2024年の締めくくりに選んだ山は山梨県の「竜ヶ岳」。
そう、関東や中部地方で登山をしていればピンとくる人も多いと思うけど、この山の見どころと言えばダイヤモンド富士。
「ダイヤモンドだーね〜♫あーあーいくつかの場面♫」
はい、歌える人は同世代です😎
仲良くしましょう。
さて、そんなわけであたしも登山界のテッパン、テッパン界のどテッパン、「ダイヤモンド富士」を見てきたよ。
本物のダイヤよりもキラキラ輝く太陽。ボンビーでも天候に恵まれさえすれば見れちゃうアレです。
山梨県が観光客を集めるために盛大にアピールしてるアレです。
どミーハーな自分を抑えられませんでした、てへへ😂
御坂山や富士周辺の山はあらかた登り尽くしたけど、この竜ヶ岳だけが残っててね、楽しみにしていた山行でもあります、ハイ。
博多のオーバー(叔母)♫、島原のオバー(叔母)♫
ラブ・イズ・オーバーの替え歌を口ずさみながら、小気味よく竜ヶ岳に登り、せっかくなら全部満喫してやろうと本栖湖をぐるっと一周してきたよ。
裏那須で負傷した捻挫も治ってきたし、この日は珍しく大腸の調子も良かったからね。
そんなわけで全長17km、竜ヶ岳〜中ノ倉山〜パノラマ台を長めにハイキングしてきたけど、途中には旧千円札のモデルとなった富士山ビューがあったり、パノラマ台からもでっかい富士山を眺めたり、烏帽子岳では富士山にかかってた雲も取れてバンザーイしたり。
まあとにかくひたすらに富士山を堪能する旅となりました。
ちなみに竜ヶ岳だけを登った場合は距離8.5km、累積上り650mほどのお手軽登山で済みます。
今回のカメラは新しく購入したX-T30Ⅱを初投入。
そんなわけでフィルムシミュレーションは初めて使うクラシックネガで撮りまくってきました。
標準コースタイム
■2024年12月22日 ※カッコ内は標準コースタイム
本栖湖駐車場⇒(95分)⇒見晴台⇒(50分)⇒竜ヶ岳⇒(40分)⇒端足峠⇒(70分)⇒中ノ倉山登山口⇒(75分)⇒中ノ倉山⇒(40分)⇒中ノ倉峠⇒(80分)⇒パノラマ台⇒(25分)⇒烏帽子岳⇒(70分)⇒本栖湖駐車場
コースタイム:9時間5分
距離:16.9㎞、累積上り:1,385m
竜ヶ岳~本栖湖一周
本栖湖駐車場から登山開始
この日は12月22日。
朝が苦手な自分にとって今回ばかりは冬の日の出の遅さが有り難い。
寒いのはしんどいけど。
日の出は6:50頃とのこと。
ダイヤモンド富士は7:30頃なので歩き始めは6:40。
竜ヶ岳の山頂に立たなくても途中にある見晴台でダイヤモンド富士が見ようというプランなのさ。
見晴台へ
朝のまだ薄暗い時からクラシックネガで撮影しても良さが分からないと思うからいつものASTIAで。
そしてこれがクラシックネガ。
やばい、朝だろうがめちゃいい。
クラシッククロームより彩度が高いんだな。
分からない人は置いてきます。
で、たまにVelviaでも。
まあしかし、標準で付いてきたキットレンズのXC15-45mmレンズの映りの良さには驚いたけど、操作性が悪すぎる。
というか電動ズームは自分には向いてない。よく分かった。
富士のカメラを選ぶ人ってアナログ操作を求めてるわけで、機能優先ならソニーやキヤノンを使えばいい。
これ、手動にしてくれたら良かったのに。
そんなわけでこの日以降ははもっぱら単焦点レンズばかり使ってる。
日の出に間に合わなかったらやるせないので少しペースアップで頑張っている。
右を向けば本栖湖、ゼーゼー。
結論から言えば、見晴台に着いてからダイヤモンド富士までは20分近く待ったから急ぐ必要なんて全然なかったんだけどね、ゼーゼー。
汗もかいたし、のんびり歩けばよかったと少し後悔している。
曇った時点で本日の企画は終焉を迎えていたわけだけど、期待通り晴れてくれそう。
あれ、もう見晴台に着いたかな?と思いきやちょっとした広場があっただけ。
おお〜。
関東の山に登る醍醐味ってやっぱり富士山だよなぁと、
山梨は東京から近いから中部地方だということをつい忘れてしまいがちな発言。
まだまだ時間に余裕がありそうだから、いつもの緩いペースに戻して見晴台へ。
夜から朝へ変わっていく濃い青。
ふえっ!見晴台ってあんな遠くなん?ダイヤモンド間に合わないよ!
と焦ったけど、あれは竜ヶ岳の山頂。
見晴台はもう目の前でゴザルよ。
ダイヤモンド富士
てなわけで見晴台に到着。
こんなにギャラリーがいるなんて甘く見てた(笑)
もう当然日の出の時間は過ぎてるから麓には陽の光が届いている。
たぶんあっちは沼津方面だな(てきとー)。
神様お願いです、あれには登らせないでください。
「大丈夫であるぞ、あれは雨ヶ岳と言って本栖湖一周では立ち寄る必要はないのじゃ、アーメン」
そんな声が聞こえるはずもなく、この時は超ビビってたわけです、ええ。
こちらが竜ヶ岳の山頂。
実はダイヤモンド富士まで時間が空きすぎて、世界一暇つぶしが下手な自分はすでに痺れを切らし、ザックを背負い竜ヶ岳に登り始めようとしていた(笑)
それで振り返ってみたらね、ちょうど始まったわけですよ。
ピカッと輝いた!
