【新潟】苗場山 真夏は小赤沢3合目から登る! 手が届きそうな夏雲とワタスゲ咲く山頂湿原

【新潟】苗場山 真夏は小赤沢3合目から登る! 手が届きそうな夏雲とワタスゲ咲く山頂湿原

ある法則を見つけてしまいました。

 

「マッチョを目指す人は運動神経が悪い」

 

これ80%以上当たってます。

 

球技がダメ。

マット運動、鉄棒がダメ。

体を器用に動かすスポーツは全般ダメ。

でもそんな人でもなれちゃうのがマッチョなんです!(きりっ!)

 

足が遅くて引け目を感じてた人もマッチョになれば一目置かれる存在へ!

 

野球は苦手だけどマッチョになって強そうな自分にニンマリ!

 

ちなみに自分は運動は得意だったけど!(キメっ!)

 

運動神経が良かった人はきっとマッチョになると動きのキレを失うから必要以上に筋肉をつけようとはしないんだろうな。うんうん、分かる。

でもね、歳を重ねたらキレなんて失くすから!

 

思い出されるのは中学生の頃、サッカー部の先生から「技術はパワーに負ける」と言われ、それを信じなかった自分は今じゃマッチョではなく、ただの飛べないブタ。

 

マッチョになると山登りはしんどいだろうなぁ。

 

ブタもだけどな!

 

はい、苗場山に登ってきました。

猛暑の夏、キンチョーの夏。

 

8月3日。

うだる様な暑さとか、そんな生半可な表現ではぜんぜん足りない今年の夏の暑さ。

登山なんてできるか!

そう言って逃げるようにやって来たのは苗場山のルートの中では最も簡単に登れちゃう小赤沢3合目登山口。

ここからサクッと標高2000mの涼を楽しもう、そんな企画です。

 

それでもね、暑すぎて大変だったわけです。。

累積上りはたったの850m、距離も9kmしかないっていうのに!

 

苗場山は祓川登山口からかぐら山を越える定番コースで登ったことがあるけど、それだと累積で1300m近く登るからね、真夏に登るならアクセス悪くても小赤沢から登ったほうが良いです。

秋なら祓川のコースが良いけどね。

 

それにしても、年々暑さに弱くなってきてる気がするなぁ。

 

ワタスゲがゆらゆら揺れる山頂。

山頂でガスまみれになって涼んだ夏山登山です。

 

 

標準コースタイム

■2025年8月3日 ※カッコ内は標準コースタイム

小赤沢3合目登山口⇒(140分)⇒8合目⇒(45分)⇒山頂⇒(35分)⇒8合目⇒(120分)⇒小赤沢3合目登山口

コースタイム:5時間40分
距離:8.8㎞、累積登り:850m

 

真夏の苗場山登山

小赤沢3合目登山口から登山開始

小赤沢3合目登山口の駐車場はとても広大。

秋山郷という日本の秘境みたいなところにあるのでアクセスは大変です。

平ヶ岳や聖岳に比べたらまた楽だけどね。

 

 

暑いので水分と食料を多めに持っても日帰り装備だから荷物はさほど重くない。

では、参ろうぞ。

 

 

涼を求めてやってきた苗場山。

まだ歩いてないからこの時点では意外と涼しくて快適。

レッツスターティンなのじゃ。

 

 

まだ朝の8時。

少し歩いただけですかさず暑くなって額は滝汗、背中びっちょり。

もう真夏の登山はできないかもしれない。

 

4合目に着いた頃には水浴び状態。

しかも3合目から8合目までは樹林帯の中で景色は一切変わらないのです。

覚悟しいや!!

 

 

時々スズメバチみたいな黄色く巨大なアブがものすごい羽音を立てて威嚇してくるのが恐ろしくて、いい歳したおっさんが赤ちゃん言葉で「きょわいきょわいー!」と逃げ惑う。

毎年アブにやられて恐ろしいわけです。

今年は大丈夫かなぁなんて油断してると露天風呂ですら襲われたりするし。

なんで俺ばっかり狙われるんだ。

 

 

なんだかな、もう紅葉始まってる。

暑すぎて木々も狂ったのかな。

 

 

こういうでっぷりしたカエデは愛嬌があって好きです。

こういうカエデこそ山歩きしてなきゃ見れない代物で、シャープな紅葉なんぞそこら辺の寺で見られるわけです。

 

 

五合目に到着。から元気で頑張ってきました。

 

 

あれは山頂ではない。

3合目登山口からだと山頂なんて簡単に登れちゃうんだろうなぁと余裕かましちゃうからね、余計に長く感じてしまうというよくある図式に。

 

 

これはブルーベリーではないよ。サンカヨウの実です。

ハイカーなら知ってると思うけど、雨に濡れると花びらが透ける白い花のサンカヨウね。

甘酸っぱくて食用になるそうなのでどなたかトライしてみてください。

あたしはブルーベリーで十分です😆

 

 

あれは…、

いよいよ山頂の稜線だ!間違いない。

 

 

とは言えここにきて次々と鎖場がでてきてなんかぜんぜん優しいコースじゃないぞ!と思い始めたのがここら辺。

涼を求めに来ただけなのに、どんどんサバイバル化してきたじゃないか。

 

 

カラマツソウ。

背景に玉ボケを作りすぎてもはやなんの写真か分からない。

 

ヤマブキショウマ、かな。

 

 

濡れた岩場で鎖をつかみながらの慎重な歩行が続く。

とんだところに涼を求めに来てしまった様だ。

あぶら汗が止まらないじゃないか。

 

 

苗場山の神さまの声が聞こえる。

汗臭いおっさんに涼なんぞ身の程知らずじゃ。これでも喰らえ。

 

ひ、ひー!!

