【八ヶ岳】秋の双子池の紅葉(前編) 北横岳から大岳へ 池の水ぜんぶ抜く大作戦

【八ヶ岳】秋の双子池の紅葉(前編) 北横岳から大岳へ 池の水ぜんぶ抜く大作戦

どこへ行こうか。迷ったおっさんのファーストチョイスはいつも八ヶ岳。

アホの一つ覚えで八ヶ岳なのです。

 

八ヶ岳の紅葉といえば白駒池が有名だけど、紅葉シーズンになると前夜には駐車場は満車。八千穂高原スキー場の臨時駐車場も朝には満車となり、シャトルバスは2時間待ちという目を覆う混雑っぷり。

そこまでして白駒池の紅葉が見たいですか?

ムリムリ。

ええ、私は断念した一人。

 

そこで強くお薦めしたいのが、同じ北八ヶ岳にある双子池なんです。

白駒池の紅葉にも負けてないと思うんだよね。

 

しかも双子池のある大河原峠駐車場は穴場。ごくたまに混んでる時はあるけど、紅葉シーズンはみんな白駒池へ流れるらしくガラガラ。

 

山に登らなくても、双子池を歩くだけでそりゃ十分楽しいわけよ。

 

しかし自分は北横岳に登ってしまい、大岳にも登り…、へとへとになって双子池へ。

 

何度も歩いている北八ヶ岳だけど、大岳は初めて登るピークだから楽しみにしてたんだけど、完全にやられました。

何度転んだか。

 

身体は傷だらけ、打ち身だらけ、まさに満身創痍。

大ケガをしなかっただけラッキーだったな。

 

 

双子池に癒されたけど、最後にここでも派手にすっ転びました😆

 

 

標準コースタイム

■2025年10月13日 ※カッコ内は標準コースタイム

大河原峠登山口⇒(40分)⇒天祥寺原⇒(110分)⇒北横岳⇒(60分)⇒大岳⇒(90分)⇒双子池ヒュッテ⇒(40分)⇒双子山⇒(20分)⇒大河原峠登山口

コースタイム:6時間00分
距離:8.7㎞、累積登り:788m

 

秋の双子池の紅葉

大河原峠登山口からスタート

ふうさんです。

ご覧の通りソフトバンクホークスのマスコットです。

定価の2000円で購入した翌週、不人気らしく半額に値下げされてた(泣)。

最終的にはさらに値引きされ800円という破格値で在庫処分されてた(号泣)

この悔しさどこにぶつけりゃええねん。

 

がらがらの大河原峠駐車場です。

キャパ40台ですが、路肩もいれれば50台は止められます。

 

 

もちろんトイレも完備。

ここですでに標高2093m。

前回苦労して登った鳥甲山が2,038mなので、もはや意味不明。

 

 

一気に寒くなって服装で悩むのが秋の登山。

まずはレインウェアを羽織ってスタートするけど、暑くなったら半袖になるからなぁ。

そんな風に迷うことに疲れた方は、いっそ吹っ切ってSADAのスーツで歩いてください。

 

まずは天祥寺原から亀甲池経由で北横岳を目指します。

亀甲池に映る紅葉を激写するのが狙い。

 

ずんずん進む。

正面に見える山が北横岳。雪山登山を始めたばかりの人の登竜門的な山です。

私は縁がなくてね、だいぶ遅くなってから登りました。

 

うっかり朝露をたっぷり含んだ熊笹が股間付近に当たればびちょびちょでおもらしを疑われる。

気をつけろ!

 

 

天祥寺原に到着。

そろそろ暑くなってきたからレインウェアを脱ぎたいところだけど、地面が濡れててザックの置き場が無く、もう少し着たまま進む。

 

亀甲池の紅葉

亀甲池方面へ。

 

正面の北横岳の懐へ踏み込んでいく。

ここまではほぼフラット。

つか、むしろここまでは下り基調だったけど、ここから徐々に登っていく。

 

さすが標高2000mオーバー。カラマツも少し紅葉してきた。

 

 

この調子なら亀甲池の紅葉は期待できそう。

北八ヶ岳の池巡りと水面に映る紅葉。

それが楽しめるのが10月2週目の北八ヶ岳。

 

さあ、亀甲池の幕開け。。

 

あれれ?

