
新潟なのに浅草岳。
九州なのに韓国岳。
静岡なのに越前岳に登ってきました。
ややこい。
玉山鉄二と玉木宏と玉置宏と玉置浩二ぐらいややこい。
筑波山とか、ちょー分かりやすい。
新潟の「日本国」は逆に分かりにくいし、なんつーか、身の程知らずじゃね?って感じ。
すみません、話を越前岳登山に戻します。
遅ればせながら、これが新年一発目の登山です。
越前岳は静岡県にある日本二百名山。
山頂からは駿河湾と伊豆の展望、そして間近に迫る富士山が売りの山。
ちなみに山名の由来は、福井県(越前)まで見えるぐらい大きい山とか、静岡を越前守が治めたことがあるとか、諸説あるみたいです。
まあとにかく、ややこい。
セルジオ越後なのにブラジルぐらいややこい。
野口五郎なのに北アルプスぐらいワケワカメ。
静岡と言えば、忘れちゃいけないのがホークスのセーブ王、杉山一樹の出身地だということ。
がんばれ杉山!いつもファンサービスが塩対応だけど、俺はいつでも応援してるぞ!
標準コースタイム
■2026年1月17日 ※カッコ内は標準コースタイム
十里木高原駐車場⇒(110分)⇒山頂⇒(80分)⇒十里木高原駐車場
コースタイム:3時間10分
距離:5.0㎞、累積登り:630m
越前岳登山
十里木高原駐車場からスタート
越前岳登山の起点の十里木駐車場に着くと、消防車が止まってる。
火事かいな?
最近、山火事が多いからね、扇山とか妙義山とか。
物騒だな。
せっかくなので、消防車の中を見学。
ええ、もちろんなぜ消防車がここにあるのか、私はこの時すでに知っている。
さあ、振り返ってごらん。
一目瞭然でっせ。
まさかの野焼き!
嘘やーん。
煙に燻される登山
野焼き真っ最中の山に、これから登ることなんてできるのかな。
でも、さすが。
火の勢いは手練れた職人たちによって見事にコントロールされてる。
しかし、なんせ煙がすごい。
燻製にされながら登るという、我ながらセンセーショナルなコーディネートになってしまったな。
しかも、煙だけではない。
たまに火の粉が飛んでくるというスパイシーな味付け。
しかも隠し味程度の控えめなものではなく、避けながら進まなきゃいけないぐらい飛んでくる。
服に穴が空くというスリルも楽しめちゃうというプラン。
さあ、行け!
煙に燻されながら登るなんて、人生初めてだ。
服に臭いがつくことなんて気にしちゃいけない。
帰りの電車なんて心配するな!
いや、やべぇって。
九州では九重や平尾台とか、野焼きをするのが当たり前みたいな感じだけど、こうやって野焼きしてるところは初めて見たな。
しかもそれが静岡だなんて。
墓場の周りを火が取り囲む。
お線香はしばらく不要だ。
富士山の大展望
ちょっと標高を上げればこの富嶽景。
そして火の粉もさすがにもう飛んでこない。
展望台みたいなところがでてきた。
煙に燻されたし、ちょっと急いだから息も上がったし、ちょっと休むには良いところ。
火の次は電波塔。
短い行程に混沌が凝縮されている。
この越前岳は今のところネタのオンパレードたが、、たかだか往復5キロ、累積標高も630mほどしか登らないため、あっという間に終わってしまう山。
すでに左奥に見えてるピークが越前岳の山頂だろうし。
秋らしいというか、一応冬なんだけど、1月の静岡はぽかぽかです。
風は冷たいけど、日なたで風を避けられるところにいると、もうずっと座っていられる陽気。
それもチャージ料無料の特等席で。
とにかくこの山の売りは遮るもののない富士山の眺望たからね、このあと何枚も無駄に登場してもらいます。
さすが静岡。
南アルプスも近いけど、富士山が圧倒的すぎて霞んじゃう。
急登もない。
越前岳は穏やかな山だなぁと思っていた自分に、この後ちょっとした災難がふりかかる。
山頂でジジイ2人が、4人で使えるテーブル2台を1人ずつで占有し、他のハイカー達は地面に座っているという、ひどい光景を目の当たりにした。
JTのCMで、横柄に座っていた鬼が人間の心の豊かさを知り、席を詰めるというシーンがあるが、そんなものはしょせん理想なのだ。
老害には効果ゼロ。
社内でハラスメント地獄を堪能している自分は、こりゃ無駄なストレスを抱えた方が負けだと、ジジイ達から離れたところにシートクッションを敷いて休むことにした。
しかし下山を始めると、そのジジイ達からこちらへアプローチしてきたのだ。
あろうことかそのジジイ2人が、なぜか自分に下山のスピードで張り合ってきて、ペースを上げて自分の前に割り込んできたり、謎のデッドヒートが幕を開けたのだ。
登りでは遅い自分だが、下りでは体重を活かして速い。
ジジイはそのペースに耐えられず、見事なドリフトを演じ、強烈な尻もちを炸裂。
だが、その後もめげずに張り合ってきて、2度目の尻もちクラッシュを自分の前でご披露。
それでやっと諦めたのか、後ろに引き下がってくれたんだけど、ジジイ達に罰が当たったみたいで実に滑稽だった。
さすがに写真を撮る気にはならなかったけど、きっと車の運転も横柄なんだろうなとつくづく思ったよ。
軽自動車しか乗らない自分は、格好の煽られ対象にされるから、よく分かる。
安全で平和な山にもそんなちょっとしたスパイスがあったりする。
油断してはいけない。
まあ、この時はそんな嫌な思いもしてないから、楽しく登ってた。
展望もよくなってきたし、ルンルンだ。
こんな土砂崩れをしたところもでてきて、なんとなく黒斑山を思わせる。
当然だが、土砂崩れしたところは展望が開ける。
最&高でやんす。
富士山&南アルプス。
&ってなんなん?
