茅ヶ岳と金ヶ岳 登山(深田記念公園) 新緑とツツジのトンネルを抜け季節の巡りに癒される峰

茅ヶ岳と金ヶ岳 登山(深田記念公園) 新緑とツツジのトンネルを抜け季節の巡りに癒される峰

5月19日。

茅ヶ岳(かやがたけ)金ヶ岳(かねがたけ)を縦走してきました。

日に日に強さを増していく日差しを受けた新緑が透けて見えます。登り始めからそんな緑のトンネルをくぐれるのがこの時期1番の楽しみです。たくさんのツツジが咲く尾根を抜けて山頂に着くと大展望の眺望が待ってました。

5月の茅ヶ岳はそんな所です。

それと、この山は日本百名山を選定した作家の深田久弥さんが登山中に脳梗塞で亡くなった事でも有名な山です。

つい深田恭子って言いそうになりますが、今の登山ブームを巻き起こした張本人です。

以前、図書館で深田久弥さんの本を読んだことがありますが、自堕落系ブロガーの自分には古典みたいな日本語ばかりで、ぜんぜん読み進みませんでした。

「あっぶねぇ〜買わなくてセーフだったぜ!!」とは心の声。

 

読むなら登れ!

では、今回の登山のポイントです。

 

茅ヶ岳〜金ヶ岳登山の特徴

①トレイルは原生林の樹林帯が続く。

②山頂からは南アルプス、八ヶ岳、富士山の大展望。

③茅ヶ岳までならコースタイム片道170分で割と手軽。トレイルもよく整備されてます。

④金ヶ岳まで縦走すると下山後の林道歩きが長いよ!

 

↓山頂からは南アルプスが目の前ですよ!

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ほいだば補足します。

ひとーーーっつ!!

茅ヶ岳で展望が開けるのは山頂だけです。それ以外はほぼ眺望ゼロ。ずーっとずーっと樹林帯。ですが、原生林の新緑がとても綺麗で春らしい登山が楽しめます。日差しが強い日に登ると良いかもです。

トレイルはよく整備されてるので、老若男女楽しめる里山って雰囲気です。

 

ふたーっつ!

山頂からは目の前に南アルプス前衛の鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳が圧巻の眺めです。右に八ヶ岳、左に富士山、背後には金峰山という山梨県の中心に立った気にさせる360度の見晴を楽しんでください。

 

みーーっつ!

金ヶ岳へは一旦100mほど下り、160mほど登り返します。自分はゲンナリして引き返そうとしました(ToT)

茅ヶ岳に登らなければ、金ヶ岳だけを登りにくることはないからね!折角だから行っちゃえ!

ちなみに金ヶ岳の最大の売りは、富士山と茅ヶ岳のツーショットの眺めでしょう。

一番最初に載せた写真がそれです。

逆を言えば富士山が見えない日なら登らなくて良いかもです。

 

茅ヶ岳は標高1,704m、金ヶ岳は1,764m。茅ヶ岳は日本二百名山、山梨百名山です。

 

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この日は暑さが少し和らいだため春霞がでることもなく、景色を満喫することができました。

新緑に萌える茅ヶ岳、長い長い林道歩きの開幕です。

いざっ

 

■周辺地図

 

 

 ■ルートとコースタイム

■2018年5月19日 ※カッコ内は標準コースタイム

深田記念公園⇒(170分)⇒茅ヶ岳山頂⇒(60分)⇒金ヶ岳⇒ (100分) ⇒休憩小屋(林道出合)⇒(110分)⇒深田記念公園

標準コースタイム:7時間20分(休憩含まず)

 

登山開始

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登山口に向かう途中にあったコンビニから茅ヶ岳全体を写しました。

山って近づくとさっぱり全体像がつかめませんから、毎度なるべく遠目からの撮影ポイントを探しながら運転してます。

 

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深田記念公園の駐車場は8割ほど埋まってました。

スニーカーにショルダーバッグ姿の学生がいたり、まさにドラえもんの学校の裏山状態。

そんな緩い雰囲気が個人的には気に入りました。

 

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深田記念公園から茅ヶ岳〜金ヶ岳を登ります。

下山は明野ふれあいの里方面に下り、林道の大明神線を延々歩いて戻ってくるルートです。

後で分かったことですが、この地図の千本桜近辺の駐車場に停めれば林道を長く歩かずに済んだんですね。。5台ぐらいなら停められるスペースもあったし。。

ちっ。

 

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まあ、地図を見る限り駐車場は深田記念公園にしかないことになってるから、ここからスタートです。

このたて看板にソーラーパネルの工事やってるからトラックの往来に気をつけてね!と言った事が書かれました。

 

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この分岐を右へ。

上に目を向けると確かにジオンのソーラ・レイが設置されてました。

意味が分からない方はすっ飛ばしてください。検索無用です。

 

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いつも嫌われ者の樹林帯が新緑という武器を得て愛される時期になりました。

 

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目が覚める緑の世界。

落葉樹の森なので、これ全部この春芽吹いたばかりの新鮮な緑です。

 

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この種のセミはよく春の終わりに見かけます。

地上に出て6日目を迎えたんでしょうか。弱ってる感じでした。

踏まれないように森へ放り投げたら飛んで逃げて行くと思ったのですが、そのままポトンと落ちました( ̄Д ̄)ノ

 

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道幅も広く、とても歩きやすいです。

スニーカーの学生もこれならなんら問題なく登れるでしょう。

 

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折り重なる緑がとてもきれいです。

 

