秋の新潟はわくわくすっぞ。
夏の終わりあたりから、今年も新潟の季節がクル〜!と良い歳したおっさんをそわそわさせちゃうのが秋の新潟。
もう何年も続けて秋に必ず訪れている。
東北の紅葉もすこいけど、新潟はやっぱり一味違う。
群馬側から関越トンネルで新潟へ抜けると、そこら辺の里山ですら色づき方がガラッと変わる不思議。
紅葉の質がね、明らかに一段上がる。
そんな紅葉のサンクチュアリ新潟で、初めて度肝を抜かれたのは八海山。
そして越後駒ヶ岳で決定的なものとなり、雨飾山で沼った。。
そんなわけで今年もお邪魔してきました。
今回は南魚沼にある金城山(きんじょうさん)に登ってきたよ。
すごく良かったので今回のブログも文字多めです(笑)
紅葉の名山だけどね、一般的にはあまり知られていない山だと思う。
自分も直前まで知らなかったし。
穴場っていいよね!と薦めたいところだけど、
今般の熊騒動もあるので、強くは推せないのが残念。。
ちなみにあたしもね、こう見えて慎重なんで、熊の臭いや気配に気を張りながら慎重に進みました。
ちなみに標高は1,369mしかないけど登山口の標高が低いため、累積で1,160mほど登ります。
しっかり疲れたよ😆

控えめに言っても、この山すごく良かったです。
ブナ林では、ザ・ワールド「時よとまれ!」でしばらく金縛りに遭いました。
標準コースタイム
■2025年11月8日 ※カッコ内は標準コースタイム
観音山コース金城山登山口⇒(170分)⇒水無コースとの分岐⇒(50分)⇒山頂⇒(40分)⇒水無コースとの分岐⇒(130分)⇒観音山コース金城山登山口
コースタイム:6時間30分
距離:9.1㎞、累積登り:1,157m
秋の新潟 金城山登山
観音山コース金城山登山口からスタート
金城山登山口前の駐車場。路肩に15台ほど止められるスペースが用意されてる。
紅葉のピークを迎えた時期の朝9時10分でこれぐらいの駐車状況だからね、駐車場争いも過熱してなさそう。
経験を重ねれば重ねるほど、この時期のアルプスって行きたくなくなる(笑)
どなたですか?熊の大好物をばら撒いたのは。
栗の写真を撮っていると、犬の散歩中のおばさまから
「熊がでるよ!この辺でもこないだ出たから!」
とすかさず熊の話題へ。
お願いだから、今そんな話しないでおくれ。
さて、ここが金城山の登山口です。
いくつかコースがあるけど、今回歩く観音山コースが一番歩かれてるっぽいです。
初めて登る山はまず定番を歩きたい。
「金城山こぶし遊歩道」という、実に演歌的でコシの効いた名前だ。
ここまでの道中、ミセスグリーンアップルを聞いてた自分なんかには入山する資格すら与えられないだろう、そんな感じか。
神さま、社会の腐れ外道がお邪魔しますよ。
今日はのんびりフォトウォークな気分だったんだだけど、少しだけ五木ひろし的なコブシな気分で行きたいと思います。。
熊出没注意って、どう注意すりゃええのよって思うじゃない?
熊より先にこちらがその存在に気付けば接触を避けられるのです。だから前を向いて歩きましょう。
最初の2合目あたりまではあっちこっち遊歩道が入り組んでるから、軽く迷うかもしれません。
基本的に標高を上げる方向へ進めば大丈夫。勘で進め!
紅葉スプラッシュ
歩き始めた時はまだ曇ってて日差しがあまり届かない時間帯だったんだけど、それでもびっくりするほどの紅葉ギャラクシーの中へ没入です。
たまに日が差すとキラキラがえぐい。
いま流行りの没入感の何倍もリアル。
神さま、最近週末は天気に恵まれません。
完璧な晴れ予報だったのに、雲多めですがな。
11月前半だとさすがに越後三山クラスでは紅葉の終盤を迎えてるけど、金城山ぐらいの標高だとちょうど良い感じ。
新潟は2,000m級の山から金城山みたいな1500m以下でも登りごたえのある山があったりと、バラエティ豊かに選べるのが良いところ。
朝イチで登って下山してきた方とすれ違ったけど、山頂はガスガスだったと嘆かれてたな。
遅いスタートが功を奏すかもしれない。
赤、黄色、ちょっとだけ緑。
そして背景は微妙な天気。
そして紅葉亭という東屋がでてくる。
ここまでそこそこ書いてるけど、実のところまだ登山口付近でうろうろしてる(笑)
365日下ろされることもなさそうなボロボロの鯉のぼりが垂れ下がっている。
もはや風が吹いても泳がなそう。
ここからさらに紅葉のレベルは上がる。
写真を撮りまくっているから今日もペースは激遅だ。
秋の登山はピークハントなんざ二の次なのさ。
神さまが陳列するゾーンを横切る。
部下の尻拭いでうんこまみれ、上司からは無理難題を押し付けられてストレスまみれ、そんな中間管理職な私ですが、秋の新潟にかかれば一発で元気になれます。
約束します。
青々とした夏山からこの変化、もはや地雷系レベルですから。
これで日が差した日にゃ詐欺レベルです。
よく小動物の糞で消化しきれずに残ってるのはこれなのか。
実りの秋を表現したかったんだけど、下手でスミマセン。
金城山は低山の割には10km近く歩くし、累積で1,150mも登るという、割とガッツリ系な山なんだけど、これがまったく飽きさせないわけです。
しかし、秋山というのはのんびりできて良い。
夏山だと止まってても汗が止まらないから休憩にもならない。
春山で立ち止まればたちまちブヨアブ連合に襲われる。