おいおい。うそだろ。

 

 

なんてことだ。

まさかの池の水ぜんぶ抜く大作戦状態。

 

 

 

紅葉を映す水面が無いなんて…、台無しやろもん。

どないなっとんねん。

 

歩けば粘土質っぽくてハンコを押しながら歩く感じ。

これこれ、これがやりたかったんだ。

アハハハー😭

 

北横岳への急登

潔く亀甲池を後にして北横岳へ。

くそっ。

こればっかりは自然相手だから仕方ない。

 

苔の上に枯葉が降り積もる。

秋らしい光景だけど、すっかりガッカリしてしまったんでね、こんな光景は八ヶ岳じゃなくても見られるよと思ってしまう。

 

 

北横岳へは急登なのです。

何度も登ってて分かっているはずなのにいつも通りバテる。

 

標高差は大してないんだけどね、この日も案の定ペースが上がらず早くも喘ぎだす。

 

 

倒木から新芽が誕生。

こんなのを撮りながらゼーゼー言ってるわけです。

自分の体力の落ち方が怖い。

中0日で連投した山本由伸がいかにすごいか。もはや変態です。

 

亀甲池から山頂まで1kmもない距離を500m標高を上げるから急登が続く。

とて、500mほどしか登らないわけです。

なぜにこげん疲れるんかな、謎。

 

倒木から苔。

コツさえつかめば玉ボケなんていとも簡単に作れる。

 

雪山入門として知られる北横岳。

ロープウェイを使って簡単に登れちゃう手軽さがその理由だけと、そういう舐めたイメージがあるからそのギャップにやられて疲れちゃうのかもしれないなぁ。

ちなみに北横岳には一度もロープウェイを使ったことはありません、ボンビーの名にかけて。

 

 

ヘトヘトになりながらやっと樹林帯を脱出。

 

 

おお、蓼科山。

大河原峠へのアクセスの途中、蓼科山登山口のある女神茶屋を通ってきたけど、早朝から満車でさすが百名山って感じだったよ。

大河原峠からも蓼科山は登れるけど、やはり女神茶屋からのルートが一番見どころあって良かったな。

 

ひょっこりふうさんと標高2480m。

くどいですが、大河原峠が2038mだからぜんぜん登ってないんです、ええ。

 

 

 

 

雲は多いけど、南アルプスがよーく見える。

 

乗鞍、北アルプス。

まだ雪は積もってなさそう。

 

 

山頂部分の樹林がズル剥けになった双子山が眼下に見える。

双子池で休んだら双子山経由で帰ろうと思ってたけど、もう疲れちゃったから巻くかもしれない😆

 

今日は大岳のピークを踏んで双子池に下る予定。

先に何度も言いますが、大岳へは登りで歩くべし!

それと雨上がりに下っちゃだめ!

 

岩ごろごろの大岳へ

さあ、未踏の大岳へレッツらゴー太郎。

 

すかさず景色が開けるポイントに出た。

左が南八ヶ岳、右が南アルプス。

この景色を見なかったら八ヶ岳に来ないも同然。

ちなみに左下に見える赤い屋根は北横岳ヒュッテ。

 

すかさず現れる鎖場。

これぐらい余裕だななんて思っていられるのはここまで。

ここから双子池ヒュッテまで、延々と岩がゴロゴロする鬼畜エリアなのだよ。

 

正面のポコンとしたピークが大岳。

視界良好、よしよし。

 

 

転んだら即流血しちゃいそうな岩をそろりそろり進む。

ここからしばらく、登山の魅力ってなんだっけ?と忘れます。

 

双子池と大岳の分岐。

大岳へはここに荷物をデポっても良いかもですが、雨上がりなので背負っていきます。

 

後編へ続きます~♬


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