、カンニング嵩山(たけやま)ですが、実は日本百低山という立派な肩書きを持っている。
群馬県吾妻郡中之条町にある山なんだけど、中之条と言って真っ先に思い浮かぶのは、タイムマシーン3号の関さん。
本人も中之条は秘境だって言ってるし、それをウリにしてるし。
そんな山里にハートは隠されている。
今日はただの低山ハイクではない。
群馬のハートを盗みに来たのだ!
嵩山自体は周回コースで歩いても距離は3km、累積上り330mほどのお手軽ハイク。
山頂には少し長めの鎖場があったり、山頂は大展望が広がるし、日向のトレイルは歩いてて気持ちが良い。
下山後は道の駅でお買い物、そして蕎麦も食べられるから、トータルで満足できちゃう山だった。
歩きごたえはないけどね。
ちっちゃな頃から落ち着きがなかったあたし。
15で多動と呼ばれたよ
ブタみたいに太っては、
さわるものみな傷つけた〜
ギザギザハート、いただきます。
標準コースタイム
■2025年12月13日 ※カッコ内は標準コースタイム
道の駅たけやま⇒東登山道(55分)⇒山頂(大天狗)⇒表登山道(15分)⇒中天狗⇒(35分)⇒道の駅たけやま
コースタイム:1時間45分
距離:3.2㎞、累積登り:380m
嵩山登山
道の駅霊山たけやまからスタート
嵩山登山の起点となるのは道の駅「霊山たけやま」。
道の駅の駐車場、トイレも利用できて便利。
小さな道の駅だから駐車できる台数も少なめだけどね。
でもいっぱいになることはなさそう。
道の駅から見上げる嵩山。
肝心のどこにハートが現れるかは事前に軽く調べてみたけど、結局よく分からなかったんだよね。
そんなわけで宝探し気分でいきましょう。
上りは東登山道で
東登山道入り口?
西登山道があるのかどうかも分からないけど、とにかく道なりに進んでみる。
道の駅の駐車場の奥から登ることができそうだ。
レッツラゴーの助。
あら、やっぱり。表登山道と東登山道って2ルートあったのね。
ハートは表登山道にある気がするけど、東登山道の入り口まで来て今さら引き返すのも面倒だから、このまま登ることにする。
ハートとの出会いはここでの判断がいちばん重要だったんだけどね。
どうなることやら。
ハートよ、東登山道に現れてくれー!
と、一か八かで東登山道を進む。
夜になったら電飾が灯るであろう飾り付けに中之条の本気を見た。
こんな秘境でイルミをしたところで、投じた税金に見合うだけの効果は得られないかもしれない。
だが、それでもいいのだ!
そもそも、観光客はこういうの望んじゃいない。
だが、それでもいいのだ。
地元の設置業者に金が入るから!
うるさいこと言うな!利権バンザイ!くそ!
少し進むとすぐに整地された場所がでてくる。
まさかここにハートが!?
違った。
寺屋敷の跡地だそうです。
鳥居をくぐって登山スタート。
ご自由にお使いください、by老人クラブ
ネーミングが悪過ぎる。
再びだだっ広いところにでた。
まさかここか?
ちがった。
嵩山城跡地だそうだ。
どうやらこんなのどかな山でも殺し合いが繰り広げられたそうだ。
そんな山でハート探しとか、いい歳のおっさんがやることかいな。
ここからくまなくハートを探しながら登ることとなる。
21世紀も早いもんで1/4を消化した。
己と時代を振り返ると、物価が上がり、血圧も上がった。
税金も増えたし、体重も増えた。
子供の扶養控除は無くなり、児童手当とかいうワケワカメな仕組みに変わり、あたしは近くの字が見えにくくなってきた。
ああ、、俺って何も成し遂げてないよなぁ。
とか、振り返るのはやめよう。
今の時代、毎日を生き抜いていくだけで精一杯だ。
たから、ちょっとした楽しみを見つけたモン勝ちなのだ。
ハート探しの旅なんて、くだらな過ぎてすごく良いじゃないか。
振り返っちゃいけない。
こういうの、よく見かけるよね。
東登山道は谷コースらしく、日陰ばかりで寒い。
そう、こんな日陰のコースにハートなんて現れるはずがない。
そう思ったけど、もうここまで来て戻るわけにはいかない。
こんな注意書きが出てくる通り、クライマーにとってヨダレものの岩壁があるらしい。
クライミングには以前から興味はあるけど、ロープが己のゴリラ級の体重を支えられないという恐怖があって、やらないことにしている。
山頂がある岩を大天狗と呼ぶらしいので、ここは大天狗方面へ。
弥勒穴やら胎内くぐり、低山にありがちな名所が散りばめられてるのね。
きっとハートもこんな風に案内があるはず!
だから見落とすことはない!