山岳天国と言えば、長野県、富山県あたりがパッと出てくるけど、静岡も負けちゃいない。
南アルプスの名峰たちは静岡に多いのだ。
日陰には巨大な霜柱がびっしり育っている。
日なただとコイツが溶けてどろどろトレイルを作り出すわけで、それがジジイ達を滑らせることになったのよ。
自分も今日はごく普通のランニングシューズでやって来たから気を付けないと。
ドロドロに支配されたトレイルを避けて、脇の樹林帯を縫うように歩く。
勢子辻分岐。
ここで初めて駐車場の「十里木高原(じゅうりぎ)」に振られたローマ字で読み方を知った😆
まあ、そんなもんだ。
ちなみに外国人は日本に留学に来たら、ひらがな、カタカナ、漢字、それとローマ字も覚えなきゃいけないらしく大変らしい。
つか、ローマ字ってローマで使われてるのか?
富士周辺の山ってこういう植生だよなぁと思う。
丹沢に近づくにつれて、杉、ヒノキが増え、静岡県側は自然林が多いイメージ。
越前岳山頂
さあ、山頂だ。
立派な標柱。
二百名山がみんな立派かと言えばぜんぜんそんなことはない。
越前岳はかなり頑張ってる方だと思う。
しかもハート付き。
前回の嵩山登山に続き、2個目のハートゲットです。
冠雪してるから南アルプスだって分かりやすい。
聖岳〜赤石〜荒川三山、たぶんね。
山頂の富士山が一番邪魔されてて見えないというのはどういうことなのか。
杉山みたいなツンデレ具合は静岡特有なものだったのか。
足元は富士宮市と富士市。
山に登るとすごく近くに見える。
光り輝くのは駿河湾。
山から見下ろす海はとても良い。
日差しが反射し、色が溶けた光景がたまらない。
水辺線の見える場所は〜♫もう春だ〜♫(ブルーハーツ手紙)
早く春になっておくれー!
さあ、下山するぜ。
ジジイが2人で4人座れるテーブルを2つも占有して気分が悪い。
気にした方が損するからね!とっとと帰ろっと。
途中に富士山がよく見えるベンチがあったから、そこでのんびりするのだ。
ゲッザーン
それがここです。
ジジイ達と謎のデッドヒートを繰り広げたのは先に書いた通りたけど、今思い返してもわけが分からない。
前に割り込んてくるなり目の前ですっ転ぶという新手の煽り運転をご披露されても、しょうもないなどと突っ込む気にもなれまへん。
ガチョーン。
これまでいろんな山で紹介してるけど、ほっかむりで使ってるこのチャオラスのスポーツ手ぬぐい、超絶お薦め!
巻いてるだけで耳は寒くないしね。
手ぬぐいに見合った金額か?と言われれば怪しいけど、頭デカ族でもほっかむりがてきちゃうサイズと、デザイン性の高さは後悔しないと思うよ!
霜が溶けて、至る所でこんな滑った跡がある。
最後まで油断しないぞと。
野焼きは終わったみたいで一安心。
もう服にお焦げの臭いが付いちゃったけどね。
すっかり焼け野原。
焼け焦げた野原に降り立って、触ってみたけど、もう熱は持ってなかった。
野焼きって表面だけで土の中の種子は守られるっていうもんね。
あっけないけど、下山完了。
おわり
冬の静岡県はとにかく晴れの国。
太平洋高気圧に覆われ、光がたっぷり差し込むロケーションで眺める富士山は独壇場ビッグ。
そして冠雪した富士山の白さは300色あんねん。
久しぶりに富士山を間近に見れて大満足です。
静岡県って富士山以外に山なんてあるの?
というのが、山登りをされない一般の方々の印象です。
静岡県には南アルプスがあるというのに、それはぜんぜん知られてなかったりする。
そんなわけで今回の越前岳なんて、世間的な認知度なんてゼロかと思う。
登山をやってるもんたから越前岳の存在を知っちゃったし、お金もつかうことになったし、服に臭いがついた(喜んでいる)。
普通じゃできない貴重な経験ができました。
ではでは