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女岩は土砂崩れがあったらしく立入禁止でした。

テレビの殺人現場でよく見る黄色の規制線が行く手を阻んでました。

 

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女岩を過ぎるとゴロゴロ岩が出てきますが、特に危険箇所はありません。

 

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ペンネ。

 

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しばらくすると急坂に変わりました。稜線に出るまでこの急坂は続くのでちょいちょい休みながら登りましょう。

 

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休憩してる人が見えました。分岐に到着です。あそこから尾根道にでます。

 

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やっと深田久弥さん終焉の地がでてきました。

ブラックサンダーを供えた方のセンスに脱帽です。きっと深田さんも美味さイナズマ級だと喜んでるに違いありません。

 

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ミツバツツジが青空に映えて最高にきれいです。

考えてみればツツジを見上げて歩くなんて山ならではですね。

 

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深田久弥終焉の地から山頂まで思いのほか長くて、すぐそこが山頂だと勘違いしてペースを一気に上げた同行者がこの先で疲れ果ててないか心配になりした。

自分はずいぶん引き離され、はるか後方。

 

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ヤマツツジが色鮮やかな山頂が見えました。

全体的には短いコースでしたが、飛ばした同行者は案の定「長かった・・」と苦笑いでしたな。

 

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山頂は多くの深田恭子ファンで賑わってます。

 

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ニセヤツという有り難くない別名を持つ茅ヶ岳から眺める本物の八ヶ岳はまぎれもなく本物の貫禄がありました。

残念ですが茅ヶ岳とは格が違います。

深田久弥さんも最後は「あっちに登ればよかった。。」と言ったに違いありません。

すべて想像です。

 

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そしてこちらは南アルプス。薬師岳〜観音岳〜そしてオベリスクがある地蔵岳の鳳凰三山や、甲斐駒ヶ岳が立ちはだかってます。見事な眺めです。

 

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めっちゃうまいシンガポールラクサ味。デザートに買ったファミマのスコーンはなんとなく食欲が失せてしまったので残しました。

帰りの車で食べますわ。

 

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富士山の雪もだいぶ減りましたね。夏が近づいてます。

 

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うしっ、食べ終わって気合一発、金ヶ岳へ縦走と行きますかっ!

 

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金ヶ岳へレッツゴー。

 

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実はこの激下りを前に心底ゲンナリして一度茅ヶ岳に引き返しました。

そして気を取り直してリスタート。

 

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こんな石門がありました。見所があって良かったです。

金ヶ岳は茅ヶ岳より60m高いだけですぐ隣だし、山頂からの眺望なんて変わらないからね、こういうのがないと盛り上がりません。

 

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それと、振り返った時の茅ヶ岳と富士山の景色はこの日一番の景色でした。

金ヶ岳に登った甲斐があったぜ!

と思えた数少ない瞬間。

 

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登ってみると登り返しは大したことなかったです。

 

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金ヶ岳の山頂は貸し切りでした。

こう見えて貸し切りじゃないとはっちゃけられないんです。

 

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正しい標高が分からんよ!

 

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山頂からの眺めは茅ヶ岳となんら変わらないという真実。

分かってたことですが・・。

 

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唯一の違いは茅ヶ岳が眼下に見えることぐらいでしょう。

 

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呆気ないですが金ヶ岳を明野ふれあいの森方面に下山します。

 

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振り返ると新緑にツツジのピンクが混じる金ヶ岳が良く見えます。

 

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なぜかバテてしまったのでアミノバイタルを補給。なんでバテたのかさっぱり理由が分かりませんが、休憩をとりながらゆっくり行きます。標高差が少ないとは言え甘くみてはいけませんね。

 

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林道にでたら敷島町大明神方面へ。左に曲がります。

 

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約5キロほどの長い長い林道歩きに何度も泣き言を吐きながらやっとの思いで歩きました。

登りで歩いた登山道とやっと合流。ここを右に曲がります。

 

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駐車場に着くとバスが停まってました。ここまで公共交通機関だけで来ることができるんですね。

 

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山梨県と言えばすぐに見つかるハッピードリンクショップで炭酸注入。がぶ飲みです。

 

振り返って

当初茅ヶ岳は冬に登るつもりでしたが、春も終わりに近づいた5月中旬に変更して大正解でした。

新緑に覆われた落葉樹の森は虫も増えてきました。

 

茅ヶ岳の山頂で心に響いた聞おっさん同士の会話です。

「昔、八ヶ岳と富士山が背比べをしたんだって。八ヶ岳は何て言ったか分かる?」

「いや分からん。」

「奴が高ぇ。」

(≧∀≦)

ウケるー!

 

まあそんな会話がでてしまうぐらい、山頂からの八ヶ岳と富士山の眺めは良かったです。

 

 

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ITの進歩で情報量が増え、仕事は格段にスピードアップしました。それに伴う納期の短縮化と個人の仕事量の増加は年々確実にひどくなってます。

で、その一方で残業は減らせ!です

作業者の能力は追いつかず、作業者の苦労を理解してない者が責任あるポジションに就きノー残業デーに旗を振る。

だいたいどこの会社でも起こってる問題かと思います。

 

そんな目が回る世界に身を置いてると、山の季節の移り変わりがなんてのろまなんだと感じられます。

まったく、自然は有難い存在です。

山歩きをしてなかったら気が狂ってたかもしれません。

 

今回も少しだけ季節が巡ったことを山の景色が教えてくれました。

 

さって仕事頑張るぞ!っと。

週末の登山は自分なりの働き方改革になってるのかもしれません。

ではでは

 

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