 

 

鼻くそでもほじりながら、同時にすかしっ屁ぶっこきながら簡単に登れると思っていた自分が愚かだった。

ここは上越の名山。

名山と言うからには景色や歴史だけでなく、多くのマゾ系ハイカーを満足させちゃう登りごたえといういらぬ要素が多めに含まれているということを今頃になって痛感している。

 

いらないっつーの、登りごたえとか。

 

ガスが垂れ込めてきた。

こんなに苦しい思いをしているのに、山頂に着いたタイミングで曇らせようっていう算段か?

 

ジャングル。

こういうんじゃない、望んでいたのは。

涼しい風を浴びながらハイキングがしたかっただけなのに。

 

八合目から景色が変わる

標高1940m、とうとう8合目までやって来た。

ここまで来たらさすがに景色は変わるはず。

はっきり言って登山口からここまで景色はなんも変わらなかった。

 

ああ、顔を上げるんだ。

やっと…、やっとあちきの望んだ世界がすぐそこにあるのねん。

心配したガスもなんとかもってくれた。

 

 

定義的に雲の量が8割までなら「晴れ」なのだ。

よってこれは確実に晴れなのだよ。

 

山頂湿原とワタスゲ

ふむ、果たしてこれは晴れなのか?

何度も言うが、晴れだ。

山での晴れの定義は雲は多めだろうがガスにまかれてなきゃ晴れなのだ!

 

ほーら、足元の池塘に目を移せばワタスゲちゃんも咲いてる。

ワタスゲは終わってるかなと心配したけど杞憂に終わった様だ。

 

山頂に地図があるという普通の山では考えられない世界なのだ。

これこそが山頂に広大な湿原が広がる苗場山を物語っている。

 

では完璧なる晴れの下、ここまでかいた致死量の汗を乾かしながら山頂を目指してゆっくり歩こう。

 

目線と同じ高さでぷかぷか浮く雲が、ここが近所の公園とは違うことを教えてくれる。

 

 

ワタスゲは間に合ったと言ったけど、よく見ればかなりくたくたなのね。

間一髪だったよ。

 

尾瀬ヶ原みたいな光景。

しつこいけど、これが標高2000mオーバーに広がる世界なんだとは信じがたい。

日本には不思議がいっぱい詰まっている。

 

ほーら、快晴だ!

 

 

ほえー。まだ山頂まで1.4kmもあるのね。

小赤沢から3.2kmしか歩いてないという事実にビビるわー。

 

 

北アルプスの朝日岳〜五輪の森と似た風景だなぁって思いながら歩いた。

朝日岳にはまだ登ったことがないという方はぜひ一度登ってみてほしい。とても素晴らしい山歩き、そしてテン場が待ってます。

距離はそこそこ長いけど期待を裏切らないと思うよ!

 

9合目から2000mオーバー

もう山頂にいる気分でいるのに9合目という不思議。

ここでちょうど2000m。

 

なんときれいな景色。

さすがに山頂湿原は風が通るから汗びちょシャツもあっという間に乾いて不快感消滅。

ちなみに今日は山と道のULシャツです。

夏の登山ではスマートウールのメリノシャツかULシャツの二択です。

 

 

9合目を過ぎると短いけど樹林帯の区間がでてくる。

ここですれ違うハイカーに超絶爽やかな笑顔を振りまき「どうぞ〜」と優しさを見せたいところ。

 

そしてご夫婦に道を譲ったんだけど、奥さんは自分の体臭に耐えられなかったらしく、大きく避けるようとした弾みで足をくじいてしまい、しばらくうずくまっている。

 

可哀想なことをしてしまった。

あたしも目いっぱい端に避けたのに。

少しして歩き始める姿を見て安心したけど、その目は恨めしそうだった。

自分が臭いばかりに。

なんかごめんなさい。

 

イワショウブでも見て癒されます。

 

どこいった青空。

 

おいおい、帳が降りてきたじゃないか。

 

 

背後にガスが垂れ込めれば正面には青空が見えるという。

どっちかが晴れる法則があるのかもしれない。

 

山頂ヒュッテとジェラート

登った先に苗場山頂ヒュッテが見えてきた。

半端ない高原感。牛とかでてきそう。

 

 

ヒュッテの手前ではワタスゲが絡まりまくって火の玉みたいになっている。

 

 