慌てて見晴台に戻ってきてこの劇的なショータイムを待つ。
ん?
なんか富士山の後ろから悪魔のもくもく雲が広がってきたじゃないか。
うわおおー!きたきたー!
このギャラリーの中にハゲ頭がいればその照り返しによって二重の輝きを楽しめたのに、それだけが残念だ。
冷たい泉に〜素足をひたして♫見上げるスカイスナイパー(最後の方が聞き取れない)。
世の中にはファンシーカラーダイヤモンドとかね、ダイヤモンド一つとってもいろんな種類があるみたいだけど、ボンビーの立場から言わせてもらえばダイヤモンドと名乗ってしかるべきはこのダイヤモンド富士サマだけである!と断言したい。
竜ヶ岳の山頂へ
さて、竜ヶ岳に登りましょう。
自分には本栖湖一周というアホな使命が残っているんでね、先を急ぐ。
お月さん見っけ。
いいおっさんですが、念願だったダイヤモンド富士が見れて気分はアゲアゲです。
さすがに人気の山だけあってトレイルはこの上なく歩きやすい。
直登でもいいぐらいなんだけど九十九折に登っていく。
眼下には青木ヶ原樹海が広がる。
遠くに見える湖は河口湖かな?
だとしたら左の山は御坂山(てきとー)。正面奥には石割山って感じだな(超てきとー)。
当たってるかどうかも分からない山座同定をしながら登るのはヤマノボラーの性。
気付けばいつものASTIAで撮影してたので、ここで再びクラシックネガへ変更。
今日はX-T30Ⅱでしっかり遊ぶショゾンソン。
雪が残ってた。
夏が猛暑すぎてまともな冬は来ないかと思ってたけどしっかり寒くなって安心しつつ少しガッカリしている。
おじさんという生き物は寒いのが嫌いなのです。
長い九十九折に「直登させてくれ」と10回ぐらいため息をついた頃、やっと景色が開けたきた。
ここに来た目的の1つ、辰年の最後に竜ヶ岳を登頂すること。
そう、この日は2024年12月22日。
このブログを書いてる今はもはや2025年だけど、ヘビ年と言えば黒斑山の隣の蛇骨岳にハイカーが集まりそうだね。
まん丸の竜ちゃんが可愛いじゃないの。
竜ヶ岳からの眺めももちろん富士山。
今回は富士山を心ゆくまで満喫するのだ。
群馬、栃木、それと地元九州の登山が多いからね、たまに富士山への欲求が爆発しそうになるわけです。
当の富士山には久しく登ってないけど。
カメラで遊びながら端足峠へ
さて、端足峠へ目指して下りましょう。
正面に見える山は雨ヶ岳でまさかアレ登らないよね?とこの時はまだ心配しつつ何度もYAMAPをチェックしてたな。
歩きに来ておきながら、楽はしたい。
凍った枯れ葉ですら絵になる。
クラシックネガで撮る青空が雰囲気ありまくり。
自分みたいながさつな人間にはこの手の芸術的な絵作りは向かないかもな…と実は薄々思い始めている。
分かりやすいVelviaやASTIAの方がきっと向いているんだ。
好きな映画だってダイ・ハードとか香港国際警察みたいにスカッと分かりやすい方が好きだし。
ちょう単細胞です。
真四角のため池すら芸術的に魅せる。
そんな必要ないんだけど。。
なんてことないトレイルすら絵になる。
そうか…分かった。
いとも簡単に絵にしてくれるから、たぶん不満なんだ。
結局、自分みたいな単純な人間は発色の良いASTIAが一番感動しちゃうわけよ。
しかし…
それを言ったら身も蓋もないじゃないか。
今日はクラシックネガを楽しむんだ。
ASTIAのことは一旦忘れるんだ。
本栖湖一周のついでに雨ヶ岳にも登っちゃう鉄人もいるんだろうな。
ムリムリムリムリ。
なるほど、分かった。
当たり前の事なんだけど、どの写真も「ああ、クラシックネガの写真ね」という絵が簡単に作れてしまうことに不満を感じてるんだ。
そんなこと言ったらVelviaやASTIAだって同じやん!
って言われそうだけど、ASTIAはホワイトバランスやハイキーでふわっふわな撮影が出来たりして撮影の幅が広がるからちょっと違うんだよね。
まあそんなことは贅沢な悩みだよ。
富士ユーザー以外の多くの人がこういう絵に近づけようとレタッチソフトで時間をかけて加工しているわけだから。
まあカメラの話は止まらないのでまた別の機会にまとめます。
端足峠が近づいてきた。
ここらへんから樹林帯に入るわけだけど、富士五湖周辺は環境が厳しいらしく、1.300m付近から上は熊笹が覆って森林限界ぽくなるのが特徴的。
木の枝からささくれみたいな小さな枝が生えてる。
端足峠に到着。
ここで本栖湖方面に下っていくわけだけど、間違えて雨ヶ岳に行ってしまうと地獄コースです。気を付けるべし。
すごく中途半端ですが後編へ続きます( ´∀` )