冬山だと立ち止まることは許されない。
秋山は天国なのだ。
宙に浮く木の葉を避けられるのも、のんびり歩いているから。
クモの巣を被弾しないのもゆっくり歩いてるから。
なんにしても初めて登る山というのは新鮮で良い。
この先どんな景色が待っているのか、その過程を楽しむ登山は実に爽快なのだ。
こんな風に突然現れる巨大な松の木もあったり。
画角に収まらないほどの大きさで、少し後ろに戻ってから撮影したり。
足元に散った秋は若干コントラストを強めに撮影。
何もかもが被写体になるというサイコーのロケーション。
豪雪地帯なので、木々は雪の重みで下の方へ曲がった状態で育っている。
この姿が過酷な環境を生き抜いた勲章みたいなものなの。
私の鼻が曲がってるのとは訳が違う。
もはやどこがトレイルか分からなくなる程の色の洪水。
まあしかし低山なのでハイカーは多く、踏み跡はしっかりしてて道迷いの心配はないぜよ。
頑張って登ってきたけど、登山口の標高が低いからさっぱい高度感は増さない。
ウィキペディアでは金城山のことを「魚沼盆地が丸見え」と紹介されている。
盆地が丸見えるというのがどれだけ魅力的なのか分からんのだけど…、
この後で紹介する山頂からの景色はとても素晴らしい山でビビるよ。
四合目に到達。
ここでようやく待ちに待った太陽さんが姿を見せる。
メラメラ輝く森
日が当たったところが輝いているじゃない。
これこそが山の紅葉というものだ。
京都や神宮外苑とか、そこら辺の紅葉の名所とは比べものにならないスケールなのだ。
引いて見てみましょう。
右上に金城山の山頂も捉えることができ、ムラムラと登頂意欲も湧いてくること間違いなし。
メラメラの間違いですね。
ここまでも素晴らしかったけど、晴れたらそりゃ別世界なのさ。
今年の夏が異常な猛暑で紅葉が遅れたことと、石鎚山遠征があったりしてあっという間に11月になってしまったけど、標高の高い山は諦めて金城山を選んだのが大当たりだった。
太陽さんに感謝して、非日常な世界へ。
さあ浮かれましょう。
そして青学ばりに相手チームの監督にガッツポーズしてやりましょう。
山頂はまだまだ遠いけど、最後まで楽しいまま着いちゃいそう。
五合目どえす。
今年はあまり山道具にお金をかけなかった。
我ながらよく物欲を抑えたなと褒めてあげたい。
切れたワカンの紐を買ったのと、それと楽天でパイロットキャップをポチっとしたぐらいかな。
その分、旅費に費やしたけど(笑)
まあそれは良くて、冬山で耳の寒さ対策って永遠の課題だよね。
イヤーウォーマーってかさばるから登山向きではないし、ニット帽と併用できないし、頭デカ族のあたしは締め付けにより頭痛を併発させる。
でもね、たった一つ、答えが見つかったんです。
それがパイロットキャップです。
頭デカサイズもちゃんとあります。つか、そもそもフリーサイズすら大きめに作られてると感涙もの。
楽天で見つけた安物をぽちっとしたけど、まあこれが大正解。
あんまり嬉しくて、ワークマンで売られてたペラペラのパイロットキャップ(1900円!)も低山用だなぁと追加購入しちゃったもんね。
長年の悩みもこれで解決。
話を戻しますやんね。
ここから紅葉は勢いを増す。
なんせ金城山は童貞なもんで、この先どんなわくわくが待っているのか知らないという幸せ。
いや、ほんと初めて登る山というのが年々減ってきてて、いつもどこに登ろうか頭を悩ませてるから、今回の金城山はそういう意味でも大ヒットだよ。
あれよあれよと近づいてきてしまった山頂。
あんな遠くに見えてたのに、ほんといつの間に?って感じ。
しかし凄い。これは最近各所で起こってる山火事ですか?
丹沢で山火事が起こるのは理解できるけど、妙義山の山火事は驚いた。
登ったことがある人なら、あんな所に燃える物があるんだねぇと思っただろうし、ましてや消火活動なんて100%不可能だろうと。
ブナ林の黄葉
日差しを遮る雲はどこかへ消えた。
日ハムの万波(まんなみ)のことを「マンバ」と呼んで、ぜんぜん野球観てないことがバレた張本もサンデーモーニングから消えた。
そしてブナ林へと突入するという劇的すぎる展開。
もはやカオスですから。
さすがにしばらく金縛りに遭って動けなくなったよ。。
でもここは下山の時にゆっくりしようと決め、先へ進む。
ただでさえ超スローペースだったから、不安になってきた。
雪に埋もれた案内はよく見るけど、枯葉に埋もれた七合目ってやべぇ。
低山らしからぬ目まぐるしい展開。
金城山よ、ありがとう。
山頂が近づくにつれてところどころ急登もでてきて、鎖も設置されている。
下りも安心設計だよ。
7合目過ぎたというのに、高度感はいまいちだなぁ。
可惜(あたらよ)。
明けるのが惜しく素晴らしい夜、という意味の言葉です。ドラマを見て知りました。
昼の場合はなんて言うんでしょ?
感動し過ぎて疲れてきた。
しかしいつまでも感動に浸っていられない。
ここからワイルドになってくる。
ちょっと早いかなと思いながら、トレッキングポールはここて収納したんだけど、案の定早かった(笑)
山頂まで標高差200mを切ったぐらいだろうか。
標高1,000mを過ぎたあたりで紅葉もピークを過ぎたご様子。
紅葉が終わった代わりに、ここから眺望が一気に開けるというビッグサプライズ。
後編へ続きます!