ヒュッテ前では「秋山郷ジェラート」の移動販売をしてくれてたよ。

実は途中ですれ違った方からこの情報はしっかりキャッチしてて、ここまで買う気満々で歩いて来たんだけど、ここで突如吹き抜けるボンビー風。

 

自分の中のリトルボンビーが、

「下界なら200円も出せば超絶美味いアイス食えるやん」

と騒ぐ。

 

そっか。

「もう涼しいし、買う必要ないか。。」

下山したらスーパーに立ち寄ろっと。

結局いつもと同じパティーン。

 

 

苗場山の山頂に到着。

山頂だけ樹林に囲まれているというのも面白いところ。

 

 

ジェラートはやめたけど抹茶ドーナツはいただきます。

ちなみに奥浅草に世界一濃い抹茶ジェラートを謳うお店があるみたいです。そそられないけど。

いい歳してチョコが大好きなもんで、たまにめちゃ濃いガトーショコラが無性に食べたくなります。

でも抹茶は違います。抹茶は濃すぎてはダメです。

 

 

トンボの羽休み。

自分もしっかり休みました。

ベンチで50分ぐらいボーっとしたかな。

テント泊なら丸一日それもできるけど、日帰りは残念だけどそうはいかない。そろそろ下山しますかね。

 

 

タテヤマリンドウ。

 

ゲッザーン開始

スラムダンクの聖地では中国人のトイレマナーが悪いためコンビニはトイレを貸さなくしたり対策してるみたいです。

すると勝手に民家に侵入して庭でうんこしちゃう人が続出、社会問題になっているみたいです。

こちとら猫の糞にすらぶちギレながら片付けてるっていうのに、たまらんだろうな。

京都の路上でも普通にうんこをしちゃう女性がいるみたいだし。

こんな美しいワタスゲの光景を見ながらする話ではないけど、、あまりに衝撃的だったのですみません。

 

ちなみに日本以外の国で迷惑行為をした外国人は「わたし日本人よ!」って言うらしいです(笑)

言われた方も、おまえ日本人じゃねぇだろ!って分かると思うんだけど。

 

いつも下山と言えば、足の裏が痛いとか、岩場で足のスネぶつけた!とか、水がもう無くなりそうだよぉ〜とか、かなり殺伐としてるというのに、今日は実に優雅で清々しい気分だ。

 

 

実は赤湯温泉でテント泊もできちゃうから、いつかはそのルートで登りたいとも思っている。

温泉と登山というのは至極の大人の遊びなのだ。

 

 

さすがにもうおしまいと、ガスが覆いかぶさってきた。

よくここまでもったもんだよ。

スーパーで割引シールが貼られたお惣菜をゲットした時しか感謝を口にしない男が初めて山の神様に「あざっすあざっす〜」と頭を下げる。

 

 

完全に店じまい。

あとは来た道を地味に帰るのみです。

 

 

登ってる時に「ST」と書かれた案内をよく見かけて気になってたんだよね。

信越トレイル、だそうです。

明日には相模鉄道とかに脳内変換されてそう。

 

 

オタカラコウ。

Googleが教えてくれました。

 

 

ゴゼンタチバナ。

 

ゴゼンタチバナの実。

 

 

大きな木の門をまたいで進む。

今年はほんと熊が多いから、この先に熊いないよね?とか思ってしまう。

羅臼岳の事故が与えた影響は大きい。

 

関谷敏弘一行 四名?

遭難でもしたのだろうか。。

いや、その割にはずいぶん彫るのに手が込んでるし、もし自分だったらヘルプって彫ると思うから、

つまりこれはただの落書きか!!ひどい!

 

登山口前では8月の猛暑という中でもヤマアジサイが何輪も咲いてた。

 

はい、戻ってきました。

めちゃくちゃ暑かったけど、やっぱり「苗場」は特別なところだったよ。

苗場しか勝たん。

FUJI ROCK FESTIVALもいつまでFUJIを名乗ってんの。アホですか。

そろそろ名を改めてNAEBAにせんかい!

それかポン酒 FESTIVAL!

 

 

振り返って

ポン酒ロックFESTIVALだとただの日本酒をロックで飲むだけの祭りになってしまうので、やっぱりこの案はよろしくない。

すみません、ほんとどうでもいいことでした。

秋山郷はアクセス悪いけど、鳥甲山という名山もあったりするので、またここには来なきゃなと思ってますが、まあほんと陸の孤島。

ぐるっと湯沢方面から回り込まなきゃいけないから大変だけど、でもこういう秘境エリアはそのまま大事に残しておきたいもんです。

住んでる人たちも野反湖から道路を繋げて群馬県側に行きやすくしてほしい!なんて、そんなこと望んでないと思うし。

 

それにしても暑すぎた。

9月からほんとに秋は来るんか?(アイフルか)

山頂でジェラートを買わなかったあたしは結局湯沢のスーパーに寄って、アイスではなく白身魚のフライを食べて帰りました。

とりあえず腹が満たされさえすれば、何を食べたかなんて問題ではない。

それがボンビーのフィロソフィー(泣)。

ではでは


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