そう信じたい。
あっという間に5合目。
岩壁へのアクセスは遮断されている。
事故でもあったんだろうか。
なるほど。
ネジぶっ飛びクライマー達をくすぐりそうな岩壁かある。
短いから楽勝だと思ってたんだけど、意外と疲れてきた。
福岡の近所に叶岳という低山があって、登山口に「健康道場」って掲げてある憩いの場みたいな山なんだけど、ペースを間違えるとバテてベンチで休むもんね。
大事なのはペースなのよ。
東登山道は谷を歩くルート。表登山道は尾根道。
ここで表登山道と合流して尾根に出る。
鎖場と山頂
実は鎖場がでてくることも知らないぐらい、何も調べてこなかった。
女子力高めのもふもふ手袋で登る。
なんてことだ。
こんなガチな鎖場があるなんて、聞いてないぞ。
ハート探しとはずいぶん似つかわしく無い。
なんとか山頂だ。
景色良さそう!
ここが大天狗ってポイントかな。
すごい高度感だ。
祠に一礼。
神さま、ハートはどこですか?
浅間山の頭が見える。
スノーピークの由来にもなった谷川岳はさすがに真っ白。
今年の雪山はどこにしよっかな。
とても低山とは思えない、素晴らしい景色だ。
これだけ良い天気ならハートも簡単に見つかりそうなんだけど、そもそもルートを間違えたら意味がない。
こっちは榛名山だろうか。
パッと見せられると赤城山と区別つかないよ。
嵩山の標高は789m。群馬百名山だそうです。
意外ともう時間がないから急いで表登山道から下山しなくては!
ハートを探せ
時間がないときに限って鎖場が渋滞してたりする。
だが急いではいけない。
体がデカいおっさんはただ立ってるだけで圧をかけてしまうから、だいぶ距離を置きながら下る。
やばい!もう13:15だ!
13時20分〜45分の時間にしか見られないというのに!
ここから小走りで下っていく。
お地蔵さんの陳列は撮らねば!
十一番〜十三番とな!気になるけど、パス!
ハート!ハートはどこだ!
トレイルがすこぶる安全で走りやすい。
表登山道のピストンで良かったかもしれない。
何度考えても、競歩の意味が分かりませぬ。
急いでるけど、走らないって、どういうこと?
俺は競歩ではなく走るぜ!
いつもトレイルで転ぶ自分だけど、表登山道はほんと走りやすい!
ここでもない!
あっ!!あった!!
ギザギザハート
ズーーーム!
うん、ハートちゃんたしかにいただきました!
12月3日〜1月20日の13時20分〜45分という短い時間にだけ現れるという群馬の奇跡。
ハートが見つかった、それがどうしたというのだ?
とか、そんなつまらない事を言ってはいけない。
ハートが見れた、それで良かったじゃないか!
山頂に立てて良かった!それと同じ。
ゲッザーンと道の駅観光
山頂からの眺望は予想以上に良かったし、目的だったハートも見られたし、今日は上出来じゃないか。
ガーハッハッハ。
あれ?もう終わり?
老朽化のため使用禁止となった遊具が出てきたら、下山完了という呆気なさ。
これが低山ハイクの醍醐味。
道の駅も見える。
道の駅から左へ行ったところに表登山道の登山口があったということか。
初めての山はこんな間違いも新鮮で良い。
嵩山を見上げながら、道の駅へ突入。
未だにゆるキャラってウリになるのか疑問だけど、中之条もご多聞に漏れず「なかのん」というゆるキャラを推してるそうです。
ゆるキャラより干し芋に夢中なあたしは迷わず購入。
帰ってソッコーで食べ尽くしました。
下戸のあたしには関係ないのですが、地酒の販売もしてたよ。
店内で蕎麦も挽いてたし、すぐ隣の蕎麦屋でも挽きたてが食べられるみたいです。
道の駅の奥へ続く廊下を行くと、手裏剣や鎖鎌やら、物騒な武器展示コーナーに行き着くという摩訶不思議な道の駅。
道の駅に真田忍者のコーナーがあるという斬新さ。
頭巾なのか、今で言うパーカーフードをかぶっているのが忍者なのね。
ちなみにこちらがお蕎麦屋さんです。
お腹は空いてなかったし、干し芋を買ったし、いつも無駄遣いはしないのでパス。
このあと、来たるさいたまマラソンに備えて、軽く周辺をジョギングしたんだけどね、、
さいたまマラソンは大雪のため中止。
エントリー費用の15,000円は返金されないという悲劇。
まああの天気なら仕方ないと思いつつ、次回のエントリー費用を半額とかにしてもらえないだろうか…、と願わずにはおられんよ。
おわり
「一生懸命」が間違いで、「一所懸命」が正しい。違和感を感じた小学生の頃。
おっさんがハート探しの旅に出かけることのほうがよっぽど違和感がありますが、なんにしても宝探し的な要素があって面白い。
ハート探しを除いても、山頂の展望の良さは特筆もの。
下山後に道の駅でご当地物の買い物と真田忍者の展示コーナーをうろうろできるのも観光気分を上げてくれる。
帰りに近くにさの直売所にも寄ったけど、結局、ここの道の駅の干し芋の方が安かったし。
ハートが見れて、それがどうしたとか言っちゃあいけない。
すごく良い物を見せてくれて、中之条サイコーですたい。


